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東京国立博物館、故宮博物院、凸版印刷、紫禁城内の宮殿「倦勤斎」をVRで日本初公開

現地の見学では立ち入ることができない宮殿建築が鑑賞可能 東京国立博物館 平成館での特別デジタル展「故宮の世界」と連動上演

独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:藤原 誠、以下 東京国立博物館)、中国・故宮博物院(所在地:北京市、院長:王 旭東、以下 故宮博物院)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下 文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、東京国立博物館 東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」にて、『故宮VR 紫禁城(しきんじょう)・天子の宮殿 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編』を2022年7月26日(火)から10月16日(日)まで上演します。




[動画: https://www.youtube.com/watch?v=F0s8A2LGPwY ]



 また、東京国立博物館 平成館にて2022年7月26日(火)から9月19日(月・祝)まで、日中国交正常化50周年を記念した特別デジタル展「故宮の世界」を開催。中国の明・清時代の宮殿、紫禁城をテーマとする両企画で、故宮・紫禁城ゆかりの名品や、実際の見学では立ち入ることができない宮殿建築を鑑賞することができます。


[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-80543bd76ca03601a196-1.jpg ]


 本VR作品では、72万平方メートル以上の広大な空間を有する故宮・紫禁城内に立ち並ぶ何百もの建物のうち、政治と儀式の空間である「外朝(がいちょう)」から、故宮最大の宮殿「太和殿(たいわでん)」を、政治と生活の場でもある「内廷(ないてい)」からは、乾隆帝(けんりゅうてい)が政務と日常生活を送った「養心殿(ようしんでん)」と、乾隆帝が晩年住む場所として自らの理想を形にした「倦勤斎(けんきんさい)」を巡ります。なお、「倦勤斎」のVRによる紹介は日本で初めてです。また、本VR作品は、2000年より20年以上にわたり故宮博物院と凸版印刷が共同で推進している「故宮文化資産デジタル化応用研究(略称:故宮プロジェクト)」の成果を活用するもので、この度は、TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編として上演します。
今年2022年は、日中国交正常化50周年を迎える節目の年です。この記念すべき年に、「紫禁城」をテーマとしたVR作品の上演と特別デジタル展の連動企画を実施し、その魅力を再発見する機会を提供します。

■ 『故宮VR 紫禁城・天子の宮殿 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編』のみどころ
・明・清時代の紫禁城を再現
 紫禁城は、明王朝・清王朝あわせて約500年間、歴代皇帝の居城であり、中国の政治、経済、文化の中心となりました。現在は、「故宮博物院」として一部を除き一般公開されています。本VR作品は、康熙帝(こうきてい)、雍正帝(ようせいてい)、乾隆帝の3人の皇帝が統治した明・清時代の皇城を再現し、一般の人々が立ち入ることのできなかった当時の紫禁城に、時空を超えて訪れるような体験を可能にします。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-aaddb43aad8eaab43cea-10.jpg ]


・観光で訪れても立ち入ることのできない内部空間
 文化財保護の観点から、観光で訪れても立ち入ることのできない宮殿内部にVRで訪れ、その華麗な色彩や職人と画家が趣向を凝らした室内装飾を鑑賞できます。また、VRならではの視点で、たくさんの小部屋に仕切られた「倦勤斎」の内部構造も見ることができます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-a73f0f972e52e510b84f-8.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-44ecf504db16c97fd508-6.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-8c1cc603d616953be6bc-3.jpg ]


■ 特別デジタル展「故宮の世界」のみどころ
 明・清王朝の宮殿であった「紫禁城」。その世界観を再現したデジタル空間が、東京国立博物館の展示室に出現します。故宮博物院が収蔵する186万点以上の作品の中から選りすぐった歴代皇帝達のコレクションを、高精細デジタルアーカイブデータを活かした、さまざまなデジタル展示の手法で紹介します。
 また、東京国立博物館が所蔵・管理するコレクションの中からセレクトした、歴代皇帝や宮廷にゆかりのある文化財を展示し、中国文化の精粋、故宮博物院の多彩な魅力を紹介します。

・インスタレーションで紫禁城の世界を表現
 紫禁城の名前の由来である古代中国の天文学との関連性をテーマとしたインスタレーションで、明・清王朝の歴代皇帝が国を治める拠点であった「紫禁城」の世界を表現します。

・ウォークスルーで明・清時代の紫禁城を体験

[画像6: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-9201adb8bc1b4107a7ef-7.jpg ]

 明・清時代の皇城を再現したVR空間を大型のLEDビジョンで体感。午門や太和門といった中軸に位置する壮麗な門や、外朝の中でも国家の重要な政務・儀式を行った太和殿、中和殿、保和殿の「三大殿」など、中華思想を基につくられた華やかな建築群の往時の姿を、通り抜けるように楽しむことができます。


・故宮博物院所蔵の文物30点を6面サイネージに陳列

[画像7: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-a75943bb351ca8453052-4.jpg ]

 故宮博物院に所蔵されている歴代皇帝のコレクションの高精細なデジタルアーカイブデータを使用した「デジタル多宝閣」を展示。青銅器や玉器、陶磁器、漆器などの傑作から約30点を「多宝閣」に見立てた6面サイネージに陳列します。高精細なデータによってディテールまで鑑賞できます。


・傑作「千里江山図巻」を大画面でデジタル鑑賞
 
[画像8: https://prtimes.jp/i/33034/984/resize/d33034-984-df1bf7dc1cb390386382-5.jpg ]

青緑山水の傑作といわれる「千里江山図巻(せんりこうざんずかん)」を没入型の大画面シアターで展示。中国国内でも展示機会が限られる名品であり、これまで日本では公開されたことのない本作品を、高精細なデジタルデータで初公開。洗練された技法を活かし、華やかな色彩と緻密な筆使いで描き出された雄大な景色を、幅約14mの大画面を通じて鑑賞できます。


■ 『故宮VR 紫禁城・天子の宮殿 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター編』上演案内


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/984_1_b867ce0532ef748bae92800cdb070755.jpg ]



■ 特別デジタル展「故宮の世界」情報


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/984_2_cf334b4b6ce7f7ea1530212290a366a9.jpg ]



■ 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について
 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。文化財の姿をあざやかに映し出す超高精細4Kプロジェクタ、300インチの迫力ある大きなスクリーン、専属のナビゲーターのライブ上演により、コンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。

・シアターWebサイト  https://www.toppan-vr.jp/mt/

■ 故宮プロジェクトについて
 「故宮プロジェクト」は、故宮博物院内の宮廷建築群と文物を、凸版印刷が開発したVR等の技術で保存・公開する共同研究プロジェクトです。国家認定の国際共同プロジェクトとして2000年にスタートし、紫禁城空間のデジタル化を推進。明・清時代の皇城の姿を再現する『故宮VR 紫禁城・天子の宮殿』シリーズの共同制作を進めてきました。
 20年間を通じて先駆的に取り組んできたVRによるデジタルアーカイブは、その規模において、世界に類例のないものになっています。

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以 上
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