小売・流通業界向けオンラインカンファレンス 開催レポート 「Retail Compath #1今こそ、店舗コミュニケーションの原点へ」
[20/10/29]
提供元:PRTIMES
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流通・小売業界を代表する5名のゲストスピーカーが登壇 Shufoo!の新サービスも解禁
凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:早川 礼)は、10月8日(木)にオンラインカンファレンス「Retail Compath #1今こそ、店舗コミュニケーションの原点へ」を開催しました。当日は流通企業を中心に約600名の方にオンラインで参加いただき、満足度は98%と大変好評をいただきました。本カンファレンスの開催レポートをお届けします。
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■セミナー内容
1.Keynote Session「店舗コミュニケーションの原点」
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カンファレンスの幕開けとなる最初のセッションは、“小売業のカリスマ”ともいわれる大久保恒夫氏がキーノートとして「店舗コミュニケーションの原点」について語りました。
大久保氏は、「小売業の目的はお客様に満足いただくこと」と定義したうえで、「そのためには、お客様の立場に立ち、挨拶やクリンリネス、品切れを起こさないなどの基本の徹底が重要」と続けました。
また、「仮説立て、実行し、検証し、修正する行動で変化に対応する。正解がわかりにくい時代だからこそ、PDCAを現場で回してコミュニケーションをとりながら、お客様の新しいニーズに近づけていくことが大切」と解説しました。コロナ禍で増加している計画購買も新たなチャンスになるといい、「購買前の事前の情報提供が重要で、価格以外の品質やこだわりをアピールするべき」と指摘しました。
さらに、現場での実行度を上げるにはコミュニケーションが重要だと指摘しつつも、「相手の気持ちや行動が変わってはじめてコミュニケーションといえる。現場の方にはポイントを絞ってシンプルに伝えること」と説明しました。
最後に「価値を創造することが利益につながる。商品を置いておけばよい、という売り場には価値はない」と述べ、経営改革の基本的な考え方として、「お客様のニーズを商品開発力と販売力の二本柱の強化で対応することで、価値創造の成果があがり、営業利益が拡大する」と締めくくりました。
2.Session2「激動2020 〜小売の最前線、その舞台裏〜」
[画像3: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-289656-2.png ]
2つ目のセッションでは、和歌山発・成長を続けるスーパーの雄 株式会社オークワの伊達義剛氏、メガネ業界の革命児 株式会社ジンズの海江田透氏、全国の小売企業に寄り添う 凸版印刷株式会社より船戸雅貴氏迎え、当社取締役CMO山本広樹をモデレーターに、今もなお激動の中にある小売の現場で何が起こり、企業はどう乗り越えているか、ディスカッションが繰り広げられました。
セッションの中では、ジンズの新サービス「CLICK&GO」の紹介や、山本が最近訪れたスーパーセンターオークワ掛川店の店内レポートを交えながら意見が交わされました。
伊達氏は「かつての状態に戻るとは考えていない。我々は今後『ニューノーマル』に対応したデジタルを活用し、顧客接点の拡大のために、積極的に新しい取り組みにチャレンジしていきたい。新時代のコミュニケーションを確立していかなければならない」と展望を述べました。
海江田氏も「コロナが起こる前から『DX(デジタルトランスフォーメーション)』と言われてきたように、一般消費者の行動は変わってきていた。それが一気に加速化した。緊張感を持ちながら、消費者の行動や生活様式の変化を見極めなければいけない」と指摘しました。
船戸氏は、「来店回数の減少や小商圏化が進む中、小売業の皆様もデジタルを通じてお客様との接点を作っていくのかが重要。Shufoo!を中心にデジタルの力でサポートしていきたい」と語りました。
セッションの最後に当社山本が「これから新しいものを受け入れていく環境の中では、チャレンジしていく文化づくりや風土も大事になってくる」と締めくくりました。
3.Session3「原点から次の時代へ 〜これからの店舗の在り方と、サービスの進化〜」
[画像4: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-379923-3.png ]
最後のセッションでは、当社マーケティング部 ゼネラルマネージャー の森谷尚平より、Shufoo!の新サービス「Googleマイビジネス連携」、「動画チラシ」などの発表を行いました。
森谷は「本格的なVUCAの時代が到来した。お客様からの信頼を得続けるために、今のニーズに適応していくことが大切」とし、「全顧客層との情報接点を作るため、効率的に情報発信すること。また、ECなど急速に広がった購買接点の多様化に、リアル店舗の強みで適応することが重要」と説明しました。
その後、今年7月に当社との業務提携を発表したCBcloud株式会社の皆川拓也氏をお迎えし、CMOの山本とともにCBcloudが展開する、”いま”欲しいを叶えるマッチング即日配送サービス「PickGo 買い物」の他、日常の買い物の未来について語りました。セッションの中では、Shufoo!と「PickGo 買い物」の具体的な連携イメージも初公開されました。
今回の業務提携にあたり、皆川氏は「ラストワンマイルでものを運ぶ能力が我々の価値であり強み。これは新たにやるには膨大なコストがかかる。一般顧客と接点を持つONE COMPATHと、運ぶ力を持っている我々が組むからこそニーズに即したプラットフォームを迅速に提供できるのではないか」と語りました。
山本は「コロナ禍において、自社リソースだけでなく強みを持つ企業と組むことで、実現に向けたスピード感を重視した」と振り返りました。
最後に皆川氏は「買い物サービスも富裕層が使うイメージだったが、コロナ禍によってより幅広い人達が使うサービスに変わっていると思う。今回の取り組みが成功すれば、今後配送エリアの拡大も考えている。スピード重視でサービス改善していきたい」と意気込みを見せてセッションを締めくくりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-145085-4.png ]
まとめとして、当社代表取締役社長CEOの早川礼が「『なぜ生活者は店舗を贔屓(ひいき)にするのか』という“原点”の答えについて、『消費以上の対価が得られるという“信頼”』だ」とし、「販促情報だけのDXだけでなく、小売全体のDXを進めていく中で、共創型でお店と生活者をつなぐ存在になっていきたい」と展望を語り、カンファレンスの幕を閉じました。
株式会社ONE COMPATHでは、企業ビジョンに掲げる“ワンマイル・イノベーション・カンパニー”として、今後も身の回りのワンマイルを大事にするサービス展開を行うとともに、みなさまに有益な情報を提供できる場としてオンラインセミナーやカンファレンスを定期的に開催してまいります。
■ご参加いただいたお客様の声(一部抜粋)
・コロナ禍による現状や意識の変化等を知る良い機会となりました。
・将来の店舗のあり方、OMOの実践などそれぞれのセッションが異なるタイプ、雰囲気だったので、面白く拝見いたしました。
・コロナ禍への対応だけでなく、今後も新しい生活様式として定着できるような構想や戦略をお話いただき、大変参考になりました。
■「Retail Compath #1今こそ、店舗コミュニケーションの原点へ」
【日時】10月8日(木)15:00〜17:40
【場所】Zoomを使用
【テーマ/登壇者】
1. Keynote Session 「店舗コミュニケーションの原点」
― 大久保 恒夫氏(株式会社リテイルサイエンス 代表取締役社長)
2. Session2 「激動2020 〜小売の最前線、その舞台裏〜」
― 伊達 義剛氏(株式会社オークワ 営業企画部 FSP・オーカード課 課長 兼内部監査室)
海江田 透氏(株式会社ジンズ CXS本部 CXMグループ シニアディレクター)
船戸 雅貴氏(凸版印刷株式会社 DXデザイン事業部)
山本 広樹(株式会社ONE COMPATH 取締役 CMO)
3. Session3 「原点から次の時代へ 〜これからの店舗の在り方と、サービスの進化〜」
― 皆川 拓也氏(CBcloud株式会社 執行役員 Head of partnership)
山本 広樹(株式会社ONE COMPATH 取締役 CMO)
森谷 尚平(株式会社ONE COMPATH メディアサービス本部マーケティング部ゼネラルマネージャー)
Wrap Up
早川 礼(株式会社ONE COMPATH 代表取締役社長CEO)
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス、本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:早川 礼)は、10月8日(木)にオンラインカンファレンス「Retail Compath #1今こそ、店舗コミュニケーションの原点へ」を開催しました。当日は流通企業を中心に約600名の方にオンラインで参加いただき、満足度は98%と大変好評をいただきました。本カンファレンスの開催レポートをお届けします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-824794-0.png ]
■セミナー内容
1.Keynote Session「店舗コミュニケーションの原点」
[画像2: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-320514-1.png ]
カンファレンスの幕開けとなる最初のセッションは、“小売業のカリスマ”ともいわれる大久保恒夫氏がキーノートとして「店舗コミュニケーションの原点」について語りました。
大久保氏は、「小売業の目的はお客様に満足いただくこと」と定義したうえで、「そのためには、お客様の立場に立ち、挨拶やクリンリネス、品切れを起こさないなどの基本の徹底が重要」と続けました。
また、「仮説立て、実行し、検証し、修正する行動で変化に対応する。正解がわかりにくい時代だからこそ、PDCAを現場で回してコミュニケーションをとりながら、お客様の新しいニーズに近づけていくことが大切」と解説しました。コロナ禍で増加している計画購買も新たなチャンスになるといい、「購買前の事前の情報提供が重要で、価格以外の品質やこだわりをアピールするべき」と指摘しました。
さらに、現場での実行度を上げるにはコミュニケーションが重要だと指摘しつつも、「相手の気持ちや行動が変わってはじめてコミュニケーションといえる。現場の方にはポイントを絞ってシンプルに伝えること」と説明しました。
最後に「価値を創造することが利益につながる。商品を置いておけばよい、という売り場には価値はない」と述べ、経営改革の基本的な考え方として、「お客様のニーズを商品開発力と販売力の二本柱の強化で対応することで、価値創造の成果があがり、営業利益が拡大する」と締めくくりました。
2.Session2「激動2020 〜小売の最前線、その舞台裏〜」
[画像3: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-289656-2.png ]
2つ目のセッションでは、和歌山発・成長を続けるスーパーの雄 株式会社オークワの伊達義剛氏、メガネ業界の革命児 株式会社ジンズの海江田透氏、全国の小売企業に寄り添う 凸版印刷株式会社より船戸雅貴氏迎え、当社取締役CMO山本広樹をモデレーターに、今もなお激動の中にある小売の現場で何が起こり、企業はどう乗り越えているか、ディスカッションが繰り広げられました。
セッションの中では、ジンズの新サービス「CLICK&GO」の紹介や、山本が最近訪れたスーパーセンターオークワ掛川店の店内レポートを交えながら意見が交わされました。
伊達氏は「かつての状態に戻るとは考えていない。我々は今後『ニューノーマル』に対応したデジタルを活用し、顧客接点の拡大のために、積極的に新しい取り組みにチャレンジしていきたい。新時代のコミュニケーションを確立していかなければならない」と展望を述べました。
海江田氏も「コロナが起こる前から『DX(デジタルトランスフォーメーション)』と言われてきたように、一般消費者の行動は変わってきていた。それが一気に加速化した。緊張感を持ちながら、消費者の行動や生活様式の変化を見極めなければいけない」と指摘しました。
船戸氏は、「来店回数の減少や小商圏化が進む中、小売業の皆様もデジタルを通じてお客様との接点を作っていくのかが重要。Shufoo!を中心にデジタルの力でサポートしていきたい」と語りました。
セッションの最後に当社山本が「これから新しいものを受け入れていく環境の中では、チャレンジしていく文化づくりや風土も大事になってくる」と締めくくりました。
3.Session3「原点から次の時代へ 〜これからの店舗の在り方と、サービスの進化〜」
[画像4: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-379923-3.png ]
最後のセッションでは、当社マーケティング部 ゼネラルマネージャー の森谷尚平より、Shufoo!の新サービス「Googleマイビジネス連携」、「動画チラシ」などの発表を行いました。
森谷は「本格的なVUCAの時代が到来した。お客様からの信頼を得続けるために、今のニーズに適応していくことが大切」とし、「全顧客層との情報接点を作るため、効率的に情報発信すること。また、ECなど急速に広がった購買接点の多様化に、リアル店舗の強みで適応することが重要」と説明しました。
その後、今年7月に当社との業務提携を発表したCBcloud株式会社の皆川拓也氏をお迎えし、CMOの山本とともにCBcloudが展開する、”いま”欲しいを叶えるマッチング即日配送サービス「PickGo 買い物」の他、日常の買い物の未来について語りました。セッションの中では、Shufoo!と「PickGo 買い物」の具体的な連携イメージも初公開されました。
今回の業務提携にあたり、皆川氏は「ラストワンマイルでものを運ぶ能力が我々の価値であり強み。これは新たにやるには膨大なコストがかかる。一般顧客と接点を持つONE COMPATHと、運ぶ力を持っている我々が組むからこそニーズに即したプラットフォームを迅速に提供できるのではないか」と語りました。
山本は「コロナ禍において、自社リソースだけでなく強みを持つ企業と組むことで、実現に向けたスピード感を重視した」と振り返りました。
最後に皆川氏は「買い物サービスも富裕層が使うイメージだったが、コロナ禍によってより幅広い人達が使うサービスに変わっていると思う。今回の取り組みが成功すれば、今後配送エリアの拡大も考えている。スピード重視でサービス改善していきたい」と意気込みを見せてセッションを締めくくりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/18526/161/resize/d18526-161-145085-4.png ]
まとめとして、当社代表取締役社長CEOの早川礼が「『なぜ生活者は店舗を贔屓(ひいき)にするのか』という“原点”の答えについて、『消費以上の対価が得られるという“信頼”』だ」とし、「販促情報だけのDXだけでなく、小売全体のDXを進めていく中で、共創型でお店と生活者をつなぐ存在になっていきたい」と展望を語り、カンファレンスの幕を閉じました。
株式会社ONE COMPATHでは、企業ビジョンに掲げる“ワンマイル・イノベーション・カンパニー”として、今後も身の回りのワンマイルを大事にするサービス展開を行うとともに、みなさまに有益な情報を提供できる場としてオンラインセミナーやカンファレンスを定期的に開催してまいります。
■ご参加いただいたお客様の声(一部抜粋)
・コロナ禍による現状や意識の変化等を知る良い機会となりました。
・将来の店舗のあり方、OMOの実践などそれぞれのセッションが異なるタイプ、雰囲気だったので、面白く拝見いたしました。
・コロナ禍への対応だけでなく、今後も新しい生活様式として定着できるような構想や戦略をお話いただき、大変参考になりました。
■「Retail Compath #1今こそ、店舗コミュニケーションの原点へ」
【日時】10月8日(木)15:00〜17:40
【場所】Zoomを使用
【テーマ/登壇者】
1. Keynote Session 「店舗コミュニケーションの原点」
― 大久保 恒夫氏(株式会社リテイルサイエンス 代表取締役社長)
2. Session2 「激動2020 〜小売の最前線、その舞台裏〜」
― 伊達 義剛氏(株式会社オークワ 営業企画部 FSP・オーカード課 課長 兼内部監査室)
海江田 透氏(株式会社ジンズ CXS本部 CXMグループ シニアディレクター)
船戸 雅貴氏(凸版印刷株式会社 DXデザイン事業部)
山本 広樹(株式会社ONE COMPATH 取締役 CMO)
3. Session3 「原点から次の時代へ 〜これからの店舗の在り方と、サービスの進化〜」
― 皆川 拓也氏(CBcloud株式会社 執行役員 Head of partnership)
山本 広樹(株式会社ONE COMPATH 取締役 CMO)
森谷 尚平(株式会社ONE COMPATH メディアサービス本部マーケティング部ゼネラルマネージャー)
Wrap Up
早川 礼(株式会社ONE COMPATH 代表取締役社長CEO)
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