Green light - アーティスティック・ワークショップ 10月9日(月・祝)開催 「故郷を離れて生活を強いられること 〜シリア難民と福島避難民の現状を共有する」〜ヨコハマトリエンナーレ2017
[17/09/29]
提供元:PRTIMES
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ヨコハマトリエンナーレ2017では、「Green light―アーティスティック・ワークショップ」を、「難民を助ける会」と福島で 文化を通じた震災復興に携わる「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」を手掛ける福島県立博物館の協力のもと、 10月9日(月・祝)に開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13670/353/resize/d13670-353-452359-0.jpg ]
当ワークショップは、オラファー・エリアソンが、欧州における難民問題をきっかけに新しいコミュニティのモデルを探 求するために考案したものです。今年、ヴェネチアビエンナーレ(イタリア/5月〜11月)でも行われ、今回、ヨコハマトリ エンナーレ2017では、テーマである「接続」と「孤立」を考えるひとつの試みとして実施します。
日本は、欧米とは異なり、大量の難民の流入には直面していませんが、さまざまな事情により祖国や郷里を離れて 生活している方々が数多く存在します。
当ワークショップでは、こうした状況を再確認するとともに、多様なバックグラウ ンドを持つ人々が共生する社会の姿やその可能性について考えます。 以下に開催概要を発表します。別添「開催実績」と合わせてご覧ください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/13670/353/resize/d13670-353-340848-1.jpg ]
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◆開催概要
Green light―アーティスティック・ワークショップ
難民?避難民?
当ワークショップは、理解講座とランプ組立ワークショップの2部 構成です。 理解講座では、AAR Japan[難民を助ける会]のメンバーと福島 で文化を通じた震災復興に携わられてきた方々を迎えて、「故 郷を離れての生活を強いられること」について考えます。 AAR Japan[難民を助ける会]からはシリア難民問題の現状、そ して、福島からは避難民が置かれた現状を報告し、世界の難民 問題と、日本の現代社会における福島をめぐる問題を相対化す ることを試みます。
■スケジュール:
13:00〜14:30 理解講座「難民?避難民?」
14:30〜17:30 ランプ組立ワークショップ
■理解講座・講師:
穗積武寛(AAR Japan[難民を助ける会] プログラム・マネージャー)
川延安直(福島県立博物館専門学芸員)
小林めぐみ(福島県立博物館主任学芸員)
吉田邦吉(ヴェルガイスト・フクシマ編集長)
■募集要項:
開催日時:10月9日(月・祝) 13:00-17:30
会場:横浜美術館オラファー・エリアソン展示室
定員:20名
参加費:ヨコハマトリエンナーレ2017チケット提示で無料 (事前申込制、先着順)
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会
協力:福島県立博物館、AAR Japan[難民を助ける会]
お申し込みは公式WEBサイトから
http://yokohamatriennale.jp/2017/event/2017/09/event50.html
■講師プロフィール
穗積武寛(AAR Japan[難民を助ける会]プログラム・マネージャー)
大学では英語を専攻。卒業後、国際協力事業団(JICA)において、開発途上国向け技術協力事業に10年間従事。JICA退職後、大学院進学を経て2009年1月からAARで勤務。現在は総務・人事のほか、アフガニスタン事業などの統括も担当。
川延安直(福島県立博物館専門学芸員[美術担当])
1961年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術学研究科修了。福島県内の近世絵画を調査し展覧会を企画運営。東日本大震災後は博物館を拠点に文化芸術による復興支援事業に携わる。主な企画展に「遠藤香村 -会津に生きた会津の画人-」(2008年)、「岡本太郎の博物館・はじめる視点〜博物館から覚醒するアーティストたち〜」(2009年)がある。また、主な企画運営事業に「会津・漆の芸術祭」(2010〜2012年)、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」(2012年〜)。
小林めぐみ(福島県立博物館主任学芸員[美術])
1972年、福島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。福島県内の工芸を調査し展覧会を企画運営。2011年以降は、福島県立博物館を拠点に文化による復興事業にも携わる。主な企画展「漆のチカラ 漆文化の歴史と漆表現の現在」(2010年)、「自然をうつす〜漆芸家・関谷浩二が挑んだ漆表現の可能性〜」(2017年)。また、主な企画運営事業に「会津・漆の芸術祭」(2010〜2012年)、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」(2012年〜)がある。
吉田邦吉(WELTGEIST FUKUSHIMA編集長)
中大(法)卒。故郷代々農業兼学習塾経営。2011年3月、東京電力の原発事故により福島県大熊町から県内の会津若松市に避難。赤坂憲雄に文を誘われ、「フクシマ発(現代書館)」の編集長を務め、福島で震災後初のクサノネによる総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA(ヴェルトガイスト・フクシマ)を創刊する。一日20km歩く。
【AAR Japan[難民を助ける会]】http://www.aarjapan.gr.jp/
1979年に、インドシナ難民を支援するために、 政治・思想・宗教に偏らない市民団体として、前会長の相馬雪香が設立した。 38年にわたり60以上の国・地域の活動実績を持ち、国連に公認・登録された国際NGO。「一人ひとり、個性をもった多様な人間が、自然と共存しつつ、人間の尊厳をもって共生できる社会」というビジョンのもと、世界15か国で、難民支援、障がい者支援、地雷対策、感染症対策などを実施。緊急支援では近年、国内の被災地支援も実施している。
【はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト】http://hamanakaaizu.jp/
「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」は、2011年3月11日の東日本大震災、その後の東京電力福島第一原子力発電所事故以降の状況から一歩でも前進するため、福島県立博物館と福島県下の各地域の博物館、文化事業に携わる大学、NPOなどの諸団体が連携し文化活動の支援を行うことを目的に2012年にスタートしたプロジェクトです。近年は、避難の長期化により地域の文化の衰退・断絶の恐れが強まる中、文化芸術による復興につながるプロジェクトを継続実施し、あわせて、県内外での震災の記憶の風化に対するため、震災・事故の記憶の作品化とそれら成果による発信・交流事業に力を入れた活動を実施しています。
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ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」
ディレクターズ:逢坂恵理子、三木あき子、柏木智雄
会 期:2017年8月4日(金)から11月5日(日)まで ※第2・4木曜日休場
会 場:横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館 地下
主 催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、
横浜トリエンナーレ組織委員会
お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00)
公式WEBサイト:http://www.yokohamatriennale.jp/
[画像1: https://prtimes.jp/i/13670/353/resize/d13670-353-452359-0.jpg ]
当ワークショップは、オラファー・エリアソンが、欧州における難民問題をきっかけに新しいコミュニティのモデルを探 求するために考案したものです。今年、ヴェネチアビエンナーレ(イタリア/5月〜11月)でも行われ、今回、ヨコハマトリ エンナーレ2017では、テーマである「接続」と「孤立」を考えるひとつの試みとして実施します。
日本は、欧米とは異なり、大量の難民の流入には直面していませんが、さまざまな事情により祖国や郷里を離れて 生活している方々が数多く存在します。
当ワークショップでは、こうした状況を再確認するとともに、多様なバックグラウ ンドを持つ人々が共生する社会の姿やその可能性について考えます。 以下に開催概要を発表します。別添「開催実績」と合わせてご覧ください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/13670/353/resize/d13670-353-340848-1.jpg ]
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◆開催概要
Green light―アーティスティック・ワークショップ
難民?避難民?
当ワークショップは、理解講座とランプ組立ワークショップの2部 構成です。 理解講座では、AAR Japan[難民を助ける会]のメンバーと福島 で文化を通じた震災復興に携わられてきた方々を迎えて、「故 郷を離れての生活を強いられること」について考えます。 AAR Japan[難民を助ける会]からはシリア難民問題の現状、そ して、福島からは避難民が置かれた現状を報告し、世界の難民 問題と、日本の現代社会における福島をめぐる問題を相対化す ることを試みます。
■スケジュール:
13:00〜14:30 理解講座「難民?避難民?」
14:30〜17:30 ランプ組立ワークショップ
■理解講座・講師:
穗積武寛(AAR Japan[難民を助ける会] プログラム・マネージャー)
川延安直(福島県立博物館専門学芸員)
小林めぐみ(福島県立博物館主任学芸員)
吉田邦吉(ヴェルガイスト・フクシマ編集長)
■募集要項:
開催日時:10月9日(月・祝) 13:00-17:30
会場:横浜美術館オラファー・エリアソン展示室
定員:20名
参加費:ヨコハマトリエンナーレ2017チケット提示で無料 (事前申込制、先着順)
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会
協力:福島県立博物館、AAR Japan[難民を助ける会]
お申し込みは公式WEBサイトから
http://yokohamatriennale.jp/2017/event/2017/09/event50.html
■講師プロフィール
穗積武寛(AAR Japan[難民を助ける会]プログラム・マネージャー)
大学では英語を専攻。卒業後、国際協力事業団(JICA)において、開発途上国向け技術協力事業に10年間従事。JICA退職後、大学院進学を経て2009年1月からAARで勤務。現在は総務・人事のほか、アフガニスタン事業などの統括も担当。
川延安直(福島県立博物館専門学芸員[美術担当])
1961年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術学研究科修了。福島県内の近世絵画を調査し展覧会を企画運営。東日本大震災後は博物館を拠点に文化芸術による復興支援事業に携わる。主な企画展に「遠藤香村 -会津に生きた会津の画人-」(2008年)、「岡本太郎の博物館・はじめる視点〜博物館から覚醒するアーティストたち〜」(2009年)がある。また、主な企画運営事業に「会津・漆の芸術祭」(2010〜2012年)、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」(2012年〜)。
小林めぐみ(福島県立博物館主任学芸員[美術])
1972年、福島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。福島県内の工芸を調査し展覧会を企画運営。2011年以降は、福島県立博物館を拠点に文化による復興事業にも携わる。主な企画展「漆のチカラ 漆文化の歴史と漆表現の現在」(2010年)、「自然をうつす〜漆芸家・関谷浩二が挑んだ漆表現の可能性〜」(2017年)。また、主な企画運営事業に「会津・漆の芸術祭」(2010〜2012年)、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」(2012年〜)がある。
吉田邦吉(WELTGEIST FUKUSHIMA編集長)
中大(法)卒。故郷代々農業兼学習塾経営。2011年3月、東京電力の原発事故により福島県大熊町から県内の会津若松市に避難。赤坂憲雄に文を誘われ、「フクシマ発(現代書館)」の編集長を務め、福島で震災後初のクサノネによる総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA(ヴェルトガイスト・フクシマ)を創刊する。一日20km歩く。
【AAR Japan[難民を助ける会]】http://www.aarjapan.gr.jp/
1979年に、インドシナ難民を支援するために、 政治・思想・宗教に偏らない市民団体として、前会長の相馬雪香が設立した。 38年にわたり60以上の国・地域の活動実績を持ち、国連に公認・登録された国際NGO。「一人ひとり、個性をもった多様な人間が、自然と共存しつつ、人間の尊厳をもって共生できる社会」というビジョンのもと、世界15か国で、難民支援、障がい者支援、地雷対策、感染症対策などを実施。緊急支援では近年、国内の被災地支援も実施している。
【はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト】http://hamanakaaizu.jp/
「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」は、2011年3月11日の東日本大震災、その後の東京電力福島第一原子力発電所事故以降の状況から一歩でも前進するため、福島県立博物館と福島県下の各地域の博物館、文化事業に携わる大学、NPOなどの諸団体が連携し文化活動の支援を行うことを目的に2012年にスタートしたプロジェクトです。近年は、避難の長期化により地域の文化の衰退・断絶の恐れが強まる中、文化芸術による復興につながるプロジェクトを継続実施し、あわせて、県内外での震災の記憶の風化に対するため、震災・事故の記憶の作品化とそれら成果による発信・交流事業に力を入れた活動を実施しています。
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ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」
ディレクターズ:逢坂恵理子、三木あき子、柏木智雄
会 期:2017年8月4日(金)から11月5日(日)まで ※第2・4木曜日休場
会 場:横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館 地下
主 催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、
横浜トリエンナーレ組織委員会
お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00)
公式WEBサイト:http://www.yokohamatriennale.jp/