カチオン電着塗装関連技術 特許総合力ランキングトップ3は関西ペイント、日本ペイント、BASF
[16/03/10]
提供元:DreamNews
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株式会社パテント・リザルトは2016年3月10日、日本に出願されたカチオン電着塗装関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
カチオン電着塗装は、カチオン(陽イオン)塗料液中に被塗物を浸し、電気を流しながら塗装するため、複雑な形状の被塗物に対しても隅々まで塗装可能な技術です。本調査では、このカチオン電着塗装に着目し、同分野における特許の質と量から総合的に参入企業の競争力を見た「特許総合力ランキング」を集計しました。
その結果、1位 関西ペイント、2位 日本ペイントホールディングスグループ、3位 BASFグループとなりました。
1位関西ペイントの注目度の高い特許には、「塗料安定性、仕上がり性、防食性に優れたカチオン電着塗料組成物」や「高い仕上がり性と防食性を維持しつつ、省工程化・省スペース化を可能とした複層皮膜形成方法」などが挙げられます。
2位日本ペイントホールディングスグループは、「加熱減量の少ない電着塗料組成物」や「極少量の前処理皮膜にもかかわらず、優れた塗膜密着性と耐食性を保持する複層塗膜形成方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位BASFグループの注目度の高い特許には、「塗装作業の簡素化やコスト削減と、優れた防食性を両立した電着コーティング組成物」などが挙げられます。
4位 トヨタ自動車の注目度の高い特許には、「鉛化合物やクロム化合物のような有害物質を使用することなく、無処理鋼板上においても優れた耐水密着性を保持するカチオン電着塗料組成物」などが挙げられます。同社は、21件の有効特許のうち20件が共同出願で、関西ペイントが最も多く10件、次いで日本ペイントグループが7件、神東塗料グループが3件と続いています。
5位 神東塗料グループは、「再撹拌を行う際、容易に再分散され、沈降物がほとんど残存しない塗料安定性に優れたカチオン電着塗料」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下では、シミズ、日本精工、日本パーカライジング、PPG INDUSTRIES、マツダなどがそれぞれランクインしています。
総合力上位5社が直近で注力する技術課題を把握するため、特許庁が定義するFタームを出願期間別に集計しました。
全体の傾向として、時期を問わず、5社いずれも「耐候性又は防食性」の技術課題を中心に出願を行っていることがわかります。
関西ペイントは、「耐候性又は防食性」の割合が2006年から2010年以降に半数を超えています。その他の技術課題では、2006年から2010年以降に「省力化又は無公害化」や「強度」の割合が減少する一方、「貯蔵安定性」の割合が伸びています。
日本ペイントホールディングスグループもまた、2006年から2010年以降に「耐候性又は防食性」の割合が増加しており、直近では半数以上が同技術課題に関する出願となっています。その他の技術課題では、2006年から2010年の期間より、直近の2011年から2015年の期間にかけて「省力化又は無公害化」や「美観又は外観」の割合が減少する一方、2006年から2010年以降は「貯蔵安定性」の割合が伸びています。
その他3社の2001年以降の技術課題の推移をみると、BASFグループは「耐候性又は防食性」や「密着性又は柔軟性」が、トヨタ自動車は「耐候性又は防食性」のほか「美観又は外観」や「塗装性」が、神東塗料グループは「貯蔵安定性」の割合がそれぞれ増加していることが分ります。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「カチオン電着塗装関連技術」にてご覧いただけます。
■価格:100,000円〜(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2016/03/cation.html
<<特許・技術調査レポートについて>>
http://www.patentresult.co.jp/report/index.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
カチオン電着塗装は、カチオン(陽イオン)塗料液中に被塗物を浸し、電気を流しながら塗装するため、複雑な形状の被塗物に対しても隅々まで塗装可能な技術です。本調査では、このカチオン電着塗装に着目し、同分野における特許の質と量から総合的に参入企業の競争力を見た「特許総合力ランキング」を集計しました。
その結果、1位 関西ペイント、2位 日本ペイントホールディングスグループ、3位 BASFグループとなりました。
1位関西ペイントの注目度の高い特許には、「塗料安定性、仕上がり性、防食性に優れたカチオン電着塗料組成物」や「高い仕上がり性と防食性を維持しつつ、省工程化・省スペース化を可能とした複層皮膜形成方法」などが挙げられます。
2位日本ペイントホールディングスグループは、「加熱減量の少ない電着塗料組成物」や「極少量の前処理皮膜にもかかわらず、優れた塗膜密着性と耐食性を保持する複層塗膜形成方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位BASFグループの注目度の高い特許には、「塗装作業の簡素化やコスト削減と、優れた防食性を両立した電着コーティング組成物」などが挙げられます。
4位 トヨタ自動車の注目度の高い特許には、「鉛化合物やクロム化合物のような有害物質を使用することなく、無処理鋼板上においても優れた耐水密着性を保持するカチオン電着塗料組成物」などが挙げられます。同社は、21件の有効特許のうち20件が共同出願で、関西ペイントが最も多く10件、次いで日本ペイントグループが7件、神東塗料グループが3件と続いています。
5位 神東塗料グループは、「再撹拌を行う際、容易に再分散され、沈降物がほとんど残存しない塗料安定性に優れたカチオン電着塗料」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下では、シミズ、日本精工、日本パーカライジング、PPG INDUSTRIES、マツダなどがそれぞれランクインしています。
総合力上位5社が直近で注力する技術課題を把握するため、特許庁が定義するFタームを出願期間別に集計しました。
全体の傾向として、時期を問わず、5社いずれも「耐候性又は防食性」の技術課題を中心に出願を行っていることがわかります。
関西ペイントは、「耐候性又は防食性」の割合が2006年から2010年以降に半数を超えています。その他の技術課題では、2006年から2010年以降に「省力化又は無公害化」や「強度」の割合が減少する一方、「貯蔵安定性」の割合が伸びています。
日本ペイントホールディングスグループもまた、2006年から2010年以降に「耐候性又は防食性」の割合が増加しており、直近では半数以上が同技術課題に関する出願となっています。その他の技術課題では、2006年から2010年の期間より、直近の2011年から2015年の期間にかけて「省力化又は無公害化」や「美観又は外観」の割合が減少する一方、2006年から2010年以降は「貯蔵安定性」の割合が伸びています。
その他3社の2001年以降の技術課題の推移をみると、BASFグループは「耐候性又は防食性」や「密着性又は柔軟性」が、トヨタ自動車は「耐候性又は防食性」のほか「美観又は外観」や「塗装性」が、神東塗料グループは「貯蔵安定性」の割合がそれぞれ増加していることが分ります。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「カチオン電着塗装関連技術」にてご覧いただけます。
■価格:100,000円〜(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2016/03/cation.html
<<特許・技術調査レポートについて>>
http://www.patentresult.co.jp/report/index.html
<<特許分析セミナー情報>>
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株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
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住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階