グランフロント大阪 知的創造・交流の場「ナレッジキャピタル」6年間の成果を発表
[19/03/22]
提供元:PRTIMES
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海外4都市のエコシステムと新たに連携
スタートアップ支援や文化創造を行う機関と具体的成果創出に向けた活動を強化
一般社団法人ナレッジキャピタル(代表理事:宮原 秀夫)、株式会社KMO(代表取締役社長:小田島 秀俊)は、「ナレッジキャピタル」が2019年4月で開業6周年を迎えるにあたり、これまでの活動の成果と今後の方針をお知らせします。
ナレッジキャピタルは、民間事業者12社で運営するグランフロント大阪の中核施設として、2013年4月に開業しました。企業人、研究者、クリエイター、一般生活者などさまざまな人たちが行き交い、それぞれの知を結び合わせ新しい価値を生み出す“知的創造・交流の場”を目指しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-339697-0.jpg ]
知的交流を通じたイノベーション創出を支援する施設と運営機能を兼ね備えた先進的な事例として、これまでに80カ国419団体が海外から視察に訪れたほか、世界各国のスタートアップ支援組織や文化機関などと積極的に連携を進め、現在15機関と相互連携に関する覚書(MOU)を締結しています。また、一般来場者が先端技術に触れることができる交流施設「The Lab. みんなで世界一研究所」、体験型ショールーム「フューチャーライフショールーム」の来館者は、延べ3,000万人を突破しました。
初年度から開催しているナレッジキャピタル主催の3つのアワードは、国内外を問わず人材発掘、育成の場へと成長し、特に「Knowledge Innovation Award」では、ナレッジキャピタルの参画者の革新的な活動はもちろん、中・高生の多彩なアイデアも社会に発信しています。また、新しい学びの場「New Education Center」を推進し、カフェ空間で気軽に受講できる「ナレッジキャピタル超学校」は、今年18の大学や研究機関、企業と59の講座を開催し、開催を始めた2014年からの受講者数は、累計1万人を突破しました。年間を通してさまざまなプログラムが実施され、学校や社会の枠組みを超えた学びの場となっています。さらに、2017年4月に開設した先端テクノロジーの実証の場「ワークプレイス」も積極的に活用され、プロダクトが生まれています。2018年度は、VRを使用したデジタル・パフォーミングアートや、次世代のかき氷製造機が誕生しました。
ナレッジキャピタルは、多様な知が集まる“知的創造・交流の場”、そして、スタートアップ支援や文化発信を促進する積極的な連携が、国内外から注目を集めています。開業以来、次々と生まれる「イノベーションの芽」を育て、今後も、世界に類を見ない施設として活動してまいります。
以 上
※ナレッジキャピタルは、2013年4月に民間企業主体により開業した「グランフロント大阪」の中核施設です。「感性」と「技術」を融合し、「新たな価値」を創出する世界初の「知的創造・交流の場」として、開発事業者の出資により一般社団法人ナレッジキャピタルと株式会社KMOが共同運営しています。
<数字で見るナレッジキャピタル>※ 2019年2月末時点
【6年間の総参画者数】 349者
1. 6年間で企業や団体、機関など349者が参画
大 学 4者
企 業 283者
公的機関・研究機関 25者
その他 7者
【現参画者数】 152者
The Lab.みんなで世界一研究所 11者
フューチャーライフショールーム 22者
ナレッジオフィス 22者
コラボオフィス 46者
コラボオフィスnx 51者
2. 会員を中心とした、年間10万人以上が交流する「ナレッジサロン」
【現会員数】 約2,000人
【6年間の総会員数】 約5,100人
【6年間の総来場者数】 約80万人
3.「The Lab.みんなで世界一研究所」「フューチャーライフショールーム」の一般来場者数、3,000万人突破
【6年間の総来場者数】 約3,100万人
4. 世界80カ国から来訪、海外からの圧倒的な注目度
【6年間の世界各国からの公式視察・来訪者件数】80カ国 419団体
【6年間の海外公式訪問・イベント参加件数】 22都市 38件
5. スタートアップ支援や文化発信を行う海外4機関と新たにMOUを締結。連携先は全15機関に
【2018年度 新規海外連携先】
・ヴァルドワーズ・テクノポール(フランス)
フランス・ヴァルドワーズ県公営のスタートアップ支援組織。2018年4月MOU締結。
・ウィーン・ビジネス・エージェンシー(オーストリア)
海外からの企業誘致および企業支援を行うウィーン市営の経済振興機関。2018年4月MOU締結。
・アジア文化院(韓国)
韓国の国立文化交流機関「国立アジア文化殿堂」の運営組織。2018年10月MOU締結。
・Knowledge City(中国)
中国大手不動産デベロッパー、杭州万科による都市開発プロジェクト。2019年1月MOU締結。
【これまでの海外連携先】
・オーストリア・リンツ/アルスエレクトロニカ
・タイ・バンコク/タイクリエイティブ&デザインセンター
・フランス・アンギャンレバン/デジタルアートセンター
・フランス・リヨン/TUBA
・フランス・グルノーブル/原子力代替エネルギー庁 電子情報技術研究所
・フランス・グルノーブル/ アトリエ・アート・サイエンス
・ポーランド・ワルシャワ/アダム・ミツキエヴィッチ・インスティチュート
・台湾・台北/台湾デザインセンター
・香港/香港サイエンス&テクノロジーパーク社
・香港/サイバーポート
・香港/スマートシティコンソーシアム
6. 国内のMOU締結先
・国立民族学博物館
・国立大学附置研究所・センター会議
7. 年間1,000件を超える「知的体験」を提供
【ナレッジキャピタル各所での6年間のイベント実施件数】 約6,000件
※ナレッジキャピタル主催イベントのほか、フューチャーライフショールーム、ナレッジオフィス、The Lab.での開催
<ナレッジキャピタルの主な活動と成果>
ナレッジキャピタルが主催する3つのアワードが人材発掘・育成の場に成長
■ クリエイティブ業界の人材発掘の場「International Students Creative Award(ISCA)」
国内外の大学や大学院、専門学校の学生を対象に、学校・教員単位で作品を募っています。「海外映像コンテンツ部門」には、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど約30カ国からのエントリーがあり、国際的なクリエイティブアワードとして成長しています。また、在阪メディアや広告代理店、映像制作会社など、毎年約30社のクリエイティブ業界の企業担当者を招き、ノミネートされた学生と企業をつなぐ場を設けています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-747949-1.jpg ]
■未来を担う中高生から大人までの多彩なアイデア、中高生部門には6,000件を超えるエントリー。
「Knowledge Innovation Award」
多彩なアイデアによる「ナレッジイノベーション」の成果を、広く社会に発信する取り組みです。ナレッジキャピタル参画者の「革新的な活動」を表彰する「ナレッジキャピタル部門」、そして“未来の仕事”のアイデアを募る「中学生アイデア部門」「高校生アイデア部門」で構成しています。
授業の一環として総合学習プログラムに採用する応募校も増加しており、近畿2府4県の教育委員会より後援を得ています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-739030-2.jpg ]
「OMOSIROI」を体現する人を表彰「World OMOSIROI Award」
ナレッジキャピタルのコアバリュー「OMOSIROI」の語源である「目の前(面)がパッと明るく(白く)なる感覚」を体現する人を表彰する国際的なアワードです。ナレッジキャピタルと関わりの深い国内外の有識者がノミネーターとなり、OMOSIROIアイデアや活動をする人にスポットを当てています。
これまで、純粋培養肉研究者やドイツ人住職、水中表現家など20名の受賞者が選出されています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-222663-3.jpg ]
新しい学びの場「New Education Center」を推進
■ 総受講者は1万人。学校を超える、自分も超える「ナレッジキャピタル超学校」
大学や企業、研究機関などのさまざまな分野の研究者と一般参加者が一緒に考え、対話するプログラムです。カフェ空間で、ドリンクを片手にカジュアルに受講できるのが特徴で、一般の参加者と研究者をつなぐ場です。日本を代表する大学や研究機関との取り組みを拡大しており、これまで34の機関や企業と全239の講座を開催し、1万人以上が受講しました。(2019年2月末時点)
[画像5: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-113882-4.jpg ]
〈ナレッジキャピタル超学校 6年間の共同開催 団体一覧〉 ※順不同
大阪大学
大阪府立大学
大阪市立大学
滋賀大学 加納圭研究室
大阪芸術大学
関西大学
大阪教育大学
大阪大学出版会
立命館大学
鳥取大学
大阪音楽大学
京都大学iPS細胞研究所
大阪大学21世紀懐徳堂
奈良先端科学技術大学
龍谷大学
国立大学附置研究所センター長会議
京大医学研究科
慶應義塾大学(KMD)
国立民族学博物館
大阪大学COデザインセンター
JT生命誌研究館
JAXA
総合地球環境学研究所
東京大学空間情報科学研究センター
兵庫県立美術館
国立循環器病センター
大阪市立東洋陶磁美術館
日本医療研究開発機構(AMED)
大阪市立美術館
国立国際美術館
日本インテリア学会
日本デザイン振興会
大日本印刷株式会社
株式会社竹尾
■ 2日間で100コマ超の講義。約7000人が受講した「ナレッジキャピタル大学校」
学校や社会の枠組みを超えた学びの場となることを目的とし、これまでナレッジキャピタルの活動に関わっていただいた専門家の方々を講師に迎え、多彩な分野の講義を実施しています。2018年4月には、ナレッジキャピタル地下2階のコンベンションセンターにデザインの異なる10の教室を開設し、2日間で100コマを超える講義を実施し、約7,000人が受講しました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-327162-5.jpg ]
■ 455の多彩なコンテンツ。「ナレッジキャピタル ワークショップフェス」
子どもたちにとってナレッジキャピタルが家庭や学校以外の第三の学びの場となることを目指し、年3回(春・夏・秋)開催しています。ナレッジキャピタルに参画する大学や企業を中心にさまざまなテーマのワークショップを開催。これまで17回開催し、全455のコンテンツに約10万人が参加しました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-166784-6.jpg ]
■ プログラミングに英語をプラスした「英語で学ぶプログラミング講座」
海外連携先である香港スマートシティコンソーシアムとの連携事業の一環で行う本格的なプログラミング講座です。香港最大の教育コーディネーター機関「KODING KINGDOM」協力のもと、これからの教育に欠かせないプログラミング教育を、中学生・高校生を対象に全編英語で実施しています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-336281-7.jpg ]
■ 現役大学生のアイデアをカタチにする「うめきた未来大学」
コミュニケーターが企画する大学生の交流を目的としたイベントです。企業関係者を招き、学生たちがテーマに沿ったグループディスカッションとプレゼンテーションを行います。第5回(2019年2月開催)では、「うめきた2期の未来を考えよう」をテーマに、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」の開発事業者とディスカッションを行いました。
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積極的な国際連携により生まれた成果
■ 世界のエコシステムが集う国際会議「ハイレベルフォーラム」で大阪代表団として発表
海外連携パートナーであるフランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)が主催する世界のイノベーション・エコシステムが集う国際フォーラム「ハイレベルフォーラム2018」に招聘され参加しました。本フォーラムには南北アメリカ、欧州、アジア、アフリカから、イノベーション・エコシステムの推進に携わる約40の国際コミュニティが集まる中、ナレッジキャピタルは大阪の代表団として大阪市、大阪大学と共に参加し、「未来の都市におけるイノベーションシステムのインフラ」と題されたセッションで、ナレッジキャピタルのコンセプトについてスピーチを行い、高い関心を得ました。
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■ スマートシティに関する国際的アライアンス「Urban Technology Alliance」を発足
2014年から2017年までの3年間、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)より委託を受けた大阪大学を代表研究者とするプロジェクトチームと、欧州委員会より委託を受けた欧州3カ国(フランス、スペイン、イタリア)の研究機関による日欧連携スマートシティ実証実験プロジェクト「FESTIVAL」に参加。
2018年から、「FESTIVAL」を引き継ぎ、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)を中心とする関係機関とともに、スマートシティの国際的アライアンス「Urban Technology Alliance」を始動させ、コアメンバーとして参加しています。
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ナレッジキャピタルによるコーディネートプロジェクトを推進
■ 先端テクノロジーの実証・検証の場「ワークプレイス」を活用したプロダクトの誕生
スピーディーなイノベーション創出を目指し、2017年4月に「ワークプレイス」を開設しました。大型映像スクリーンやプロジェクターをフレキシブルに配置。映像によるプロトタイプ検証をすることができ、モーションキャプチャーやクロマキー技術などを使用してのコンテンツ製作が可能です。ディスカッションスペース、プロジェクトデスクなども設置しています。ナレッジキャピタル参画企業やサロン会員を中心に、ナレッジキャピタルがコーディネートしたプロジェクト推進の場として活用され、さまざまなプロダクトが生まれています。
【プロダクト1.】介護施設向け自動運転見回りテレプレゼンスロボットCARE-JIRO
ロボットの開発・販売などを手がけるiPresence合同会社を中心に、介護施設向けの自動運転見回りロボットの開発プロジェクトを立ち上げました。ナレッジサロン会員など対象分野の専門家が開発パートナーとして集結。人手不足などの介護業界の課題を解決するため、遠隔コントロール・コミュニケーション技術を活用した見回りロボット「CARE-JIRO」の開発を進めています。実用化に向けたプロトタイプを制作し、展示会へ出展するほか、介護施設のスタッフを対象にしたデモンストレーションを開始しています。
[画像12: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-102447-11.jpg ]
【プロダクト2.】VR書道パフォーマンス「浮遊書(フユウショ)」
書道家・藤田玉蘭氏と、VRコンテンツ制作の株式会社ズームスの異色コラボレーションから生まれたデジタル・パフォーミングアートです。玉蘭氏の書をデジタル化し、VR内の3次元空間に立体的な書を描くことで非現実的な体験を提供します。2018年6月、フランスで開催された国際デジタルアート・ビエンナーレ「バン・ニュメリック2018」でパフォーマンスを披露し、注目を集めました。今後は、プロジェクション・マッピングなども取り入れた「VRパフォーマンス」として提供する予定です。
[画像13: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-918091-12.jpg ]
【プロダクト3.】次世代かき氷製造機「himuro」
全く新しい氷削機構(特許出願)で日本古来の食文化「かき氷」を世界に発信しようと、ナレッジサロン会員のコラボレーションで実現したプロジェクトです。2種類のテイストを同時に削るメカニズムやミラノ工科大学の学生が考案した斬新なデザインを採用し、かき氷を代表的な日本食として世界に浸透させることを目的に製品化を進めてきました。そして、日本を代表するかき氷製造機メーカー「池永鉄工」による製造が決定。2019年5月下旬の完成・販売を予定しています。
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<課題と今後の方向性>
1.コラボレーションによる新しい価値創造の加速と、成果拡大
政府機関や行政、経済団体、大学、研究機関などとの連携・協業を強化し、新しいサービスやプロダクト、人材、コンテンツなど、ナレッジイノベーションの具体的成果創出の加速と、成果拡大を目指します。
2.ナレッジキャピタル参画方法を多角化し、集積する「知」を拡張
ナレッジキャピタルで活動する参画者やサロン会員だけでなく、外国人や若年層など一般生活者の多様な「知」を集積させる場と機能を拡張し、専門家と一般生活者の融合を推進します。
3.起業創出を支援する新しい事業モデルを検討
これまでにない仕組みやサービスを持つ起業創出基盤を組み立て、海外機関と連携した具体的なプログラムなど、ナレッジキャピタルの特性を生かした世界にリーチする新しいスタートアッププラットフォーム構築を目指し、ナレッジキャピタルに参画する意義やメリットを提供します。
【施設概要】
・施設名
ナレッジキャピタル
・所在地
〒530-0011大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館
・施設案内
The Lab.みんなで世界一研究所(アクティブラボ.・カフェラボ・イベントラボ) 地下1階〜3階
フューチャーライフショールーム 1階〜6階
ナレッジシアター 4階
ナレッジサロン 7階
コラボオフィス・コラボオフィスネクス 7階〜8階
カンファレンスルーム 8階・10階
ナレッジオフィス 9階〜13階
コンベンションセンター 地下1階〜地下2階
・運営組織 代表者
一般社団法人ナレッジキャピタル 代表理事 宮原 秀夫
株式会社KMO 代表取締役 小田島 秀俊
・事業者 (五十音順)
NTT都市開発株式会社
株式会社大林組
オリックス不動産株式会社
関電不動産開発株式会社
新日鉄興和不動産株式会社
積水ハウス株式会社
株式会社竹中工務店
東京建物株式会社
日本土地建物株式会社
阪急電鉄株式会社
阪急阪神リート投資法人
三菱地所株式会社
スタートアップ支援や文化創造を行う機関と具体的成果創出に向けた活動を強化
一般社団法人ナレッジキャピタル(代表理事:宮原 秀夫)、株式会社KMO(代表取締役社長:小田島 秀俊)は、「ナレッジキャピタル」が2019年4月で開業6周年を迎えるにあたり、これまでの活動の成果と今後の方針をお知らせします。
ナレッジキャピタルは、民間事業者12社で運営するグランフロント大阪の中核施設として、2013年4月に開業しました。企業人、研究者、クリエイター、一般生活者などさまざまな人たちが行き交い、それぞれの知を結び合わせ新しい価値を生み出す“知的創造・交流の場”を目指しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-339697-0.jpg ]
知的交流を通じたイノベーション創出を支援する施設と運営機能を兼ね備えた先進的な事例として、これまでに80カ国419団体が海外から視察に訪れたほか、世界各国のスタートアップ支援組織や文化機関などと積極的に連携を進め、現在15機関と相互連携に関する覚書(MOU)を締結しています。また、一般来場者が先端技術に触れることができる交流施設「The Lab. みんなで世界一研究所」、体験型ショールーム「フューチャーライフショールーム」の来館者は、延べ3,000万人を突破しました。
初年度から開催しているナレッジキャピタル主催の3つのアワードは、国内外を問わず人材発掘、育成の場へと成長し、特に「Knowledge Innovation Award」では、ナレッジキャピタルの参画者の革新的な活動はもちろん、中・高生の多彩なアイデアも社会に発信しています。また、新しい学びの場「New Education Center」を推進し、カフェ空間で気軽に受講できる「ナレッジキャピタル超学校」は、今年18の大学や研究機関、企業と59の講座を開催し、開催を始めた2014年からの受講者数は、累計1万人を突破しました。年間を通してさまざまなプログラムが実施され、学校や社会の枠組みを超えた学びの場となっています。さらに、2017年4月に開設した先端テクノロジーの実証の場「ワークプレイス」も積極的に活用され、プロダクトが生まれています。2018年度は、VRを使用したデジタル・パフォーミングアートや、次世代のかき氷製造機が誕生しました。
ナレッジキャピタルは、多様な知が集まる“知的創造・交流の場”、そして、スタートアップ支援や文化発信を促進する積極的な連携が、国内外から注目を集めています。開業以来、次々と生まれる「イノベーションの芽」を育て、今後も、世界に類を見ない施設として活動してまいります。
以 上
※ナレッジキャピタルは、2013年4月に民間企業主体により開業した「グランフロント大阪」の中核施設です。「感性」と「技術」を融合し、「新たな価値」を創出する世界初の「知的創造・交流の場」として、開発事業者の出資により一般社団法人ナレッジキャピタルと株式会社KMOが共同運営しています。
<数字で見るナレッジキャピタル>※ 2019年2月末時点
【6年間の総参画者数】 349者
1. 6年間で企業や団体、機関など349者が参画
大 学 4者
企 業 283者
公的機関・研究機関 25者
その他 7者
【現参画者数】 152者
The Lab.みんなで世界一研究所 11者
フューチャーライフショールーム 22者
ナレッジオフィス 22者
コラボオフィス 46者
コラボオフィスnx 51者
2. 会員を中心とした、年間10万人以上が交流する「ナレッジサロン」
【現会員数】 約2,000人
【6年間の総会員数】 約5,100人
【6年間の総来場者数】 約80万人
3.「The Lab.みんなで世界一研究所」「フューチャーライフショールーム」の一般来場者数、3,000万人突破
【6年間の総来場者数】 約3,100万人
4. 世界80カ国から来訪、海外からの圧倒的な注目度
【6年間の世界各国からの公式視察・来訪者件数】80カ国 419団体
【6年間の海外公式訪問・イベント参加件数】 22都市 38件
5. スタートアップ支援や文化発信を行う海外4機関と新たにMOUを締結。連携先は全15機関に
【2018年度 新規海外連携先】
・ヴァルドワーズ・テクノポール(フランス)
フランス・ヴァルドワーズ県公営のスタートアップ支援組織。2018年4月MOU締結。
・ウィーン・ビジネス・エージェンシー(オーストリア)
海外からの企業誘致および企業支援を行うウィーン市営の経済振興機関。2018年4月MOU締結。
・アジア文化院(韓国)
韓国の国立文化交流機関「国立アジア文化殿堂」の運営組織。2018年10月MOU締結。
・Knowledge City(中国)
中国大手不動産デベロッパー、杭州万科による都市開発プロジェクト。2019年1月MOU締結。
【これまでの海外連携先】
・オーストリア・リンツ/アルスエレクトロニカ
・タイ・バンコク/タイクリエイティブ&デザインセンター
・フランス・アンギャンレバン/デジタルアートセンター
・フランス・リヨン/TUBA
・フランス・グルノーブル/原子力代替エネルギー庁 電子情報技術研究所
・フランス・グルノーブル/ アトリエ・アート・サイエンス
・ポーランド・ワルシャワ/アダム・ミツキエヴィッチ・インスティチュート
・台湾・台北/台湾デザインセンター
・香港/香港サイエンス&テクノロジーパーク社
・香港/サイバーポート
・香港/スマートシティコンソーシアム
6. 国内のMOU締結先
・国立民族学博物館
・国立大学附置研究所・センター会議
7. 年間1,000件を超える「知的体験」を提供
【ナレッジキャピタル各所での6年間のイベント実施件数】 約6,000件
※ナレッジキャピタル主催イベントのほか、フューチャーライフショールーム、ナレッジオフィス、The Lab.での開催
<ナレッジキャピタルの主な活動と成果>
ナレッジキャピタルが主催する3つのアワードが人材発掘・育成の場に成長
■ クリエイティブ業界の人材発掘の場「International Students Creative Award(ISCA)」
国内外の大学や大学院、専門学校の学生を対象に、学校・教員単位で作品を募っています。「海外映像コンテンツ部門」には、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど約30カ国からのエントリーがあり、国際的なクリエイティブアワードとして成長しています。また、在阪メディアや広告代理店、映像制作会社など、毎年約30社のクリエイティブ業界の企業担当者を招き、ノミネートされた学生と企業をつなぐ場を設けています。
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■未来を担う中高生から大人までの多彩なアイデア、中高生部門には6,000件を超えるエントリー。
「Knowledge Innovation Award」
多彩なアイデアによる「ナレッジイノベーション」の成果を、広く社会に発信する取り組みです。ナレッジキャピタル参画者の「革新的な活動」を表彰する「ナレッジキャピタル部門」、そして“未来の仕事”のアイデアを募る「中学生アイデア部門」「高校生アイデア部門」で構成しています。
授業の一環として総合学習プログラムに採用する応募校も増加しており、近畿2府4県の教育委員会より後援を得ています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-739030-2.jpg ]
「OMOSIROI」を体現する人を表彰「World OMOSIROI Award」
ナレッジキャピタルのコアバリュー「OMOSIROI」の語源である「目の前(面)がパッと明るく(白く)なる感覚」を体現する人を表彰する国際的なアワードです。ナレッジキャピタルと関わりの深い国内外の有識者がノミネーターとなり、OMOSIROIアイデアや活動をする人にスポットを当てています。
これまで、純粋培養肉研究者やドイツ人住職、水中表現家など20名の受賞者が選出されています。
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新しい学びの場「New Education Center」を推進
■ 総受講者は1万人。学校を超える、自分も超える「ナレッジキャピタル超学校」
大学や企業、研究機関などのさまざまな分野の研究者と一般参加者が一緒に考え、対話するプログラムです。カフェ空間で、ドリンクを片手にカジュアルに受講できるのが特徴で、一般の参加者と研究者をつなぐ場です。日本を代表する大学や研究機関との取り組みを拡大しており、これまで34の機関や企業と全239の講座を開催し、1万人以上が受講しました。(2019年2月末時点)
[画像5: https://prtimes.jp/i/14551/129/resize/d14551-129-113882-4.jpg ]
〈ナレッジキャピタル超学校 6年間の共同開催 団体一覧〉 ※順不同
大阪大学
大阪府立大学
大阪市立大学
滋賀大学 加納圭研究室
大阪芸術大学
関西大学
大阪教育大学
大阪大学出版会
立命館大学
鳥取大学
大阪音楽大学
京都大学iPS細胞研究所
大阪大学21世紀懐徳堂
奈良先端科学技術大学
龍谷大学
国立大学附置研究所センター長会議
京大医学研究科
慶應義塾大学(KMD)
国立民族学博物館
大阪大学COデザインセンター
JT生命誌研究館
JAXA
総合地球環境学研究所
東京大学空間情報科学研究センター
兵庫県立美術館
国立循環器病センター
大阪市立東洋陶磁美術館
日本医療研究開発機構(AMED)
大阪市立美術館
国立国際美術館
日本インテリア学会
日本デザイン振興会
大日本印刷株式会社
株式会社竹尾
■ 2日間で100コマ超の講義。約7000人が受講した「ナレッジキャピタル大学校」
学校や社会の枠組みを超えた学びの場となることを目的とし、これまでナレッジキャピタルの活動に関わっていただいた専門家の方々を講師に迎え、多彩な分野の講義を実施しています。2018年4月には、ナレッジキャピタル地下2階のコンベンションセンターにデザインの異なる10の教室を開設し、2日間で100コマを超える講義を実施し、約7,000人が受講しました。
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■ 455の多彩なコンテンツ。「ナレッジキャピタル ワークショップフェス」
子どもたちにとってナレッジキャピタルが家庭や学校以外の第三の学びの場となることを目指し、年3回(春・夏・秋)開催しています。ナレッジキャピタルに参画する大学や企業を中心にさまざまなテーマのワークショップを開催。これまで17回開催し、全455のコンテンツに約10万人が参加しました。
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■ プログラミングに英語をプラスした「英語で学ぶプログラミング講座」
海外連携先である香港スマートシティコンソーシアムとの連携事業の一環で行う本格的なプログラミング講座です。香港最大の教育コーディネーター機関「KODING KINGDOM」協力のもと、これからの教育に欠かせないプログラミング教育を、中学生・高校生を対象に全編英語で実施しています。
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■ 現役大学生のアイデアをカタチにする「うめきた未来大学」
コミュニケーターが企画する大学生の交流を目的としたイベントです。企業関係者を招き、学生たちがテーマに沿ったグループディスカッションとプレゼンテーションを行います。第5回(2019年2月開催)では、「うめきた2期の未来を考えよう」をテーマに、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」の開発事業者とディスカッションを行いました。
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積極的な国際連携により生まれた成果
■ 世界のエコシステムが集う国際会議「ハイレベルフォーラム」で大阪代表団として発表
海外連携パートナーであるフランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)が主催する世界のイノベーション・エコシステムが集う国際フォーラム「ハイレベルフォーラム2018」に招聘され参加しました。本フォーラムには南北アメリカ、欧州、アジア、アフリカから、イノベーション・エコシステムの推進に携わる約40の国際コミュニティが集まる中、ナレッジキャピタルは大阪の代表団として大阪市、大阪大学と共に参加し、「未来の都市におけるイノベーションシステムのインフラ」と題されたセッションで、ナレッジキャピタルのコンセプトについてスピーチを行い、高い関心を得ました。
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■ スマートシティに関する国際的アライアンス「Urban Technology Alliance」を発足
2014年から2017年までの3年間、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)より委託を受けた大阪大学を代表研究者とするプロジェクトチームと、欧州委員会より委託を受けた欧州3カ国(フランス、スペイン、イタリア)の研究機関による日欧連携スマートシティ実証実験プロジェクト「FESTIVAL」に参加。
2018年から、「FESTIVAL」を引き継ぎ、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)を中心とする関係機関とともに、スマートシティの国際的アライアンス「Urban Technology Alliance」を始動させ、コアメンバーとして参加しています。
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ナレッジキャピタルによるコーディネートプロジェクトを推進
■ 先端テクノロジーの実証・検証の場「ワークプレイス」を活用したプロダクトの誕生
スピーディーなイノベーション創出を目指し、2017年4月に「ワークプレイス」を開設しました。大型映像スクリーンやプロジェクターをフレキシブルに配置。映像によるプロトタイプ検証をすることができ、モーションキャプチャーやクロマキー技術などを使用してのコンテンツ製作が可能です。ディスカッションスペース、プロジェクトデスクなども設置しています。ナレッジキャピタル参画企業やサロン会員を中心に、ナレッジキャピタルがコーディネートしたプロジェクト推進の場として活用され、さまざまなプロダクトが生まれています。
【プロダクト1.】介護施設向け自動運転見回りテレプレゼンスロボットCARE-JIRO
ロボットの開発・販売などを手がけるiPresence合同会社を中心に、介護施設向けの自動運転見回りロボットの開発プロジェクトを立ち上げました。ナレッジサロン会員など対象分野の専門家が開発パートナーとして集結。人手不足などの介護業界の課題を解決するため、遠隔コントロール・コミュニケーション技術を活用した見回りロボット「CARE-JIRO」の開発を進めています。実用化に向けたプロトタイプを制作し、展示会へ出展するほか、介護施設のスタッフを対象にしたデモンストレーションを開始しています。
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【プロダクト2.】VR書道パフォーマンス「浮遊書(フユウショ)」
書道家・藤田玉蘭氏と、VRコンテンツ制作の株式会社ズームスの異色コラボレーションから生まれたデジタル・パフォーミングアートです。玉蘭氏の書をデジタル化し、VR内の3次元空間に立体的な書を描くことで非現実的な体験を提供します。2018年6月、フランスで開催された国際デジタルアート・ビエンナーレ「バン・ニュメリック2018」でパフォーマンスを披露し、注目を集めました。今後は、プロジェクション・マッピングなども取り入れた「VRパフォーマンス」として提供する予定です。
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【プロダクト3.】次世代かき氷製造機「himuro」
全く新しい氷削機構(特許出願)で日本古来の食文化「かき氷」を世界に発信しようと、ナレッジサロン会員のコラボレーションで実現したプロジェクトです。2種類のテイストを同時に削るメカニズムやミラノ工科大学の学生が考案した斬新なデザインを採用し、かき氷を代表的な日本食として世界に浸透させることを目的に製品化を進めてきました。そして、日本を代表するかき氷製造機メーカー「池永鉄工」による製造が決定。2019年5月下旬の完成・販売を予定しています。
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<課題と今後の方向性>
1.コラボレーションによる新しい価値創造の加速と、成果拡大
政府機関や行政、経済団体、大学、研究機関などとの連携・協業を強化し、新しいサービスやプロダクト、人材、コンテンツなど、ナレッジイノベーションの具体的成果創出の加速と、成果拡大を目指します。
2.ナレッジキャピタル参画方法を多角化し、集積する「知」を拡張
ナレッジキャピタルで活動する参画者やサロン会員だけでなく、外国人や若年層など一般生活者の多様な「知」を集積させる場と機能を拡張し、専門家と一般生活者の融合を推進します。
3.起業創出を支援する新しい事業モデルを検討
これまでにない仕組みやサービスを持つ起業創出基盤を組み立て、海外機関と連携した具体的なプログラムなど、ナレッジキャピタルの特性を生かした世界にリーチする新しいスタートアッププラットフォーム構築を目指し、ナレッジキャピタルに参画する意義やメリットを提供します。
【施設概要】
・施設名
ナレッジキャピタル
・所在地
〒530-0011大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館
・施設案内
The Lab.みんなで世界一研究所(アクティブラボ.・カフェラボ・イベントラボ) 地下1階〜3階
フューチャーライフショールーム 1階〜6階
ナレッジシアター 4階
ナレッジサロン 7階
コラボオフィス・コラボオフィスネクス 7階〜8階
カンファレンスルーム 8階・10階
ナレッジオフィス 9階〜13階
コンベンションセンター 地下1階〜地下2階
・運営組織 代表者
一般社団法人ナレッジキャピタル 代表理事 宮原 秀夫
株式会社KMO 代表取締役 小田島 秀俊
・事業者 (五十音順)
NTT都市開発株式会社
株式会社大林組
オリックス不動産株式会社
関電不動産開発株式会社
新日鉄興和不動産株式会社
積水ハウス株式会社
株式会社竹中工務店
東京建物株式会社
日本土地建物株式会社
阪急電鉄株式会社
阪急阪神リート投資法人
三菱地所株式会社