本格ミステリーの巨匠レオ・ブルースが遺した『レオ・ブルース短編全集』を世界に先駆けて発売決定! 邦訳に使用された貴重なタイプ原稿を公開
[22/04/14]
提供元:PRTIMES
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本格ミステリーの巨匠レオ・ブルースが遺した短編を完全網羅! 世界未発表の作品を含む、パズラー小説の精髄がここに誕生『レオ・ブルース短編全集』を2022年4月28日に発売します。https://www.amazon.co.jp/dp/4594090826
[画像1: https://prtimes.jp/i/26633/868/resize/d26633-868-55640c5d679f66237e12-0.jpg ]
英国で本格ミステリーの名作が次々と生まれた黄金期に、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティと時を同じくして活躍した探偵作家レオ・ブルース。
デビュー作にあたる『三人の名探偵のための事件』が、初めて日本で紹介された2000年版の『このミステリーがすごい!』で海外編第4位を獲得して以来、『死の扉』が『本格ミステリベスト10』2013年版海外編2位、『ミンコット荘に死す』が同2015年版海外編3位、『ハイキャッスル屋敷の死』が同2017年版海外編4位を獲得するなど、日本国内での評価はきわめて高い。昨年出版された『ビーフ巡査部長のための事件』も、『このミス2022年版』の海外編16位にランクインしている。
シリーズ探偵として、大酒飲みで粗野だが明敏な頭脳を持つビーフ巡査部長と、名門育ちの高校教師キャロラス・ディーンを擁し、計31作の長編ミステリーを執筆したレオ・ブルース。ただこれまで、彼の紹介はもっぱら長編が中心で、まとまった量の短編が残されていることはあまり知られていなかった。
今回日本で初めて刊行される『レオ・ブルース短編全集』は、ミステリー好きなら一度は読んでおきたい一冊だ。
世界未発表の作品を9編収録! さらに2011年に発掘されたタイプ原稿を公開
本書では、アメリカで1991年に刊行されたレオ・ブルース短編集(B・A・パイク編)収録の計28編に加えて、2011年にカーティス・エヴァンズ氏によってテキサス大学オースティン校のハリー・ランサム・センターで発掘された「忘れられた短編」計12編も、タイプ原稿から「直接」邦訳する形で収録。
同じソースからこの数年で海外アンソロジーに収録された3編を除く9編は、欧米圏ですら一度も公刊されたことのない、正真正銘の「世界初紹介」短編だ。
このような形で、海外作家の「全集」が、タイプ草稿をも含んだ「真の完全版」として世界に先駆けて日本で発売されるケースは、長い出版の歴史においてもそう多くあることではないだろう。すべては、本書の翻訳者で日本レオ・ブルース・ファン・クラブ会長でもある小林晋氏の熱い思いの結晶である。
[画像2: https://prtimes.jp/i/26633/868/resize/d26633-868-6f8e90eda53fea78af69-1.jpg ]
写真は、本書に収録されている短編「殺人の話」のタイプ原稿の一枚目。
よく見ると、あちこちに(おそらく著者本人による)赤字が記入されているほか、本名のルーパート・クロフト‐クックの名前でいったんタイプされた署名が、手書きで「レオ・ブルース」に直されているのがわかる。「表の顔」である作家クロフト‐クックとしていったん執筆しながら、ミステリー寄りの内容に鑑みて、後からブルース名義に書き換えた可能性などを考えると、きわめて興味深い。
巨匠レオ・ブルースが遺したパズラー小説の精髄がここに誕生!
『レオ・ブルース短編全集』では、パーティーの夜に起きた秘書殺しの謎をビーフ巡査部長が快刀乱麻の名推理で解決する「ビーフのクリスマス」、遺産相続をめぐる練り上げられた策謀を暴く「逆向きの殺人」など、短い紙幅に「魅力的な謎の呈示」と「合理的解決」という本格の醍醐味が凝縮された珠玉の短編全40編。
そのほとんどは、日刊新聞のために「読者の束の間の気晴らし」として書かれた短い作品だが、その本格ミステリーとしての骨格は堅固で、いわゆる「5分間ミステリー」的なミニ・ミステリーの面白さを満喫できる。
計40編のうち、ビーフ巡査部長ものは14編、グリーブ巡査部長ものは11編が含まれ、他にアメリカ版短編集の編者B・A・パイク氏による「序文」と、発掘短編の発見者カーティス・エヴァンズ氏による詳細な解説、さらには訳者・小林晋氏によるあとがきと、全短編の書誌を巻末に収録。まさに「完全版」と呼ぶべき、短編全集の登場だ。
「ヴィンテージもの探偵小説愛好家のための正真正銘垂涎のご馳走だ!」――カーティス・エヴァンズ
「片々たる作品においても、作家は確かな手腕を示し、語り口は巧妙で、簡潔かつ要点を衝いている。最良の作品は鮮やか、巧妙、満足できるものであり、この作家の作品として立派に存在意義を主張できるものだ」――B・A・パイク
「本書は現時点で判明している限りのレオ・ブルース名義の短編をすべて集めて刊行する世界初の企画であると胸を張って主張したい」――小林晋(翻訳者)
著者プロフィール
Leo Bruce(レオ・ブルース)
1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト-クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(扶桑社ミステリー)を発表。ビーフ巡査部長を探偵役とする長篇を8作刊行したのち、『死の扉』(創元推理文庫)で新たな探偵キャロラス・ディーンを登場させる。その後計23作のディーン・シリーズを遺し、1979年死去。
〈扶桑社ミステリーのレオ・ブルース作品〉
『三人の名探偵のための事件』
『ミンコット荘に死す』
『ハイキャッスル屋敷の死』
『ビーフ巡査部長のための事件』
書誌情報
『レオ・ブルース短編全集』
レオ・ブルース(著・文)/小林晋(訳)
発売:2022年4月28日
定価:1,320円(1,200円+税)
判型:文庫判 400ページ
ISBN:978-4-594-09082-1
【掲載作品】
手がかりはからしの中/休暇中の仕事
棚から落ちてきた死体/医師の妻
ビーフと蜘蛛/死への召喚状
鶏が先か卵が先か/犯行現場にて
鈍器/それはわたし、と雀が言った
一枚の紙片/手紙
一杯のシェリー酒/犯行現場
逆向きの殺人/タクシーの女
九時五十五分/単数あるいは複数の人物
具合の悪い時/カプセルの箱
盲目の目撃者/亡妻の妹
河畔の夜/ルーファス―と殺人犯
沼沢地の鬼火/強い酒
跡形もなく/捜査ファイルの事件
ビーフのクリスマス
インヴァネスのケープ
死後硬直/ありきたりな殺人
ガスの臭い/檻の中で
ご存じの犯人/悪魔の名前
自然死/殺人の話
われわれは愉快ではない/書斎のドア
【購入リンク】
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4594090826
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/17114515/
本書に関するお問い合わせ
株式会社 扶桑社 宣伝PR担当
senden@fusosha.co.jp
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英国で本格ミステリーの名作が次々と生まれた黄金期に、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティと時を同じくして活躍した探偵作家レオ・ブルース。
デビュー作にあたる『三人の名探偵のための事件』が、初めて日本で紹介された2000年版の『このミステリーがすごい!』で海外編第4位を獲得して以来、『死の扉』が『本格ミステリベスト10』2013年版海外編2位、『ミンコット荘に死す』が同2015年版海外編3位、『ハイキャッスル屋敷の死』が同2017年版海外編4位を獲得するなど、日本国内での評価はきわめて高い。昨年出版された『ビーフ巡査部長のための事件』も、『このミス2022年版』の海外編16位にランクインしている。
シリーズ探偵として、大酒飲みで粗野だが明敏な頭脳を持つビーフ巡査部長と、名門育ちの高校教師キャロラス・ディーンを擁し、計31作の長編ミステリーを執筆したレオ・ブルース。ただこれまで、彼の紹介はもっぱら長編が中心で、まとまった量の短編が残されていることはあまり知られていなかった。
今回日本で初めて刊行される『レオ・ブルース短編全集』は、ミステリー好きなら一度は読んでおきたい一冊だ。
世界未発表の作品を9編収録! さらに2011年に発掘されたタイプ原稿を公開
本書では、アメリカで1991年に刊行されたレオ・ブルース短編集(B・A・パイク編)収録の計28編に加えて、2011年にカーティス・エヴァンズ氏によってテキサス大学オースティン校のハリー・ランサム・センターで発掘された「忘れられた短編」計12編も、タイプ原稿から「直接」邦訳する形で収録。
同じソースからこの数年で海外アンソロジーに収録された3編を除く9編は、欧米圏ですら一度も公刊されたことのない、正真正銘の「世界初紹介」短編だ。
このような形で、海外作家の「全集」が、タイプ草稿をも含んだ「真の完全版」として世界に先駆けて日本で発売されるケースは、長い出版の歴史においてもそう多くあることではないだろう。すべては、本書の翻訳者で日本レオ・ブルース・ファン・クラブ会長でもある小林晋氏の熱い思いの結晶である。
[画像2: https://prtimes.jp/i/26633/868/resize/d26633-868-6f8e90eda53fea78af69-1.jpg ]
写真は、本書に収録されている短編「殺人の話」のタイプ原稿の一枚目。
よく見ると、あちこちに(おそらく著者本人による)赤字が記入されているほか、本名のルーパート・クロフト‐クックの名前でいったんタイプされた署名が、手書きで「レオ・ブルース」に直されているのがわかる。「表の顔」である作家クロフト‐クックとしていったん執筆しながら、ミステリー寄りの内容に鑑みて、後からブルース名義に書き換えた可能性などを考えると、きわめて興味深い。
巨匠レオ・ブルースが遺したパズラー小説の精髄がここに誕生!
『レオ・ブルース短編全集』では、パーティーの夜に起きた秘書殺しの謎をビーフ巡査部長が快刀乱麻の名推理で解決する「ビーフのクリスマス」、遺産相続をめぐる練り上げられた策謀を暴く「逆向きの殺人」など、短い紙幅に「魅力的な謎の呈示」と「合理的解決」という本格の醍醐味が凝縮された珠玉の短編全40編。
そのほとんどは、日刊新聞のために「読者の束の間の気晴らし」として書かれた短い作品だが、その本格ミステリーとしての骨格は堅固で、いわゆる「5分間ミステリー」的なミニ・ミステリーの面白さを満喫できる。
計40編のうち、ビーフ巡査部長ものは14編、グリーブ巡査部長ものは11編が含まれ、他にアメリカ版短編集の編者B・A・パイク氏による「序文」と、発掘短編の発見者カーティス・エヴァンズ氏による詳細な解説、さらには訳者・小林晋氏によるあとがきと、全短編の書誌を巻末に収録。まさに「完全版」と呼ぶべき、短編全集の登場だ。
「ヴィンテージもの探偵小説愛好家のための正真正銘垂涎のご馳走だ!」――カーティス・エヴァンズ
「片々たる作品においても、作家は確かな手腕を示し、語り口は巧妙で、簡潔かつ要点を衝いている。最良の作品は鮮やか、巧妙、満足できるものであり、この作家の作品として立派に存在意義を主張できるものだ」――B・A・パイク
「本書は現時点で判明している限りのレオ・ブルース名義の短編をすべて集めて刊行する世界初の企画であると胸を張って主張したい」――小林晋(翻訳者)
著者プロフィール
Leo Bruce(レオ・ブルース)
1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト-クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(扶桑社ミステリー)を発表。ビーフ巡査部長を探偵役とする長篇を8作刊行したのち、『死の扉』(創元推理文庫)で新たな探偵キャロラス・ディーンを登場させる。その後計23作のディーン・シリーズを遺し、1979年死去。
〈扶桑社ミステリーのレオ・ブルース作品〉
『三人の名探偵のための事件』
『ミンコット荘に死す』
『ハイキャッスル屋敷の死』
『ビーフ巡査部長のための事件』
書誌情報
『レオ・ブルース短編全集』
レオ・ブルース(著・文)/小林晋(訳)
発売:2022年4月28日
定価:1,320円(1,200円+税)
判型:文庫判 400ページ
ISBN:978-4-594-09082-1
【掲載作品】
手がかりはからしの中/休暇中の仕事
棚から落ちてきた死体/医師の妻
ビーフと蜘蛛/死への召喚状
鶏が先か卵が先か/犯行現場にて
鈍器/それはわたし、と雀が言った
一枚の紙片/手紙
一杯のシェリー酒/犯行現場
逆向きの殺人/タクシーの女
九時五十五分/単数あるいは複数の人物
具合の悪い時/カプセルの箱
盲目の目撃者/亡妻の妹
河畔の夜/ルーファス―と殺人犯
沼沢地の鬼火/強い酒
跡形もなく/捜査ファイルの事件
ビーフのクリスマス
インヴァネスのケープ
死後硬直/ありきたりな殺人
ガスの臭い/檻の中で
ご存じの犯人/悪魔の名前
自然死/殺人の話
われわれは愉快ではない/書斎のドア
【購入リンク】
Amazon
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https://books.rakuten.co.jp/rb/17114515/
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株式会社 扶桑社 宣伝PR担当
senden@fusosha.co.jp