「自分らしく学んだ先に目指す進路のために、生徒たちの基礎学力も保証したい」N/S高とベネッセが学力・学習習慣に関するオンライン型アセスメントを共同開発
[23/08/28]
提供元:PRTIMES
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―2023年度6月に6,500名以上の生徒へアセスメントを実施、データを活用した進路指導を実現―
学校法人角川ドワンゴ学園の私立通信制高等学校であるN高等学校(本校:沖縄県うるま市、校長:奥平博一、以下:N高)・S高等学校(本校:茨城県つくば市、校長:吉井直子、以下:S高)と株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下:ベネッセ)は、2020年度より両者共同で学力・学習習慣に関するオンライン型アセスメントを開発し、今年度同校で希望する生徒6,500名以上に対して自宅端末からのアセスメント実施とデータを活用した進路指導を実現しました。
■取り組みの概要
[画像1: https://prtimes.jp/i/120/1178/resize/d120-1178-4f6b6c875b27b3045bcf-0.jpg ]
N/S高とベネッセでは、従来、生徒が学校に登校して一斉に紙で行っていた、ベネッセの既存アセスメント「スタディーサポート」(基礎学力と、学習習慣や進路志向性を測定するアセスメント)に注目し、生徒が全国各地の自宅で学ぶという通信制高校の特徴に合わせ、自宅端末から受検可能なオンライン型のアセスメントを開発しました。
ここまで4年間にわたる連携のなかでは、自宅で生徒がアセスメントを受験でき、かつ教職員の負担を増加させないという点を重視して双方の視点から提供内容の検証や改善に取り組んできています。例えば、生徒の自宅受験環境を配慮し、スマホのみ保有する生徒へ対応した「スマホ受験対応」、時間を分けて受験できる「中断ボタンの設置」などを行いました。また、教職員の負担を増加させない働き方改革の視点からは、負荷なく受験率を向上させる一斉配信の「リマインドメール」の機能実装なども行いました。これらは現場の実践から生まれた新機能です。
【今回取り組んだオンライン型アセスメントの画面イメージ】
生徒が自身の端末で取り組んだ問題の解答やアンケートの回答がデータ化され、学習・指導での活用が可能に。
[画像2: https://prtimes.jp/i/120/1178/resize/d120-1178-9c0e0279eee30c6070ba-2.png ]
※今回設置した「中断ボタン」も画面内に
こうした改善点を取りこみながら実施規模の拡大を図り、2022年度は6月・12月のアセスメント実施で、合計12,000名以上、2023年度も6月には6,500名以上の生徒がアセスメントを受験しました。
今後も同様に本アセスメントを実施し、半年ごとの学習の成果や、学力の伸長を測る予定です。
■今回の取り組みの成果
これにより、N/S高の生徒は、オンライン授業によって場所や時間を問わずに学習が可能という通信制高校の良さを享受しながら、従来は登校しないと受けられなかったベネッセの全国最大規模(年間のべ約180万人が受験)の高校生向けアセスメントにも参加できました。N/S高では、より正確に基礎学力の測定や指導後の定着状況を把握し、そのデータを元にしたメンター(※N/S高では生徒指導等を行う教職員のことをメンターと言う)からの個別指導や進路面談などといった生徒の進路支援を充実させていくことが可能になりました。
また1〜2年次にアセスメントを受けた生徒は、3年次に志望進路が決まっている率が高いという成果も出てきています。
○学校法人角川ドワンゴ学園 学校運営支援部 鈴木邦昌 コメント
「ネットの高校であるN/S高では、生徒一人ひとりが学びたいことに取り組み、さまざまな選択肢の中から希望する進路を選択できるようサポートをしています。今回、ベネッセのアセスメントに参加できるようになったことで、客観的に基礎学力や進路志向性などを測ることができただけでなく、進路を考えるきっかけになったという生徒の声もアンケートから得られており、大きな手応えを感じています」
一方、ベネッセでは、従来の集合型の開催に加えて、新たな開催形態としてオンライン型のアセスメントの実施知見を深めることができました。従来の紙での一斉・集合での受験のアセスメントのみならず、今後はWEBによる分散・随時のアセスメント受験という新たな選択肢の充実につながりました。
■今後に向けて
社会環境的には、GIGAスクール構想により小中学校に続いて、高等学校においても1人1台デバイス環境の整備が進展しています。今回の両者の共同研究で練られたアセスメントは、全日制に通う約300万人の高校生に加えて、N/S高と同じような通信制に通う約26.5万人※の高校生に対しても提供可能になります。自分の基礎学力と進路志向性を知る機会提供を、自分らしい学び方をしながら目指すその先にある進路実現の一助につなげたいと考えています。
また、従来の紙での一斉・集合だけでなく、WEBによる分散・随時のアセスメント受験という新たな選択肢があることで、学校側の狙いに応じて多様な形態でのアセスメント実施が可能になります。
今後、N/S高とベネッセでは、共同研究を通じて、アセスメント受験環境にとどまらず、受験後の結果閲覧や解答解説の利用、復習の充実など、生徒の学力向上につながる仕掛けを充実させていきます。
※文部科学省「学校基本調査」(令和5年度)に基づく数字
【学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校、S高等学校について】
<N高等学校 本校:沖縄県うるま市、校長:奥平博一/S高等学校 本校:茨城県つくば市、校長:吉井直子>
N高等学校、S高等学校はインターネットと通信制高校の制度を活用した “ネットの高校”で、現在の生徒数は両校合わせて25,041名(2023年6月30日時点)。「IT×グローバル社会を生き抜く“総合力”を身につける多様なスキルと多様な体験」を掲げ、今のネット社会に合った新しい教育を実践しています。授業やレポート提出をネットで行うことで自分のペースで学べる高校卒業資格のための必修授業の他に、大学受験やプログラミング、小説、ゲーム、ファッション、料理、美容など多彩なネットでの課外授業や、全国各地で行う職業体験により、社会で役立つスキルや経験も高校時代に身につけられるカリキュラムが特徴です。ネットコース、通学コース、オンライン通学コース、通学プログラミングコースの4つのコースから選択できます。また、日々の学習は映像学習だけでなく、バーチャル技術を活用した体験型の学びを行うこともできます。
<公式サイト>https://nnn.ed.jp/ <公式X(旧Twitter)>https://twitter.com/nhigh_info
【株式会社ベネッセコーポレーションについて】
ベネッセグループでは、当社グループの不変の企業哲学である「Benesse =よく生きる」のもと、グループ従業員一人ひとりが事業を通じて企業理念を具現化していくための共通価値として、2023年にグループパーパス「誰もが一生、成長できる。自分らしく生きられる世界へ。ベネッセは目指し続けます。」を公表しました。このグループパーパスを起点に、ライフステージごとの「人」を軸にした社会課題を踏まえ、事業を通じてその解決に取り組みます。
事業子会社であるベネッセコーポレーションにおいては、主に教育・生活の分野において、0歳から社会人までのライフステージに応じた課題解決を支援する通信講座「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」、社会人向けオンライン講座「Udemy」、学校向けの「進研模試」などの商品・サービスを提供しています。今回の「スタディーサポート」は学校向け事業のアセスメントサービスとなります。
学校法人角川ドワンゴ学園の私立通信制高等学校であるN高等学校(本校:沖縄県うるま市、校長:奥平博一、以下:N高)・S高等学校(本校:茨城県つくば市、校長:吉井直子、以下:S高)と株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下:ベネッセ)は、2020年度より両者共同で学力・学習習慣に関するオンライン型アセスメントを開発し、今年度同校で希望する生徒6,500名以上に対して自宅端末からのアセスメント実施とデータを活用した進路指導を実現しました。
■取り組みの概要
[画像1: https://prtimes.jp/i/120/1178/resize/d120-1178-4f6b6c875b27b3045bcf-0.jpg ]
N/S高とベネッセでは、従来、生徒が学校に登校して一斉に紙で行っていた、ベネッセの既存アセスメント「スタディーサポート」(基礎学力と、学習習慣や進路志向性を測定するアセスメント)に注目し、生徒が全国各地の自宅で学ぶという通信制高校の特徴に合わせ、自宅端末から受検可能なオンライン型のアセスメントを開発しました。
ここまで4年間にわたる連携のなかでは、自宅で生徒がアセスメントを受験でき、かつ教職員の負担を増加させないという点を重視して双方の視点から提供内容の検証や改善に取り組んできています。例えば、生徒の自宅受験環境を配慮し、スマホのみ保有する生徒へ対応した「スマホ受験対応」、時間を分けて受験できる「中断ボタンの設置」などを行いました。また、教職員の負担を増加させない働き方改革の視点からは、負荷なく受験率を向上させる一斉配信の「リマインドメール」の機能実装なども行いました。これらは現場の実践から生まれた新機能です。
【今回取り組んだオンライン型アセスメントの画面イメージ】
生徒が自身の端末で取り組んだ問題の解答やアンケートの回答がデータ化され、学習・指導での活用が可能に。
[画像2: https://prtimes.jp/i/120/1178/resize/d120-1178-9c0e0279eee30c6070ba-2.png ]
※今回設置した「中断ボタン」も画面内に
こうした改善点を取りこみながら実施規模の拡大を図り、2022年度は6月・12月のアセスメント実施で、合計12,000名以上、2023年度も6月には6,500名以上の生徒がアセスメントを受験しました。
今後も同様に本アセスメントを実施し、半年ごとの学習の成果や、学力の伸長を測る予定です。
■今回の取り組みの成果
これにより、N/S高の生徒は、オンライン授業によって場所や時間を問わずに学習が可能という通信制高校の良さを享受しながら、従来は登校しないと受けられなかったベネッセの全国最大規模(年間のべ約180万人が受験)の高校生向けアセスメントにも参加できました。N/S高では、より正確に基礎学力の測定や指導後の定着状況を把握し、そのデータを元にしたメンター(※N/S高では生徒指導等を行う教職員のことをメンターと言う)からの個別指導や進路面談などといった生徒の進路支援を充実させていくことが可能になりました。
また1〜2年次にアセスメントを受けた生徒は、3年次に志望進路が決まっている率が高いという成果も出てきています。
○学校法人角川ドワンゴ学園 学校運営支援部 鈴木邦昌 コメント
「ネットの高校であるN/S高では、生徒一人ひとりが学びたいことに取り組み、さまざまな選択肢の中から希望する進路を選択できるようサポートをしています。今回、ベネッセのアセスメントに参加できるようになったことで、客観的に基礎学力や進路志向性などを測ることができただけでなく、進路を考えるきっかけになったという生徒の声もアンケートから得られており、大きな手応えを感じています」
一方、ベネッセでは、従来の集合型の開催に加えて、新たな開催形態としてオンライン型のアセスメントの実施知見を深めることができました。従来の紙での一斉・集合での受験のアセスメントのみならず、今後はWEBによる分散・随時のアセスメント受験という新たな選択肢の充実につながりました。
■今後に向けて
社会環境的には、GIGAスクール構想により小中学校に続いて、高等学校においても1人1台デバイス環境の整備が進展しています。今回の両者の共同研究で練られたアセスメントは、全日制に通う約300万人の高校生に加えて、N/S高と同じような通信制に通う約26.5万人※の高校生に対しても提供可能になります。自分の基礎学力と進路志向性を知る機会提供を、自分らしい学び方をしながら目指すその先にある進路実現の一助につなげたいと考えています。
また、従来の紙での一斉・集合だけでなく、WEBによる分散・随時のアセスメント受験という新たな選択肢があることで、学校側の狙いに応じて多様な形態でのアセスメント実施が可能になります。
今後、N/S高とベネッセでは、共同研究を通じて、アセスメント受験環境にとどまらず、受験後の結果閲覧や解答解説の利用、復習の充実など、生徒の学力向上につながる仕掛けを充実させていきます。
※文部科学省「学校基本調査」(令和5年度)に基づく数字
【学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校、S高等学校について】
<N高等学校 本校:沖縄県うるま市、校長:奥平博一/S高等学校 本校:茨城県つくば市、校長:吉井直子>
N高等学校、S高等学校はインターネットと通信制高校の制度を活用した “ネットの高校”で、現在の生徒数は両校合わせて25,041名(2023年6月30日時点)。「IT×グローバル社会を生き抜く“総合力”を身につける多様なスキルと多様な体験」を掲げ、今のネット社会に合った新しい教育を実践しています。授業やレポート提出をネットで行うことで自分のペースで学べる高校卒業資格のための必修授業の他に、大学受験やプログラミング、小説、ゲーム、ファッション、料理、美容など多彩なネットでの課外授業や、全国各地で行う職業体験により、社会で役立つスキルや経験も高校時代に身につけられるカリキュラムが特徴です。ネットコース、通学コース、オンライン通学コース、通学プログラミングコースの4つのコースから選択できます。また、日々の学習は映像学習だけでなく、バーチャル技術を活用した体験型の学びを行うこともできます。
<公式サイト>https://nnn.ed.jp/ <公式X(旧Twitter)>https://twitter.com/nhigh_info
【株式会社ベネッセコーポレーションについて】
ベネッセグループでは、当社グループの不変の企業哲学である「Benesse =よく生きる」のもと、グループ従業員一人ひとりが事業を通じて企業理念を具現化していくための共通価値として、2023年にグループパーパス「誰もが一生、成長できる。自分らしく生きられる世界へ。ベネッセは目指し続けます。」を公表しました。このグループパーパスを起点に、ライフステージごとの「人」を軸にした社会課題を踏まえ、事業を通じてその解決に取り組みます。
事業子会社であるベネッセコーポレーションにおいては、主に教育・生活の分野において、0歳から社会人までのライフステージに応じた課題解決を支援する通信講座「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」、社会人向けオンライン講座「Udemy」、学校向けの「進研模試」などの商品・サービスを提供しています。今回の「スタディーサポート」は学校向け事業のアセスメントサービスとなります。