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ファーウェイ、米ハネウェルとのグローバルな協業を発表

スマート・ビルディング・ソリューションを開発




ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は3 月20 日、世界最大級のIT 見本
市CeBIT 2017(3 月20〜24 日、ドイツ・ハノーバー)において、米ハネウェルと協業し、最新の
IoT 技術を活用してビルのサステナビリティ、セキュリティ、エネルギー効率を向上させるスマート・
ビルディング・ソリューションの市場化に取り組むことを発表しました。

[画像: https://prtimes.jp/i/7389/199/resize/d7389-199-911552-0.jpg ]



両社はこの協業を通じて、グローバル市場における大規模スマートシティ・プロジェクトに共同で取り組み、都市行政当局が居住者にとって望ましく住みよい都市づくりと、コスト管理を両立できるインテリジェントな都市インフラストラクチャの構築を支援していきます。

両社はすでに、中国・深圳の竜崗区スマートシティ・プロジェクトにおいて協業しています。このプロジェクトにおいてハネウェルは、HVAC(暖房、換気、および空調)、セキュリティ、防火インフラストラクチャを支える従来のビル・オートメーション・システムに加えてコネクテッド・ビルディング・ソリューションを提供し、ビル管理ダッシュボード、警報管理、効率的な設備管理を目的とした作業手順管理、緊急対応、予防保守のすべてのサブシステムを統合しています。一方、ファーウェイは、データセンター、セキュリティ保護とモニタリング、IoTゲートウェイ、クラウド・サービスなどのICTインフラストラクチャを提供しています。

今回の共同ソリューションで重要な役割を果たすのが、今回発表したファーウェイの新IoTゲートウェイです。このIoTゲートウェイは、ハネウェルの子会社である米トリディアムのビル監視・制御用IoTミドルウェア・プラットフォームであるNiagara Framework(R)をベースとしたもので、ビルのデータを収集・分析し、異常の検知、推測、意思決定能力をお客様に提供します。

このソリューションは、アクセス管理、侵入監視、災害検知などの機能によってセキュリティ面でビルのインテリジェンスを大幅に向上します。IoTゲートウェイは、冷暖房制御、自然資源の利用管理、電気器具管理などの機能によって省エネ機能を提供します。また、照明、輸送、通信の制御によって効率性や利便性を向上するほか、お客様により持続可能で安全なエネルギー効率の高いコネクテッド・ビルディング実現に向けた革新的なソリューションを提供します。

また、このゲートウェイにはファーウェイが開発したEdge-Computing-IoT(EC-IoT)ソリューションが搭載されており、スマート・ビルディング分野で初めて活用される事例となります。このソリューションは、ファーウェイのIoTゲートウェイ AR502シリーズとアジャイル・コントローラー、さらにトリディアムのNiagara Framework(R)を、他のパートナーのさまざまなセンサー、制御デバイス、ビル管理システムと統合します。これにより、さまざまなセンサーと制御デバイス間で統一された相互接続と相互通信を実現すると同時に、多数のIoT端末をクラウド上で管理し、ビル管理システムの分散展開や拡張を可能にします。

ファーウェイは、過去数年にわたりハネウェルと、スマートシティ、コネクテッド・ビルディング、スマート・エネルギー、インダストリアルIoT分野での協業の機会を模索してきました。両社は、中国や中東、中央アジアやアフリカなどの高い成長が見込まれる地域でのビジネス・チャンスをともに探求していくことで合意しています。ハネウェルはまた、ファーウェイの企業向けソリューション・パートナー・プログラムのパートナーでもあります。ファーウェイはこのパートナー・プログラムを通じて、参加企業にオープンなAPI、世界各地のエキスパートによるサポート、ラボ・リソースを提供しています。これらの取り組みを通じ、パートナー各社がテクノロジーによってお客様により“つながった”安全でクリーンなビル、家、都市を提供できるよう後押ししていきます。

ファーウェイ スイッチおよびエンタープライズ・ゲートウェイ プロダクトライン プレジデントである胡克文(ケビン・フー)は次のように述べています。 「ファーウェイとハネウェルの両社は、ともにフォーチュン500に名を連ねる強力な研究開発とイノベーション能力を持つ企業として、お客様のニーズに対応し、お客様がデジタル変革による利点を最大限に活用できる製品・ソリューションの開発に注力しています。ファーウェイのスマート・ビルディング・ソリューションは、世界各地のお客様に高品質なサービスを提供し、ビルのエネルギー効率向上とスマート化を実現していきます」

ハネウェルのホーム&ビルディング・テクノロジー・ビジネス 中国・アジア太平洋地域エンジニアリングおよびテクノロジー担当バイス・プレジデントの張大可(デイビット・ジャン)氏は次のように述べています。 「ハネウェルはファーウェイと数年にわたり協業し、グローバルなコネクテッド・ビルディング市場へのニーズに対応しています。ファーウェイから発表された新IoTゲートウェイ・ソリューションはビルディング・オートメーション分野での2社の共同イノベーションから生まれたものです。こうした双方に利益をもたらす協業は同時に、ビルディング・オートメーション技術の迅速な統合を可能とし、ビル所有者に価値を提供していきます」

ファーウェイEC-IoTゲートウェイは、さまざまなIoTインターフェースを提供し、ビルのさまざまなアクセス・シナリオに対応できることに加え、照明、安全性、配電、測定、HVAC、電気器具の制御などのサブシステムへのアクセスと管理を一元化します。オープンなテクノロジーによって、Niagaraソフトウェアの簡単なインストールを可能とするほか、1,000種類以上の産業プロトコルにも対応します。

また、このEC-IoTゲートウェイは、分散型のほかスケーラブルな配置にも対応しており、さまざまな形のインテリジェンス制御に対応しています。エッジ・コンピューティングによって、データ集約、セキュリティ、プライバシー保護、リアルタイムのサービス応答、エッジ・インテリジェンス分析などの付加価値サービスも提供可能です。一方、アジャイル・コントローラーは、多数のIoT端末をクラウド上で集中管理し、端末、接続、コンピューティング、アプリケーションなどのリソースを連携させます。

ファーウェイは通信分野で業界をリードするテクノロジーとソリューションを有しています。一方、ハネウェルのビルディング・オートメーション・テクノロジーは世界の1,000万棟以上のビルで採用されています。こうした両社の強みを融合するとともに、強力なチャネルやエコシステムを活用し、中国、東南アジア、南太平洋、西ヨーロッパなどの主要な市場の商業ビル、教育・企業・産業施設などでこのソリューションを展開していく予定です。

現在までに、ファーウェイのEC-IoTソリューションは電力、照明、エレベーター、ビルなどの複数の垂直産業で活用されており、世界各地の人々に利便性の高いサービスを提供しています。ファーウェイはIoT分野に対する投資とイノベーションに注力し、企業や産業のデジタル変革を支えていきます。


3 月20〜24 日までドイツ・ハノーバーで開催される国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)2017」において、ファーウェイは最新製品やソリューションをホール2(ブース番号C30)で展示しています。詳細は、CeBIT2017 特設サイト(英語、http://e.huawei.com/topic/cebit2017-en/index.html)をご覧ください。


※本参考資料は2017年3月20日(現地時間)にドイツ・ハノーバーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
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