超小型LEDランプの信頼性と効率を向上させる1次側制御ドライバICを発表
[11/03/01]
提供元:PRTIMES
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高耐圧ブロックの集積と超高効率の動作が両立し、
LED照明を極めて高精度に制御
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エレクトロニクス分野における多種多様のアプリケーションに製品を提供し、照明
制御用ICの世界的サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、
以下ST)は、AC電源から直接動作させることができる新しいLED証明用ドライバIC
ファミリの最初の製品を発表しました。同製品は、1次側電流制御機能を搭載したこと
により、高信頼性・高効率のLED照明を実現することができます。
既存の白熱電球とソケット互換性があるレトロフィット電球を含むLED照明は、
2020年までに照明機器市場全体の80%に達するものと予測されています。1次側制御
により、レトロフィット電球の部品コストを低減できるため、投資回収期間の短縮、
設計の簡略化およびLED制御回路の小型化が可能になります。
STの高耐圧集積化プロセスによって製造される新しいHVLED805は、競合製品を
上回るアバランシェ耐性(800V)を持つパワーMOSFETを内蔵することにより、高い
信頼性を実現します。また、ICに内蔵された高電圧スタートアップ回路により、
照明に印加されたAC電源からICを起動させることが可能です。
技術情報
1次側制御機能は、照明から得られる光を安定的に保持するために、LEDを流れる電流の
定電流制御を行います。この時、従来の2次側制御ドライバICで必要だった電流
検出抵抗とオプト・カプラが不要になります。そのため、LEDドライバ回路
全体のコストとサイズを低減できます。さらに、電流検出抵抗による損失の減少に
より、回路全体の電力効率が向上します。
HVLED805は、1次側制御機能を採用したことにより、LED電流制御の精度を5%以内に
保証しています。また、平均故障間隔 (MTBF) 低下の要因であった2次側オプト・
カプラが不要であるため、ランプ全体の信頼性向上に繋がります。
HVLED805の1次側制御コントローラ回路は効率的な電源投入のために高電圧
スタートアップ回路を内蔵しています。また、800V耐圧のパワーMOSFETを内蔵する
ことにより、外付けスナバ回路の小型化が可能になります。さらに、非常
に高効率な擬似共振トポロジの採用することで、LED照明をさらに省エネルギー化
すると共に、EMIフィルタも大幅に小さくできるため、基板スペースとコストを低減
できます。
HVLED805の主な特徴
・パワーMOSFETのアバランシェ定格:800V
・定電流制御の精度: 5%以内
・擬似共振動作
・高電圧スタートアップ回路
・LEDストリングのオープンおよびショートに対する保護機能
・AC電源からIC用の電源を生成する自動自己給電機能
・AC電源の変動に依存しない定電流制御を実現する入力電圧フィード・フォワード
機能
SO-16Nパッケージにて提供されるHVLED805は、現在量産中で、
単価は1万個購入時に約0.70ドルです。大量購入時の単価については、
お問い合わせください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2010年の売上は103.5億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL:03-5783-8250 FAX:03-5783-8216