資生堂 ビューティーコンサルタント80周年 関連企画を実施
[14/07/04]
提供元:PRTIMES
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資生堂は、ビューティーコンサルタント(美容部員、以下、BC)の前身「ミス・シセイドウ」誕生80周年を記念し、今年度、さまざまな取り組みを行います。現在、資生堂企業資料館(静岡県掛川市)で開催している企画展「美を伝えて80年〜ミス・シセイドウからビューティーコンサルタントへ〜」をはじめ、6月より資生堂グループ企業情報サイト内に設けた専用コンテンツ「資生堂ビューティーコンサルタント80周年」の開設、秋には、BC80周年の象徴的イベントの開催やBS局にてBCをモデルとしたドラマの放映を予定しています。
1934年(昭和9年)、9名の「ミス・シセイドウ」から出発したBCは、現在、全世界で約22,000名活動しており、80年引き継いだ「おもてなし」の心をベースに、高い技術力と知識で愛用者を拡大し、事業の発展に大きな役割を果たしてきました。また、近年では、グローバル化、ITの進化に対応し、世界共通の行動指標の導入やWeb BCカウンセリングの導入、IT機器を活用した接客にも取り組んでいます。
今後、更なるITの進化や高齢社会の到来により、人と人との触れ合いがますます重要になると予想されます。また、情報があふれ、お客さまの購買行動が多様化する中、お客さまは自分ならではの美しさを求めています。いつの時代においても、お客さま自身が気づいていない美しさを提案してきたBCの本質は普遍ですが、お客さまの肌と心に寄り添い、人生までも豊かにするという一層高いレベルの存在を目指して、この80周年を機に、未来のBCの姿を創造していきます。
《BC80周年に関連する主な取り組み 》
1. 美を伝えて80年 〜ミス・シセイドウからビューティーコンサルタントへ〜
2014年12月21日(日)まで、資生堂企業資料館にて、歴代のBCコスチュームや活動用具を展示。各時代のBCの活動映像やポスター、新聞広告を通じてBCの歩みを紹介しています。
2. 「資生堂ビューティーコンサルタント80周年」WEBサイト
2014年6月18日(木)より、資生堂グループ企業情報サイト(http://www.shiseidogroup.jp/bc/?rt_pr=tr167)に「資生堂ビューティーコンサルタント80周年」を立ち上げ、ミス・シセイドウ誕生から80年の歴史、BCの仕事など、BCに関する情報を順次公開しています。
3. 「BC 誕生80周年」特別イベント
2014年10月24日(金)、資生堂銀座ビルにて、放送作家・脚本家 小山薫堂氏の脚本監修による朗読劇や歴代のコスチュームを着用したBCによる「RUNWAY SHOW」など、BCによるパフォーマンスを行う予定です。
また、イベント終了後、年内には、朗読劇と連動したドラマをBS局にて放映予定です。
4. キッザニア 資生堂ビューティーサロン パビリオン
将来の顧客となる子供たちに対し、化粧の楽しさ、BCという職業への憧れや親近感の醸成を目的に、2013年より、職業体験ができるテーマパーク「キッザニア甲子園」「キッザニア東京」に出展しています。
今年度は、BC誕生80周年にちなんだイベントを開催しており、今後も随時開催していく予定です。
《参考資料》
資生堂ビューティーコンサルタント(美容部員、以下、BC)について
【BCのあゆみ】
《1934年 BCのルーツ「ミス・シセイドウ」誕生》
昭和初期、男性店員による化粧品の販売が一般的だった当時、資生堂は企業のイメージアップを図りながら商品の販売を行うことを目的に、独自のキャンペーンガールを募集しました。
1934(昭和9)年、「良家の子女求む」という新聞広告のもと、250名近い候補者の中から選ばれた9名の「ミス・シセイドウ」は、美容や接客マナー、セールストークだけではなく、皮膚科学、色彩学、文化、芸術、西洋画法、声楽にいたるまで、集中的な教育を受けたあと、全国主要都市にて「近代美容劇」という舞台に立ちました。和装から洋装へと移り変わりつつあった女性の装いにあわせ、分かりやすく最新の美容法と技術を芝居形式で紹介するユニークな舞台であり、劇が終わると、順番を待つお客さまお一人おひとりの美容相談を受けました。テレビ放送がなかった当時、「美の体現者」として動く宣伝広告塔であるとともに、資生堂が提唱する「美容法」を伝える「美の伝道師」でもありました。
《1959年 ミス・シセイドウから美容部員へ》
「ミス・シセイドウ」は、美容法の普及のために全国を飛び回りましたが、戦争のため、第4期生をもって採用が中断されました。しかし、戦後の1948年には採用を再開、1959年にはより活動の場を広めるため、全国の販売会社が独自に採用していたメンバーと合わせ、「美容部員」という呼称を採用しました。その後30年余りに渡って親しまれた「美容部員」という名称は、同業他社も含めてその使用が一般化してきたことから、当社の独自性を前面に出す目的で、1990年に「ビューティーコンサルタント(BC)」に改称しました。
【グローバルに対応した取り組み】
《「グローバルBCコンテスト世界大会」の開催》
2004年から4年に一度、全世界のBCが参加する「グローバルBCコンテスト」を開催しています。全世界のBCが、美容技術・応対力をグローバルレベルで切磋琢磨し、交流する機会を設けることで、BCの士気と技術の向上を図っています。
2012年に開催した第3回大会では、総勢20,300名の中から中国のBCが最優秀賞を獲得するなど、日本発の「おもてなし」の心をベースにした美容技術・応対力は、全世界のBCに着実に浸透しています。
《「SHISEIDO BC OMOTENASHI CREDO(シセイト゛ウ ヒ゛ーシー オモテナシ クレト゛)」の導入&「ビューティーコンサルタントの誓い」の制定》
2009年、全世界共通のBCの活動の指針となる行動指標をまとめました。BCが「おもてなし」の心を添えて店頭で活動するための整容、お客さまへの心地よい向き方・肌の触れ方、美しくみえる商品の指し方、提示の仕方など、8つのアクションポイントを26言語に翻訳し、全世界のBCに提供しています。
また、本年、2014年には、BC誕生80周年を機に、国内外のBCやトレーニングマネージャーたちの意見を集約し、BCのあるべき姿や役割、使命を明文化した「ビューティーコンサルタントの誓い」を制定し、国内のBCに配布しました。今後、順次、全世界のBCにも配布する予定です。
【ITの活用】
《2012年 「Web BC カウンセリング」の導入》
2012年、資生堂の総合美容サービス「Watashi+(ワタシプラス)」にて、「Web BC カウンセリング」を開始しました。自宅にいながら、独自の教育を受けたWeb専任BCによる本格的なカウンセリングを受けることが出来るサービスです。気軽に体験できる「ライトチャット」の導入やブランドと連動した施策の積極的な展開などにより、現在、カウンセリング件数は大幅に増加しています。また、7月末からはタブレットPCにも対応していく予定です。
《2013年「ビューティー・タブレット(B-TAB)」の導入》
2013年6月より、店頭での接客応対の際に用いるタブレット型の携帯情報端末「ビューティー・タブレット」を、国内のBC約11,000名に配布し、活用を開始しました。端末には、スキンケア、メーキャップ、ファンデーションなどの商品選びに役立つアプリケーションが搭載されています。なかでも、独自に開発した「メーキャップシミュレーター」では、お客さまが、化粧を落とすことなく気軽に様々なメーキャップのパターンを体験することが可能になるなど、店頭における化粧品選択の楽しさを実感いただいています。
また、店頭で得られたお客さまの様々な意見やニーズを、「ビューティー・タブレット」を通じて集約、社内へフィードバックすることで、今後、新商品の開発等にも活用していく予定です。
▼資生堂ビューティーコンサルタント 80周年 WEBサイト
http://www.shiseidogroup.jp/bc/?rt_pr=tr167
▼プレスリリース
http://www.shiseidogroup.jp/releimg/2315-j.pdf?rt_pr=tr167
▼ 資生堂グループ企業情報サイト
http://www.shiseidogroup.jp/?rt_pr=tr167