池澤夏樹 作品の電子出版が本格スタート
[14/07/01]
提供元:DreamNews
提供元:DreamNews
株式会社ボイジャー(本社:東京都渋谷区神宮前 代表取締役 鎌田純子)は、作家 池澤夏樹の著作権管理会社イクスタン(本社:東京都渋谷区神宮前 代表 池澤智子)と提携し、池澤夏樹作品を電子化し販売を開始致します。池澤夏樹作品シリーズは「impala e-books」として、ボイジャーが制作、販売を受けもち、日本および世界の電子書店での展開を担当します。2014年7月より2015年夏までの発売予定作品は後述の一覧の通りです。以降も確定し次第、出版計画は公表してまいります。
作家 池澤夏樹との出会いは1999年、電子出版・販売された『オキナワなんでも事典』に遡ります。ボイジャーはこの作品の制作を請負い、販売を行いました。引き続き2001年9.11米同時多発テロ事件を契機として、池澤夏樹がメールマガジンにて日々発信した『新世紀へようこそ』を電子書籍にまとめ公開致しました。こうした長い経緯、交流を経て、作家 池澤夏樹との電子出版に関わる契約が整いました。
ボイジャーは創業以来22年間、常に電子的な出版社であることを目指してまいりました。しかし、デジタル中心に出版活動を成り立たせるには時期尚早で、長い雌伏の時間を忍ばねばなりませんでした。ようやく状況は好転し、電子的出版の普及の兆しは着実なものとなりました。名実共に出版社として名乗る時期がきたのだとボイジャーは考えるに至りました。
池澤夏樹作品の電子書籍は、ボイジャーが開発してきました電子出版のためのWebサービス“Romancer(ロマンサー)”で作られています。品質の確かなEPUB3のデータ書き出しが出来るとともに、Webブラウザでの閲覧システム(弊社BinB)にて、瞬時にネット上に公開できるようになっています。作家ならびに作家を目指す人々がご自身で利用できる道が生まれます。“Romancer(ロマンサー)”もまた、7月1日より一般公開致します。
電子出版の定着に従って、これを利用する新たなプレーヤーの存在が注目を集めています。その中で作家ならびに作家を目指す人々は、自分たちの作品をネット上で自由に公開し、セルフ・プロモーションを活発に起こしていく動きになっています。作家自身がネット上で展開するWebパブリッシングは、北米では大きな市場を形成するようになりました。そして今まで考えられなかった売上を達成する事例が生まれています。
ボイジャーは、インディーズを含む多くの作家と連帯し、その活動を支援する出版社を目指します。同時に、これからのネット上での言論・出版の担い手として名乗りを上げていくつもりです。
■ impala books(インパラ文庫)出版計画 ―― 詳細一覧ページ http://www.impala.jp/
2014/07
クジラが見る夢
静かな大地
タマリンドの木
骨は珊瑚、眼は真珠
明るい旅情
2014/09
イラクの小さな橋を渡って
新世紀へようこそ
世界のために涙せよ〈新世紀へようこそ 2〉
終わりと始まり
エデンを遠く離れて
2014/11
世界文学を読みほどく
世界文学リミックス
小説の羅針盤
ギリシアの誘惑
バビロンに行きて歌え
2015/01
この世界のぜんぶ
マシアス・ギリの失脚
沖に向かって泳ぐ
インパラは転ばない
南鳥島特別航路
2015/03
春を恨んだりはしない
日本うるわし紀行
母なる自然のおっぱい
真昼のプリニウス
メランコリア
2015/05
サーカムナビゲーション
ブッキッシュな世界像
シネ・シティー鳥瞰図
都市の書物
2015/07
カイマナヒラの家
ハワイイ紀行
カデナ
花を運ぶ妹
沖縄全集
*後続は確定し次第公表致します。
■7月1日導入2作品をVoyager BinBにて先行販売
タイトル:『クジラが見る夢』『静かな大地』
発行元 :株式会社ixtan
販売元 :株式会社ボイジャー
発売日 :2014年7月1日(火)10:00
販売書店:Voyager BinB http://binb-store.com
価 格 :各・本体800円+税
Voyager BinB 商品詳細ページ:
『クジラが見る夢』 http://tt2.me/16341
『静かな大地』 http://tt2.me/16342
Voyager BinB 立読みページ:
『クジラが見る夢』 http://bit.ly/binb_whale
『静かな大地』 http://bit.ly/binb_the_earth
※7月1日以降、随時、各電子書店にて販売が開始されます。iBookstore、Google Play ブックス、楽天Kobo、Yahoo!ブックストア、BookLive!、紀伊國屋書店BookWeb、honto、ReaderStore、ブックパス、eBookJapanなどにて。
天使が出版する 池澤夏樹
肉体がわずらわしいと思うことがある。
重いし、かさばるし、傷ついたり病んだりする。
魂だけになって天使のように軽々と天を舞うことができたらどんなにいいことか!
同じように本の重さをわずらわしく思ってきた。
バッグの中の1キロ2キロはあたりまえ、トランクだと10キロ、書棚にはたぶん1トンとか2トンとか。
大事なのは書かれたことであってそれを載せた紙は媒体にすぎない。では書かれたことだけになって軽々と天を舞うことはできないか? 今までは夢想だったけれども、電子技術はそれを可能にした。
どんな時でも読むものが手元にないと不安であるぼくにとって、電子出版は歓迎すべきテクノロジーだった。
ぼくは読者であると同時に本を書く側でもある。
だから自分の書いたものを市場に提供してみたいと思っていくつかの試みを重ねてきた。
電子出版に託せば、ぼくが書いたものは
1 瞬時にしてどこででも入手でき、
2 重さはなく、場所もとらず、持ち歩きも自在、
3 販売の側も自由度が増して長く在庫が維持される。
試行の果て、最終的に選んだパートナーがボイジャーだった。
日本で早くから電子出版の技術を開発して実用の場に供給してきたこの会社の思想をぼくは信頼する。自分が書いてきたものをすべて預けて世に供したいと思う。
では、肉体は見放すのか、紙を捨てるのか?
そうではない。この相手とは長い親密なつきあいがあって、それは捨てられるものではない。わずらわしくても縁は切れないし、ぼくは紙の本を愛している。
重い紙の本たちの上空を身軽な電子版がひらひらと天使のように舞う。これもまた好ましい光景ではないか。読者には選ぶ自由があるわけだし。
〈報道関係お問い合わせ先〉
株式会社ボイジャー 高山みのり
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-41-14
電話: 03-5467-7070 / FAX: 03-5467-7080
Email:infomgr@voyager.co.jp
作家 池澤夏樹との出会いは1999年、電子出版・販売された『オキナワなんでも事典』に遡ります。ボイジャーはこの作品の制作を請負い、販売を行いました。引き続き2001年9.11米同時多発テロ事件を契機として、池澤夏樹がメールマガジンにて日々発信した『新世紀へようこそ』を電子書籍にまとめ公開致しました。こうした長い経緯、交流を経て、作家 池澤夏樹との電子出版に関わる契約が整いました。
ボイジャーは創業以来22年間、常に電子的な出版社であることを目指してまいりました。しかし、デジタル中心に出版活動を成り立たせるには時期尚早で、長い雌伏の時間を忍ばねばなりませんでした。ようやく状況は好転し、電子的出版の普及の兆しは着実なものとなりました。名実共に出版社として名乗る時期がきたのだとボイジャーは考えるに至りました。
池澤夏樹作品の電子書籍は、ボイジャーが開発してきました電子出版のためのWebサービス“Romancer(ロマンサー)”で作られています。品質の確かなEPUB3のデータ書き出しが出来るとともに、Webブラウザでの閲覧システム(弊社BinB)にて、瞬時にネット上に公開できるようになっています。作家ならびに作家を目指す人々がご自身で利用できる道が生まれます。“Romancer(ロマンサー)”もまた、7月1日より一般公開致します。
電子出版の定着に従って、これを利用する新たなプレーヤーの存在が注目を集めています。その中で作家ならびに作家を目指す人々は、自分たちの作品をネット上で自由に公開し、セルフ・プロモーションを活発に起こしていく動きになっています。作家自身がネット上で展開するWebパブリッシングは、北米では大きな市場を形成するようになりました。そして今まで考えられなかった売上を達成する事例が生まれています。
ボイジャーは、インディーズを含む多くの作家と連帯し、その活動を支援する出版社を目指します。同時に、これからのネット上での言論・出版の担い手として名乗りを上げていくつもりです。
■ impala books(インパラ文庫)出版計画 ―― 詳細一覧ページ http://www.impala.jp/
2014/07
クジラが見る夢
静かな大地
タマリンドの木
骨は珊瑚、眼は真珠
明るい旅情
2014/09
イラクの小さな橋を渡って
新世紀へようこそ
世界のために涙せよ〈新世紀へようこそ 2〉
終わりと始まり
エデンを遠く離れて
2014/11
世界文学を読みほどく
世界文学リミックス
小説の羅針盤
ギリシアの誘惑
バビロンに行きて歌え
2015/01
この世界のぜんぶ
マシアス・ギリの失脚
沖に向かって泳ぐ
インパラは転ばない
南鳥島特別航路
2015/03
春を恨んだりはしない
日本うるわし紀行
母なる自然のおっぱい
真昼のプリニウス
メランコリア
2015/05
サーカムナビゲーション
ブッキッシュな世界像
シネ・シティー鳥瞰図
都市の書物
2015/07
カイマナヒラの家
ハワイイ紀行
カデナ
花を運ぶ妹
沖縄全集
*後続は確定し次第公表致します。
■7月1日導入2作品をVoyager BinBにて先行販売
タイトル:『クジラが見る夢』『静かな大地』
発行元 :株式会社ixtan
販売元 :株式会社ボイジャー
発売日 :2014年7月1日(火)10:00
販売書店:Voyager BinB http://binb-store.com
価 格 :各・本体800円+税
Voyager BinB 商品詳細ページ:
『クジラが見る夢』 http://tt2.me/16341
『静かな大地』 http://tt2.me/16342
Voyager BinB 立読みページ:
『クジラが見る夢』 http://bit.ly/binb_whale
『静かな大地』 http://bit.ly/binb_the_earth
※7月1日以降、随時、各電子書店にて販売が開始されます。iBookstore、Google Play ブックス、楽天Kobo、Yahoo!ブックストア、BookLive!、紀伊國屋書店BookWeb、honto、ReaderStore、ブックパス、eBookJapanなどにて。
天使が出版する 池澤夏樹
肉体がわずらわしいと思うことがある。
重いし、かさばるし、傷ついたり病んだりする。
魂だけになって天使のように軽々と天を舞うことができたらどんなにいいことか!
同じように本の重さをわずらわしく思ってきた。
バッグの中の1キロ2キロはあたりまえ、トランクだと10キロ、書棚にはたぶん1トンとか2トンとか。
大事なのは書かれたことであってそれを載せた紙は媒体にすぎない。では書かれたことだけになって軽々と天を舞うことはできないか? 今までは夢想だったけれども、電子技術はそれを可能にした。
どんな時でも読むものが手元にないと不安であるぼくにとって、電子出版は歓迎すべきテクノロジーだった。
ぼくは読者であると同時に本を書く側でもある。
だから自分の書いたものを市場に提供してみたいと思っていくつかの試みを重ねてきた。
電子出版に託せば、ぼくが書いたものは
1 瞬時にしてどこででも入手でき、
2 重さはなく、場所もとらず、持ち歩きも自在、
3 販売の側も自由度が増して長く在庫が維持される。
試行の果て、最終的に選んだパートナーがボイジャーだった。
日本で早くから電子出版の技術を開発して実用の場に供給してきたこの会社の思想をぼくは信頼する。自分が書いてきたものをすべて預けて世に供したいと思う。
では、肉体は見放すのか、紙を捨てるのか?
そうではない。この相手とは長い親密なつきあいがあって、それは捨てられるものではない。わずらわしくても縁は切れないし、ぼくは紙の本を愛している。
重い紙の本たちの上空を身軽な電子版がひらひらと天使のように舞う。これもまた好ましい光景ではないか。読者には選ぶ自由があるわけだし。
〈報道関係お問い合わせ先〉
株式会社ボイジャー 高山みのり
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-41-14
電話: 03-5467-7070 / FAX: 03-5467-7080
Email:infomgr@voyager.co.jp