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【進水100年・豪華客船タイタニック号の1等客室を原寸大で再現】2011年9月30日(金)まで、同時開催「日本の海-まもるべき島々-」、「船の科学館」9月末展示休止までの企画展

今から100年前の1911年、現・北アイルランドのベルファストで進水したタイタニック号は、英国の最大の海運会社「ホワイト・スターライン社」が満を持して投入した、世界最大にして、最高の贅を尽くした豪華客船でした。

翌年、英国のサウザンプトン港からニューヨークへ向け処女航海に出かけた後の悲劇はあまりにも有名です。本展では進水100周年を記念し、日本初公開の設計図を含む貴重な資料や備品を通じて、海に浮かぶ宮殿と称された豪華客船タイタニック号の在りし日の姿を追います。

●「洋上の宮殿」と称された一等客室を原寸大で再現

1912年4月10日、タイタニック号は処女航海でサウザンプトン(英)からシェルブール(仏)・クイーンズタウン(アイルランド)を経由してニューヨーク(米)に2,201名の乗客を乗せて出航します。本展覧会においては、洋上の宮殿と称された船内の一等船室を原寸大で再現します。

●<日本初公開>初めて国外に持ち出されたタイタニックの設計図を公開

1911年5月31日、北アイルランドの工業都市ベルファストでタイタニック号は進水します。約1年をかけて、当時世界最大で豪華な船が完成します。本展覧会では、アイルランド大使館、イギリス大使館の協力のもと、北アイルランドのアルスター民族・交通博物館に保管されている貴重な30枚の設計図のうち5枚を、初めて国外に持ち出すことを許可されました。

●<日本初公開>タイタニック号食堂「ア・ラ・カルトレストラン」の食器

贅を尽くしたタイタニック号は、レストランにおけるサービスも当時の客船の中でも特に秀でたものでした。「ア・ラ・カルトレストラン」で使用されていた食器を初公開します。現存している4個のうち2個が特別来日します。

同時企画展 「日本の海 -まもるべき島々-」

●「日本の海洋権益巨大床マット」や模型、歴史資料で「守るべき島々」について解説

島国であるわが国は、周辺国はじめ他国と海を介して接しています。四方を海に囲まれ、「海に守られている」ことで国土の安全と海洋資源の確保を行ってきましたが、周辺島嶼部の領有権、領海線の問題等について、周辺国と意見の相違を呈している状況は、今日も解決に至っておりません。

わが国では自国の国土・領海や海洋権益などについての認知度はいまだに低く、また、将来を担う子供に対しても十分な啓蒙活動ができていない状況です。そこで、子どもから大人まで幅広い年齢層が「日本の海」を理解でき、日本の海をまもる意識をもって頂ける展示を企画しました。日本の海をまもる仕事についても船の科学館ならではの切り口で触れ、日本海洋権益が及ぶ範囲についての歴史と現状を紹介します。



<主な展示>

○日本の海洋権益巨大床マット

7m×7mの巨大床マットで、日本の海洋権益を図示

○立体模型

北方領土、竹島、尖閣諸島、南鳥島、沖ノ鳥島ので触れることができる模型を展示

○歴史資料

松前蝦夷全図、竹島・松島絵図、老中奉書写/竹島渡海御免許達書、

竹島渡海船の葵紋入り船印/衝立

○映像資料

北方領土、竹島、尖閣諸島、沖ノ鳥島の関連映像

大画面「海上権益の保全」 海上保安庁の任務映像



■企画展概要

期間:2011年8月1日(月)〜9月30日(金)

時間10:00〜17:00

会場:船の科学館  東京都品川区東八潮3

・進水100周年 豪華客船タイタニック号展(船の科学館本館3階 特別展示)

・日本の海-まもるべき島々-(船の科学館1階オーロラホール)

電話:03-5500-1111  ※取材に関するお問合せは下記までご連絡ください。

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