株式会社LIFULL ArchiTechと名古屋工業大学、南知多町がインスタントハウスの施工技術を応用した空き家の利活用促進に係るデザインコンペを開催
[23/03/01]
提供元:PRTIMES
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国土交通省 令和4年度「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に採択
事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL ArchiTech(ライフルアーキテック)(以下LIFULL ArchiTech、本社:東京都千代田区、代表者:北川 啓介、小池 克典)は、国立大学法人名古屋工業大学(以下名工大、学長:木下 隆利、所在地:愛知県名古屋市)及び南知多町(町長:石黒 和彦、所在地:愛知県南知多町)と共に、これまで市場に流通させることができなかった老朽化した空き家の利活用を容易にするべく、2022年11月15日(火)よりLIFULL ArchiTechが保有するインスタントハウスの施工技術(※1)を応用した、低コストで耐震性能及び居住性能を向上させる技術の実証事業を開始し(※2)、その一環として、インスタントハウスの技術を適用させた空き家が多くの人々に 親しまれ、南知多町への移住促進や、関係創出のための拠点となるような利活用の提案を募集したデザインコンペティションを2022年12月1日〜2023年1月22日に開催しました。
※1:インスタントハウスは、東日本大震災をきっかけに開発された簡易住宅です。施工方法は、外形の三次元形状に加工した膜素材を膨らまし、その内側から空気含有量の高い軽量な素材を定着させます。形状や大きさも必要に応じて自由に選べ、質量が小さいことから素人でも制作が簡便で、ひとつの建屋の工期は数時間と短く、断熱性や遮音性が高く、廉価性・簡便性・速度性・技術性・汎用性にも優れています。
https://instantproducts.lifull.net/house/
※2:「インスタントハウスの施工技術を応用した耐震改修と断熱補強による空き家の利活用促進実証事業」を開始 https://lifull.com/news/24848/
[画像1: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-d876d95655ae2723b876-0.jpg ]
本事業実施の背景と成果
南知多町の空き家は経年劣化が進んだ物件が多く、6割以上が旧耐震基準のものであり、行政は空き家の利活用者に対し耐震診断と耐震改修を実施するよう指導しています。しかしながら、一般的な工法による耐震改修を実施すると高額な施工費を要するため、低廉な価格を求めて空き家を活用したいという活用者側の需要に反してしまう状況があります。その結果、空き家が多数存在するものの活用が促進されず、将来的に必要な解体費用を得ることのない空き家が放置され続け、その老朽化の進行によって特定空き家等が年々増加し、空き家対策事務の大きな負担となっています。そのため、今まで市場に流通させることができなかった空き家の活用促進を目指し、LIFULL ArchiTechが保有する「インスタントハウスの施工技術を応用した低コストで耐震性及び居住性を向上させる耐震改修の技術」を確立するために実証試験を実施しました。
今回の実証によって耐震及び改修に係る工事費が通常よりも低コストに抑えられる可能性があると分かり、今後は実証実験の結果を踏まえて、社会実装モデルの検討を進めます。
具体的な取組み内容
国土交通省の令和4年度「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に2022年7月12日付で採択を受け、LIFULL ArchiTech、名工大、南知多町の3者が連携し、下記の取組みを行います。
1. 南知多町内の空き家調査及び選定
2. 名工大内で制作した空き家モデルにおける構造面でのインスタントハウス施工技術の実証試験及び検証
3. 南知多町内の空き家を活用したインスタントハウス施工技術の実証試験及び検証
4. 大学生によるデザインコンペティションの実施
5. 解体費用捻出に向けた事業モデルの構築
今回実施したのは「4.大学生によるデザインコンペティションの実施」となり、具体的には以下を実施しました。
・提案作品の募集
名工大の学生向けに、施工後の空き家見学会及び「 活用法のアイディア 」と「 内装デザイン 」を募集するコンペティションを2022年12月1日(木)より開始。全7件の応募があり、2023年1月13日(金)に審査員による一次審査を行いました。
・デザインコンペティション最終審査会
2023年1月22日(日)の最終審査会において、最優秀賞1名と優秀賞1名、南知多町長賞1名が選ばれました。選ばれた提案作品については、今後インスタントハウスの技術により改修される空き家へ利活用のコンセプトとして、実装させることを想定し、実現可能性を検証していきます。
今回の取組みによって建築を学ぶ大学生に活用見込みの低い老朽化した空き家に実際に触れてもらい、全国の空き家に対する問題意識を感じてもらう機会を作ることができました。また、インスタントハウスの技術によって改修した空き家の活用法や内装デザインに、今回得られた大学生の豊かな発想力を掛け合わせることで、これまでにない空間デザインを創出することが期待されます。
受賞したデザイン案
最優秀賞 名古屋工業大学4年生 鳴瀧 康佑さん「Urethane Bacteria」
[画像2: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-b6aab704be9fe8eb4f30-2.jpg ]
優秀賞 名古屋工業大学4年生 加藤 唯さん「つくって、つなげて、着飾って」
[画像3: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-fd99cf44c98a89962e15-3.jpg ]
南知多町長賞 名古屋工業大学4年生 金子 樹生さん「南知多まるごとAED」
[画像4: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-288cd0cb044339a6baee-1.jpg ]
株式会社LIFULL ArchiTechについて (URL:https://instantproducts.lifull.net/)
LIFULL ArchiTechは世界中のあらゆる人々が安心で快適な住環境を気軽に叶えられるよう、これまでにない斬新な建築手法で実現した「Instant Products」を提供しています。
人々が生活する上でどこにでも存在する「空気」に着目し、ドーム型の生地を空気によって大きく膨らませて、内側からウレタン材を吹き付けるといった建築手法により、これまで一般的とされてきた建築物に比べ、生地とウレタン材のふたつのみのシンプルな構造にも関わらず、極めて高い利便性、快適性を確保しました。形も大きさも機能も自由自在に変更でき、多様なシチュエーションに対応することで、世界中の人々に安心安全な住環境を提供したいと考えています。
事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL ArchiTech(ライフルアーキテック)(以下LIFULL ArchiTech、本社:東京都千代田区、代表者:北川 啓介、小池 克典)は、国立大学法人名古屋工業大学(以下名工大、学長:木下 隆利、所在地:愛知県名古屋市)及び南知多町(町長:石黒 和彦、所在地:愛知県南知多町)と共に、これまで市場に流通させることができなかった老朽化した空き家の利活用を容易にするべく、2022年11月15日(火)よりLIFULL ArchiTechが保有するインスタントハウスの施工技術(※1)を応用した、低コストで耐震性能及び居住性能を向上させる技術の実証事業を開始し(※2)、その一環として、インスタントハウスの技術を適用させた空き家が多くの人々に 親しまれ、南知多町への移住促進や、関係創出のための拠点となるような利活用の提案を募集したデザインコンペティションを2022年12月1日〜2023年1月22日に開催しました。
※1:インスタントハウスは、東日本大震災をきっかけに開発された簡易住宅です。施工方法は、外形の三次元形状に加工した膜素材を膨らまし、その内側から空気含有量の高い軽量な素材を定着させます。形状や大きさも必要に応じて自由に選べ、質量が小さいことから素人でも制作が簡便で、ひとつの建屋の工期は数時間と短く、断熱性や遮音性が高く、廉価性・簡便性・速度性・技術性・汎用性にも優れています。
https://instantproducts.lifull.net/house/
※2:「インスタントハウスの施工技術を応用した耐震改修と断熱補強による空き家の利活用促進実証事業」を開始 https://lifull.com/news/24848/
[画像1: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-d876d95655ae2723b876-0.jpg ]
本事業実施の背景と成果
南知多町の空き家は経年劣化が進んだ物件が多く、6割以上が旧耐震基準のものであり、行政は空き家の利活用者に対し耐震診断と耐震改修を実施するよう指導しています。しかしながら、一般的な工法による耐震改修を実施すると高額な施工費を要するため、低廉な価格を求めて空き家を活用したいという活用者側の需要に反してしまう状況があります。その結果、空き家が多数存在するものの活用が促進されず、将来的に必要な解体費用を得ることのない空き家が放置され続け、その老朽化の進行によって特定空き家等が年々増加し、空き家対策事務の大きな負担となっています。そのため、今まで市場に流通させることができなかった空き家の活用促進を目指し、LIFULL ArchiTechが保有する「インスタントハウスの施工技術を応用した低コストで耐震性及び居住性を向上させる耐震改修の技術」を確立するために実証試験を実施しました。
今回の実証によって耐震及び改修に係る工事費が通常よりも低コストに抑えられる可能性があると分かり、今後は実証実験の結果を踏まえて、社会実装モデルの検討を進めます。
具体的な取組み内容
国土交通省の令和4年度「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に2022年7月12日付で採択を受け、LIFULL ArchiTech、名工大、南知多町の3者が連携し、下記の取組みを行います。
1. 南知多町内の空き家調査及び選定
2. 名工大内で制作した空き家モデルにおける構造面でのインスタントハウス施工技術の実証試験及び検証
3. 南知多町内の空き家を活用したインスタントハウス施工技術の実証試験及び検証
4. 大学生によるデザインコンペティションの実施
5. 解体費用捻出に向けた事業モデルの構築
今回実施したのは「4.大学生によるデザインコンペティションの実施」となり、具体的には以下を実施しました。
・提案作品の募集
名工大の学生向けに、施工後の空き家見学会及び「 活用法のアイディア 」と「 内装デザイン 」を募集するコンペティションを2022年12月1日(木)より開始。全7件の応募があり、2023年1月13日(金)に審査員による一次審査を行いました。
・デザインコンペティション最終審査会
2023年1月22日(日)の最終審査会において、最優秀賞1名と優秀賞1名、南知多町長賞1名が選ばれました。選ばれた提案作品については、今後インスタントハウスの技術により改修される空き家へ利活用のコンセプトとして、実装させることを想定し、実現可能性を検証していきます。
今回の取組みによって建築を学ぶ大学生に活用見込みの低い老朽化した空き家に実際に触れてもらい、全国の空き家に対する問題意識を感じてもらう機会を作ることができました。また、インスタントハウスの技術によって改修した空き家の活用法や内装デザインに、今回得られた大学生の豊かな発想力を掛け合わせることで、これまでにない空間デザインを創出することが期待されます。
受賞したデザイン案
最優秀賞 名古屋工業大学4年生 鳴瀧 康佑さん「Urethane Bacteria」
[画像2: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-b6aab704be9fe8eb4f30-2.jpg ]
優秀賞 名古屋工業大学4年生 加藤 唯さん「つくって、つなげて、着飾って」
[画像3: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-fd99cf44c98a89962e15-3.jpg ]
南知多町長賞 名古屋工業大学4年生 金子 樹生さん「南知多まるごとAED」
[画像4: https://prtimes.jp/i/33058/303/resize/d33058-303-288cd0cb044339a6baee-1.jpg ]
株式会社LIFULL ArchiTechについて (URL:https://instantproducts.lifull.net/)
LIFULL ArchiTechは世界中のあらゆる人々が安心で快適な住環境を気軽に叶えられるよう、これまでにない斬新な建築手法で実現した「Instant Products」を提供しています。
人々が生活する上でどこにでも存在する「空気」に着目し、ドーム型の生地を空気によって大きく膨らませて、内側からウレタン材を吹き付けるといった建築手法により、これまで一般的とされてきた建築物に比べ、生地とウレタン材のふたつのみのシンプルな構造にも関わらず、極めて高い利便性、快適性を確保しました。形も大きさも機能も自由自在に変更でき、多様なシチュエーションに対応することで、世界中の人々に安心安全な住環境を提供したいと考えています。