アスクルグループのASKUL LOGIST 福岡物流センター、「KAIKA Awards 2019」で「KAIKA大賞」を受賞!
[20/01/30]
提供元:PRTIMES
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〜地域社会と連携した「戦力」としての障がい者雇用の取り組みが高く評価〜
アスクル株式会社100%子会社のASKUL LOGIST株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:江田修一、以下「アスクルロジスト」)が運営する福岡物流センターは、このたび、一般社団法人日本能率協会主催「KAIKA Awards 2019」において「KAIKA大賞」を受賞しました。
アスクルロジストは、アスクルが展開するBtoB・BtoCのEC事業に欠かせない商品の出荷・配送業務を担い、主要拠点となる全国11カ所の物流センターの運営を行っています。今回は、九州全県と中国地方への出荷・配送を担う「福岡物流センター(所在センター名:ASKUL Logi PARK 福岡)」が「KAIKA大賞」を受賞。2011年から進めている「地域社会と連携した障がい者雇用」が“障がい者が戦力として安心して働ける場を醸成”し、センター全体として生産性の高い働き方を実現していることが、他に類を見ないケースと評価され、受賞に至りました。
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[画像2: https://prtimes.jp/i/21550/144/resize/d21550-144-954197-1.jpg ]
■福岡物流センターが取り組む「戦力としての障がい者雇用」とは
国内のEC市場規模が急速に拡大し今後の成長も見込まれる状況に反し、物流業界においては慢性的な労働力不足が深刻化しています。このような中アスクルロジストでは、アスクルとともに物流センターへの最先端のテクノロジーの導入を進め高度自動化を図ると同時に、ダイバーシティの取り組みの一環として、障がい者雇用にも注力しています。今回の受賞は、本取り組みについて「障がい者を戦力として雇用し成果を上げている点」、「地域社会と連携して障がい者の成長を促進している点」が評価されたことによるものです。
アスクルロジストが障がい者雇用に向き合ったきっかけは2011年、法定雇用率を満たすために障がい者雇用を開始したものの、短期間で退職してしまった経験からでした。再び雇用のため特別支援学校を訪問した際に「働く場所を提供するだけでは続かない、向き合う体制がなければ雇用はうまくいかない」という気づきを得て、学校や支援機関、家族、医療といった地域全体で連携した仕組みづくりの確立へ本腰を入れはじめました。
2012年に特別支援学校から新卒者を採用して以降、毎年採用を行い、今や、福岡物流センターの社員250名のうち43名が障がい者社員(※)となりました。福岡物流センターにおける障がい者の雇用率は17.2%、法定雇用率は21.4%に達し、センター内でのピッキング、商品補充、梱包、検品、事務など幅広い業務に従事しています。応募者に対しての採用率は8年間で100%を実現、定着率は75%に達し、年次の長い障がい者社員はリーダー職に就き主力のスタッフとして活躍しています。
このような雇用を可能にしたのは“障がい者雇用は慈善活動ではなく、事業活動”“障がい者支援ではなく、戦力として育成する”という採用側の強い想い。入社前の「インターンシップ」による事前準備から入社後少なくとも3年間に渡る「支援会議」などのフォローアップを地道に実践することで、個人のみならず、組織全体の生産性向上という結果を生み出しています。
代表的なプログラムのひとつは、入社前の「2か月間事前実習」。特別支援学校と家族を巻き込み、障害の度合いや個人の特性を実習期間中から一人一人把握し、本人に適した訓練メニューを考えたうえ反復して理解を促進するものです。これにより、障がい者は入社後には即戦力として働くことができるようになります。
このほか、入社後に毎日、採用者・本人・家庭との間でやり取りする「コミュニケーションノート」を始めとしたフォローアッププログラムや、一人一人に合わせた成長プラグラム実施の結果、そのプロセスで他の社員も成長ができる土壌が育まれ、生産性の向上に繋がっています。
(※)2020年1月30日現在
■「KAIKA Awards 2019」審査委員会による評価コメント(一部抜粋)
障がい者、健常者の区別なく仕事をする風土が根付いている。障がい者採用を増やすことで、職場全体の心理的安全が高まり、全社員が等しく戦力として責任を担い合っている。多様性を受け入れつつ生産性を上げる職場として運営されていることは、多様化時代における職場の事例となりうる。障がい者が生き生きと働くことで一般社員も、個々と向き合い特性を理解して業務を推進する風土が生まれている。障がい者社員の生産性の高さが刺激となり、意識改革も促進している。このような事例が日本に広がり、障がい者雇用・戦力化の流れがさらに進むことを期待する。
■「KAIKA Awards(カイカアワード)とは https://kaikaproject.net/
一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)が主催する、社会価値を生み出す持続的な経営・組織・人づくりを行っている取り組みを称え、紹介するための表彰制度。変化・多様化する経済・社会情勢において、「個人の成長」「組織の活性化」「社会とのつながり」を軸に、組織風土や意識の改革、仕組みづくりなどの活動に取り組んでいる好事例に対して、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、社会的な意義などを共有し、部署・社内にとどまりがちなノウハウを顕在化させ、活動に取り組んでいる個人や組織にエールを送ることを目的に2014年より実施しているものです。
アスクルロジストはこれからも、福岡物流センターにおける雇用事例を全国で展開し、重要な戦力としての障がい者雇用を進めてまいります。また障がい者だけでなく、海外留学生の受け入れや時短勤務などのダイバーシティのニーズも吸収し、あらゆる社員に対して安心して働ける環境づくりを進めてまいります。
〈関連URL〉
■アスクルロジストコーポレートサイト : https://www.askullogist.co.jp/
※本リリースに掲載の情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますのでご了承ください。
アスクル株式会社100%子会社のASKUL LOGIST株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:江田修一、以下「アスクルロジスト」)が運営する福岡物流センターは、このたび、一般社団法人日本能率協会主催「KAIKA Awards 2019」において「KAIKA大賞」を受賞しました。
アスクルロジストは、アスクルが展開するBtoB・BtoCのEC事業に欠かせない商品の出荷・配送業務を担い、主要拠点となる全国11カ所の物流センターの運営を行っています。今回は、九州全県と中国地方への出荷・配送を担う「福岡物流センター(所在センター名:ASKUL Logi PARK 福岡)」が「KAIKA大賞」を受賞。2011年から進めている「地域社会と連携した障がい者雇用」が“障がい者が戦力として安心して働ける場を醸成”し、センター全体として生産性の高い働き方を実現していることが、他に類を見ないケースと評価され、受賞に至りました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21550/144/resize/d21550-144-399625-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/21550/144/resize/d21550-144-954197-1.jpg ]
■福岡物流センターが取り組む「戦力としての障がい者雇用」とは
国内のEC市場規模が急速に拡大し今後の成長も見込まれる状況に反し、物流業界においては慢性的な労働力不足が深刻化しています。このような中アスクルロジストでは、アスクルとともに物流センターへの最先端のテクノロジーの導入を進め高度自動化を図ると同時に、ダイバーシティの取り組みの一環として、障がい者雇用にも注力しています。今回の受賞は、本取り組みについて「障がい者を戦力として雇用し成果を上げている点」、「地域社会と連携して障がい者の成長を促進している点」が評価されたことによるものです。
アスクルロジストが障がい者雇用に向き合ったきっかけは2011年、法定雇用率を満たすために障がい者雇用を開始したものの、短期間で退職してしまった経験からでした。再び雇用のため特別支援学校を訪問した際に「働く場所を提供するだけでは続かない、向き合う体制がなければ雇用はうまくいかない」という気づきを得て、学校や支援機関、家族、医療といった地域全体で連携した仕組みづくりの確立へ本腰を入れはじめました。
2012年に特別支援学校から新卒者を採用して以降、毎年採用を行い、今や、福岡物流センターの社員250名のうち43名が障がい者社員(※)となりました。福岡物流センターにおける障がい者の雇用率は17.2%、法定雇用率は21.4%に達し、センター内でのピッキング、商品補充、梱包、検品、事務など幅広い業務に従事しています。応募者に対しての採用率は8年間で100%を実現、定着率は75%に達し、年次の長い障がい者社員はリーダー職に就き主力のスタッフとして活躍しています。
このような雇用を可能にしたのは“障がい者雇用は慈善活動ではなく、事業活動”“障がい者支援ではなく、戦力として育成する”という採用側の強い想い。入社前の「インターンシップ」による事前準備から入社後少なくとも3年間に渡る「支援会議」などのフォローアップを地道に実践することで、個人のみならず、組織全体の生産性向上という結果を生み出しています。
代表的なプログラムのひとつは、入社前の「2か月間事前実習」。特別支援学校と家族を巻き込み、障害の度合いや個人の特性を実習期間中から一人一人把握し、本人に適した訓練メニューを考えたうえ反復して理解を促進するものです。これにより、障がい者は入社後には即戦力として働くことができるようになります。
このほか、入社後に毎日、採用者・本人・家庭との間でやり取りする「コミュニケーションノート」を始めとしたフォローアッププログラムや、一人一人に合わせた成長プラグラム実施の結果、そのプロセスで他の社員も成長ができる土壌が育まれ、生産性の向上に繋がっています。
(※)2020年1月30日現在
■「KAIKA Awards 2019」審査委員会による評価コメント(一部抜粋)
障がい者、健常者の区別なく仕事をする風土が根付いている。障がい者採用を増やすことで、職場全体の心理的安全が高まり、全社員が等しく戦力として責任を担い合っている。多様性を受け入れつつ生産性を上げる職場として運営されていることは、多様化時代における職場の事例となりうる。障がい者が生き生きと働くことで一般社員も、個々と向き合い特性を理解して業務を推進する風土が生まれている。障がい者社員の生産性の高さが刺激となり、意識改革も促進している。このような事例が日本に広がり、障がい者雇用・戦力化の流れがさらに進むことを期待する。
■「KAIKA Awards(カイカアワード)とは https://kaikaproject.net/
一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)が主催する、社会価値を生み出す持続的な経営・組織・人づくりを行っている取り組みを称え、紹介するための表彰制度。変化・多様化する経済・社会情勢において、「個人の成長」「組織の活性化」「社会とのつながり」を軸に、組織風土や意識の改革、仕組みづくりなどの活動に取り組んでいる好事例に対して、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、社会的な意義などを共有し、部署・社内にとどまりがちなノウハウを顕在化させ、活動に取り組んでいる個人や組織にエールを送ることを目的に2014年より実施しているものです。
アスクルロジストはこれからも、福岡物流センターにおける雇用事例を全国で展開し、重要な戦力としての障がい者雇用を進めてまいります。また障がい者だけでなく、海外留学生の受け入れや時短勤務などのダイバーシティのニーズも吸収し、あらゆる社員に対して安心して働ける環境づくりを進めてまいります。
〈関連URL〉
■アスクルロジストコーポレートサイト : https://www.askullogist.co.jp/
※本リリースに掲載の情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますのでご了承ください。