美容サロン就業実態調査(2023年)
[23/04/26]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
1年以内の美容師離職率は、過去5年で最も低い3.1%に。美容サロン従事者が働くにあたって最も重要なことは、1位「給与」、2位「働いているスタッフの人柄」
[画像1: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-acae7ed5316df8f5eb82-1.png ]
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、全国の美容サロン従事者(※1) 2,660人を対象に「美容サロン就業実態調査」を実施いたしました。その調査結果を発表いたします。
(※1) 美容師、ネイリスト、エステティシャン、リラクゼーションセラピスト、まつげエクステスタッフ
■美容師離職率・休眠美容師率について(スクリーニング調査)
「1年以内の美容師離職率」は3.1%。過去5年で最も低い。
「美容師離職率」、「休眠美容師率」もそれぞれ過去5年で最も低いスコア。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-583fde6c07934000e741-2.jpg ]
(※2) 1年以内の美容師離職率:直近1年間で離職した人の割合
「直近1年以内離職者」÷「美容師免許保有者かつ現在美容師+直近1年以内離職者」
(※3) 美容師離職率:美容師として一度就職したが離職した人の割合
「免許保有者かつ美容師経験はあるが、現在美容師ではない人」÷「免許保有者かつ美容師経験者」
(※4) 休眠美容師率:美容師免許を持っているが現在美容師として働いていない人の割合(就職経験を問わない)
「免許保有者だが現在美容師ではない人」÷「免許保有者」
■美容サロン従事者が働くにあたって最も重要なこと
トップ2は、1位が「給与」、2位が「働いているスタッフの人柄」に。
Q. あなたが働くにあたり最も重要だと思うこととして、あてはまるものをお答えください。
(トップ5)※単一回答、n=2,660
(美容サロン従事者)
※n=2,060(美容サロン従事者)、単一回答
[画像3: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-ab9b07eaf326c9b80303-3.jpg ]
<研究員からのコメント>
「コンビニの数より多い美容室」ですが、業界は慢性的な人手不足です。ここ数年、美容業界では「ママ美容師が働きやすい環境づくり」、「スタッフの福利厚生改善」、「アシスタントの早期デビュー」など、働き方改革が進んでいます。離職率が低下している背景にはこういった取り組みの影響もありそうです。
また、「働くにあたって最も重要なこと」でトップ2にランクインしたのは、「給与」と「働いているスタッフの人柄」。採用やスタッフの定着に成功しているサロンでは、教育制度の充実や丁寧な個人面談などにより、この2点が実現されていることが多いと感じます。
働き手の満足度を高める取り組み(ES)が強いサロンはそれが採用の強みにもつながっています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-3fd89864ffbbdfce0599-4.jpg ]
『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
■仕事満足度
「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」の合計が最も高いものは、「職場の人間関係に満足している」(61.2%)。前年との差が最も大きいものは「今後のキャリアの見通しが開けている」(35.0%→40.5%)。
Q. 現在のあなたの仕事に関する以下の項目について、どれくらいあてはまりますか。
(「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」の合計)
※各選択肢単一回答、2023年:n=2,660/2022年:n=3,346(美容サロン従事者)
[画像5: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-d4b273470c273f178a1f-5.jpg ]
<研究員からのコメント>
仕事満足度に関する項目が全般的に上昇していることは、サロンでの労働環境が変化していることとも関係がありそうです。例えば、コロナ禍で一気に浸透した「DX」(Digital Transformation)は美容業界にも波及しており、会計周りの業務のDXによって「レジ締め」の工数が大幅に減ったことで、余った時間を練習時間や別の業務の時間に充てられるようになり、従業員満足につながったケースもあります。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■復職のきっかけ
1位は「その仕事が好きだから」、2位は「資格を生かした仕事の方がよいと再認識したから」、3位は「勤務条件に合うサロンが見つかったから」がランクイン。
Q. 再び現在の職業に復職したきっかけとして、あてはまるものをすべてお選びください。(トップ5)
※複数回答、n=1,023(美容サロン従事者、離職経験あり)
[画像6: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-0feaba6f7ca004e09ca5-6.jpg ]
<研究員からのコメント>
復職の理由の1位は「その仕事が好きだから」! 復職したスタッフの方へお話を伺うと、「美容が好き」、「人をキレイにすることが好き」だからこそ、美容サロンで働く方が非常に多いと感じます。美容業界が「働きたいと思った人が、いつでも働ける」持続可能な業界となることで、業界に魅力を感じ、働く人が増えていくでしょう。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■調査概要
調査名 :美容サロン就業実態調査(2023年)
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:<スクリーニング調査>2023年1月10日〜2月15日
<本調査>2023年2月17日〜2月24日
調査対象:<スクリーニング調査>15歳以上の男女
スクリーニング実施時点での主な職種
美容師/ネイリスト/エステティシャン(脱毛・フェイシャル・ボディ)/リラクゼーションセラピスト(整体・リンパなど)/まつげエクステスタッフ・まつげパーマスタッフ
<本調査>美容サロン従事者2,660人回収(ヘア:1,020人/ネイル:210人/エステティック:500人/リラクゼーション:779人/アイビューティー:151人)
■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
▼リクルートについて
https://www.recruit.co.jp/
▼本件に関するお問い合わせ先
https://www.recruit.co.jp/support/form/
[画像1: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-acae7ed5316df8f5eb82-1.png ]
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、全国の美容サロン従事者(※1) 2,660人を対象に「美容サロン就業実態調査」を実施いたしました。その調査結果を発表いたします。
(※1) 美容師、ネイリスト、エステティシャン、リラクゼーションセラピスト、まつげエクステスタッフ
■美容師離職率・休眠美容師率について(スクリーニング調査)
「1年以内の美容師離職率」は3.1%。過去5年で最も低い。
「美容師離職率」、「休眠美容師率」もそれぞれ過去5年で最も低いスコア。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-583fde6c07934000e741-2.jpg ]
(※2) 1年以内の美容師離職率:直近1年間で離職した人の割合
「直近1年以内離職者」÷「美容師免許保有者かつ現在美容師+直近1年以内離職者」
(※3) 美容師離職率:美容師として一度就職したが離職した人の割合
「免許保有者かつ美容師経験はあるが、現在美容師ではない人」÷「免許保有者かつ美容師経験者」
(※4) 休眠美容師率:美容師免許を持っているが現在美容師として働いていない人の割合(就職経験を問わない)
「免許保有者だが現在美容師ではない人」÷「免許保有者」
■美容サロン従事者が働くにあたって最も重要なこと
トップ2は、1位が「給与」、2位が「働いているスタッフの人柄」に。
Q. あなたが働くにあたり最も重要だと思うこととして、あてはまるものをお答えください。
(トップ5)※単一回答、n=2,660
(美容サロン従事者)
※n=2,060(美容サロン従事者)、単一回答
[画像3: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-ab9b07eaf326c9b80303-3.jpg ]
<研究員からのコメント>
「コンビニの数より多い美容室」ですが、業界は慢性的な人手不足です。ここ数年、美容業界では「ママ美容師が働きやすい環境づくり」、「スタッフの福利厚生改善」、「アシスタントの早期デビュー」など、働き方改革が進んでいます。離職率が低下している背景にはこういった取り組みの影響もありそうです。
また、「働くにあたって最も重要なこと」でトップ2にランクインしたのは、「給与」と「働いているスタッフの人柄」。採用やスタッフの定着に成功しているサロンでは、教育制度の充実や丁寧な個人面談などにより、この2点が実現されていることが多いと感じます。
働き手の満足度を高める取り組み(ES)が強いサロンはそれが採用の強みにもつながっています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-3fd89864ffbbdfce0599-4.jpg ]
『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
■仕事満足度
「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」の合計が最も高いものは、「職場の人間関係に満足している」(61.2%)。前年との差が最も大きいものは「今後のキャリアの見通しが開けている」(35.0%→40.5%)。
Q. 現在のあなたの仕事に関する以下の項目について、どれくらいあてはまりますか。
(「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」の合計)
※各選択肢単一回答、2023年:n=2,660/2022年:n=3,346(美容サロン従事者)
[画像5: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-d4b273470c273f178a1f-5.jpg ]
<研究員からのコメント>
仕事満足度に関する項目が全般的に上昇していることは、サロンでの労働環境が変化していることとも関係がありそうです。例えば、コロナ禍で一気に浸透した「DX」(Digital Transformation)は美容業界にも波及しており、会計周りの業務のDXによって「レジ締め」の工数が大幅に減ったことで、余った時間を練習時間や別の業務の時間に充てられるようになり、従業員満足につながったケースもあります。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■復職のきっかけ
1位は「その仕事が好きだから」、2位は「資格を生かした仕事の方がよいと再認識したから」、3位は「勤務条件に合うサロンが見つかったから」がランクイン。
Q. 再び現在の職業に復職したきっかけとして、あてはまるものをすべてお選びください。(トップ5)
※複数回答、n=1,023(美容サロン従事者、離職経験あり)
[画像6: https://prtimes.jp/i/11414/2000/resize/d11414-2000-0feaba6f7ca004e09ca5-6.jpg ]
<研究員からのコメント>
復職の理由の1位は「その仕事が好きだから」! 復職したスタッフの方へお話を伺うと、「美容が好き」、「人をキレイにすることが好き」だからこそ、美容サロンで働く方が非常に多いと感じます。美容業界が「働きたいと思った人が、いつでも働ける」持続可能な業界となることで、業界に魅力を感じ、働く人が増えていくでしょう。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
■調査概要
調査名 :美容サロン就業実態調査(2023年)
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:<スクリーニング調査>2023年1月10日〜2月15日
<本調査>2023年2月17日〜2月24日
調査対象:<スクリーニング調査>15歳以上の男女
スクリーニング実施時点での主な職種
美容師/ネイリスト/エステティシャン(脱毛・フェイシャル・ボディ)/リラクゼーションセラピスト(整体・リンパなど)/まつげエクステスタッフ・まつげパーマスタッフ
<本調査>美容サロン従事者2,660人回収(ヘア:1,020人/ネイル:210人/エステティック:500人/リラクゼーション:779人/アイビューティー:151人)
■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
▼リクルートについて
https://www.recruit.co.jp/
▼本件に関するお問い合わせ先
https://www.recruit.co.jp/support/form/