アパレル販売員を対象にした意識調査 ― 働き方には満足している一方、「給与」や「キャリアの将来性」に不満
[19/08/28]
提供元:PRTIMES
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人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎 健一郎、以下「アデコ」)は、アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人を対象に、仕事に関する調査を行いました。
【調査結果まとめ】
アパレル販売員の多くは、勤務時間や勤務形態、休日数、残業時間といった働き方に関することには満足している一方、給与とキャリアの将来性に多くが不満を持っている。
全体の7割以上が今後もアパレル販売員という仕事を続けたいと考えているが、そのうちの約8割がそのためには条件が整うことが必要だと回答。仕事を継続するうえでの最大の障害は、給与が低いこと。
もっとも仕事にやりがいを感じるのは、個人ではなく店舗全体の売上が伸びたときや目標を達成したとき。
<調査結果詳細>
(1)アパレル販売員という仕事をしている理由は、「ファッションが好きだから」
アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人に対し、「あなたが現在、アパレル販売員という仕事をしている理由は何ですか」と質問したところ、もっとも多かった回答は「ファッションが好きだから」(62.5%)、次いで「接客の仕事が好きだから」(44.5%)、「自分に向いていると思うから」(40.8%)という結果となりました。
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(2)現在の勤務先で働いている理由は、「勤務地が希望に合っているから」
アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人に対し、「あなたが現在の勤務先で働いている理由は何ですか」と質問したところ、もっとも多かった回答は「勤務地が希望に合っているから」(51.3%)、次いで「職場の人間関係が良いから」(51.0%)、「勤務先で扱っている商品が好きだから」(46.5%)という結果となりました。アパレル販売員の多くは、勤務先を選ぶ際の条件として、勤務地をもっとも優先しているようです。
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(3)仕事にやりがいを感じるのは、「店舗全体の売上が伸びたとき/目標を達成したとき」
アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人に対し、「アパレル販売員としての仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか」と質問したところ、もっとも多かった回答は「店舗全体の売上が伸びたとき/目標を達成したとき」(68.0%)でした。これは、「個人の売上が伸びたとき/目標を達成できたとき」(48.3%)を20ポイント近くも上回っており、アパレル販売員の多くは、個人の成績よりも店舗全体の売上の増加や目標の達成に重きを置いていることがわかりました。
また、やりがいを感じるときとして「自身が提案したり勧めたりした商品をお客様が購入したとき」と回答したのが65.8%、「新規で担当したお客様が、繰り返し来店したとき/顧客からの指名を受けたとき」も56.0%と、接客における成功体験がやりがいにつながっていることもうかがえました。
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(4)悩んでいること・改善してほしいことは「給与の低さ」
アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人に対し、「アパレル販売員として働くなかで、悩んでいること・改善してほしいと思うことは何ですか」と質問したところ、もっとも多かった回答は「給与が低い」(71.5%)で、次の「立ち仕事が多い/時間が長い」(48.8%)よりも20ポイント以上も多い結果となりました。多くのアパレル販売員にとって、給与が低いことが大きな悩みとなっているようです。
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(5)働き方には満足しているものの、「給与」と「キャリアの将来性」に不満
アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人に対し、働く環境や働き方、就業条件に関する10項についての満足度を質問したところ、満足度がもっとも高かったのは「人間関係」で、79.0%が「満足」(「満足」もしくは「どちらかといえば満足」を選択)と回答しました。一方、不満足度がもっとも高かったのは「給与」で、76.5%が「不満足」(「どちらかといえば不満足」もしくは「不満足」を選択)と回答しました。
全体的な回答の傾向を見ると、アパレル販売員は、「1日あたりの勤務時間」や「勤務形態」、「休日数」、「残業時間」といった働き方に関することの満足度は高いものの、「給与」と「キャリアの将来性」に関して不満を持っていることがうかがえました。
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(6)全体の7割以上がアパレル販売員を続けたいと考えているが、その多くは継続には条件の改善が必要と回答
アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人に対し、「あなたは今後もアパレル販売員という仕事を続けたいと思いますか」と質問したところ、全体の75.5%は「続けたい」と回答しました。しかし、「続けたい」と回答した人の約8割(78.8%)は条件が整うことが必要だと考えており、継続するうえで最も大きな障害になっているのは、給与の低さでした。
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(7)アパレル販売員の年収でもっとも多いのは「200万円〜300万円未満」
アパレル販売員として働く日本全国の20代・30代の男女400人に対し、個人としての年収を質問したところ、もっとも多かったのは「200万円〜300万円未満」で、全体の4割以上(42.5%)を占めました。
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【調査対象者属性】
1.性別
男性:13.0%(52人)
女性:87.0%(348人)
2.年齢
20〜29歳:50.0%(200人)
30〜39歳:50.0%(200人)
3.勤務先の店舗の種類
路面店:15.3%(61人)
ビルイン型店舗:10.3%(41人)
商業施設型店舗:65.8%(263人)
ロードサイド型店舗:7.8%(31人)
その他:1.0%4
4.アパレル販売員歴
1年以上〜5年未満:32.8%(131人)
5年以上〜10年未満:33.0%(132人)
10年以上〜15年未満:25.8%(103人)
15年以上〜20年未満:7.8%(31人)
20年以上:0.8%(3人)
5.勤務先での役職
販売スタッフレベル:41.3%(165人)
副店長レベル:27.0%(108人)
店長レベル:28.8%(115人)
その他:3.0%(12人)
【調査概要】
調査対象:日本全国のアパレル販売員として勤務する男女(アパレル販売員としての勤務歴1年以上の方)
サンプル:400名
調査方法:インターネット調査
実施時期:2019年7月3日〜7月8日
アデコ株式会社について
アデコ株式会社は、世界60の国と地域で事業を展開する世界最大の人財サービス企業、The Adecco Groupの日本法人です。コンサルテーションを通じ、働くすべての人々のキャリア形成を支援すると同時に、人財派遣、人財紹介、アウトソーシングをはじめ、企業の多岐にわたる業務を最適化するソリューションを提供します。アデコはより働きがいを感じられる社会の実現を目指し、さらなるサービスの強化に取り組んでいます。当社に関するより詳しい情報は、www.adecco.co.jpをご覧ください。