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楽天インサイト、「終活に関する調査」結果を発表

‐ 「終活」をする意向が最も高いのは30代。実際に始めたい年齢は「60代」がトップ ‐

 楽天インサイト株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:田村 篤司、以下「楽天インサイト」)は、「終活に関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2019年4月10日(水)と4月11日(木)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行いました。

■□ 調査結果概要 □■


■「終活」という言葉を知っている人は8割。「終活」の意向が最も高いのは30代
 「終活」という言葉を知っているかを聞いたところ、「知っている」と回答した人は全体で79.3%、「聞いたことはあるが、よく知らない」人は18.2%、「知らない」人は2.5%だった。性別で見ると、「知っている」と回答した人は女性(80.7%)が、男性(77.9%)に比べてやや高かった。
 「終活」の意向があるかを聞いたところ、「はい」と回答した人は40.3%だった。年代別に見ると、終活の意向がある人は30代(46.0%)が最も多く、昨年の同調査(https://insight.rakuten.co.jp/report/20180215/)と比べてスコアが9ポイント以上増加した。


■「終活」をする理由は「家族に迷惑をかけたくないから」が7割半
 「終活」の意向がある人に、「終活」をする(したい)理由を聞いたところ、「家族に迷惑をかけたくないから」(75.9%)と回答した人が最も多く、「病気や怪我、介護生活で寝たきりになった場合に備えるため」(46.4%)、「自分の人生の終わり方は自分で決めたいから」(38.2%)が続いた。性年代別に見ると、女性20代と30代が「自分の人生の終わり方は自分で決めたいから」(いずれも50.0%)が男性に比べて高く、女性60代では、「病気や怪我、介護生活で寝たきりになった場合に備えるため」(60.7%)、「自分の人生の棚卸し、整理をしたいから」(55.4%)という理由が上位に並んだ。


■「終活」準備でしておきたいことは「財産整理」が6割でトップ
 「終活」の意向がある人に、「終活」においてどのようなことをしておきたいかを聞いたところ、「財産整理」(62.5%)と回答した人が最も多く、次いで「家の中の荷物整理」(55.8%)、「エンディングノート・遺書の作成(法的効力はないが、意思を伝えられるものの作成)」(43.2%)となった。
 年代別に見ると、「財産整理」は20代が76.3%と最も多く、「家の中の荷物整理」は50代(66.7%)と60代(67.7%)が6割後半で他の年代に比べて高かった。「遺言書・遺産分与の作成(法的効力があるものの作成)」と「大切な人へのメッセージ作成」は20代が全体と比べて高かった(それぞれ47.5%、42.4%)。


■「終活」を始めたい年齢は「60代」が4割でトップ
 「終活」の意向がある人に、「終活」を始めたい年齢を聞いたところ、「60代」(41.7%)と回答した人が4割で最も多く、次いで「70代」(23.6%)、「50代」(12.4%)となった。


■「終活」について「何から手をつけたら良いかわからない」人は3割半。「相談できる相手がいない」という不安が増加
 「終活」の意向がある人に、「終活」について不安に感じることを聞いたところ、「何から手をつけたら良いかわからない」(36.0%)と回答した人が最も多く、次いで「特に不安はない」(28.8%)、「自分の死後に希望通り物事が進むか不安」(24.8%)となった。昨年の同調査と比べ最もスコアが増加したものは、「相談できる相手がいない」(昨年:10.8%、今年:18.6%)で、7.8ポイント増加した。
 年代別に見ると、「何から手をつけたら良いかわからない」は20代(61.0%)が最も多く、また、項目の選択個数でも他の年代に比べて20代は全体的に不安に感じることの項目が多かった。


■家に仏壇がある人は4割
 家に仏壇があるかを聞いたところ、「ある」と回答した人は42.2%、「以前はあったが処分した」は4.1%、「以前からない」は53.7%という結果となった。年代別で見ると、家に仏壇がある人は60代(55.0%)が最も多く、年代が若いほどスコアが低くなった。
 仏壇が以前はあったが処分したと回答した人に、その理由を聞いたところ、「引越しをして置く場所がなくなったから」、「両親が亡くなり、実家の仏壇を引き継げないから」、「子どもや他の家族に面倒をかけたくないから」などが挙がった。住宅事情により仏壇を置く場所の確保が難しくなったことや、引き継ぐ人がいない様子がうかがえた。


■現在お墓を管理している人は5割。お墓にかける年間管理費用の平均金額は「8,112円」
 現在管理しているお墓の種類を聞いたところ、「一般墓」(41.0%)と回答する人が最も多く、次いで「管理していない/お墓をもっていない」(40.0%)となった。いずれかのお墓を管理している人は5割となった。
 現在お墓を管理している人に、お墓の管理にかける年間費用を聞いたところ、「わからない」(34.6%)と回答する人が最も多く、「10,000円以上〜15,000円未満」(12.0%)、「1,000円未満」(11.4%)が続いた。平均金額は「8,112円」だった。


■「墓じまい」を考えている人は2割超。「墓じまい」をする最も多い理由は「子どもや他の家族に墓の面倒をかけたくないから」が5割半
 現在お墓を管理している人に、「墓じまい」(注)を考えているかを聞いたところ、「はい」と回答した人が22.2%、「いいえ」は57.4%、「「墓じまい」を知らない/わからない」は20.4%という結果だった。性別で見ると、「はい」と回答した人は女性(24.3%)が男性(20.6%)を上回った。
 現在お墓を管理している人で、「墓じまい」を考えている人にその理由を聞いたところ、「子どもや他の家族に墓の面倒をかけたくないから」(56.8%)と回答した人が最も多く、「お墓が離れた場所にあり、墓参りがほとんどできないから」(38.7%)、「兄弟や姉妹、子どももいなくひとりなので、自分の後には管理する人がいないから」(27.0%)と続いた。性別で見ると、男性は「子どもや他の家族に墓の面倒をかけたくないから」(62.7%)、女性は「兄弟や姉妹、子どももいなくひとりなので、自分の後には管理する人がいないから」(32.7%)が全体と比べて高い傾向が見られた。
(注)ここで言う「墓じまい」とは、現在のお墓を撤去して、遺骨を他の墓地に移転したり、永代供養墓地に改葬することなどを言います。


■自分の供養(埋葬)に望む方法は「先祖代々受け継がれているお墓に入る」がトップ
 ご自身の供養(埋葬の方法)はどのような方法を望むかを聞いたところ、「特にない/わからない」(29.5%)を除くと、「先祖代々受け継がれているお墓に入る」(23.0%)と回答した人が最も多く、次いで「自分(や家族)で建てたお墓に入る」(21.3%)、「自然散骨」(15.8%)となった。
 現在のお墓の管理状況別で見ると、お墓を管理している人は「先祖代々受け継がれているお墓に入る」(32.0%)や「自分(や家族)で建てたお墓に入る」(29.8%)が高い一方で、お墓を管理していない人は「自然散骨」(18.4%)が最も高かった。お墓の管理の有無によって、埋葬の方法への意向の違いがうかがえた。


より詳細な調査結果は以下よりご覧いただけます。
https://insight.rakuten.co.jp/report/20190527/


【調査概要】
調査エリア    : 全国
調査対象者    : 20歳〜69歳 男女
回収サンプルサイズ: 1,000サンプル
調査期間     : 2019年4月10日と4月11日
調査実施機関   : 楽天インサイト株式会社

                                               以 上
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