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3GPP Rel-17 RedCap仕様の凍結が5G中高速IoTの新たなスペースを開く

本参考資料は2022年6月10日(現地時間)にハンガリー・ブタベストで発表されたプレスリリースの翻訳版です。

[2022年6月10日、ハンガリー・ブタベスト] 3GPP TSG第96回会議において、3GPPは中高速接続向け5G機能縮小(RedCap)仕様を含む5Gリリース17の最終決定を発表しました。これは、新たな仕様の準備が整ったことを示します。RedCap仕様は、ファーウェイと世界的な業界パートナーとの共同作業により確立され、業界標準、ネットワーク、デバイス、およびアプリケーションにおけるRedCapの急速な成熟促進を継続し、約100億のIoT接続の新たなスペースを切り開き、インテリジェントなIoT世界の到来を加速させます。




RedCapは、スマートウェアラブル、産業用ワイヤレスセンサー、ビデオ監視の3つの主要サービスシナリオで広く使用されています。世界的なIoT接続数は2030年までに100億近くに達すると予測されます。前述の3つのサービスでは、データ速度要件はeMBBサービスよりもはるかに低いものの、NB-IoTやLTE-Mなどの省電力広域(LPWA)ネットワークよりも高くなっています。そのため、RedCapデバイスはeMBBデバイスよりも低セグメントである一方、技術的特性ではLPWAデバイスよりも高く位置づけられ、ネットワークパフォーマンスとデバイス価格のバランスを実現します。

RedCapはNRと比較して、以下を含む多くの点で簡素化且つカスタマイズされています。

低価格:6GHz未満の周波数帯域でのRedCapデバイスの最大帯域幅要件は20MHzに削減されます。RedCapは、必要な受信アンテナとデバイスのレイヤー数を削減し、1Rまたは2Rをサポートして、5Gデバイスチップセットとモジュールのコストを大幅に削減します。RedCapモジュールのコストはeMBBモジュールの5分の1で、大規模商用利用のモジュール価格はCat 4モジュール価格相当と推定されます。

大容量と効率の共存:RedCapデバイスは、個別の初期BWPと非セル定義の同期信号を介して5Gネットワークで実行でき、eMBBデバイスと効率的に共存できるため、5Gの利点である高帯域幅と大容量(4Gと比較)を存分に活用できます。

その他のオプション機能:低遅延、スライシング、ポジショニング、低消費電力等。

RedCapは、商用化に向けて、さまざまな関係者から注目と投資を集めています。RedCapは電力、スマートシティ、製造業等のさまざまな業界のあらゆるシナリオ、テクノロジー、製品ソリューションに適応するよう、再定義できます。中国工業情報化部(MIIT)および中国の他の9部門が発行した5Gアプリケーションの「出帆」行動計画(2021-2023)では、軽量な5Gチップセットとモジュールの研究開発および工業化を加速させることで、より費用対効果の高いデバイスをお客様に届け、5G IoTデバイスのユーザー数の平均年間成長率200%以上を狙います。IMT-2020(5G)プロモーショングループは、業界のRedCapの商用利用の促進に専念しています。当グループは、2022年にRedCapのアプリケーションと主要テクノロジーの研究を完了してテスト仕様を開発し、これら主要テクノロジーのテストを予定しています。また、2023年にはデバイス、システム機器、テストの各種仕様を策定し、エンドツーエンドの試験、および相互運用性試験を実施予定です。

現在、5Gはグローバルで大規模に商用利用されており、さまざまな業界を活気づけ、事業発展の道を照らします。ファーウェイは業界のパートナーと協力して、RedCapの商用利用の促進、業界標準、ネットワーク、およびデバイスの成熟を加速し、業界固有のアプリケーションを模索して、さまざまな業界のデジタル変革とアップグレードを促進します。

【ファーウェイについて】
1987年に設立されたファーウェイは、情報通信技術(ICT)インフラとスマートデバイスの世界的な大手プロバイダーです。197,000人を超える従業員を擁し、170を超える国と地域で事業を展開し、世界の30億人以上にサービスを提供しています。
当社のビジョンおよびミッションは、あらゆる人、家庭、組織にデジタル化の価値を提供し、すべてがつながったインテリジェントな世界を実現することです。この目的に向けて、ファーウェイではユビキタス接続を推進し、ネットワークへの平等なアクセスを促進します。クラウドと人工知能を世界の隅々にもたらし、必要な時に必要な場所で優れたコンピューティングパワーを提供します。また、デジタルプラットフォームの構築により、すべての業界と組織が、より機敏で効率的、そして動的となるよう支援します。またAIの活用により、ユーザーエクスペリエンスを再定義し、自宅、オフィス、外出先など、生活の至る所でAIをよりパーソナライズします。
詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/をご覧頂くか、下記をご確認ください。
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