LTE対応スマートフォンのパフォーマンスを向上させる最新のアンテナ・チューニングICを発表
[14/03/07]
提供元:PRTIMES
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受信強度の向上、通話途切れの減少、ダウンロードの高速化、バッテリの長寿命化に貢献
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーの
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、アジアの大手メーカーが
Mobile World Congress 2014(バルセロナ)にて発表した最新のLTE対応
スマートフォンに、最新のアンテナ・チューニングICであるSTHVDAC-253Mが
採用されたことを発表しました。
スマートフォンに高度なアンテナ・チューニング機能を内蔵することによって、
外部環境の影響をほとんど受けない高周波送受信が可能になり、その結果、
受信強度の向上(高い受信レベル)、通話切れ回数の減少、データ転送レートの
高速化、バッテリの長寿命化等、多数のメリットが消費者に提供されます。
アンテナ・チューニング機能は、モバイル機器に内蔵されたアンテナの固定
インダクタンスと電気的に制御されたキャパシタンスの組み合わせで実現
されます。今回のアンテナ・チューニングICは、STのSTPTIC-xxシリーズ等の
可変容量コンデンサを高い精度で制御し、アンテナの共振周波数と使用されて
いる周波数帯域の整合を最適化します。
STHVDAC-253Mは、高耐圧DAコンバータ 3回路を集積したASSPで、3つの異なる
周波数帯域用のアンテナ性能を同時に最適化することができます。STの今回の
スマート・チューナ製品には、最近発表されたMIPI RFFE(1)規格が採用されて
います。この規格は、RFブロックからパワー・アンプ、低ノイズ・アンプ、
フィルタ、スイッチ、DC-DCコンバータ、アンテナ等の様々な
RFフロント・エンド・モジュールの制御インタフェースとして、
多くのモバイル用チップセット・サプライヤが採用しているものです。
モバイル機器メーカーは、低コスト化の市場要求に相反して、ユーザ体験の
向上に常に取り組んでいくことが求められます。こうした環境下で
STのソリューションは、LTE対応スマートフォンのアンテナ性能を消費者も満足
する新たなレベルにまで引き上げ、ユーザ体験を大幅に向上させます。
MIPI RFFE規格が策定・採用されるまでの一般的な制御インターフェースは
SPI(Serial Peripheral Interface)で、モバイル機器メーカーでは
アンテナ・チューニング回路向けにドライバ・ソフトウェアの修正が必要でした。
STHVDAC-253Mは、拡張モード、トリガ、26MHzクロック動作等のMIPI RFFE規格に
準拠した全ての機能に対応すると同時に、既存ソリューションよりも実装面積を
30%小型化できるため、スマートフォン・メーカーにコストだけでなく
基板サイズの低減につながる大きなメリットを提供します。
STのグループ・バイスプレジデント 兼 ASD&IPAD事業部ジェネラル・マネージャ
であるRicardo De Sa-Earpは、次の様にコメントしています。「STの新しい
アンテナ・チューニングICは、STが消費者のメリットに直結するソリューション
を提供することで、お客様である機器メーカーのさらなる成功に貢献できること
を示す一例です。このことは、今回採用いただいたお客様の最新製品によっても
証明されています。」
STHVDAC-253Mのサンプルは、2014年3月中旬よりフリップ・チップCSP
(0.4mmピッチ)での提供が開始される予定です。単価は、1000個購入時に
約0.57ドルです。
詳細については、
http://www.st.com/web/jp/catalog/sense_power/FM139/CL2084 をご覧ください。
(1)MIPI Radio-Frequency Front-End : モバイル機器およびその関連産業向けの
インタフェース仕様を策定しているオープン・メンバーシップ機関である
MIPI(R) Allianceは、2003年にARM社、Intel社、Nokia社、Samsung社、ST、
およびTexas Instruments社によって設立され、2013年時点で世界220社以上
の企業が加盟しています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・
プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を
提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ
・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーの
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、アジアの大手メーカーが
Mobile World Congress 2014(バルセロナ)にて発表した最新のLTE対応
スマートフォンに、最新のアンテナ・チューニングICであるSTHVDAC-253Mが
採用されたことを発表しました。
スマートフォンに高度なアンテナ・チューニング機能を内蔵することによって、
外部環境の影響をほとんど受けない高周波送受信が可能になり、その結果、
受信強度の向上(高い受信レベル)、通話切れ回数の減少、データ転送レートの
高速化、バッテリの長寿命化等、多数のメリットが消費者に提供されます。
アンテナ・チューニング機能は、モバイル機器に内蔵されたアンテナの固定
インダクタンスと電気的に制御されたキャパシタンスの組み合わせで実現
されます。今回のアンテナ・チューニングICは、STのSTPTIC-xxシリーズ等の
可変容量コンデンサを高い精度で制御し、アンテナの共振周波数と使用されて
いる周波数帯域の整合を最適化します。
STHVDAC-253Mは、高耐圧DAコンバータ 3回路を集積したASSPで、3つの異なる
周波数帯域用のアンテナ性能を同時に最適化することができます。STの今回の
スマート・チューナ製品には、最近発表されたMIPI RFFE(1)規格が採用されて
います。この規格は、RFブロックからパワー・アンプ、低ノイズ・アンプ、
フィルタ、スイッチ、DC-DCコンバータ、アンテナ等の様々な
RFフロント・エンド・モジュールの制御インタフェースとして、
多くのモバイル用チップセット・サプライヤが採用しているものです。
モバイル機器メーカーは、低コスト化の市場要求に相反して、ユーザ体験の
向上に常に取り組んでいくことが求められます。こうした環境下で
STのソリューションは、LTE対応スマートフォンのアンテナ性能を消費者も満足
する新たなレベルにまで引き上げ、ユーザ体験を大幅に向上させます。
MIPI RFFE規格が策定・採用されるまでの一般的な制御インターフェースは
SPI(Serial Peripheral Interface)で、モバイル機器メーカーでは
アンテナ・チューニング回路向けにドライバ・ソフトウェアの修正が必要でした。
STHVDAC-253Mは、拡張モード、トリガ、26MHzクロック動作等のMIPI RFFE規格に
準拠した全ての機能に対応すると同時に、既存ソリューションよりも実装面積を
30%小型化できるため、スマートフォン・メーカーにコストだけでなく
基板サイズの低減につながる大きなメリットを提供します。
STのグループ・バイスプレジデント 兼 ASD&IPAD事業部ジェネラル・マネージャ
であるRicardo De Sa-Earpは、次の様にコメントしています。「STの新しい
アンテナ・チューニングICは、STが消費者のメリットに直結するソリューション
を提供することで、お客様である機器メーカーのさらなる成功に貢献できること
を示す一例です。このことは、今回採用いただいたお客様の最新製品によっても
証明されています。」
STHVDAC-253Mのサンプルは、2014年3月中旬よりフリップ・チップCSP
(0.4mmピッチ)での提供が開始される予定です。単価は、1000個購入時に
約0.57ドルです。
詳細については、
http://www.st.com/web/jp/catalog/sense_power/FM139/CL2084 をご覧ください。
(1)MIPI Radio-Frequency Front-End : モバイル機器およびその関連産業向けの
インタフェース仕様を策定しているオープン・メンバーシップ機関である
MIPI(R) Allianceは、2003年にARM社、Intel社、Nokia社、Samsung社、ST、
およびTexas Instruments社によって設立され、2013年時点で世界220社以上
の企業が加盟しています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・
プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を
提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ
・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216