化粧品企業のR&D戦略について調査結果を発表【(株)総合企画センター大阪】
[13/09/18]
提供元:DreamNews
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概要
◆2012年度の化粧品市場は前年度比0.4%増の2兆1,918億円。東日本大震災の影響も一段落し、消費マインドが回復傾向にあることから拡大に転じた。2013年度についても、景気の回復から高級化粧品が伸びており、拡大基調を維持する見通しである。しかし一方で、国内の化粧品市場は飽和化・成熟化しており、今後大幅な成長を見込むのは難しくなっている。また、消費者ニーズの多様化・細分化により、大きなヒット商品が生まれにくい環境になっている。
◆このため各社のR&D部門は、単にイノベーションを追求するだけでなく、マーケティング部門との密接な連携を図ることで市場でのニーズやトレンドをいち早くキャッチし、それに対応できる俊敏かつ柔軟な組織・体制へと改編している。また、市場環境および経営環境の変化により高付加価値商品の早期投入と研究開発の効率化が求められるようになり、外部との連携(オープンイノベーション)を積極的に推進しようとする動きが活発化している。例えば、外部リソースの積極的な活用を掲げる資生堂やアルビオンは大学との連携を強めているほか、日本ロレアルやライオンもオープンイノベーションを推進するための専門部署を立ち上げている。
◆研究開発面においては、スキンケア分野では超高齢社会の到来を見据えて、多くの企業が抗老化研究を軸に推進している。なかでも各社が最も注力しているのが、幹細胞に着目したアプローチで、近年は表皮幹細胞だけでなく真皮幹細胞の研究も進んでいる。また、こうした幹細胞に関する研究は、抗老化の領域にとどまるだけでなく、美白や皮膚疾患に関する研究(日本メナード化粧品)、さらには頭皮ケアに関する研究(日本ロレアル、アルビオンなど)などへと、多岐に渡る領域へと広がりをみせている。
◆メイクアップ分野では、ナチュラル、ロングラスティング、スキンケア効果の3点がキーワードとなっており、高いカバー力がありながら自然な仕上がり(素肌感)を両立させる技術の研究や、表皮・真皮の老化に着目したアイテムの開発などがみられる。また、ヘアケア分野では毛髪内部の美しさを高める技術・成分の開発が進行しているほか、頭皮に着目した研究も多くみられる。
◆さらに、近年活発に行われているのが感性・官能性研究である。脳科学の知見・技術などを応用し、それを数値化・視覚化することで、高付加価値製品やカウンセリング技術の開発に反映し、顧客満足度の向上につなげる狙いである。このほか、グローバル市場への対応を強化するべく動物実験代替法の研究が進められているほか、新規事業として内外美容を視野に入れた美容・健康食品の研究や、美容医療と化粧品の融合の可能性を模索する動きもみられる。
◆当資料では、主要化粧品企業のR&D戦略を、組織体制、R&D費・人員、注力テーマ、特許、産学官との提携状況などから多角的に分析。さらに、海外市場への対応や新規事業の取り組みについても取り上げ、主要各社の今後の展望についてレポートしている。
TPC市場調査レポート
「2013年 化粧品企業のR&D戦略」
―脱自前主義により幹細胞研究と感性研究が加速化―
詳細はこちら>>http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210130128
資料体裁:A4判 149頁
発 刊 日:2013年9月18日
頒 価:87,000円(税抜)
【会社概要】
■会社名 株式会社総合企画センター大阪
■所在地 大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
■TEL 06-6538-5358
■FAX 06-6538-6531
■プライバシーマーク認定番号 第20001810 (01)号
■URL http://tpc-cop.co.jp/
■公式Facebook http://www.facebook.com/bibliotheque.tpc
■公式 ブログ http://tpc-cop.co.jp/blog/
■事業内容 マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
【本件に関するお問い合わせ】
(株)総合企画センター大阪 webマーケティンググループ
https://secure.future-s.com/~bibliotheque/contact/
フリーダイヤル:0120-30-6531
◆2012年度の化粧品市場は前年度比0.4%増の2兆1,918億円。東日本大震災の影響も一段落し、消費マインドが回復傾向にあることから拡大に転じた。2013年度についても、景気の回復から高級化粧品が伸びており、拡大基調を維持する見通しである。しかし一方で、国内の化粧品市場は飽和化・成熟化しており、今後大幅な成長を見込むのは難しくなっている。また、消費者ニーズの多様化・細分化により、大きなヒット商品が生まれにくい環境になっている。
◆このため各社のR&D部門は、単にイノベーションを追求するだけでなく、マーケティング部門との密接な連携を図ることで市場でのニーズやトレンドをいち早くキャッチし、それに対応できる俊敏かつ柔軟な組織・体制へと改編している。また、市場環境および経営環境の変化により高付加価値商品の早期投入と研究開発の効率化が求められるようになり、外部との連携(オープンイノベーション)を積極的に推進しようとする動きが活発化している。例えば、外部リソースの積極的な活用を掲げる資生堂やアルビオンは大学との連携を強めているほか、日本ロレアルやライオンもオープンイノベーションを推進するための専門部署を立ち上げている。
◆研究開発面においては、スキンケア分野では超高齢社会の到来を見据えて、多くの企業が抗老化研究を軸に推進している。なかでも各社が最も注力しているのが、幹細胞に着目したアプローチで、近年は表皮幹細胞だけでなく真皮幹細胞の研究も進んでいる。また、こうした幹細胞に関する研究は、抗老化の領域にとどまるだけでなく、美白や皮膚疾患に関する研究(日本メナード化粧品)、さらには頭皮ケアに関する研究(日本ロレアル、アルビオンなど)などへと、多岐に渡る領域へと広がりをみせている。
◆メイクアップ分野では、ナチュラル、ロングラスティング、スキンケア効果の3点がキーワードとなっており、高いカバー力がありながら自然な仕上がり(素肌感)を両立させる技術の研究や、表皮・真皮の老化に着目したアイテムの開発などがみられる。また、ヘアケア分野では毛髪内部の美しさを高める技術・成分の開発が進行しているほか、頭皮に着目した研究も多くみられる。
◆さらに、近年活発に行われているのが感性・官能性研究である。脳科学の知見・技術などを応用し、それを数値化・視覚化することで、高付加価値製品やカウンセリング技術の開発に反映し、顧客満足度の向上につなげる狙いである。このほか、グローバル市場への対応を強化するべく動物実験代替法の研究が進められているほか、新規事業として内外美容を視野に入れた美容・健康食品の研究や、美容医療と化粧品の融合の可能性を模索する動きもみられる。
◆当資料では、主要化粧品企業のR&D戦略を、組織体制、R&D費・人員、注力テーマ、特許、産学官との提携状況などから多角的に分析。さらに、海外市場への対応や新規事業の取り組みについても取り上げ、主要各社の今後の展望についてレポートしている。
TPC市場調査レポート
「2013年 化粧品企業のR&D戦略」
―脱自前主義により幹細胞研究と感性研究が加速化―
詳細はこちら>>http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210130128
資料体裁:A4判 149頁
発 刊 日:2013年9月18日
頒 価:87,000円(税抜)
【会社概要】
■会社名 株式会社総合企画センター大阪
■所在地 大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
■TEL 06-6538-5358
■FAX 06-6538-6531
■プライバシーマーク認定番号 第20001810 (01)号
■URL http://tpc-cop.co.jp/
■公式Facebook http://www.facebook.com/bibliotheque.tpc
■公式 ブログ http://tpc-cop.co.jp/blog/
■事業内容 マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
【本件に関するお問い合わせ】
(株)総合企画センター大阪 webマーケティンググループ
https://secure.future-s.com/~bibliotheque/contact/
フリーダイヤル:0120-30-6531