三菱重工エンジニアリングがエクソンモービルとのCO2回収技術に関する提携に合意
[22/11/30]
提供元:PRTIMES
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◆ エクソンモービルとMHIENGの協業により、CO2回収から貯留まで一貫したCCS提案が可能に
◆ 両社の知見や能力を集結し、産業分野における脱炭素プロジェクト推進を加速
◆ 本契約締結により、次世代CO2回収技術の開発に向け前進
[画像1: https://prtimes.jp/i/25611/437/resize/d25611-437-82015c9dd4127e1877cc-0.jpg ]
三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング株式会社(MHIENG、社長:寺沢 賢二、本社:横浜市西区)は、世界大手のエネルギーおよび石油化学会社であるエクソンモービル(ExxonMobil)と、産業分野向けにエクソンモービルが手掛けるCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)プロジェクトにMHIENGの先進的なCO2回収技術を適用し、協力を進めることで合意しました。
エクソンモービルとMHIENGは、この協業を通じて長年にわたり蓄積してきた専門知識を結集し、それぞれが持つ能力を一層強化することにより、エネルギー分野の脱炭素化を促進するソリューションを供給します。具体的には、産業分野のあらゆる顧客に対し、回収から貯留まで一貫したCCSプロジェクトを効率的に進めることが可能となります。
この協業により、両社が有するエンジニアリングおよび運転の実績とコア技術を融合し、CO2回収に必要なコストを削減し、その適用範囲を広げることを狙いとする技術開発を促進します。今回の協業は、関西電力株式会社(KEPCO)の協力を得て実施されるもので、液体アミンを用いたCO2回収技術である「KM CDR Process(TM)」および「Advanced KM CDR Process(TM)」をベースとしています。このプロセスはMHIENGがKEPCOと共同開発したもので、商用において年間100万トン以上の実績を有する数少ないCO2回収技術となります。
エクソンモービル ローカーボンソリューションズの最高経営責任者であるダン・アマン(Dan Ammann)氏は、次のように述べています。
「あらゆる産業における我々の数多くの顧客に、マーケットで唯一の完全なCO2回収、輸送、貯留ソリューションを提供できることを嬉しく思います。エクソンモービルの輸送・貯留の知見と実績に、MHIENGの先進的なCO2回収技術を加えることが、この魅力的なサービスを可能にします」。
エクソンモービルは、CO2の回収と回収したCO2を輸送し、地層に安全に注入する30年以上の実績を有しています。また、MHIENGは、燃焼後排ガスからの世界最大のCO2回収ライセンサーとして、30年以上のCO2回収技術における研究開発を実施しており、計14基の商用CO2回収プラントを世界各国に納入した実績があります。
MHIENGの代表取締役社長である寺沢 賢二は、次のように述べています。
「CO2回収・貯留技術とそれに付随する革新的な取り組みは、ネットゼロを達成するために不可欠です。我々は先進的なエンジニアリング部隊として、新しい技術に対する戦略的な協業と投資を通じ、脱炭素化の実現をリードする必要があります。カーボンニュートラルの実現に向けたソリューションとして、さまざまな分野の顧客に対し当社のCO2回収技術を提供し進化させ続けるべく、今回のエクソンモービルとの協業を楽しみにしています」。
エクソンモービルとMHIENGは、過去20年にわたってシンガポールや米国のベイタウン、コーパスクリスティに世界規模の化学プラントを共同で建設してきましたが、今回のCCSにおける協業も、これを継続し、ネットゼロに向けたエナジートランジション戦略を実現するための具体的なソリューションを追求する両社のコミットメントを示すものとなります。
MHIグループは、昨年「MISSION NET ZERO」を宣言し、カーボンニュートラル社会の実現に向け、革新的なソリューションエコシステムを構築し、2040年までに社内のバリューチェーン全体でネットゼロを達成するという意欲的な目標を掲げました。この戦略にはCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)バリューチェーンの構築や水素ソリューションの開発など脱炭素技術の提供力強化が含まれます。
エクソンモービル ローカーボンソリューションズは、ルイジアナ州で締結した、窒素や水素製品における世界的な製造メーカーとの契約をはじめ、脱炭素化が困難な分野で利用可能なCO2削減技術の商用化に米国内外で取り組んでいます。本来であれば大気中に放出されるであろう、経済活動を通じた点源排出からのCO2回収と貯留に注力しています。回収されたCO 2は、地下の深い地層に注入され、安全かつ安定的に固定され永続的に保管されます。
エクソンモービルについて
エクソンモービルは、国際的に株式公開されている最大のエネルギーおよび石油化学企業の1つであり、生活の質を向上させ、社会の進化するニーズを満たすソリューションを提供しています。
同社の主要事業であるアップストリーム、製品ソリューション、低炭素ソリューションは、エネルギー、化学、潤滑油、CO2削減技術など、現代の生活を豊かにする製品を提供しています。エクソンモービルは、業界をリードする資源ポートフォリオを有する世界最大級の統合燃料、潤滑油、化学会社です。
詳しくは、exxonmobil.comおよびEnergy Factor、Twitter、LinkedInをご参照、フォローください。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、1884年の創立以来、社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現に向けたエナジートランジション、社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野の発展に取り組み、人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは、三菱重工グループのウェブサイト(www.mhi.com/jp)、オンラインマガジンSPECTRA(spectra.mhi.com/jp)、YouTube(Discover MHI)、Twitter(@MHI_Group / @MHI_GroupJP)、LinkedIn(Mitsubishi Heavy Industries)をご覧ください。
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◆ 両社の知見や能力を集結し、産業分野における脱炭素プロジェクト推進を加速
◆ 本契約締結により、次世代CO2回収技術の開発に向け前進
[画像1: https://prtimes.jp/i/25611/437/resize/d25611-437-82015c9dd4127e1877cc-0.jpg ]
三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング株式会社(MHIENG、社長:寺沢 賢二、本社:横浜市西区)は、世界大手のエネルギーおよび石油化学会社であるエクソンモービル(ExxonMobil)と、産業分野向けにエクソンモービルが手掛けるCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)プロジェクトにMHIENGの先進的なCO2回収技術を適用し、協力を進めることで合意しました。
エクソンモービルとMHIENGは、この協業を通じて長年にわたり蓄積してきた専門知識を結集し、それぞれが持つ能力を一層強化することにより、エネルギー分野の脱炭素化を促進するソリューションを供給します。具体的には、産業分野のあらゆる顧客に対し、回収から貯留まで一貫したCCSプロジェクトを効率的に進めることが可能となります。
この協業により、両社が有するエンジニアリングおよび運転の実績とコア技術を融合し、CO2回収に必要なコストを削減し、その適用範囲を広げることを狙いとする技術開発を促進します。今回の協業は、関西電力株式会社(KEPCO)の協力を得て実施されるもので、液体アミンを用いたCO2回収技術である「KM CDR Process(TM)」および「Advanced KM CDR Process(TM)」をベースとしています。このプロセスはMHIENGがKEPCOと共同開発したもので、商用において年間100万トン以上の実績を有する数少ないCO2回収技術となります。
エクソンモービル ローカーボンソリューションズの最高経営責任者であるダン・アマン(Dan Ammann)氏は、次のように述べています。
「あらゆる産業における我々の数多くの顧客に、マーケットで唯一の完全なCO2回収、輸送、貯留ソリューションを提供できることを嬉しく思います。エクソンモービルの輸送・貯留の知見と実績に、MHIENGの先進的なCO2回収技術を加えることが、この魅力的なサービスを可能にします」。
エクソンモービルは、CO2の回収と回収したCO2を輸送し、地層に安全に注入する30年以上の実績を有しています。また、MHIENGは、燃焼後排ガスからの世界最大のCO2回収ライセンサーとして、30年以上のCO2回収技術における研究開発を実施しており、計14基の商用CO2回収プラントを世界各国に納入した実績があります。
MHIENGの代表取締役社長である寺沢 賢二は、次のように述べています。
「CO2回収・貯留技術とそれに付随する革新的な取り組みは、ネットゼロを達成するために不可欠です。我々は先進的なエンジニアリング部隊として、新しい技術に対する戦略的な協業と投資を通じ、脱炭素化の実現をリードする必要があります。カーボンニュートラルの実現に向けたソリューションとして、さまざまな分野の顧客に対し当社のCO2回収技術を提供し進化させ続けるべく、今回のエクソンモービルとの協業を楽しみにしています」。
エクソンモービルとMHIENGは、過去20年にわたってシンガポールや米国のベイタウン、コーパスクリスティに世界規模の化学プラントを共同で建設してきましたが、今回のCCSにおける協業も、これを継続し、ネットゼロに向けたエナジートランジション戦略を実現するための具体的なソリューションを追求する両社のコミットメントを示すものとなります。
MHIグループは、昨年「MISSION NET ZERO」を宣言し、カーボンニュートラル社会の実現に向け、革新的なソリューションエコシステムを構築し、2040年までに社内のバリューチェーン全体でネットゼロを達成するという意欲的な目標を掲げました。この戦略にはCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)バリューチェーンの構築や水素ソリューションの開発など脱炭素技術の提供力強化が含まれます。
エクソンモービル ローカーボンソリューションズは、ルイジアナ州で締結した、窒素や水素製品における世界的な製造メーカーとの契約をはじめ、脱炭素化が困難な分野で利用可能なCO2削減技術の商用化に米国内外で取り組んでいます。本来であれば大気中に放出されるであろう、経済活動を通じた点源排出からのCO2回収と貯留に注力しています。回収されたCO 2は、地下の深い地層に注入され、安全かつ安定的に固定され永続的に保管されます。
エクソンモービルについて
エクソンモービルは、国際的に株式公開されている最大のエネルギーおよび石油化学企業の1つであり、生活の質を向上させ、社会の進化するニーズを満たすソリューションを提供しています。
同社の主要事業であるアップストリーム、製品ソリューション、低炭素ソリューションは、エネルギー、化学、潤滑油、CO2削減技術など、現代の生活を豊かにする製品を提供しています。エクソンモービルは、業界をリードする資源ポートフォリオを有する世界最大級の統合燃料、潤滑油、化学会社です。
詳しくは、exxonmobil.comおよびEnergy Factor、Twitter、LinkedInをご参照、フォローください。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、1884年の創立以来、社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現に向けたエナジートランジション、社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野の発展に取り組み、人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは、三菱重工グループのウェブサイト(www.mhi.com/jp)、オンラインマガジンSPECTRA(spectra.mhi.com/jp)、YouTube(Discover MHI)、Twitter(@MHI_Group / @MHI_GroupJP)、LinkedIn(Mitsubishi Heavy Industries)をご覧ください。
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