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◆プレスリリース本文

キャリアのイーサネット投資が加速する価格下落


2014年6月5日

世界中の企業は、データネットワークによって従業員との接続を保っており、すべての場所での一貫した利用ができるようにとその要求を高めている。このような要求を満たすために、キャリアは自社のイーサネットの地理的な適用範囲を拡大しようと投資を行っている。米国調査会社テレジオグラフィー社の年間購読サービス「イーサネット価格調査サービス （年間購読）　−　Ethernet Pricing Service」は、世界中で拡大するイーサネットサービスの利用範囲を明示し、価格の下落が加速していることを報告している。2013年上期と2014年上期の間に、MPLS疑似回線による100Mbpsのポイント・ツー・ポイントイーサネットのリース月額の中間値は44％下落し、2011年上期からの1年間当たり26％の下落に比べると大きい下落であった。

昨年のキャリアのオンネットEoMPLSの適用範囲は、ラテンアメリカで17％、アジアで10％拡大し、価格の下落は加速している。2013年上期と2014年上期の間に、ブエノスアイレス＝マイアミ間の100MbpsMPLSイーサネット疑似回線の中間価格は39％下落して5321米ドルとなり、香港=東京間の100MbpsMPLSイーサネットの中間価格は46％下落して月額4200米ドルとなった。過去3年間のこれらのルートの100Mbpsの価格は、それぞれ28%と27%と比較的緩やかに下落していた。

オンネットEoMPLSの適用範囲が12％成長している米国と10％の欧州でも、価格は急落している。ロサンゼルス＝ニューヨーク間の100MbpsMPLSイーサネットの中間価格は、2013年上期と2014年上期の間に49％下落して943米ドルとなり、過去3年間の1年当たりの下落幅の20％を上回った。同様に、昨年のフランクフルト＝ロンドン間の100Mbps疑似回線の中間月額は29％下落の725米ドルで、過去3年間の1年当たりの下落幅の19％よりも大きく下落した。

「世界と地域のキャリアの両方が、自社のオンネット適用範囲を拡大し、価格を適正に維持するための市場での自社の位置付けを模索している。サービスの適用範囲がより拡大すれば、購入者は一層の価格崩壊を期待することができるだろう」とテレジオグラフィー社のアナリストBrianna Boudreau氏は語る。

テレジオグラフィー社の年間購読サービス「イーサネット価格調査サービス （年間購読）　−　Ethernet Pricing Service」は、長距離と国際間のイーサネットのプロバイダ毎、容量毎、ルート毎の価格基準を提供している。



◆レポートについて
イーサネット価格調査サービス （年間購読）
Ethernet Pricing Service
http://www.dri.co.jp/auto/report/telegeo/tgethernet.html

◆市場調査会社　テレジオグラフィー社 （TeleGeography） について
http://www.dri.co.jp/auto/report/telegeo/index.html

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