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Kasperskyレポート:ITリテラシーの世代間ギャップに関するグローバル意識調査

家族からの「ちょっとお願い」が負担に、若者世代の25%が「技術的なサポートを依頼してきそうな家族を避けている」と回答

Kasperskyは、日本を含む世界13か国11,000人を対象にインターネット調査※1を実施し、世代間におけるITリテラシーのギャップに関する分析を行いました。調査では、テクノロジーに詳しくない55歳以上で子どもを持つ回答者※2の35%(日本は28%)が、日常的なテクノロジーの問題に対して、子どもからの手助けを得られず苦労していると答えています。テクノロジーに詳しくない年配世代は、IT関連のあらゆる種類の手助けを必要としており、「ちょっとお願いなんだけど、インターネットを直してくれる?」、「ちょっと教えて、クラウドへのアップロードのやり方を見せてくれる?」、「ちょっといい?オンラインバンキングのアプリを安全にしたいんだけど」など、若い世代の家族に「ちょっとお願い」と頼っている傾向が明らかになっています。




[本リリースは、2019年6月11日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]

若者たちが家を購入したり、子どもを育てたり、キャリアアップを図るなど日々忙しく過ごしている中、やり方がわからず情報を得られない家族からの「ちょっとお願い」が止まる気配はありません。若者世代(テクノロジーに詳しいと答えた25歳〜39歳の回答者)の55%(日本は33%)が、家族からの技術的なヘルプに対応する義務を感じています。一方で、若者世代の25%(日本は17%)は、技術的なサポートを依頼してきそうな家族を避けているとも答えています。

55歳以上の回答者全体のうち、46%(日本は60%)がテクノロジーに詳しくないことを認めています。テクノロジーに詳しくない55歳以上の41%(日本は25%)は、自分の子どもや若い世代の家族に電話して、遠隔で技術的なサポートをしてもらったことがあるとも答えています。また、12%(日本は22%)が、テクノロジー関連で手助けしてくれた家族や友人に、何らかの謝礼を渡したと答えています。テクノロジーに詳しくない55歳以上で子どもを持つ回答者の18%(日本は25%)は、自分の子どもが近くにいない場合でさえも、製造元メーカーや購入した販売会社よりも、子どもに技術的なサポートをしてもらいたいと望んでいます。

若者世代に「ちょっとお願い」と頼り過ぎることは、家族関係にも影響を及ぼしています。その影響はプレゼントの選び方にも表れており、若者世代の30%(日本は23%)が、年配の家族に対して最新テクノロジーが搭載されたITデバイスをプレゼントすることを避けています。自分がセットアップをする羽目になることが分かっているからです。

調査結果レポート「増え続ける『ちょっとお願い』問題 The Rise of ‘Can you just’」の全文はこちらをご覧ください。
https://media.kaspersky.com/jp/pdf/pr/Kaspersky_CanYouJust-PR-1051.pdf

また、関連する情報は以下よりご覧いただけます。
・カスペルスキーの公式ブログKaspersky Daily「コンピューターやインターネットを利用するときのヒント」
https://blog.kaspersky.co.jp/can-you-just/23665/

・YouTube動画: https://youtu.be/lRHefd04EZY

心理療法士のキャスリーン・サクストン (Kathleen Saxton)氏は次のよう述べています。「車やオフィス、社会環境におけるテクノロジーの急速な進歩によって、あらゆる世代がその恩恵を受けるための方法を学び続ける必要があります。年配世代は、そのような変化に圧倒され、だまされたり、情報の渦に巻き込まれたり、犯罪の標的にされることを恐れています。だからこそ、若者世代への技術的なヘルプが多くなっています。『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ』という格言がありますが、これほど当てはまる時代はこれまで無かったのではないでしょうか。世界中のすべての世代が正しい知識を身に付けることで、誰もが内面に抱えるテクノロジーへの憧れを呼び覚ますでしょう」

Kasperskyの最高営業責任者、アレクサンダー・モイセーエフ(Alexander Moiseev)は次のように述べています。「誰もがテクノロジーとともに育ったわけではありません。そのため、年配世代は、デジタルネイティブとも言える若者世代ほどには、新しい技術やサービスを利用することを心地よく思えていない場合があります。しかし私たちは、テクノロジーが生活にもたらす恩恵を、あらゆる人が享受できるようにしたいと考えています。そして、当社はそれを実現するために、あらゆる世代の人に力を与えようと全力で取り組んでいます。適切な知識があれば、あらゆる世代が自信を持ってオンラインでの活動に取り組むことができ、未来がもたらすものに期待できます」

カスペルスキーのCSRマネージャー、籔内祥司は次のように述べています。「新しいサービスの登場や最新ガジェットの発売など、テクノロジーの進化とともに私たちの生活も変化し続けています。このような日々の変化に対応していくために、新しい知識やルールを習得し続けていくことは簡単ではありません。テクノロジーに詳しい家族や友人に「ちょっとお願い」と、ついつい頼ってしまいがちです。当社では、正しい知識によって適切な判断ができる力を身につけることができるような、さまざまなツールをご用意しています。シニアだけでなく、インターネットを利用する全ての年代の方々が、正しい知識を身に付け、安心してインターネットやデバイスをお使いいだだけるように、引き続き取り組んでまいります」

■カスペルスキーのさまざまな取り組み
・ IT初心者や児童生徒、シニア向け:セキュリティとモラルのガイドブック
https://kasperskylabs.jp/activity/csr/book/

・ シニア向け:ネットの『あやしい』を見きわめよう
https://kasperskylabs.jp/activity/csr/senior/

・ 小・中学校の教員向け:情報モラル診断サービス
https://kasperskylabs.jp/activity/activities/netmoral/

・ 小学校4年生〜中学3年生と保護者向け: ジュニアスマホ検定
https://kasperskylabs.jp/activity/activities/junior/

・ 中学・高校生向け:ネットの『あやしい』を見きわめよう
https://kasperskylabs.jp/activity/csr/teachingmaterial/

・ 幼稚園・保育園の保護者や先生向けセミナー:スマホのある子育てを考えよう
https://kasperskylabs.jp/activity/activities/childcare/

※1 世界13か国の17歳以上の消費者11,000人を対象に行ったオンライン調査。対象国は、オーストリア、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、日本、オランダ、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スイス、英国、米国。うち日本の対象者は1,000名。実施時期は2019年4月。Kasperskyが調査会社Arlington Researchに委託して実施。性別、年齢、地域について、各国の割合に応じて重み付けされています。

※2 テクノロジーに詳しくないと答えた55歳以上で、11歳以上の子どもを持つ回答者。


■ Kaspersky について
Kasperskyは、1997年に設立された世界的なサイバーセキュリティ企業です。Kasperskyが有する深く高度な脅威インテリジェンスと専門性は、常に当社の革新的なセキュリティソリューションやサービスに反映され、世界中の企業、政府機関、重要インフラから個人のお客様までを保護しています。高度に進化するデジタル脅威に対抗するため、先進のエンドポイント保護製品をはじめ、多くのソリューションとサービスを包括するセキュリティポートフォリオを提供しています。当社のテクノロジーは、4億人以上のユーザーを保護し、27万の企業や組織の重要な資産を守る力になっています。詳しくはwww.kaspersky.co.jp をご覧ください。
[画像: https://prtimes.jp/i/11471/148/resize/d11471-148-454115-0.png ]
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