介護と向き合うすべての人に読んでほしい一冊『認知症介護の話をしよう』若年性アルツハイマーの母を20歳から19年間介護する著者が出会った、認知症になった家族と生きる10人の物語。
[23/01/31]
提供元:PRTIMES
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一人ひとりの語りとそれに対する【解説】には、明日からの介護生活に役立つ、介護者が知っておきたいことが満載。不安や悩み、暮らしの工夫、向き合い方……家族の語りから見えてきたことがありました。
年齢や性別、立場もさまざまな10人が、自身のことばでそれぞれの介護について語った『認知症介護の話をしよう』が、日東書院本社(辰巳出版グループ、本社:東京都文京区、代表取締役社長:廣瀬和二)より、2023年2月1日に発売されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/93966/111/resize/d93966-111-fb816c6d9042f840ad14-2.jpg ]
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4528023946/
【楽天ブックス】https://books.rakuten.co.jp/rb/17390349/
本書の内容
「介護に正解はありません」
若年性アルツハイマーの母を20年近く介護するフリーアナウンサー・岩佐まりが出会った、認知症になった家族と生きる10人の物語。
単身介護、老々介護、ヤングケアラー、施設入居、介護離職……
年齢も性別も立場もさまざまな10人に共通することは、悩み苦しみながらも、介護を「単なる苦労」で終わらせなかったことでした。
本書は、それぞれの語りと、全国で介護の講演会を行う著者による【解説】で構成。
明日からの介護生活に役立つ、具体的なアドバイスが満載です。
著者について
岩佐まり
[画像2: https://prtimes.jp/i/93966/111/resize/d93966-111-030fa0b38e8fec7d23a6-3.jpg ]
フリーアナウンサー、社会福祉士。
55歳の若さで若年性アルツハイマー型認知症と診断された母を、20歳のころから19年に渡り介護している。現在は、要介護5となった母と夫との3人暮らし。
在宅介護を支援するための個人事務所として「陽だまりオフィス」を立ち上げ、介護に関する相談の受け付けや、全国での講演会活動を行う。
2009年よりブログ「若年性アルツハイマーの母と生きる」を開始、同じ介護で苦しむ人の共感を呼び月間総アクセス数300万PVを超える人気ブログとなる。 その後数々のテレビ番組でも特集され話題となり、2021年、TBSドキュメンタリー映画祭にて「お母ちゃんが私の名前を忘れた日 ~若年性アルツハイマーの母と生きる~」が上映される。著書に『若年性アルツハイマーの母と生きる』(2015,KADOKAWAメディアファクトリー)
本文より一部抜粋
[画像3: https://prtimes.jp/i/93966/111/resize/d93966-111-bca776154b0d56fab085-1.jpg ]
施設に預けたほうがいいことはわかっています。でも、そうしたら私はひとりぼっちになってしまう。
大事に育ててもらった恩返しでもあるし、私が寂しいのもあるし……。なんなんでしょうね。
お母さんが昔よく、私が生まれたときの話をしてくれたんです。どれだけ嬉しかったかと。そういうことを思い出すと、なんでしょうね、やっぱり最後まで一緒にいたい……。
それだけです。
<1章 最後までそばにいたいから、家で看る>より
==========
介護が終わったら、育児が始まったんです。普通の人とは逆ですよね。
介護される人って、時間が経つにつれ、できないことが増えていくんです。トイレがひとりではできなくなる、お風呂に入れなくなる、私のことを忘れていく……。どんどん失っていくのが介護なんですね。
赤ちゃんは逆に、できることが増えていくんです。寝返りが打てるようになって、ハイハイを覚えて。
でも、そんな赤ちゃんもいずれお年寄りになって、介護されるかもしれないですね。
生まれて、いろんなものを手に入れながら大人になる。だけど、いずれ少しずつ失っていって、ゼロになる。ちょっと寂しいですけど、その寂しさに寄り添うことが介護なんだと思います。
<2章 寂しさに寄り添いたい>より
==========
認知症の症状が、主に「中核症状」と「認知症の行動・心理症状(BPSD)」にわけられることをご存じでしょうか。
BPSDとは、環境や心理状態など、個々人によって異なるさまざまな要因によって引き起こされる症状です。具体的には、大声や被害妄想、暴言、ろう便、徘徊、暴力……などなど。
このBPSDは、避けることが難しい中核症状とは違い、原因を取り除けば軽くできるのが特徴です。つまり、BPSDは改善したり、なくしたりすることができるんです。
<8章 知識が力になると信じて (解説)「ラクだった」その理由とは?>より
==========
私には「介護で苦しんでいる人たちを助けたい」という思いが芽生え始めていました。
認知症に苦しむ母の経験を無駄にはしたくない。私は伝えなければならない。
アナウンサーなんだから。
<10章 介護してきて本当によかった 岩佐まり>より
もくじ
はじめに 私の仲間たちを紹介します
1章:最後までそばにいたいから、家で看る
解説 共倒れにならないために
2章:寂しさに寄り添いたい
解説 自分を犠牲にしてしまうヤングケアラー
3章:生きていてくれるだけで幸せ
解説 「延命」ってなんだろう?
4章:地方にいる親を介護することになったら
解説 自分の人生と親の人生と
5章:介護で成長した家族
解説 コミュニケーション能力とチームワーク力
6章:介護は「してあげる」のではない
解説 上手な介護の秘訣は?
7章:介護をめぐる職場の現実を知る
解説 日本社会の「空気」を変えるために
8章:知識が力になると信じて
解説 「ラクだった」その理由とは?
9章:介護への「心構え」を伝えたい
解説 介護とお金の話
10章:介護してきて本当によかった
おわりに 介護者が幸せにならなければいけない理由
<商品概要>
書籍: 認知症介護の話をしよう
著者: 岩佐まり
定価: 1,650円(本体1500円+税)
体裁: 四六判/224ページ
ISBN: 978-4-528-02394-9
発売日: 2023年2月1日
発行: 日東書院本社(辰巳出版グループ)
ご購入はこちらから↓
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4528023946/
【楽天ブックス】https://books.rakuten.co.jp/rb/17390349/
年齢や性別、立場もさまざまな10人が、自身のことばでそれぞれの介護について語った『認知症介護の話をしよう』が、日東書院本社(辰巳出版グループ、本社:東京都文京区、代表取締役社長:廣瀬和二)より、2023年2月1日に発売されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/93966/111/resize/d93966-111-fb816c6d9042f840ad14-2.jpg ]
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4528023946/
【楽天ブックス】https://books.rakuten.co.jp/rb/17390349/
本書の内容
「介護に正解はありません」
若年性アルツハイマーの母を20年近く介護するフリーアナウンサー・岩佐まりが出会った、認知症になった家族と生きる10人の物語。
単身介護、老々介護、ヤングケアラー、施設入居、介護離職……
年齢も性別も立場もさまざまな10人に共通することは、悩み苦しみながらも、介護を「単なる苦労」で終わらせなかったことでした。
本書は、それぞれの語りと、全国で介護の講演会を行う著者による【解説】で構成。
明日からの介護生活に役立つ、具体的なアドバイスが満載です。
著者について
岩佐まり
[画像2: https://prtimes.jp/i/93966/111/resize/d93966-111-030fa0b38e8fec7d23a6-3.jpg ]
フリーアナウンサー、社会福祉士。
55歳の若さで若年性アルツハイマー型認知症と診断された母を、20歳のころから19年に渡り介護している。現在は、要介護5となった母と夫との3人暮らし。
在宅介護を支援するための個人事務所として「陽だまりオフィス」を立ち上げ、介護に関する相談の受け付けや、全国での講演会活動を行う。
2009年よりブログ「若年性アルツハイマーの母と生きる」を開始、同じ介護で苦しむ人の共感を呼び月間総アクセス数300万PVを超える人気ブログとなる。 その後数々のテレビ番組でも特集され話題となり、2021年、TBSドキュメンタリー映画祭にて「お母ちゃんが私の名前を忘れた日 ~若年性アルツハイマーの母と生きる~」が上映される。著書に『若年性アルツハイマーの母と生きる』(2015,KADOKAWAメディアファクトリー)
本文より一部抜粋
[画像3: https://prtimes.jp/i/93966/111/resize/d93966-111-bca776154b0d56fab085-1.jpg ]
施設に預けたほうがいいことはわかっています。でも、そうしたら私はひとりぼっちになってしまう。
大事に育ててもらった恩返しでもあるし、私が寂しいのもあるし……。なんなんでしょうね。
お母さんが昔よく、私が生まれたときの話をしてくれたんです。どれだけ嬉しかったかと。そういうことを思い出すと、なんでしょうね、やっぱり最後まで一緒にいたい……。
それだけです。
<1章 最後までそばにいたいから、家で看る>より
==========
介護が終わったら、育児が始まったんです。普通の人とは逆ですよね。
介護される人って、時間が経つにつれ、できないことが増えていくんです。トイレがひとりではできなくなる、お風呂に入れなくなる、私のことを忘れていく……。どんどん失っていくのが介護なんですね。
赤ちゃんは逆に、できることが増えていくんです。寝返りが打てるようになって、ハイハイを覚えて。
でも、そんな赤ちゃんもいずれお年寄りになって、介護されるかもしれないですね。
生まれて、いろんなものを手に入れながら大人になる。だけど、いずれ少しずつ失っていって、ゼロになる。ちょっと寂しいですけど、その寂しさに寄り添うことが介護なんだと思います。
<2章 寂しさに寄り添いたい>より
==========
認知症の症状が、主に「中核症状」と「認知症の行動・心理症状(BPSD)」にわけられることをご存じでしょうか。
BPSDとは、環境や心理状態など、個々人によって異なるさまざまな要因によって引き起こされる症状です。具体的には、大声や被害妄想、暴言、ろう便、徘徊、暴力……などなど。
このBPSDは、避けることが難しい中核症状とは違い、原因を取り除けば軽くできるのが特徴です。つまり、BPSDは改善したり、なくしたりすることができるんです。
<8章 知識が力になると信じて (解説)「ラクだった」その理由とは?>より
==========
私には「介護で苦しんでいる人たちを助けたい」という思いが芽生え始めていました。
認知症に苦しむ母の経験を無駄にはしたくない。私は伝えなければならない。
アナウンサーなんだから。
<10章 介護してきて本当によかった 岩佐まり>より
もくじ
はじめに 私の仲間たちを紹介します
1章:最後までそばにいたいから、家で看る
解説 共倒れにならないために
2章:寂しさに寄り添いたい
解説 自分を犠牲にしてしまうヤングケアラー
3章:生きていてくれるだけで幸せ
解説 「延命」ってなんだろう?
4章:地方にいる親を介護することになったら
解説 自分の人生と親の人生と
5章:介護で成長した家族
解説 コミュニケーション能力とチームワーク力
6章:介護は「してあげる」のではない
解説 上手な介護の秘訣は?
7章:介護をめぐる職場の現実を知る
解説 日本社会の「空気」を変えるために
8章:知識が力になると信じて
解説 「ラクだった」その理由とは?
9章:介護への「心構え」を伝えたい
解説 介護とお金の話
10章:介護してきて本当によかった
おわりに 介護者が幸せにならなければいけない理由
<商品概要>
書籍: 認知症介護の話をしよう
著者: 岩佐まり
定価: 1,650円(本体1500円+税)
体裁: 四六判/224ページ
ISBN: 978-4-528-02394-9
発売日: 2023年2月1日
発行: 日東書院本社(辰巳出版グループ)
ご購入はこちらから↓
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4528023946/
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