アンリツとLITE-ON社が協業し、5G NRのO-RANパフォーマンス試験を検証
[24/07/25]
提供元:PRTIMES
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O-RU検証のスピードアップとコスト削減を実現
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/109169/112/109169-112-a5db8ac743959da0b447af74f0c12349-730x411.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)とLITE-ON Technology Corporation(以下、LITE-ON社)は、5G NR(New Radio)オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN[※1])のパフォーマンス試験で協業することをお知らせします。本試験では、アンリツのラジオコミュニーケーションテストステーション MT8000AとO-DUエミュレータプラットフォームソフトウェア MX773000PCを使用します。アンリツは、LITE-ON社のO-RU[※2]検証をサポートすることで、O-RAN技術開発を共同で推進してまいります。
従来の無線アクセスネットワーク(RAN)は、すべて同じベンダ機器同士でしか接続できない課題がありました。しかし、O-RANインタフェースの導入により、異なる複数のベンダ機器を相互接続できるようになるため、Open RAN[※3]は、より低コストで柔軟かつ拡張性の高いRANの構築が可能になります。
LITE-ON社は、O-RAN仕様に準拠したSub-6 GHz帯 O-RUを含む5Gプライベートネットワークソリューションを提供しており、複数の商用向け5G基地局の親局(DU/CU)ベンダとの統合テストが完了しています。LITE-ON社は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアの統合を通じて、オープンアーキテクチャのもとでより柔軟性を実現し、通信事業者や通信サービスプロバイダーがO-RANの展開を加速できるように支援しています。
アンリツは、O-RAN ALLIANCEのContributorメンバーとして、O-RAN ALLIANCEに加盟している移動体通信事業者や無線インフラ機器サプライヤー向けに、無線と有線の両方の通信品質テストソリューションを提供しています。アンリツのMT8000Aは5G NR mmWaveおよびSub-6 GHz基地局のRF特性テストをサポートし、3GPP TS38.141-1およびTS38.141-2仕様にも準拠しているため、5G BTS無線ユニットを製造する際の試験時間とコストを削減できます。また、MX773000PCは、O-DU[※4]の動作を模擬し、O-RANフロントホール[※5]仕様に準拠して、O-RUと接続しO-RAN.WG4.CONF[※6]に規定されている試験を行えます。
LITE-ON社のSmart Life Applications SBUのゼネラルマネージャであるRichard Chiang氏は、次のように述べています。「アンリツは、5G基地局の開発試験から製品検証までを進める上で、重要なパートナーです。アンリツのテストソリューションは、当社のSub-6 GHz 帯RU M-Plane[※7]、CU-Plane[※8]、自動試験の品質と安定性の検証を加速します。LITE-ON社は、引き続き包括的な5Gソリューションを提供することにより、商用展開を進める顧客を支援し、O-RANのオープンアーキテクチャを推進する業界をサポートしていきます。」
台湾の現地法人Anritsu Company, Inc.のゼネラルマネージャであるIvan Chenは、次のように述べています。「LITE-ON社は、O-RAN技術を推進する上で、重要なパートナーです。今回の協業で、アンリツは、さまざまなテストニーズに応え、モバイル通信技術を検証する能力を発揮していきます。5G O-RANテストソリューションをフルサポートすることで、試験技術をリードし続けます。」
LITE-ON Technology Corporationについて
LITE-ON Technology Corporation(TWSE:2301)は1975年に設立され、発光ダイオード(LED)のパイオニアとして、台湾で初めてエレクトロニクス分野で上場した企業です。
LITE-ON Technology Corporationに関する詳しい情報はこちらをご覧ください。
用語解説
[※1] O-RAN
無線アクセスネットワークをより拡張性が高く、オープンにすることを目的に活動している通信事業者および通信機器ベンダ等による団体、O-RAN ALLIANCEの活動、または同団体で策定された仕様を指す。
[※2] O-RU
O-RAN Radio Unitの略。O-RANフロントホール仕様に準拠した無線子局。
[※3] Open RAN
あらゆる通信機器ベンダが使用可能な、オープンインタフェース仕様に基づいて構築できる無線アクセスネットワークを指し示す広義の用語(または概念)。
[※4] O-DU
O-RAN Distributed Unitの略。O-RAN ミッドホール、フロントホール仕様に準拠し、UEに向けた無線インタフェースのRLC、MAC、High-PHYの各機能を有する。
[※5] O-RANフロントホール
O-RAN ALLIANCEが規定するRadio UnitとDistributed Unit間のオープンなインタフェース。
[※6] O-RAN.WG4.CONF
O-RAN ALLIANCEのWG4 Open Fronthaul Interfaces Workgroupが定めるO-RANフロントホールのコンフォーマンス試験規格。
[※7] M-Plane
Management Plane。O-RUとO-DU間の非リアルタイムの管理を行うインタフェース。O-RUの試験においてはO-RUのスタートアップ、設定を行う。
[※8] CU-Plane
C-Plane(Control Plane)、U-Plane(User Plane)の併称。ネットワーク内の制御に使用されるプロトコルメッセージをC-Plane、ユーザデータを送受信するプロトコルメッセージをU-Planeという。
アンリツの製品・ソリューション・その他の情報は、Facebookでもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/AnritsuTandM/
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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)とLITE-ON Technology Corporation(以下、LITE-ON社)は、5G NR(New Radio)オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN[※1])のパフォーマンス試験で協業することをお知らせします。本試験では、アンリツのラジオコミュニーケーションテストステーション MT8000AとO-DUエミュレータプラットフォームソフトウェア MX773000PCを使用します。アンリツは、LITE-ON社のO-RU[※2]検証をサポートすることで、O-RAN技術開発を共同で推進してまいります。
従来の無線アクセスネットワーク(RAN)は、すべて同じベンダ機器同士でしか接続できない課題がありました。しかし、O-RANインタフェースの導入により、異なる複数のベンダ機器を相互接続できるようになるため、Open RAN[※3]は、より低コストで柔軟かつ拡張性の高いRANの構築が可能になります。
LITE-ON社は、O-RAN仕様に準拠したSub-6 GHz帯 O-RUを含む5Gプライベートネットワークソリューションを提供しており、複数の商用向け5G基地局の親局(DU/CU)ベンダとの統合テストが完了しています。LITE-ON社は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアの統合を通じて、オープンアーキテクチャのもとでより柔軟性を実現し、通信事業者や通信サービスプロバイダーがO-RANの展開を加速できるように支援しています。
アンリツは、O-RAN ALLIANCEのContributorメンバーとして、O-RAN ALLIANCEに加盟している移動体通信事業者や無線インフラ機器サプライヤー向けに、無線と有線の両方の通信品質テストソリューションを提供しています。アンリツのMT8000Aは5G NR mmWaveおよびSub-6 GHz基地局のRF特性テストをサポートし、3GPP TS38.141-1およびTS38.141-2仕様にも準拠しているため、5G BTS無線ユニットを製造する際の試験時間とコストを削減できます。また、MX773000PCは、O-DU[※4]の動作を模擬し、O-RANフロントホール[※5]仕様に準拠して、O-RUと接続しO-RAN.WG4.CONF[※6]に規定されている試験を行えます。
LITE-ON社のSmart Life Applications SBUのゼネラルマネージャであるRichard Chiang氏は、次のように述べています。「アンリツは、5G基地局の開発試験から製品検証までを進める上で、重要なパートナーです。アンリツのテストソリューションは、当社のSub-6 GHz 帯RU M-Plane[※7]、CU-Plane[※8]、自動試験の品質と安定性の検証を加速します。LITE-ON社は、引き続き包括的な5Gソリューションを提供することにより、商用展開を進める顧客を支援し、O-RANのオープンアーキテクチャを推進する業界をサポートしていきます。」
台湾の現地法人Anritsu Company, Inc.のゼネラルマネージャであるIvan Chenは、次のように述べています。「LITE-ON社は、O-RAN技術を推進する上で、重要なパートナーです。今回の協業で、アンリツは、さまざまなテストニーズに応え、モバイル通信技術を検証する能力を発揮していきます。5G O-RANテストソリューションをフルサポートすることで、試験技術をリードし続けます。」
LITE-ON Technology Corporationについて
LITE-ON Technology Corporation(TWSE:2301)は1975年に設立され、発光ダイオード(LED)のパイオニアとして、台湾で初めてエレクトロニクス分野で上場した企業です。
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用語解説
[※1] O-RAN
無線アクセスネットワークをより拡張性が高く、オープンにすることを目的に活動している通信事業者および通信機器ベンダ等による団体、O-RAN ALLIANCEの活動、または同団体で策定された仕様を指す。
[※2] O-RU
O-RAN Radio Unitの略。O-RANフロントホール仕様に準拠した無線子局。
[※3] Open RAN
あらゆる通信機器ベンダが使用可能な、オープンインタフェース仕様に基づいて構築できる無線アクセスネットワークを指し示す広義の用語(または概念)。
[※4] O-DU
O-RAN Distributed Unitの略。O-RAN ミッドホール、フロントホール仕様に準拠し、UEに向けた無線インタフェースのRLC、MAC、High-PHYの各機能を有する。
[※5] O-RANフロントホール
O-RAN ALLIANCEが規定するRadio UnitとDistributed Unit間のオープンなインタフェース。
[※6] O-RAN.WG4.CONF
O-RAN ALLIANCEのWG4 Open Fronthaul Interfaces Workgroupが定めるO-RANフロントホールのコンフォーマンス試験規格。
[※7] M-Plane
Management Plane。O-RUとO-DU間の非リアルタイムの管理を行うインタフェース。O-RUの試験においてはO-RUのスタートアップ、設定を行う。
[※8] CU-Plane
C-Plane(Control Plane)、U-Plane(User Plane)の併称。ネットワーク内の制御に使用されるプロトコルメッセージをC-Plane、ユーザデータを送受信するプロトコルメッセージをU-Planeという。
アンリツの製品・ソリューション・その他の情報は、Facebookでもご覧いただけます。
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