マイナビ、「2023年冬のボーナスと転職に関する調査」を発表
[23/11/28]
提供元:PRTIMES
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「賞与が少ない」ことを理由に転職をしたことがある人は62.5%。「自分の仕事に見合う理想の賞与額」は平均89.2万円で「今年の冬の想定支給額」は平均46.2万円。理想と現実で大きく乖離が生じる結果に。
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、正社員の20代〜50代男女のうち、2023年10月に転職活動をした人、今後3か月で転職活動を行う予定の人1,318名を対象とした「2023年冬ボーナスと転職に関する調査」を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-af8704e9f53618bb97d9-0.png ]
《TOPICS》
賞与が少ないことを理由に転職したことがある人は62.5%【図1、2】
自分の仕事に見合う理想の賞与額は平均89.2万円。「今年の冬の想定支給額」は平均46.2万円で理想と現実で大きく乖離が生じる。【図3、4、5】
賞与によって転職のタイミングを調整したことがある人は50.4%。「賞与は今まで働いた分の報酬であるためもらえないと損をした気分になる」や「今後の生活に支障が出ないように」といった声も【図6、7、8】
【調査概要】
現職の賞与が少ないことを理由に転職をしたことがある人は62.5%となった。また、賞与が少ないことが一番大きな転職理由だったとする人は25.4%だった。一方「賞与が少ないことは一番の理由ではなかった」と回答した人に主な転職理由を聞いたところ、「賞与以外の給与(月給)が低かった」が17.9%で最も多かく、賞与が一番の理由ではなくても、給与に関する不満が転職に繋がっていることがうかがえる。【図1、2】
現職の賞与額が高いことを理由に転職をやめたことがあるかを聞いたところ、「やめたことがある」が全体では30.7%で、役職別にみると部長クラスが最も高く41.3%だった。賞与は転職の決め手にも、転職を思いとどまる要因のひとつにもなる可能性があり、働く人の勤続への意欲に影響することがわかる。【図3】
自分の仕事に見合う理想の賞与額についても聞いたところ、全体平均は89.2万円、部長クラスでは193.4万円、課長クラスでは132.7万円となった。特に部長・課長クラスでは「賞与が高かったので転職をしなかったときの賞与額」と大差がなかったため、極端に高額な賞与が必要なわけではなく、自分の仕事に見合う金額であれば転職を思いとどまる人が多いと考えられる。【図4】
今年想定している冬の賞与額については、平均46.2万円(前年冬の賞与額の平均値:46.7万円)となり、前年よりも低く見積もっている人が多く、自分の仕事に見合う理想の賞与額(平均89.2万円)とも大きく乖離が生じる結果となった。また、賞与額が想定を下回ったときに「転職意欲が高まる」割合は72.3%で、役職別に見ると課長クラスが最も高く80.2%だった。【図5、6】
転職のタイミングについて、「賞与支給日を逆算して事前に転職活動を始めた」は31.5%で、「賞与額を見てから転職活動を始めた(18.9%)」と合わせると50.4%となり、約半数の人が賞与にあわせて転職のタイミングを調整していることが分かった。その理由を自由回答で聞いたところ、「賞与は今まで働いた分の報酬であるためもらえないと損をした気分になる」や「今後の生活に支障が出ないように」といった、今まで働いた対価を求める人や、転職活動時の生活を考えている人が多い傾向にあった。【図7、8】
【総評】
今回の調査では、賞与額は転職と少なからず関わりがあることがわかりました。賞与額が想定を下回ると転職意欲が高まり、実際に6割以上の人が「賞与額が少ない」ことを理由に転職をした経験があることがわかっています。納得感のある賞与額が社員の転職を止める一因になると考えられますが、金額だけでなく、評価についてのフィードバックを丁寧に行うことで、社員に自身の評価と賞与額について納得感をもってもらうことができるでしょう。働く人への利益の還元に注力している会社は、人材が定着しやすいと考えられます。人口減少・少子高齢化によりさらなる労働力不足が予想される現在、賞与を含めた給与待遇の改善は、重要な課題となりそうです。
キャリアリサーチラボ研究員 朝比奈あかり
【図1】「賞与が少ない」ことが理由で転職をした経験はあるか
[画像2: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-a15b4e4a67aa1156c1eb-0.jpg ]
【図2】「賞与が少ない」以外の主な転職理由(上位抜粋) n=489
[画像3: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-862b8a5190613087ae67-0.png ]
【図3】賞与が高かったので転職をしなかったことがあるか
[画像4: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-7f05721dc08904373866-0.png ]
【図4】賞与が高かったので転職をしなかった時の賞与額
[画像5: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-ed6fe9f51a7f7c1d357b-0.jpg ]
【図5】今年想定している冬の賞与額
[画像6: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-bc2ce9fa1cc9ce3bab43-0.png ]
【図6】賞与額が想定を下回ったときに「転職意欲が高まる」割合
[画像7: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-1efd703cfada062fd356-0.jpg ]
【図7】転職のタイミングを賞与後に調整したことはあるか
[画像8: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-b8d64b02130b20464a5a-0.jpg ]
【図8】転職のタイミングを賞与後に調整したこと理由(フリー回答/一部抜粋)
[画像9: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-7607901ef18e7107d971-0.png ]
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【調査概要】「2023年冬のボーナスと転職に関する調査」
調査期間:2023年11月1日(水)〜2023年11月6日(月)
調査方法:外部パネルによるインターネット調査
調査対象:正社員として働いている20代〜50代の男女のうち、前月転職活動を行った人または今後
3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く) ※調査時点
調査機関:株式会社マイナビ(アンケートモニター提供元:外部調査会社)
有効回答数:1,318名
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※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、正社員の20代〜50代男女のうち、2023年10月に転職活動をした人、今後3か月で転職活動を行う予定の人1,318名を対象とした「2023年冬ボーナスと転職に関する調査」を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-af8704e9f53618bb97d9-0.png ]
《TOPICS》
賞与が少ないことを理由に転職したことがある人は62.5%【図1、2】
自分の仕事に見合う理想の賞与額は平均89.2万円。「今年の冬の想定支給額」は平均46.2万円で理想と現実で大きく乖離が生じる。【図3、4、5】
賞与によって転職のタイミングを調整したことがある人は50.4%。「賞与は今まで働いた分の報酬であるためもらえないと損をした気分になる」や「今後の生活に支障が出ないように」といった声も【図6、7、8】
【調査概要】
現職の賞与が少ないことを理由に転職をしたことがある人は62.5%となった。また、賞与が少ないことが一番大きな転職理由だったとする人は25.4%だった。一方「賞与が少ないことは一番の理由ではなかった」と回答した人に主な転職理由を聞いたところ、「賞与以外の給与(月給)が低かった」が17.9%で最も多かく、賞与が一番の理由ではなくても、給与に関する不満が転職に繋がっていることがうかがえる。【図1、2】
現職の賞与額が高いことを理由に転職をやめたことがあるかを聞いたところ、「やめたことがある」が全体では30.7%で、役職別にみると部長クラスが最も高く41.3%だった。賞与は転職の決め手にも、転職を思いとどまる要因のひとつにもなる可能性があり、働く人の勤続への意欲に影響することがわかる。【図3】
自分の仕事に見合う理想の賞与額についても聞いたところ、全体平均は89.2万円、部長クラスでは193.4万円、課長クラスでは132.7万円となった。特に部長・課長クラスでは「賞与が高かったので転職をしなかったときの賞与額」と大差がなかったため、極端に高額な賞与が必要なわけではなく、自分の仕事に見合う金額であれば転職を思いとどまる人が多いと考えられる。【図4】
今年想定している冬の賞与額については、平均46.2万円(前年冬の賞与額の平均値:46.7万円)となり、前年よりも低く見積もっている人が多く、自分の仕事に見合う理想の賞与額(平均89.2万円)とも大きく乖離が生じる結果となった。また、賞与額が想定を下回ったときに「転職意欲が高まる」割合は72.3%で、役職別に見ると課長クラスが最も高く80.2%だった。【図5、6】
転職のタイミングについて、「賞与支給日を逆算して事前に転職活動を始めた」は31.5%で、「賞与額を見てから転職活動を始めた(18.9%)」と合わせると50.4%となり、約半数の人が賞与にあわせて転職のタイミングを調整していることが分かった。その理由を自由回答で聞いたところ、「賞与は今まで働いた分の報酬であるためもらえないと損をした気分になる」や「今後の生活に支障が出ないように」といった、今まで働いた対価を求める人や、転職活動時の生活を考えている人が多い傾向にあった。【図7、8】
【総評】
今回の調査では、賞与額は転職と少なからず関わりがあることがわかりました。賞与額が想定を下回ると転職意欲が高まり、実際に6割以上の人が「賞与額が少ない」ことを理由に転職をした経験があることがわかっています。納得感のある賞与額が社員の転職を止める一因になると考えられますが、金額だけでなく、評価についてのフィードバックを丁寧に行うことで、社員に自身の評価と賞与額について納得感をもってもらうことができるでしょう。働く人への利益の還元に注力している会社は、人材が定着しやすいと考えられます。人口減少・少子高齢化によりさらなる労働力不足が予想される現在、賞与を含めた給与待遇の改善は、重要な課題となりそうです。
キャリアリサーチラボ研究員 朝比奈あかり
【図1】「賞与が少ない」ことが理由で転職をした経験はあるか
[画像2: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-a15b4e4a67aa1156c1eb-0.jpg ]
【図2】「賞与が少ない」以外の主な転職理由(上位抜粋) n=489
[画像3: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-862b8a5190613087ae67-0.png ]
【図3】賞与が高かったので転職をしなかったことがあるか
[画像4: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-7f05721dc08904373866-0.png ]
【図4】賞与が高かったので転職をしなかった時の賞与額
[画像5: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-ed6fe9f51a7f7c1d357b-0.jpg ]
【図5】今年想定している冬の賞与額
[画像6: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-bc2ce9fa1cc9ce3bab43-0.png ]
【図6】賞与額が想定を下回ったときに「転職意欲が高まる」割合
[画像7: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-1efd703cfada062fd356-0.jpg ]
【図7】転職のタイミングを賞与後に調整したことはあるか
[画像8: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-b8d64b02130b20464a5a-0.jpg ]
【図8】転職のタイミングを賞与後に調整したこと理由(フリー回答/一部抜粋)
[画像9: https://prtimes.jp/i/2955/1877/resize/d2955-1877-7607901ef18e7107d971-0.png ]
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【調査概要】「2023年冬のボーナスと転職に関する調査」
調査期間:2023年11月1日(水)〜2023年11月6日(月)
調査方法:外部パネルによるインターネット調査
調査対象:正社員として働いている20代〜50代の男女のうち、前月転職活動を行った人または今後
3か月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く) ※調査時点
調査機関:株式会社マイナビ(アンケートモニター提供元:外部調査会社)
有効回答数:1,318名
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※調査結果の詳細は会社HPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます