韓国のインターネット利用動向調査(2011年4月)〜85%の普及率を誇るNHNを筆頭に国内企業が席巻する韓国インターネット業界〜
[11/04/21]
提供元:DreamNews
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■調査結果
韓国はインターネット環境の発展が著しく、インターネット接続スピードに関しては世界でも随一と言われており、インターネット業界の各サービスにおいても、国内企業が高いシェアを誇っています。実際に韓国大手ネット企業であるNHN Corporation、Daum Communications、SK Groupの3社が所有するインターネットメディアの全インターネット人口に対する普及率を比較すると、この3社が外資系企業を抑えて韓国インターネット業界の上位3位を占めています。韓国において最も普及率が高いNHN Corporationは日本でも株式会社ライブドアの株式取得で一躍名前が知られ、主にNAVERや日本でも知名度の高いハンゲームを運営しています。続いて普及率が高いのはDaum Communicationsで、社名を冠したポータルサイトのDaumやブログサービスを提供するTistoryなどのサイトを保有しています。そして3位には韓国有数の財閥企業であるSK Groupが入っており、NAVERやDaumと並ぶポータルサイトであるNATEと韓国最大のSNSであるCyworldを運営しています。(図表1)
それぞれ3社が保有するWebサイトのユニークユーザー数の推移を見ると、過去13ヶ月間で多少のユーザー数の上下移動はあるものの、順位変動などの大きな動きは見られず、韓国のインターネット業界においてこの3社が揺ぎない地位にあることが伺えます。(図表2)
実際に検索などのサービスにおいては、3社が提供するサービスの普及率が対象業界全体の普及率に匹敵する高さを誇っており、各業界においてインターネットユーザーの多くが3社のいずれかのサービスに来訪している確率が高いといえます。しかし、一方でFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが、この1年間でユーザー数を2倍以上増加させるスピードで成長しており、海外志向の強い韓国ネットユーザーの増加が見られます。(図表3)
全体的な傾向として、韓国のインターネット業界はドメスティック企業が大きなシェアを持っています。特にNHN Corporation、Daum Communications、SK Groupの3社が韓国のインターネットユーザーに与える影響は非常に大きく、欧米圏では主流のGoogleやYahoo!などの海外生まれのネット企業は逆に影を潜め、外資企業の韓国攻略が遅れている状況です。一方で、グローバル志向が求められるマーケットにおいては、グローバルスタンダードなFacebookやTwitterの成長が著しい点も見逃せません。同時に国内では業界2位のDaum Communicatoinsと3位のSK Group傘下のSK Communicatonsがコンテンツ、広告分野で包括的な提携を発表し、韓国のインターネット業界における競争は熾烈を極めています。今後も動向が注目される韓国のインターネット業界ですが、世界的に稀な特徴を持つこのマーケットを知る術は限られており、質の高い調査とインターネット行動の可視化が必要となることは明らかです。
■調査主旨及び要綱
【調査主旨】
韓国のインターネット利用動向を調査
【調査要綱】
・データソース:コムスコア社が提供するネット視聴率データ、メディアメトリックス(韓国データ)
・調査方法:コムスコア社が保有する調査対象パネルのインターネット使用データを基とした統計予測
・調査期間:2011年2月度集計
【会社概要】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■代表者 代表取締役 信太 明
■設 立 1998年6月8日
■資本金 339,576千円
■所在地 東京都文京区後楽1−1−7 グラスシティ後楽
■TEL 03−5803−2727
■FAX 03−5803−2750
■URL http://www.auncon.co.jp/
■E-Mail sp@auncon.co.jp
■事業内容 アジア圏を中心としたグローバルマーケティング支援(多言語のウェブ制作・メディア運営・販促支援・翻訳)
【調査に関するお問い合わせ】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■TEL 03−5803−2777
■FAX 03−5803−2750
■E-Mail research@auncon.co.jp
韓国はインターネット環境の発展が著しく、インターネット接続スピードに関しては世界でも随一と言われており、インターネット業界の各サービスにおいても、国内企業が高いシェアを誇っています。実際に韓国大手ネット企業であるNHN Corporation、Daum Communications、SK Groupの3社が所有するインターネットメディアの全インターネット人口に対する普及率を比較すると、この3社が外資系企業を抑えて韓国インターネット業界の上位3位を占めています。韓国において最も普及率が高いNHN Corporationは日本でも株式会社ライブドアの株式取得で一躍名前が知られ、主にNAVERや日本でも知名度の高いハンゲームを運営しています。続いて普及率が高いのはDaum Communicationsで、社名を冠したポータルサイトのDaumやブログサービスを提供するTistoryなどのサイトを保有しています。そして3位には韓国有数の財閥企業であるSK Groupが入っており、NAVERやDaumと並ぶポータルサイトであるNATEと韓国最大のSNSであるCyworldを運営しています。(図表1)
それぞれ3社が保有するWebサイトのユニークユーザー数の推移を見ると、過去13ヶ月間で多少のユーザー数の上下移動はあるものの、順位変動などの大きな動きは見られず、韓国のインターネット業界においてこの3社が揺ぎない地位にあることが伺えます。(図表2)
実際に検索などのサービスにおいては、3社が提供するサービスの普及率が対象業界全体の普及率に匹敵する高さを誇っており、各業界においてインターネットユーザーの多くが3社のいずれかのサービスに来訪している確率が高いといえます。しかし、一方でFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが、この1年間でユーザー数を2倍以上増加させるスピードで成長しており、海外志向の強い韓国ネットユーザーの増加が見られます。(図表3)
全体的な傾向として、韓国のインターネット業界はドメスティック企業が大きなシェアを持っています。特にNHN Corporation、Daum Communications、SK Groupの3社が韓国のインターネットユーザーに与える影響は非常に大きく、欧米圏では主流のGoogleやYahoo!などの海外生まれのネット企業は逆に影を潜め、外資企業の韓国攻略が遅れている状況です。一方で、グローバル志向が求められるマーケットにおいては、グローバルスタンダードなFacebookやTwitterの成長が著しい点も見逃せません。同時に国内では業界2位のDaum Communicatoinsと3位のSK Group傘下のSK Communicatonsがコンテンツ、広告分野で包括的な提携を発表し、韓国のインターネット業界における競争は熾烈を極めています。今後も動向が注目される韓国のインターネット業界ですが、世界的に稀な特徴を持つこのマーケットを知る術は限られており、質の高い調査とインターネット行動の可視化が必要となることは明らかです。
■調査主旨及び要綱
【調査主旨】
韓国のインターネット利用動向を調査
【調査要綱】
・データソース:コムスコア社が提供するネット視聴率データ、メディアメトリックス(韓国データ)
・調査方法:コムスコア社が保有する調査対象パネルのインターネット使用データを基とした統計予測
・調査期間:2011年2月度集計
【会社概要】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■代表者 代表取締役 信太 明
■設 立 1998年6月8日
■資本金 339,576千円
■所在地 東京都文京区後楽1−1−7 グラスシティ後楽
■TEL 03−5803−2727
■FAX 03−5803−2750
■URL http://www.auncon.co.jp/
■E-Mail sp@auncon.co.jp
■事業内容 アジア圏を中心としたグローバルマーケティング支援(多言語のウェブ制作・メディア運営・販促支援・翻訳)
【調査に関するお問い合わせ】
■会社名 アウンコンサルティング株式会社
■TEL 03−5803−2777
■FAX 03−5803−2750
■E-Mail research@auncon.co.jp