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インターンシップに関する調査(2014年3月発行)

インターンシップを探す決め手は、「実践的な仕事」を経験できるかどうか

株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、インターンシップ参加経験のある日経就職ナビ2015就職活動モニターを対象に、インターンシップの内容や感想、参加企業への就職意向などを2014年2月に調査しました。




日本経団連「倫理憲章」の見直し(2011年3月改定)により、インターンシップのあり方が厳格化されてから3年。ハードルが上がったことで一旦は実施企業が減少しましたが、現在、実施企業は再び増加に転じ、参加学生も年々増えています。今回、2013年11月モニター学生調査で「1社以上のインターンシップ参加経験がある」と回答した594人に対して、実際に参加したインターンシップについて、現在活動中の就活への影響など追加調査を行いました。

1.参加したインターンシップの内容は?
参加時期は「8月」が最も多く、全体の41.3%を占めています。8月・9月をあわせると66.0%にのぼり、大学の夏休み時期の参加がメインとなっていることが分かります。参加期間は、「1〜2日間」が38.6%で最多でした。「3〜4日間」の8.5%をあわせると47.1%となり、「5日間以上」を求める倫理憲章の条件を満たさないショートプログラムへの参加が半数弱に上ります。参加したプログラム内容を尋ねたところ、「プロジェクトタイプ」が30.7%で最多で、業務説明を受け、仕事の体験ができる「見学・体験タイプ」(29.1%)が続きました。(図表1参照)

2.インターンシップ先を探す際に、重視したのは「実践的な仕事を経験できる」かどうか
インターンシップ先を探す際に重視した項目について、最も多かったのは「実践的な仕事を経験できること」で、80.6%でした。ただ、「とても重視した」割合に注目すると、「就職を希望する業界であること」(44.9%)が最も多い結果となりました。(図表2参照)

3.実践タイプが最も成長を実感
インターンシップを経験したことで自身の「成長を感じた」という学生は60.9%と6割を超えました。成長の実感は、実際の職場に配属されて業務を任される「実践タイプ」を受けた学生において顕著で、75.8%と4人に3人は「成長を感じた」と回答しています。(図表3参照)

4.満足度の高いインターンシップは、就職エントリーにも繋がる相関性
インターンシップ後の「満足度」と「就職エントリーの有無」をクロス集計してみると、満足度が高い層ほど「エントリーした」の割合が多く、相関関係が表れました。逆に、たとえ就職先として関心の高い企業または業界であっても、インターンシップの満足度が低い場合や自分に合わないと判断すれば就職エントリーすることはないということが分かりました。(図表4参照)


《調査概要》
調査対象       : 2015年3月卒業予定の全国の大学生(理系は大学院修士課程を含む)
回答数        : 594人
調査方法       : インターネット調査法
調査期間       : 2014 年2 月5日〜17日
サンプリング     : 日経就職ナビ2015 就職活動モニター
調査機関       : 株式会社ディスコ キャリアリサーチ
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