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L'OCCITANE CSR NEWS vol5.2 2020 自然に寄り添うロクシタンの社会貢献活動

より良い未来へ向けてロクシタン製品の背後にあるものーフランスで40年以上にわたり、プロヴァンスの資源育成と自然由来の原材料に携わってきたロクシタンの日本における社会貢献活動についてお伝えします。




【Index】
1 日本ではグリーンプログラム開始から一周年。ホリデーギフトの資材削減の取り組みを推進するなど、環境問題に真摯に取り組んでいます!
2 脱プラを啓蒙する世界的な活動<Plastic Odyssey>を支援しています
3 ブルキナファソの女性たちの経済的自立支援をしています!
4 女性のエンパワーメントへの取り組みをさらに進めるため、全世界従業員対象のインクルーシブ育児休暇制度を創設
5 世界の森を守れ! オーストラリアとアマゾンの生態系をサポートする基金を創設しました
[コラム] NATURE & PEOPLE VOL.3 生産者インタビュー
ジャン‐ピエール ジュベールさん(アーモンド生産者)
[画像1: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-854121-0.jpg ]


1.日本ではグリーンプログラム開始から一周年。ホリデーギフトの資材削減を推進するなど、環境問題に真摯に取り組んでいます!

[画像2: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-611121-1.jpg ]


ロクシタンは、1976年の創設以来、自然、環境、そして私たちと協働する人々を尊重することを約束してきました。豊かな自然の恩恵を受けているブランドだからこそ、自然環境の保護は欠かせないものであり大切。ロクシタンの約束としてReduce(削減)、Recycle(循環経済)、React(反応する)の「3R」を掲げ、リサイクル可能なパッケージや再生資源を活用するなど、環境に優しい取り組みをしています。
「リサイクルで地球に美しいことはじめましょう」を合言葉に世界中のロクシタン店舗で展開しているリサイクルグリーンプロジェクト。日本では昨年3月から開始しています。来店時に対象となる製品の空き容器(プラスチック・ガラス・アルミ)を持っていくとメンバーズカード「クラブオクシタニア」に 「グリーンポイント」が付与されます。この「グリーンプログラム」導入後1年となる2020年3月末で回収容器の総重量は12,272.10Kgとなりました。
※「グリーンプログラム」詳細
https://jp.loccitane.com/greenprogram,123,2,92044,1326147.htm

[画像3: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-858202-2.jpg ]


また、2019年のホリデーコレクションは、Reducing Waste「地球の自然にやさしく」というコミットメントへの取り組みを体現。バイオダイバーシティ(植物の多様性の保護)をテーマに3つの香りを限定コレクションとして提案しました。ホリデーコレクションといえばギフト需要も高く、パッケージもきらびやかに過剰になりがちですが、今回は環境を考慮したコレクションを展開しました。新たに開発されたマイクロ段ボール構造を採用することでギフトボックスの重量を20%削減、梱包材の量を最適化する取り組みを行い、2018年のコレクションと比較して、段ボール使用は31,000kg以上も減らすことに成功しました。


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2.脱プラを啓蒙する世界的な活動<Plastic Odyssey>を支援しています

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環境問題といえば、今、海に大量に流出するプラスチックが、世界的な問題となっています。プラスチックが海に流れると、海洋汚染を引き起こし、魚などの生態系を壊してしまいます。脱プラ問題は大きな課題ですが、そんな中、フランスの若者4人が立ち上げたのがプラスチック・オデッセイ(Plastic Odyssey)です。 このプロジェクトは廃プラスチックが「資源」として利用できることを広く認識してもらうために、プラスチックごみを燃料とした帆船、プラスチック・オデッセイ号で、世界一周するというものです。船はプラスチック汚染の影響を最も受けているアフリカ、ラテンアメリカ、アジアを3年かけて巡り、30以上の寄港地に停泊する予定です。プラスチック廃棄物を船上で収集、選別、リサイクルします。ロクシタンは、プラスチック・オデッセイ号の旅の途中、寄港して降機中に彼らが実施する環境教育活動に資金を提供しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-746858-5.jpg ]


ロクシタンのグローバルブランドディレクター、エイドリアン・ガイガーは「私たちはこのコンセプトにすぐに共感しました。アプローチは独創的なうえに、よく考えられています。環境に影響を与える緊急事態にも具体的に対応しています」と述べています。プラスチック・オデッセイを支援することは、ロクシタンが掲げる「Reducing Waste」、汚染物質に第二の生命を与える「循環経済」というビジョンを達成することにもつながります。


3.女性のリーダーシップを推進するために、自立を支援しています!

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ロクシタンは、女性の社会的、経済的自立をサポートしています。きっかけは、1980年代の初め、ロクシタン創設者オリビエ・ボーサンが旅の途中で西アフリカのブルキナファソに立ち寄り、そこで「ウィメンズゴールド」とも呼ばれるシアバターに出合ったことです。以来、40年以上に渡り、ブルキナファソの女性たちとパートナーシップを結んで協働しています。シアバターはブルキナファソでは「ウィメンズゴールド」と呼ばれていて、伝統的にシアの実を収穫してシアバターを作れるのは女性だけです。シアバターの生産者とは100%公正なフェアトレード取引を行っています。この取引で収入を得た女性たちは、活動の場が広がるだけでなく、社会的地位も向上しました。彼女たちが家計に貢献することで、子供たちの教育費も支援できるようになったのです。12人の女性とスタートしたパートナーシップは、現在では10,000人以上にのぼります。
[画像8: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-982951-7.png ]


ロクシタンは、2020年までにブルキナファソの33,000人以上の女性の社会経済的自立を支援することを目標にしています。2006年からはロクシタンファウンデーション(基金)を通して、ブルキナファソの女性たちに、起業のためのマイクロクレジット(少額資金融資)及びトレーニングプログラムなどのサポートを実施。さらなる経済的自立を図るサポートを行っています。また女子児童への教育サポートも推進。2017年から2018年の学期においては、ユニセフによるプログラム支援で、450人の女子児童が学校に通うことができました。ロクシタンのこのような活動が評価され、BCtA’s Annual Forumでも紹介されました。
日本では、東日本大震災の支援の一環として、NPOと協働で起業する女性のサポートや地域コミュニティで活躍する女性への教育プログラムの提供を行っています。
日本では、東日本大震災の支援の一環として、NPOと協働で起業する女性のサポートや地域コミュニティで活躍する女性への教育プログラムの提供を行っています。
・ロクシタンの女性支援
https://jp.loccitane.com/empowering-women,123,2,93644,1365338.htm
・BCtA's Annual Forumの紹介記事
https://group.loccitane.com/group/news/loccitanes-resist-programme-showcased-bctas-annual-forum

ブルキナファソの女性自立支援のためのチャリティー製品

ハイビスカスとベリーがみずみずしく香るシアバター。 国際女性デーを記念したチャリィーバームが今年も登場。本製品の収益は、女性たちの自立を支援するNGO団体に寄付されます。ウーマンズ デー シアバーム ハイビスカス【2月19日より数量限定発売※2020年3月末すでに完売済】 20g ¥1,500(税込¥1,650)

[画像9: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-730486-8.png ]


4.女性のエンパワーメントへの取り組みをさらに進めるため、全世界従業員対象のインクルーシブ育児休暇制度を創設

[画像10: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-939912-9.jpg ]


ロクシタングループは、あらゆる形態・規模の家族をサポートするための世界的な育児休暇制度の創設を3月5日に発表しました。この制度は、新たに迎えた子どもとの絆を深めるため、主な育児の担い手に最低20週間の賃金全額補償の有給休暇、二次的な育児の担い手には、最低12週間の賃金全額補償の有給休暇を与えるというもので、全社オフィス、工場、直営店舗を含む全世界の従業員に対し、子どもを出産、養子縁組、代理母出産のいずれの方法で迎えた場合にも適用されます。現在の全従業員のうち、87%を女性が占めています。新たな育児休暇制度は女性を惹きつけ、定着させ、昇進させるという目標に対し、グループが持つ強みをさらに強化するものです。また、男性の育児休暇取得を推進するとともに、女性がその能力を十分に発揮できるように“ガラスの天井“を打ち割ることを目指していくという企業姿勢を表すものです。
日本においては、社会保険制度等を踏まえたうえで、2020年度内を目途に男女の区別なく、従業員に対して期間中の所得につき給与額と同等程度の保証をできるよう制度を整備する予定です。


5.世界の森を守れ! 生態系をサポートする基金を創設しました

[画像11: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-106436-10.jpg ]

2019年9月より多発化したオーストラリアの大規模森林火災は、南東部を中心に今なお収束することなく被害に見舞われています。オーストラリアの火災のほとんどは自然発火が原因ですが、アマゾンやカリフォルニアなど近年起こる山火事は、温暖化など気候変動の影響を受けているともいわれています。
ロクシタンは2020年1月20日、アマゾンやオーストラリアの壊滅的な森林火災などの自然災害によって深刻な影響を受けている生態系をサポートするため、40万ユーロの支援基金「ロクシタン生態系復元基金(L'OCCITANE Ecosystem Restoration Fund)」を新たに創設し、最初のアクションとしてオーストラリアの景観回復に役立つ植林や農林業計画への即時貢献のため20万ユーロを寄付しました。
[画像12: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-134035-11.jpg ]


ロクシタングループのレイノルド・ガイガー最高経営責任者(CEO)は「我々は、世界の様々な地域の美しい風景、野生生物、コミュニティを破壊した最近の火災の惨禍を目の当たりにし、本当にショックを受け、悲しんでいます。責任あるビジネスリーダーとして、この問題を見逃すことはできません。将来世代のために健全な生態系を再構築するため、自らの役割を果たさねばなりません」と述べました。ロクシタンはこうした環境災害発生時にも今後即時に対応できるよう努めています。



NATURE & PEOPLE VOL.3 生産者インタビュー

製品の原材料となるハーブや花を育てる生産者はロクシタンにとって大切な存在。彼らの努力、献身、そして技術なくして高品質な製品をつくり出すことはできません。
ロクシタンは現在、情熱ある生産者と複数年契約を結び、一年を通して彼らに寄り添い共に仕事をしています。
<Nature & People> では、ロクシタンにとって大切な「自然」と「人々」についてお届けします。

[画像13: https://prtimes.jp/i/11965/172/resize/d11965-172-665143-12.jpg ]

ジャン‐ピエール ジュベールさん
JEAN-PIERRE JAUBERT
(アーモンド生産者)

家族の伝統
「私たち家族はこれまで300年にわたりプロヴァンスの中心にあるバランソル高原で生活しています。私の祖父母は、1900 年代初頭にアーモンドの栽培と共に小さな牧羊場を始めました。その時、高原には多くの羊がおり、アーモンドの木の日陰は羊たちの休息の場となっていました。収穫時には木の実の緑の皮(外皮)が羊のえさになりました。刈り取りの後に残った木の実の殻と枝は我が家で燃料として利用されました。アーモンドの栽培と牧羊は互いに補完しあうものだったのです。

アーモンドの実はすべて手で収穫し、大きな籐かごに入れるのですが、こうした私たちの一日の仕事は太陽の動きに合わせたものでした。夕方になると女性たちは地元のコミュニティールームに集い、男性たちは殻から取り出したアーモンドの外皮を剥く作業をします。それは作業しながらも仲間と共に楽しく過ごす特別な時間です。私たちはそこで‘オレイエット' (プロヴァンス特有の揚げ菓子) を食べるのです。テレビなどに邪魔されることのない楽しくてにぎやかな田舎の暮らしです。
私の父は1929 年に祖父母の農場を引き継ぎました。父と叔父は森に生育する野生のラベンダーを摘み取って地元の貴族が建立した小さな蒸留所に持ち込んでいました。1960年に農業機械が導入され、ほとんどのアーモンドの木は堀り出されて、代わりにより儲けのでる雑種のラベンダーが植えられました。何代も続いたアーモンドの木々は高原から消えてしまったのです。」

牧羊家からアーモンド栽培者へ
「私は再び高原にアーモンドの木を栽培しようと1979 年に両親の農場を引き継ぎました。雑種のラベンダー栽培の資金になっている政府からの補助金は減少しており、多様化が必要だと考えたのです。アーモンドの栽培は私の土地の石灰質粘土にとても適していました。両親はアーモンドについての知識が豊富でした。実際二人はアーモンドの収穫が縁で出会ったのです。つまり私はアーモンドの木のおかげで誕生したとも言えます。それゆえこの木は私にとってとても身近なものなのです!
しかし栽培をはじめた当初は大変でした。なぜなら以前高原で栽培されていた種子と同種の種を見つけるために、霜に強い種を数多く試さなくてはいけなかったからです。
その時点ではアーモンドの木の栽培に使った土地はほんのわずかでした。しかし、2000年にロクシタンの創設者であるオリビエ・ボーサンに出会い、アーモンドを使った化粧品開発のプロジェクトの話を聞いた私たちはその提案に参画しようと思いました。そして兄のアンドレと私は5,000本の木(25ヘクタール)を栽培する事を決めたのです。
植えた木々は順調に成長したため、5年後さらに25ヘクタールに植樹しました。ロクシタンはアーモンドの木の栽培に関する調査とビジネス成功のために力を貸してくれました。私たちはアーモンドの木の栽培を続けるために協力しあいました。ロクシタンのアーモンドシリーズの大成功を受けて、2010年にはさらに25ヘクタールに追加植樹して、現在では合計75ヘクタールでアーモンド栽培を行っています。2005年にはローラーを購入しました。娘のポーリンもこのプロジェクトに参加し、小さな店をオープンして私たちの栽培したアーモンドを販売しています。これが何代にもわたる家族のストーリーになったのです。」

「私はアーモンドの木が限られた場所でしか生育しないことを知っています。この高度700メートルにある高原の乾燥した土壌のおかげで、私たちのアーモンドの木は大きく育ち、ビジネスとしても成功しています。これらの木が健康に育つ姿を見てこの特別な場所の素晴らしさを日々楽しんでいます。私はこれからもバランソル高原で美しいアーモンドの木を育てていきます!」

私たちの理念
「現在、私は様々な種類のアーモンドの木を80ヘクタールの土地で栽培しています。天候にもよりますが、年あたり45〜50トンに相当する量です。寒波を乗り切るのはなかなか困難です。木はマイナス2度で凍結し、どのアーモンドも生育を停止してしまいます。2月の非常に早い段階で最初の花が咲き、それが春を知らせるサインです。子供の頃は小さな自転車にのって最初の花を摘み、それを母へのプレゼントとすることが私の楽しみでした。霜のトラブルを解決するため3台の風力タービンを設置し、木の周りに温風を送り、温度がマイナスにならないように上昇させています。成長する時期のアーモンドは非常に手がかかる木なのです。5月頃には最初の実をつけ、水が必要となります。9月になるとこの土地特有の気候と高原からの自然な風のおかげでアーモンドの実は木の上で自然に乾燥します。収穫し、脱穀された後、箱詰めされたアーモンドは地元農家の市場で直接販売されるのです。

私たちは有機の化学肥料のみを使用し、この土地の生物多様性を保持しています。それは私たちにとっても非常に重要な事です。除草を行わないことで虫を地面で生活させ、木に登るのを防ぎます。虫たちも私たちの生態系の一部なので、彼らの存在も大切です。受粉のために義理の息子がアーモンドの木の中央に300個のハチの巣を設置してくれました。ミツバチは、夏はラベンダーの受粉のために、春はアーモンドの花の受粉のために活躍してくれます。私たちが手をかける必要があるのは冬の間にアーモンドの実の中で蛹になるハチ類の害虫への対策で、開花期の一度のみです。このハチは温度が上昇するとすぐにやってきて花に針を刺します。刺された花から出来たアーモンドの実は自然には落果せず、使用出来なくなります。アーモンドの木はたくさんの水を必要とはしませんが、必要な場合に備えて私たちは雨水貯留池を作り、溶雪もここに集めています。夏はこの池がハチたちの飲み水となっています。私たちは、このようにアーモンド畑を手入れし、観察することでその習性をより理解しようと日々努めています。」


ロクシタンジャポン株式会社
輝く太陽と咲き誇る花々の豊かな自然に包まれた南仏プロヴァンス。1976年にその地で生まれたロクシタンは、厳選された植物素材を使用したスキンケアやボディケア、フレグランス製品などを通じて、プロヴァンスの生活を提案するライフスタイルコスメティックブランドです。植物原料とエッセンシャルオイルを使用したナチュラルコスメの先駆けとしてスタートして以来、その上質なアイテムの数々は90ヶ国以上、約3000店舗で展開し、世界中の人々に愛されています。
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