つめかえやすいユニバーサルデザインの新つめかえ用容器を開発
[08/07/04]
提供元:PRTIMES
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花王株式会社(社長・尾崎元規)は、一般に普及しているつめかえ用パウチ(袋形のつめかえ容器)と同等の樹脂量(容器の厚さは本品ボトルの約半分)にもかかわらず、変形しにくい立体構造のボトル形状容器を成型する「超薄肉成型技術」を開発しました。また、「手で簡単に切って開封できる新しい機構」(プルリング方式)と「薄肉ラベル(従来の約半分の厚さ)」も開発しました。
この新たに開発したつめかえ用容器は、次の特長をもっています。
■変形しにくいため、片手でもラクに持って注げます。中身をこぼしにくく安定してつめかえられます。そのため、高齢者やつめかえが苦手な人も簡単につめかえられます。
■手で簡単に切って開封できる新しいプルリング機構を採用しました。
■容器の側面に手触りで識別できる「きざみ」を、本品のシャンプーボトルと同じように、つめかえ用で初めて付けることが可能になりました。
■新つめかえ用容器の使用樹脂量は袋形のつめかえ用容器と同等です。今回発売する下記の商品「キュレル」では、本品ボトル容器と比べて樹脂量を約76%、廃棄時の体積では約95%削減できます。
新開発の容器は乾燥性敏感肌のスキンケアブランド「キュレル」に採用し、9月6日に『キュレル 薬用シャンプーつめかえ用』と『キュレル 薬用コンディショナーつめかえ用』を新発売いたします。
■技術内容
1.超薄肉成型技術
従来のブロー成型に新しい技術を加え、薄い肉厚で立体構造のボトル形状容器を開発しました。なお扁平状や円筒状など、様々な形状も可能です。
2.手で簡単に切って開封できる、新しいプルリング機構
今回はこのほか、濡れた手や弱い力でも、手で簡単に切って開封することを目的に、新しいプルリング方式を開発しました。この技術は、取っ手に力を掛けやすい形状にすることや、最小の引っ張り力で開けられるプルリング穴角度の最適化などにより達成しました。
また、この新しいプルリング機構の容器への装着は、上記の超薄肉成型技術により可能になりました。
3.薄肉ラベルの開発
本体容器の表面に貼るラベルの厚さは、従来一般ラベルの約半分の薄肉化を実現し、プラスチック量の削減にもつながっています。さらに、つめかえ時には容器を丸めてムダなくしぼり出せるなど、扱いやすさも向上しました。