パナホーム スマートシティ潮芦屋「そらしま」・D4街区(兵庫県芦屋市)日本初 全117住戸間でのマイクログリッドシステム事業に着手
[17/09/22]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
[画像: https://prtimes.jp/i/3442/2875/resize/d3442-2875-655253-0.jpg ]
パナホーム株式会社(以下、パナホーム)および、株式会社エナリス(以下、エナリス)、興銀リース株式会社(以下、興銀リース)、兵庫県企業庁は、2017年8月9日、経済産業省の「平成29年度地域の特性を活かしたエネルギーの地産地消促進事業費補助金」の採択を受け、パナホームが兵庫県芦屋市で開発しているパナホーム スマートシティ潮芦屋「そらしま」においてD4街区の全117住戸を対象とした、マイクログリッドシステム(地域分散エネルギー制御システム)(※1)の街づくりに2017年10月より着手します。
本事業は、パナホームが兵庫県企業庁の整備した土地を購入し、「生きるエネルギーがつながる街」をコンセプトに、エナリス、興銀リース、兵庫県企業庁と共同し、パナソニックや芦屋市と連携して展開します。住宅地での自営線(※2)敷設により、住戸間で電力融通が可能となり、街区全体電力の80%以上(※3)を太陽光発電で賄い、非常時には系統電力が遮断された場合でも、特定回路で持続的に給電できます。自営線敷設により一括受電や柔軟な電気料金設定が可能となるため、電気料金の20%削減など、住戸オーナーメリットの実現とともに、再生可能エネルギーの最大活用によるCO2削減などの環境貢献も目指す事業として日本初(※4)のマイクログリッドシステムを構築します。本事業は、今後、建物間での電力融通や海外の電力系統が脆弱な地帯での無停電ニーズへの対応など、海外展開のショーケースとしての役割も担っていきます。
■各事業者の事業分担
<申請者および役割>
代表申請者 パナホーム:スマートシティ構想・開発、住宅建設・全体企画
共同申請者 エナリス:エネルギーマネジメントサービス
共同申請者 興銀リース:自営線所有・管理
共同申請者 兵庫県企業庁:潮芦屋の宅地造成開発・地域連携
<連携先および連携内容>
兵庫県芦屋市:潮芦屋街づくり地域連携
パナソニック:蓄電池制御システム連携・技術支援、自営線電気保安・管理
■マイクログリッドシステム概要
本事業では、各住戸にはパナソニック製の太陽光発電(4.6 kW)・蓄電池(11.2 kWh)・HEMS(※5)を設置します。住宅地での自営線敷設により各住戸の蓄電池をネットワークにつなぎ、蓄電池制御による蓄電池逆潮流を可能にし、双方向での住戸間電力融通を実現する日本初のマイクログリッドシステム(地域分散エネルギーシステム)です。
【事業地】スマートシティ潮芦屋D4街区
【所在地】兵庫県芦屋市涼風町
【面的利用エリア面積】約32,007.92 平方メートル
【主な再生可能エネルギー】太陽光発電
【面的融通するエネルギー】電気
【事業開始】2018年10月
※1 小規模発電網を意味し、太陽光発電など小規模な発電施設を地域内に設け連結し、地産地消で電力需要を賄うシステム
※2 一般送配電事業者に頼ることなく電力供給のために自ら敷設した送電線
※3(太陽光発電の自家消費量+電力融通量)÷総消費電力量にて算出(通年ベース。パナホームシミュレーションによる)
※4 宅地への自営線敷設により117戸の住戸間の双方向電力融通を実現する点において
※5 HEMS Home Energy Management Systemの略。エネルギーを見える化するだけでなく、住宅内に設置された家電、電気設備を最適に制御
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] パナホーム スマートシティ潮芦屋「そらしま」・D4街区(兵庫県芦屋市)日本初 全117住戸間でのマイクログリッドシステム事業に着手(2017年9月21日)
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/09/jn170921-4/jn170921-4.html
・『スマートシティ潮芦屋「そらしま」』紹介ページ
http://city.panahome.jp/sorashima/