「無形資産/非財務資本可視化フレームワーク」を用いた投資家視点で評価され、企業価値向上につなげるための可視化サービスの提供を開始
[21/12/27]
提供元:PRTIMES
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アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、「無形資産/非財務資本可視化フレームワーク」を開発し、事業会社向けに、投資家視点で評価され、企業価値向上につなげるための無形資産の可視化サービスの提供を開始しましたことをお知らせします。
年々、企業価値に占める無形資産の比率が高まる中、また各事業のサステナビリティ(持続性)において無形資産が持続的な競争力の源泉として見直される中、無形資産がどのようにして企業の稼ぐ力を確保・向上させ、ひいては企業価値の創造に繋がるかを投資家に分かりやすく示す「対話」の重要性が高まっています。
2021年6月に公表された改訂コーポレートガバナンス・コードでは、初めて知的財産に関する項目が盛り込まれ、人的資本や知的財産への投資等についても、自社の経営戦略・経営課題との整合性を意識しつつ分かりやすく具体的に情報を開示・提供することが求められるようになりました。
そのような社会的状況において、当社では、知財・無形資産と企業価値との間の因果・相関を分析する「無形資産/非財務資本可視化フレームワーク」を既に一部の企業にてご活用頂いておりましたが、この度、正式にご提供を開始致します。
無形資産/非財務資本を可視化する上では、1.稼ぎ方(ビジネスモデル)と例えば技術資産(特許)をはじめとする各種無形資産との因果の可視化、2.企業価値向上に繋がり得る比較企業群の選定の2点が重要になりますが、当社の「無形資産/非財務資本可視化フレームワーク」では、回帰/演繹の両方向から、企業価値と無形資産の因果・相関を可視化するサービスを提供しています。
<回帰的可視化サービス>
回帰的可視化サービスでは、比較対象企業との統計的な相関分析を通じて、企業価値を実現、向上させる上でレバーとなる無形資産を特定することで、企業価値向上を実現する上でどの無形資産のポテンシャルの訴求及び強化に注力すべきかを特定します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-ee0b9f497c6a543c6e4d-0.png ]
具体的には、対象企業群における、技術資産(特許)をはじめとした各種資本と業績/各種財務分析指標との相関分析を踏まえるべく、対象企業群の経年でのPBR/ROE等を目的変数、各種資本スコアを説明変数として回帰分析を実施します。結果として、目的変数に対する各種資本スコアの貢献比率や遅延浸透効果(寄与する時期)を定量的に評価可能となります。この際、自社をどのような対象企業群に位置付けるかがポイントとなります。自社の成長戦略を捉えた際に、既存の業界区分にとらわれず、投資家から自社をどのような企業と捉えられたいか企業価値向上に繋がり得る魅力的な比較先も意識しながら、対象群を選定することが重要です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-5ee40291e9f3c488a861-1.png ]
<演繹的可視化サービス>
演繹的可視化サービスでは、自社にとって活用優先度が高い無形資産を中心に、それらが活きる領域や稼ぎ方(ビジネスモデル)を可視化することで、企業価値向上に繋がるような成長戦略の検討や具体的なアクションの導出の判断材料として役立てます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-ae0748339d4e1e4975ba-2.png ]
具体的には、KSF(Key Success Factor)充足に当たり、例えば技術資産(特許)の支配力が高くなる事業領域/稼ぎ方(ビジネスモデル)を洗い出した上で、同領域/稼ぎ方(ビジネスモデル)そのものの市場性(成長性/規模、等)や、自社の技術競争力や技術の活用可能性を評価して示します。これにより、自社にとって活用優先度が高い無形資産が、稼ぐ力ひいては企業価値向上に繋がることを示せる可能性が高まると共に、同資産への投資に対する説得力も高まります。この際、同様の稼ぎ方(ビジネスモデル)を採用して、高い企業価値評価を得ている企業を異業種に関わらず参照/言及できると、より一層の納得感を醸成できます。
当社では、稼ぎ方(ビジネスモデル)と無形資産の紐付けを整理すると共に、無形資産の中でも技術資産を中心に独自の評価指標を構築しており、多数の企業に採用して頂いております。
[画像4: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-c3fe1fc4957d9c6475a3-3.png ]
回帰的可視化は、無形資産が企業価値に与える相関/効果は説明できるものの、稼ぎ方(ビジネスモデル)における無形資産の重要性等をストーリーとして示すことが困難な側面があります。逆に、演繹的可視化は、稼ぎ方(ビジネスモデル)における無形資産の意味やその企業価値向上へのストーリーを示すことができるものの、それだけではどの程度の相関/効果を有するかを十分に説明することが容易ではありません。つまり、回帰的可視化と演繹的可視化は相互に補完関係にあり、両方を組み合わせることが肝となります。
また、このような分析を一回限りで終わらせるのではく、定点観測することも重要です。回帰的可視化/演繹的可視化による評価結果を定点観測しながら、結果を改善するために、投資家向けコミュニケーションプランや各種戦略を柔軟に見直していくことが、投資家との対話においては求められます。
当社では、このように、「無形資産可視化フレームワーク」を用いた、投資家視点で評価され/企業価値向上につなげるための回帰的可視化サービス/演繹的可視化サービスだけなく、可視化を踏まえた上での継続的な企業価値向上のための各種アドバイザリーサービスも提供しております。
今後も、無形資産の可視化を通じて、事業会社と投資家との対話の活性化に貢献して参ります。
【本件に対する問い合わせ】
アスタミューゼ株式会社 社長室 広報担当 E-Mail: press@astamuse.co.jp
■アスタミューゼについて(https://www.astamuse.co.jp/)
世界193ヵ国、39言語、7億件を超える世界最大級の無形資産可視化データベースを構築し、独自に定義した”成長領域136”と、SDGsに対応した人類が解決すべき”社会課題105”に分類・分析。領域・企業・人の観点から高解像度な予測を機械的に導出するアルゴリズムを開発し、事業会社、金融機関/投資家、公的機関に向け、データを活用したコンサルティング、オルタナティブデータやスコアリングの販売、企業価値評価、専門人材採用支援SaaS「SCOPE」、エンゲージメント・プラットフォーム「THE CODE」(https://www.thecode-online.com/)の運営など、幅広い顧客に対しデータによる技術分析や未来予測、無形資産の定量的な可視化を活用したサービスを提供している。
「ICP(Innovation Capital Pathfinder)」:https://pathfinder.innovation-capital.biz/
「SCOPE」:https://career-scope.jp/company
「THE CODE」:https://www.thecode-online.com/
年々、企業価値に占める無形資産の比率が高まる中、また各事業のサステナビリティ(持続性)において無形資産が持続的な競争力の源泉として見直される中、無形資産がどのようにして企業の稼ぐ力を確保・向上させ、ひいては企業価値の創造に繋がるかを投資家に分かりやすく示す「対話」の重要性が高まっています。
2021年6月に公表された改訂コーポレートガバナンス・コードでは、初めて知的財産に関する項目が盛り込まれ、人的資本や知的財産への投資等についても、自社の経営戦略・経営課題との整合性を意識しつつ分かりやすく具体的に情報を開示・提供することが求められるようになりました。
そのような社会的状況において、当社では、知財・無形資産と企業価値との間の因果・相関を分析する「無形資産/非財務資本可視化フレームワーク」を既に一部の企業にてご活用頂いておりましたが、この度、正式にご提供を開始致します。
無形資産/非財務資本を可視化する上では、1.稼ぎ方(ビジネスモデル)と例えば技術資産(特許)をはじめとする各種無形資産との因果の可視化、2.企業価値向上に繋がり得る比較企業群の選定の2点が重要になりますが、当社の「無形資産/非財務資本可視化フレームワーク」では、回帰/演繹の両方向から、企業価値と無形資産の因果・相関を可視化するサービスを提供しています。
<回帰的可視化サービス>
回帰的可視化サービスでは、比較対象企業との統計的な相関分析を通じて、企業価値を実現、向上させる上でレバーとなる無形資産を特定することで、企業価値向上を実現する上でどの無形資産のポテンシャルの訴求及び強化に注力すべきかを特定します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-ee0b9f497c6a543c6e4d-0.png ]
具体的には、対象企業群における、技術資産(特許)をはじめとした各種資本と業績/各種財務分析指標との相関分析を踏まえるべく、対象企業群の経年でのPBR/ROE等を目的変数、各種資本スコアを説明変数として回帰分析を実施します。結果として、目的変数に対する各種資本スコアの貢献比率や遅延浸透効果(寄与する時期)を定量的に評価可能となります。この際、自社をどのような対象企業群に位置付けるかがポイントとなります。自社の成長戦略を捉えた際に、既存の業界区分にとらわれず、投資家から自社をどのような企業と捉えられたいか企業価値向上に繋がり得る魅力的な比較先も意識しながら、対象群を選定することが重要です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-5ee40291e9f3c488a861-1.png ]
<演繹的可視化サービス>
演繹的可視化サービスでは、自社にとって活用優先度が高い無形資産を中心に、それらが活きる領域や稼ぎ方(ビジネスモデル)を可視化することで、企業価値向上に繋がるような成長戦略の検討や具体的なアクションの導出の判断材料として役立てます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-ae0748339d4e1e4975ba-2.png ]
具体的には、KSF(Key Success Factor)充足に当たり、例えば技術資産(特許)の支配力が高くなる事業領域/稼ぎ方(ビジネスモデル)を洗い出した上で、同領域/稼ぎ方(ビジネスモデル)そのものの市場性(成長性/規模、等)や、自社の技術競争力や技術の活用可能性を評価して示します。これにより、自社にとって活用優先度が高い無形資産が、稼ぐ力ひいては企業価値向上に繋がることを示せる可能性が高まると共に、同資産への投資に対する説得力も高まります。この際、同様の稼ぎ方(ビジネスモデル)を採用して、高い企業価値評価を得ている企業を異業種に関わらず参照/言及できると、より一層の納得感を醸成できます。
当社では、稼ぎ方(ビジネスモデル)と無形資産の紐付けを整理すると共に、無形資産の中でも技術資産を中心に独自の評価指標を構築しており、多数の企業に採用して頂いております。
[画像4: https://prtimes.jp/i/7141/210/resize/d7141-210-c3fe1fc4957d9c6475a3-3.png ]
回帰的可視化は、無形資産が企業価値に与える相関/効果は説明できるものの、稼ぎ方(ビジネスモデル)における無形資産の重要性等をストーリーとして示すことが困難な側面があります。逆に、演繹的可視化は、稼ぎ方(ビジネスモデル)における無形資産の意味やその企業価値向上へのストーリーを示すことができるものの、それだけではどの程度の相関/効果を有するかを十分に説明することが容易ではありません。つまり、回帰的可視化と演繹的可視化は相互に補完関係にあり、両方を組み合わせることが肝となります。
また、このような分析を一回限りで終わらせるのではく、定点観測することも重要です。回帰的可視化/演繹的可視化による評価結果を定点観測しながら、結果を改善するために、投資家向けコミュニケーションプランや各種戦略を柔軟に見直していくことが、投資家との対話においては求められます。
当社では、このように、「無形資産可視化フレームワーク」を用いた、投資家視点で評価され/企業価値向上につなげるための回帰的可視化サービス/演繹的可視化サービスだけなく、可視化を踏まえた上での継続的な企業価値向上のための各種アドバイザリーサービスも提供しております。
今後も、無形資産の可視化を通じて、事業会社と投資家との対話の活性化に貢献して参ります。
【本件に対する問い合わせ】
アスタミューゼ株式会社 社長室 広報担当 E-Mail: press@astamuse.co.jp
■アスタミューゼについて(https://www.astamuse.co.jp/)
世界193ヵ国、39言語、7億件を超える世界最大級の無形資産可視化データベースを構築し、独自に定義した”成長領域136”と、SDGsに対応した人類が解決すべき”社会課題105”に分類・分析。領域・企業・人の観点から高解像度な予測を機械的に導出するアルゴリズムを開発し、事業会社、金融機関/投資家、公的機関に向け、データを活用したコンサルティング、オルタナティブデータやスコアリングの販売、企業価値評価、専門人材採用支援SaaS「SCOPE」、エンゲージメント・プラットフォーム「THE CODE」(https://www.thecode-online.com/)の運営など、幅広い顧客に対しデータによる技術分析や未来予測、無形資産の定量的な可視化を活用したサービスを提供している。
「ICP(Innovation Capital Pathfinder)」:https://pathfinder.innovation-capital.biz/
「SCOPE」:https://career-scope.jp/company
「THE CODE」:https://www.thecode-online.com/