ブラホヴィッチのライトヘビー級2度目の防衛戦&反則で王座から陥落したバンタム級前王者ピョートル・ヤンが再び王座に挑む『UFC267』の見どころを世界のTKが解説!WOWOWで放送&ライブ配信!!
[21/10/28]
提供元:PRTIMES
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『UFC‐究極格闘技‐ UFC267 in アブダビ ライトヘビー級ブラホヴィッチ防衛戦&バンタム級暫定王座決定戦』10/30(土)深夜3:00頃[WOWOWオンデマンド]※先行ライブ配信
WOWOW UFC番組オフシャルサイト(https://www.wowow.co.jp/sports/ufc/)
[画像1: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-79f5eebc2d88c445e45e-0.jpg ]
現地時間の10月30日(土)深夜、アラブ首長国連邦・アブダビのUFCファイト・アイランド エティハド・アリーナで『UFC267』が開催される。
メインイベントは、王者ヤン・ブラホヴィッチが、5連勝中のグローヴァー・テイシェイラを迎え撃つライトヘビー級タイトルマッチ。さらにピョートル・ヤンvsコーリー・サンドヘイゲンのバンタム級暫定王座決定戦も組まれている。
この2試合の見どころをWOWOW「UFC-究極格闘技-」解説者としても知られる“世界のTK”高阪剛に語ってもらった。
――『UFC267』のメインは、ライトヘビー級王者ブラホヴィッチが2度目の防衛戦でテイシェイラと対戦します。この一戦どう見ていますか?
「どちらかと言うとブラホヴィッチはストライカーで、テイシェイラはグラップラーなので、一見、対照的に見えますけど、強さの質の部分でじつは似ていると思うんですよ。言ってみれば、二人ともめちゃくちゃ洗練されたMMAをやるタイプじゃない。もちろん高い技術は持っているけど、例えばブラホヴィッチの打撃は、ドミニク・レイエスのような洗練された打撃スタイルではなく、圧力で相手を下がらせて、ガードが開いたところに強打を叩き込んで、フィジカルで圧倒するような打撃なんです。」
――前回のイズラエル・アデサニヤ戦でも、前に出る圧力で主導権を握らせませんでした。
「そしてテイシェイラも寝技のきめ細かさというより、トップキープから相手をドミネート(支配)する技術で、相手を削っていくタイプ。だから付け入る隙がないわけじゃないけど、自分の強みや勝ち方をよく知っていて、フィジカルも強いので、多少相手の打撃はもらいながらも自分のスタイルをやり通す強さがある。そんなゴツゴツとした、MMAがノー・ホールズ・バード(NHB=なんでもあり)と呼ばれていた頃を思い起こさせるような、そういう戦い方でここまでのし上がってきた選手なので、自分個人的にはすごく共感できる二人ですね。」
[画像2: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-ee5e657151ae51f81d13-1.jpg ]
――言わば現代MMAでは珍しい豪傑同士の戦いのような。
「そうですね。それでいて、二人ともベテランじゃないですか。」
――ブラホヴィッチはキャリア14年の38歳、テイシェイラはキャリア19年の42歳と、両者ともに遅咲きです。
「だから長い月日を経て、自分の強みを最も発揮できるスタイルや試合の作り方を見つけた二人なので、すごく濃密な戦いが期待できると思いますね。」
——勝負のポイントは、どの辺になりそうですか?
「テイシェイラは、低い構えで相手の懐に突っ込んでいきたいタイプ。もちろん寝技の強さには定評があるので、まずはテイクダウンが取れるかどうかでしょう。ただ、ブラホヴィッチはたいがいタックルを切るんですよね。フィジカルが異常に強いから、タックルを受け止めたり、ケージ際でしのいだりすることができる。だから、このテイクダウンの攻防が、1個のカギになると思います。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-4ba4eecc09750ee690b9-2.jpg ]
――ブラホヴィッチは寝技師相手だと、これまでホナウド・ジャカレイやルーク・ロックホールドにもテイクダウンを許しませんでした。
「そうでしたね。ただ、テイシェイラは身体のコントロールがすごくうまいので、タックルを切られ潰された状態からでも体をずらして足を取りにいって、そこからドライブして、もう一度テイクダウンを取りにいく動きも得意なので。もしブラホヴィッチが、前に突進してくる動きには強くても、ちょっと横にずらされた時の対応が遅れるようなことがあれば、テイクダウンが奪えるかもしれない。これまで、みんな正面でタックルに入って、正面で切られているので、ブラホヴィッチが体勢をズラされた動きっていうのを、まだ見られてないんですよ。」
――そこが未知数であり、突破口になるかもしれないわけですね。
「その時、ブラホヴィッチがどう対応するのか。そこがカギになってくるんじゃないかと思いますね。ブラホヴィッチの必勝パターンは、プレッシャーをかけて下がらせた後、突進して強打を当てて、タックルに来たら潰して、上からパウンドやヒジを落とす。そうやって相手を削っていきますけど、テイシェイラは組みの攻防で粘ることで相手のスタミナを削ることができるので、後半のラウンドでどうなるかが勝敗を分ける気がしますね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
――続いてセミ・メインイベントは、当初、ピョートル・ヤン相手にバンタム級初防衛戦を行う予定だったアルジャメイン・スターリングが首の手術からの回復が遅れたため、ヤンvsコーリー・サンドヘイゲンのバンタム級暫定王座決定戦になりました。
「サンドヘイゲンは、7月にTJ•ディラショーに判定負けしながら、急きょ、チャンスが巡ってきたわけですよね。」
――ディラショーは試合後、ヒザの手術をしたため今回の暫定王座決定戦には出場できなかったわけですが。そもそもあの試合は、ほぼ互角の内容で、「サンドヘイゲンが勝っていた」との声も多い試合でした。
「自分もサンドヘイゲンの勝ちじゃないかと思ったんですよ。ただ、ディラショー戦で勝負の分かれ目になったポイントがあって、今回のピョートル・ヤン戦でも、そこが肝になるかなと思うところがあるんです。」
[画像4: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-28821c6c7fe1c8b93440-3.jpg ]
――それはどんな部分ですか?
「サンドヘイゲンは本当のオールラウンダーで、穴がないように見えるんですけど、なんでもできるが故に、相手の強い部分でも勝負してしまうところがあるんですよ。例えば寝技で下になっても、ロールと呼ばれる回転する動きでスタンドに戻したりするのが得意なので、“テイクダウンディフェンスでフィジカルを使ってしまうくらいなら、自分から下になって回転して脱出すればいいや”みたいなところが見えるんですよ。ただ、それってジャッジの印象は、あまり良くないんです。」
――サンドヘイゲン本人の感覚では全然ピンチじゃないのに、ジャッジからは「寝技で上を取られた」と判断されかねないわけですね。
「そうなんです。TJ・ディラショーとの試合でも、そこをジャッジに判断されて、微妙なラウンドを落としたことで、判定負けにつながってしまった部分があると思うんですよ。」
――そこが強みであり、落とし穴でもあったわけですね。対するピョートル・ヤンはいかがですか?
「ヤンはそれとは全く逆のタイプで。自分が不利な体勢でタックルを仕掛けることはないし、もし相手がタックルに来たら何がなんでも切る。フィジカルが強いから、しっかり切れるんですよね。打撃に関しても、スターリング戦では不用意に手を出さず、前に出るプレッシャーで相手の体力を削り、ポイント、ポイントでしっかり当てる打撃を打ちにいく。それで相手が疲れたところで勝負をかけていくような、クレバーな試合をやるようになっていた。」
[画像5: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-a02cfb0f6755f576f502-4.jpg ]
――自分の勝つためのスタイルが固まっているのがヤンで、局面ごとにいろんな技術を駆使しようとするのが、サンドヘイゲンだと。
「そうですね。サンドヘイゲンは技が多彩なので、勝負所で畳み掛けるというより、持っている技術のどれが相手に有効なのか、探りながら試合をやっていくタイプだと思いますね。」
――では、ポイントはどの辺になりそうですか?
「タイプがまったく違うことと、あとは身長差がかなりあって、サンドヘイゲンが10センチ高いんですよね。身長180センチというのは、バンタム級ではかなりの長身ですから、サンドヘイゲンはその身長、リーチを使って、遠い間合いからでもパンチを届かせることができるし、対角線のローキックもズバズバ決めていくし。あれは、相手が距離感をつかめていないから、もらってしまうんです。
そういうサンドヘイゲンを攻略するのは、本来かなり難しいんですけど、ヤンにはそれを崩せるだけのフィジカルと、強い打撃を当てる感覚を持っている。長い距離で、多彩な技術を駆使するサンドヘイゲンを、ヤンの圧力と踏み込むスピード、打撃の破壊力が切り崩すことができるかが、鍵になるでしょうね。そういう意味では、同じバンタム級同士の試合とはいえ、異種格闘技戦と呼びたいくらいタイプの違う二人なので、これまで見たことがない、異次元の試合になるかもしれない。また、ここから何かが生まれるような試合を期待したいですね。」
(取材/文・堀江ガンツ)
◆◆◆WOWOW『UFC -究極格闘技-』放送・配信スケジュール◆◆◆
『UFC‐究極格闘技‐ UFC267 in アブダビ ライトヘビー級ブラホヴィッチ防衛戦&バンタム級暫定王座決定戦』
10/30(土)深夜3:00頃[WOWOWオンデマンド]※先行ライブ配信
10/31(日)午前11:00[WOWOWプライム]※終了時間変更の場合あり
(WOWOWオンデマンドで同時配信)
11/6(土)午前10:00[WOWOWライブ]※リピート
(WOWOWオンデマンドで同時配信)
【対戦カード】
・ライトヘビー級タイトルマッチ/ヤン・ブラホヴィッチ vs グローヴァー・テイシェイラ
・バンタム級暫定王座決定戦/ピョートル・ヤン vs コーリー・サンドヘイゲン
【出演】
解説:高坂剛、堀江ガンツ
実況:高柳謙一
■10/30(土)深夜の先行ライブ配信前後に出演陣のYouTube配信!
『スタジオ裏トークUFC267』
YouTube「WOWOWofficial」で検索!
■詳しくはWOWOW番組オフシャルサイト(https://www.wowow.co.jp/sports/ufc/)をチェック!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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[画像1: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-79f5eebc2d88c445e45e-0.jpg ]
現地時間の10月30日(土)深夜、アラブ首長国連邦・アブダビのUFCファイト・アイランド エティハド・アリーナで『UFC267』が開催される。
メインイベントは、王者ヤン・ブラホヴィッチが、5連勝中のグローヴァー・テイシェイラを迎え撃つライトヘビー級タイトルマッチ。さらにピョートル・ヤンvsコーリー・サンドヘイゲンのバンタム級暫定王座決定戦も組まれている。
この2試合の見どころをWOWOW「UFC-究極格闘技-」解説者としても知られる“世界のTK”高阪剛に語ってもらった。
――『UFC267』のメインは、ライトヘビー級王者ブラホヴィッチが2度目の防衛戦でテイシェイラと対戦します。この一戦どう見ていますか?
「どちらかと言うとブラホヴィッチはストライカーで、テイシェイラはグラップラーなので、一見、対照的に見えますけど、強さの質の部分でじつは似ていると思うんですよ。言ってみれば、二人ともめちゃくちゃ洗練されたMMAをやるタイプじゃない。もちろん高い技術は持っているけど、例えばブラホヴィッチの打撃は、ドミニク・レイエスのような洗練された打撃スタイルではなく、圧力で相手を下がらせて、ガードが開いたところに強打を叩き込んで、フィジカルで圧倒するような打撃なんです。」
――前回のイズラエル・アデサニヤ戦でも、前に出る圧力で主導権を握らせませんでした。
「そしてテイシェイラも寝技のきめ細かさというより、トップキープから相手をドミネート(支配)する技術で、相手を削っていくタイプ。だから付け入る隙がないわけじゃないけど、自分の強みや勝ち方をよく知っていて、フィジカルも強いので、多少相手の打撃はもらいながらも自分のスタイルをやり通す強さがある。そんなゴツゴツとした、MMAがノー・ホールズ・バード(NHB=なんでもあり)と呼ばれていた頃を思い起こさせるような、そういう戦い方でここまでのし上がってきた選手なので、自分個人的にはすごく共感できる二人ですね。」
[画像2: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-ee5e657151ae51f81d13-1.jpg ]
――言わば現代MMAでは珍しい豪傑同士の戦いのような。
「そうですね。それでいて、二人ともベテランじゃないですか。」
――ブラホヴィッチはキャリア14年の38歳、テイシェイラはキャリア19年の42歳と、両者ともに遅咲きです。
「だから長い月日を経て、自分の強みを最も発揮できるスタイルや試合の作り方を見つけた二人なので、すごく濃密な戦いが期待できると思いますね。」
——勝負のポイントは、どの辺になりそうですか?
「テイシェイラは、低い構えで相手の懐に突っ込んでいきたいタイプ。もちろん寝技の強さには定評があるので、まずはテイクダウンが取れるかどうかでしょう。ただ、ブラホヴィッチはたいがいタックルを切るんですよね。フィジカルが異常に強いから、タックルを受け止めたり、ケージ際でしのいだりすることができる。だから、このテイクダウンの攻防が、1個のカギになると思います。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-4ba4eecc09750ee690b9-2.jpg ]
――ブラホヴィッチは寝技師相手だと、これまでホナウド・ジャカレイやルーク・ロックホールドにもテイクダウンを許しませんでした。
「そうでしたね。ただ、テイシェイラは身体のコントロールがすごくうまいので、タックルを切られ潰された状態からでも体をずらして足を取りにいって、そこからドライブして、もう一度テイクダウンを取りにいく動きも得意なので。もしブラホヴィッチが、前に突進してくる動きには強くても、ちょっと横にずらされた時の対応が遅れるようなことがあれば、テイクダウンが奪えるかもしれない。これまで、みんな正面でタックルに入って、正面で切られているので、ブラホヴィッチが体勢をズラされた動きっていうのを、まだ見られてないんですよ。」
――そこが未知数であり、突破口になるかもしれないわけですね。
「その時、ブラホヴィッチがどう対応するのか。そこがカギになってくるんじゃないかと思いますね。ブラホヴィッチの必勝パターンは、プレッシャーをかけて下がらせた後、突進して強打を当てて、タックルに来たら潰して、上からパウンドやヒジを落とす。そうやって相手を削っていきますけど、テイシェイラは組みの攻防で粘ることで相手のスタミナを削ることができるので、後半のラウンドでどうなるかが勝敗を分ける気がしますね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
――続いてセミ・メインイベントは、当初、ピョートル・ヤン相手にバンタム級初防衛戦を行う予定だったアルジャメイン・スターリングが首の手術からの回復が遅れたため、ヤンvsコーリー・サンドヘイゲンのバンタム級暫定王座決定戦になりました。
「サンドヘイゲンは、7月にTJ•ディラショーに判定負けしながら、急きょ、チャンスが巡ってきたわけですよね。」
――ディラショーは試合後、ヒザの手術をしたため今回の暫定王座決定戦には出場できなかったわけですが。そもそもあの試合は、ほぼ互角の内容で、「サンドヘイゲンが勝っていた」との声も多い試合でした。
「自分もサンドヘイゲンの勝ちじゃないかと思ったんですよ。ただ、ディラショー戦で勝負の分かれ目になったポイントがあって、今回のピョートル・ヤン戦でも、そこが肝になるかなと思うところがあるんです。」
[画像4: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-28821c6c7fe1c8b93440-3.jpg ]
――それはどんな部分ですか?
「サンドヘイゲンは本当のオールラウンダーで、穴がないように見えるんですけど、なんでもできるが故に、相手の強い部分でも勝負してしまうところがあるんですよ。例えば寝技で下になっても、ロールと呼ばれる回転する動きでスタンドに戻したりするのが得意なので、“テイクダウンディフェンスでフィジカルを使ってしまうくらいなら、自分から下になって回転して脱出すればいいや”みたいなところが見えるんですよ。ただ、それってジャッジの印象は、あまり良くないんです。」
――サンドヘイゲン本人の感覚では全然ピンチじゃないのに、ジャッジからは「寝技で上を取られた」と判断されかねないわけですね。
「そうなんです。TJ・ディラショーとの試合でも、そこをジャッジに判断されて、微妙なラウンドを落としたことで、判定負けにつながってしまった部分があると思うんですよ。」
――そこが強みであり、落とし穴でもあったわけですね。対するピョートル・ヤンはいかがですか?
「ヤンはそれとは全く逆のタイプで。自分が不利な体勢でタックルを仕掛けることはないし、もし相手がタックルに来たら何がなんでも切る。フィジカルが強いから、しっかり切れるんですよね。打撃に関しても、スターリング戦では不用意に手を出さず、前に出るプレッシャーで相手の体力を削り、ポイント、ポイントでしっかり当てる打撃を打ちにいく。それで相手が疲れたところで勝負をかけていくような、クレバーな試合をやるようになっていた。」
[画像5: https://prtimes.jp/i/1355/6254/resize/d1355-6254-a02cfb0f6755f576f502-4.jpg ]
――自分の勝つためのスタイルが固まっているのがヤンで、局面ごとにいろんな技術を駆使しようとするのが、サンドヘイゲンだと。
「そうですね。サンドヘイゲンは技が多彩なので、勝負所で畳み掛けるというより、持っている技術のどれが相手に有効なのか、探りながら試合をやっていくタイプだと思いますね。」
――では、ポイントはどの辺になりそうですか?
「タイプがまったく違うことと、あとは身長差がかなりあって、サンドヘイゲンが10センチ高いんですよね。身長180センチというのは、バンタム級ではかなりの長身ですから、サンドヘイゲンはその身長、リーチを使って、遠い間合いからでもパンチを届かせることができるし、対角線のローキックもズバズバ決めていくし。あれは、相手が距離感をつかめていないから、もらってしまうんです。
そういうサンドヘイゲンを攻略するのは、本来かなり難しいんですけど、ヤンにはそれを崩せるだけのフィジカルと、強い打撃を当てる感覚を持っている。長い距離で、多彩な技術を駆使するサンドヘイゲンを、ヤンの圧力と踏み込むスピード、打撃の破壊力が切り崩すことができるかが、鍵になるでしょうね。そういう意味では、同じバンタム級同士の試合とはいえ、異種格闘技戦と呼びたいくらいタイプの違う二人なので、これまで見たことがない、異次元の試合になるかもしれない。また、ここから何かが生まれるような試合を期待したいですね。」
(取材/文・堀江ガンツ)
◆◆◆WOWOW『UFC -究極格闘技-』放送・配信スケジュール◆◆◆
『UFC‐究極格闘技‐ UFC267 in アブダビ ライトヘビー級ブラホヴィッチ防衛戦&バンタム級暫定王座決定戦』
10/30(土)深夜3:00頃[WOWOWオンデマンド]※先行ライブ配信
10/31(日)午前11:00[WOWOWプライム]※終了時間変更の場合あり
(WOWOWオンデマンドで同時配信)
11/6(土)午前10:00[WOWOWライブ]※リピート
(WOWOWオンデマンドで同時配信)
【対戦カード】
・ライトヘビー級タイトルマッチ/ヤン・ブラホヴィッチ vs グローヴァー・テイシェイラ
・バンタム級暫定王座決定戦/ピョートル・ヤン vs コーリー・サンドヘイゲン
【出演】
解説:高坂剛、堀江ガンツ
実況:高柳謙一
■10/30(土)深夜の先行ライブ配信前後に出演陣のYouTube配信!
『スタジオ裏トークUFC267』
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