スマートフォン等のさらなる省電力化に貢献する最新のSTM32 Dynamic Efficiency(TM)マイコンを発表
[14/07/08]
提供元:PRTIMES
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システム状態を常時モニタし、バッテリ駆動時間を延長する革新的なBatch Acquisition Mode(BAM)を搭載
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、スマートフォンやタブレット等のさまざまなアプリケーションに優位性を提供する新しいSTM32 Dynamic Efficiency(TM)マイクロコントローラ(マイコン)を発表しました。このマイコンは、データのバッチ処理時の省電力性を向上する技術を採用しており、これはGoogle社の最新OSであるAndroid 4.4(KitKat)のバッテリ駆動時間を延長する技術に対応します。
Android 4.4は、加速度センサや圧力センサといった常時オンのセンサを制御する低消費電力センサ・ハブを採用しており、メイン・システム・プロセッサのバッテリ消費電力を抑えることができます。STのSTM32 Dynamic EfficiencyマイコンであるSTM32F411は、低消費電力と高集積度でより高い性能を提供できるよう設計されており、センサ・ハブに最適です。また、同製品のBatch Acquisition Mode(BAM)は、CPUコアのスリープ・モード時にセンサ・データをSRAMに直接格納することで消費電力をさらに最大50%低減できます。コアは、スリープ・モードから短時間でRUNモードに復帰し、SRAMに格納されたデータを処理した後、再び省電力モードに戻ります。
STM32F411は、さまざまな産業・コンスーマ機器に使用できる汎用製品です。産業機器、医療用モニタ、ビル・オートメーション、ウェアラブル機器などのアプリケーションに、新しいFlash-STOPモードを含む省電力イノベーションや、BAMによるメリットを提供します。小型パッケージ(最小3.034 × 3.22mm)にも対応しているため、スペースに制限のある用途にも使用できます。
STM32F411は、DSP命令セットおよびFPUを備えたARM(R) Cortex(R)-M4プロセッサ・コアを搭載し、大容量SRAM(最大128KB)およびFlashメモリ(最大512KB)を内蔵しています。また、STのART Accelerator(TM)分岐キャッシュ(1)、90nmプロセス技術、および電圧スケーリング機能を利用することで、動作時の消費電力を最小化すると共に、処理性能を高めます。新しいSTM32 DynamicEfficiencyマイコンは、FlashメモリからのEEMBC(R) CoreMark(TM)コード実行時、100μA/MHz (ペリフェラルはオフ状態) のRUNモード電流を実現する業界初のCortex-M4クラスのデバイスです。また、最大100MHzの駆動で125DMIPSのパフォーマンスを実現できます。STOPモード時の消費電流も非常に小さく、全てのSRAMデータ保持を行う場合でも、わずか10μAです。
幅広い動作温度範囲(-40℃〜105℃)、低電圧動作(最低1.7V)、豊富なペリフェラル・オプションを特徴とするSTM32F411は、要件の厳しい環境やアプリケーションで使用することができます。ペリフェラルには、16チャネルの12bit ADコンバータ(最大2.4Mサンプル/秒)、モータ制御タイマや汎用タイマ(16bit / 32bit)を含む最大11個のタイマ、および、さまざまな通信インタフェースが含まれます。通信インタフェースには、3個のI2Cポート(最大1Mbit/s)、3個のUSART(最大12.5Mbit/s)、PHY内蔵のUSB 2.0 OTGフル・スピード・インタフェース、I2Sオーディオ・インタフェースを備えた5個のSPIポート(最大50Mbit/s)、およびSD/MMCインタフェースが含まれます。これらの機能は、最少ピン数の製品を含め、あらゆるパッケージ・オプションで利用可能です。
STM32F411は、高性能なSTM32F4シリーズのエントリ・レベル製品です。同製品は現在量産中で、STM32 Nucleoオープン・ハードウェア・プラットフォーム、およびSTM32Cubeソフトウェア・ツールならびに組込みソフトウェアを含む開発エコシステムによってサポートされています。Discoveryキットは、2014年第4四半期に利用可能になる予定です。STM32F411CCY6(内蔵Flashメモリ:256KB、SRAM:128KB、WLCSP49パッケージ)のサンプル価格は、約2.97ドルです。
(1)Flashメモリからゼロ・ウェート・ステート実行のパフォーマンスを可能にするART Accelerator(TM)(Adaptive Real-Timeアクセラレータ)
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
TEL: 03-5783-8240 FAX: 03-5783-8216
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、スマートフォンやタブレット等のさまざまなアプリケーションに優位性を提供する新しいSTM32 Dynamic Efficiency(TM)マイクロコントローラ(マイコン)を発表しました。このマイコンは、データのバッチ処理時の省電力性を向上する技術を採用しており、これはGoogle社の最新OSであるAndroid 4.4(KitKat)のバッテリ駆動時間を延長する技術に対応します。
Android 4.4は、加速度センサや圧力センサといった常時オンのセンサを制御する低消費電力センサ・ハブを採用しており、メイン・システム・プロセッサのバッテリ消費電力を抑えることができます。STのSTM32 Dynamic EfficiencyマイコンであるSTM32F411は、低消費電力と高集積度でより高い性能を提供できるよう設計されており、センサ・ハブに最適です。また、同製品のBatch Acquisition Mode(BAM)は、CPUコアのスリープ・モード時にセンサ・データをSRAMに直接格納することで消費電力をさらに最大50%低減できます。コアは、スリープ・モードから短時間でRUNモードに復帰し、SRAMに格納されたデータを処理した後、再び省電力モードに戻ります。
STM32F411は、さまざまな産業・コンスーマ機器に使用できる汎用製品です。産業機器、医療用モニタ、ビル・オートメーション、ウェアラブル機器などのアプリケーションに、新しいFlash-STOPモードを含む省電力イノベーションや、BAMによるメリットを提供します。小型パッケージ(最小3.034 × 3.22mm)にも対応しているため、スペースに制限のある用途にも使用できます。
STM32F411は、DSP命令セットおよびFPUを備えたARM(R) Cortex(R)-M4プロセッサ・コアを搭載し、大容量SRAM(最大128KB)およびFlashメモリ(最大512KB)を内蔵しています。また、STのART Accelerator(TM)分岐キャッシュ(1)、90nmプロセス技術、および電圧スケーリング機能を利用することで、動作時の消費電力を最小化すると共に、処理性能を高めます。新しいSTM32 DynamicEfficiencyマイコンは、FlashメモリからのEEMBC(R) CoreMark(TM)コード実行時、100μA/MHz (ペリフェラルはオフ状態) のRUNモード電流を実現する業界初のCortex-M4クラスのデバイスです。また、最大100MHzの駆動で125DMIPSのパフォーマンスを実現できます。STOPモード時の消費電流も非常に小さく、全てのSRAMデータ保持を行う場合でも、わずか10μAです。
幅広い動作温度範囲(-40℃〜105℃)、低電圧動作(最低1.7V)、豊富なペリフェラル・オプションを特徴とするSTM32F411は、要件の厳しい環境やアプリケーションで使用することができます。ペリフェラルには、16チャネルの12bit ADコンバータ(最大2.4Mサンプル/秒)、モータ制御タイマや汎用タイマ(16bit / 32bit)を含む最大11個のタイマ、および、さまざまな通信インタフェースが含まれます。通信インタフェースには、3個のI2Cポート(最大1Mbit/s)、3個のUSART(最大12.5Mbit/s)、PHY内蔵のUSB 2.0 OTGフル・スピード・インタフェース、I2Sオーディオ・インタフェースを備えた5個のSPIポート(最大50Mbit/s)、およびSD/MMCインタフェースが含まれます。これらの機能は、最少ピン数の製品を含め、あらゆるパッケージ・オプションで利用可能です。
STM32F411は、高性能なSTM32F4シリーズのエントリ・レベル製品です。同製品は現在量産中で、STM32 Nucleoオープン・ハードウェア・プラットフォーム、およびSTM32Cubeソフトウェア・ツールならびに組込みソフトウェアを含む開発エコシステムによってサポートされています。Discoveryキットは、2014年第4四半期に利用可能になる予定です。STM32F411CCY6(内蔵Flashメモリ:256KB、SRAM:128KB、WLCSP49パッケージ)のサンプル価格は、約2.97ドルです。
(1)Flashメモリからゼロ・ウェート・ステート実行のパフォーマンスを可能にするART Accelerator(TM)(Adaptive Real-Timeアクセラレータ)
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
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品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループ
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