国立高専全51校が「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の認定を目指す
[22/09/25]
提供元:PRTIMES
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〜今夏、リテラシーレベルに33校、応用基礎レベルに5校の国立高専が認定。データサイエンス・AI人材の育成に貢献〜
独立行政法人国立高等専門学校機構(東京都八王子市、理事長:谷口 功、以下 、高専機構)は、2022年度の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」(実施:文部科学省)の募集に、全国の33の国立高等専門学校(以下、国立高専)が申請し、33件が認定され、2021年度の9件と合わせて、42件(全国国立高専のうち8割強)が認定されました。また、自らの専門分野への数理・データサイエンス・AIの応用基礎力を習得することを目指す同認定制度(応用基礎レベル)に5校7件申請し、全て認定されました。(※1)
[画像1: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-2c26b92813387425fc4a-0.png ]
高専機構では、この認定制度が始まる前から社会の潮流を捉え、高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業を進めています。中でも「K-DASH」(ケーダッシュ)プロジェクト(※2)では、AIやビッグデータなどの技術を組み合わせる実装力を身につけた人材育成としての高度化を図り、各高専と連携してSociety5.0時代における高専教育の質保証と人材育成に取り組んでいます。この取り組みが、全国国立高専の8割強が認定を受けることにつながりました。
リテラシーレベルでは全校8割強の42校が認定
政府の定める「AI戦略2019」(※3)では、「文理を問わず、全ての大学・高専生(約 50 万人卒/年)が、課程にて初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得」を具体的目標の一つに掲げています。この達成を目指し、大学・高専の正規課程教育のうち優れた教育プログラムを政府が認定する制度「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」の公募が、2021年度から行われています。
2021年度は78件が認定され、そのうち国立高専からも9校の申請のうち9件が認定されました。2022年度は33校の国立高専が申請し、33件が認定され、2年間で42件が認定されたことになります。
2023年度には残り9校が申請し、全51校の国立高専が認定されることを目指しています。
先導的で独自の工夫・特色を有するリテラシーレベルプラスも2校選定
認定された教育プログラムの中から、先導的で独自の工夫・特色を有するものを「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)プラス」としています。2021年度は11件が選定され、国立高専からは長岡高専が選定されました。2022年度は7件がプラス選定され、そのうち国立高専では、富山高専が選定されました。
AI×専門分野のダブルメジャーを促進する応用基礎レベルも5校7件が認定
また、一定規模の大学・高専生(年間約25万人)が自らの専門分野への数理・データサイエンス・AIの応用基礎力を習得することを目指す「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」の公募も2022年度から開始されました。国立高専からは5校(苫小牧・旭川・富山・石川・佐世保高専)7件の教育プログラムが認定されました。
実践的・創造的技術者を養成する高専は、これからも社会・経済構造の変化、技術の高度化、社会・産業・地域のニーズ変化を踏まえ、学生が数理・データサイエンス・AIの基礎知識を身につけ、好奇心と創造力を発揮できる教育環境整備に取り組んでいきます。
<参考>
※1 2022年度認定国立高専一覧
「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル・応用基礎レベル)」の認定・選定結果について:
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/suuri_datascience_ai/1413155_00011.htm
※2 高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業とK-DASHについて
高専機構では2020年度から、Society 5.0により実現する未来技術をリードする高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業GEAR 5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)、COMPASS 5.0(次世代基盤技術教育のカリキュラム化)を立ち上げています。
K-DASH(KOSEN Mathematics, Data science and AI Smart Higher Educational Community)では、COMPASS 5.0のプロジェクトとして、全国の国立高専と連携し数理・データサイエンス・AI教育を進めています。『AI×DS(データサイエンス)で加速する高専生』『AIとデータでスペシャリストへ加速する高専生』を全国高専で育成すべき人材像としています。以下のピラミッド型人材育成を展開し、卒業生の100%にリテラシーレベル、20%以上に専門レベルを習得させ、1%のトップレベルから研究者、起業家などの人材を輩出することを目指しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-455e174a94fc27d43dcc-1.png ]
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業:
https://www.kosen-k.go.jp/about/profile/gear5.0-compass5.0.html
K-DASH:https://k-dash.nc-toyama.ac.jp/
※3 「AI戦略2019」
2019年6月に、統合イノベーション戦略推進会議で決定されました。現在、「AI戦略2022」が公開されています。
詳細参考URL 内閣府HP:https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/index.html
[画像3: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-bd38f318a9c1274704c3-2.png ]
エキスパート、応用基礎、リテラシーレベルの主な取組と育成目標【2025年】
出典: 令和元年7月9日内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)資料
(URL:https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/attach/pdf/ai-15.pdf)
●高等専門学校(高専)とは?
高等専門学校(高専)は、中学校卒業後の15歳から本科5年一貫の教育(商船学科5年6カ月)によって実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。
独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)は、全国に51校の国立高専を設置し、学生総数は約5万人、教職員総数は約6千人に及びます。その独自の教育方法と高度な教育レベルが、産業界はもとより、教育界、さらには国際社会から極めて高く評価されています。
現在、本科卒業後の約6割の学生が社会に出て、産業や社会の発展の中心的な担い手として活躍しています。残り4割は、さらに専攻科に進学して2年間のより高度な専門教育を受ける者、技術科学大学をはじめとする4年制大学に編入学してより高度な教育を受ける者、海外の大学等に留学する者など、そのキャリアパスは極めて多様です。
●独立行政法人国立高等専門学校機構について
社会が必要とする技術者を養成するため、中学生の卒業生を受け入れ、5年間一貫の技術者教育を行う高等教育機関として、現在、全国に51の国立高等専門学校(高専)を設置しています。
高専のカリキュラムは、実験・実習を重視した専門教育を早期段階から行うことにより、20歳の卒業時には大学と同程度以上の知識・技術を身につけるものとなっています。卒業生は日本の産業や社会の発展を担う中心的な役割を果たし、ものづくり大国である日本を支えています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-22512b0ba32f94c19ab9-3.png ]
独立行政法人国立高等専門学校機構 HP:https://www.kosen-k.go.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
富山高等専門学校 教務課
(高専機構COMPASS 5.0「K-DASH 」プロジェクト拠点校)
〒939-8630 富山県富山市本郷町13番地
Tel:076-493-5405 、FAX:076-493-5488
gaku@nc-toyama.ac.jp
[画像5: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-989c37afb2fd3f64eb77-4.jpg ]
〜2022年度、高等専門学校制度は創設60周年を迎えます〜
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/
独立行政法人国立高等専門学校機構(東京都八王子市、理事長:谷口 功、以下 、高専機構)は、2022年度の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」(実施:文部科学省)の募集に、全国の33の国立高等専門学校(以下、国立高専)が申請し、33件が認定され、2021年度の9件と合わせて、42件(全国国立高専のうち8割強)が認定されました。また、自らの専門分野への数理・データサイエンス・AIの応用基礎力を習得することを目指す同認定制度(応用基礎レベル)に5校7件申請し、全て認定されました。(※1)
[画像1: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-2c26b92813387425fc4a-0.png ]
高専機構では、この認定制度が始まる前から社会の潮流を捉え、高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業を進めています。中でも「K-DASH」(ケーダッシュ)プロジェクト(※2)では、AIやビッグデータなどの技術を組み合わせる実装力を身につけた人材育成としての高度化を図り、各高専と連携してSociety5.0時代における高専教育の質保証と人材育成に取り組んでいます。この取り組みが、全国国立高専の8割強が認定を受けることにつながりました。
リテラシーレベルでは全校8割強の42校が認定
政府の定める「AI戦略2019」(※3)では、「文理を問わず、全ての大学・高専生(約 50 万人卒/年)が、課程にて初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得」を具体的目標の一つに掲げています。この達成を目指し、大学・高専の正規課程教育のうち優れた教育プログラムを政府が認定する制度「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」の公募が、2021年度から行われています。
2021年度は78件が認定され、そのうち国立高専からも9校の申請のうち9件が認定されました。2022年度は33校の国立高専が申請し、33件が認定され、2年間で42件が認定されたことになります。
2023年度には残り9校が申請し、全51校の国立高専が認定されることを目指しています。
先導的で独自の工夫・特色を有するリテラシーレベルプラスも2校選定
認定された教育プログラムの中から、先導的で独自の工夫・特色を有するものを「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)プラス」としています。2021年度は11件が選定され、国立高専からは長岡高専が選定されました。2022年度は7件がプラス選定され、そのうち国立高専では、富山高専が選定されました。
AI×専門分野のダブルメジャーを促進する応用基礎レベルも5校7件が認定
また、一定規模の大学・高専生(年間約25万人)が自らの専門分野への数理・データサイエンス・AIの応用基礎力を習得することを目指す「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」の公募も2022年度から開始されました。国立高専からは5校(苫小牧・旭川・富山・石川・佐世保高専)7件の教育プログラムが認定されました。
実践的・創造的技術者を養成する高専は、これからも社会・経済構造の変化、技術の高度化、社会・産業・地域のニーズ変化を踏まえ、学生が数理・データサイエンス・AIの基礎知識を身につけ、好奇心と創造力を発揮できる教育環境整備に取り組んでいきます。
<参考>
※1 2022年度認定国立高専一覧
「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル・応用基礎レベル)」の認定・選定結果について:
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/suuri_datascience_ai/1413155_00011.htm
※2 高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業とK-DASHについて
高専機構では2020年度から、Society 5.0により実現する未来技術をリードする高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業GEAR 5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)、COMPASS 5.0(次世代基盤技術教育のカリキュラム化)を立ち上げています。
K-DASH(KOSEN Mathematics, Data science and AI Smart Higher Educational Community)では、COMPASS 5.0のプロジェクトとして、全国の国立高専と連携し数理・データサイエンス・AI教育を進めています。『AI×DS(データサイエンス)で加速する高専生』『AIとデータでスペシャリストへ加速する高専生』を全国高専で育成すべき人材像としています。以下のピラミッド型人材育成を展開し、卒業生の100%にリテラシーレベル、20%以上に専門レベルを習得させ、1%のトップレベルから研究者、起業家などの人材を輩出することを目指しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-455e174a94fc27d43dcc-1.png ]
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業:
https://www.kosen-k.go.jp/about/profile/gear5.0-compass5.0.html
K-DASH:https://k-dash.nc-toyama.ac.jp/
※3 「AI戦略2019」
2019年6月に、統合イノベーション戦略推進会議で決定されました。現在、「AI戦略2022」が公開されています。
詳細参考URL 内閣府HP:https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/index.html
[画像3: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-bd38f318a9c1274704c3-2.png ]
エキスパート、応用基礎、リテラシーレベルの主な取組と育成目標【2025年】
出典: 令和元年7月9日内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)資料
(URL:https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/attach/pdf/ai-15.pdf)
●高等専門学校(高専)とは?
高等専門学校(高専)は、中学校卒業後の15歳から本科5年一貫の教育(商船学科5年6カ月)によって実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。
独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)は、全国に51校の国立高専を設置し、学生総数は約5万人、教職員総数は約6千人に及びます。その独自の教育方法と高度な教育レベルが、産業界はもとより、教育界、さらには国際社会から極めて高く評価されています。
現在、本科卒業後の約6割の学生が社会に出て、産業や社会の発展の中心的な担い手として活躍しています。残り4割は、さらに専攻科に進学して2年間のより高度な専門教育を受ける者、技術科学大学をはじめとする4年制大学に編入学してより高度な教育を受ける者、海外の大学等に留学する者など、そのキャリアパスは極めて多様です。
●独立行政法人国立高等専門学校機構について
社会が必要とする技術者を養成するため、中学生の卒業生を受け入れ、5年間一貫の技術者教育を行う高等教育機関として、現在、全国に51の国立高等専門学校(高専)を設置しています。
高専のカリキュラムは、実験・実習を重視した専門教育を早期段階から行うことにより、20歳の卒業時には大学と同程度以上の知識・技術を身につけるものとなっています。卒業生は日本の産業や社会の発展を担う中心的な役割を果たし、ものづくり大国である日本を支えています。
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独立行政法人国立高等専門学校機構 HP:https://www.kosen-k.go.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
富山高等専門学校 教務課
(高専機構COMPASS 5.0「K-DASH 」プロジェクト拠点校)
〒939-8630 富山県富山市本郷町13番地
Tel:076-493-5405 、FAX:076-493-5488
gaku@nc-toyama.ac.jp
[画像5: https://prtimes.jp/i/75419/192/resize/d75419-192-989c37afb2fd3f64eb77-4.jpg ]
〜2022年度、高等専門学校制度は創設60周年を迎えます〜
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/