妊娠・出産でボーナスダウン?育児&家事をボーナスに換算するといくら?「ママのボーナス」白書【家計の時間調べ】
[16/07/27]
提供元:DreamNews
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【調査概要】
・アンケート期間:2016年5月16日〜20日
・調査方法:インターネットログイン式アンケート
・有効回答数:20代以上の既婚女性829名
<アンケート結果まとめ>
・産休・育休・時短勤務で約7割が「ボーナスカット」または「ボーナスダウン」に
・育児や家事労働のボーナス額、約3割のママが「10万円以下」と回答。「無償が当たりまえ」の考えも多数
・モノより体験に使いたいママが多数。「ママボーナス10万円」の使い道
産休・育休・時短勤務はボーナス額にも影響?約3割が「ボーナスなし」に
Q:2015年冬のボーナスの手取り額を教えてください。(単回答)
多くの会社で夏のボーナスが支給される季節を迎えました。大手企業では、2016年夏のボーナスが前年比3.74%増との景気のよいニュースもありましたが、妊娠・出産で休職を経験した女性のボーナス事情は、どうなっているのでしょう。
アンケートにお答えいただいた既婚女性のなかから、なんらかのかたちで仕事をしている(産休・育休含む)みなさんに、昨年冬のボーナスの金額を教えていただきました。
最初に「正社員(フルタイム)」ママでみていくと、もっとも多かったのが「50万円以上(18.9%)」。
次に「25〜30万円(15.6%)」、「30〜35万円(11.5%)」と続きます。
同じ正社員でも、現在時短勤務中のママでは「10万円以下(23.5%)」が首位に。また、フルタイムでは少数だった「年俸制のためボーナスはない」「そもそもボーナスは出ない」との回答が、時短勤務中ではともに17.6%と大きく割合を増やしています。ボーナスが50万円以上支給された人はわずか2.9%にとどまりました。
派遣社員、パート・アルバイトは「そもそもボーナスは出ない」が70%以上と多数派になり、支給されたとしても「10万円以下」がほとんどでした。
Q:現在、産休・育休・時短勤務中の方は、フルタイムのときに比べ、ボーナス額はどうなりましたか?(単回答)
次に、現在産休・育休、時短勤務中のママに、フルタイム時と比べボーナス額に変化があったかどうかをお聞きしました。
結果は、「ボーナスがなくなった」が35.7%を占めました。
また、支給はされたもののフルタイム時に比べ「〜20%程度下がった」から「61%以上下がった」の合計は33.0%。
産休や育休、時短勤務中でも、フルタイムのときと同じくらいボーナスが支給されている、むしろ上がった人は全体の14.3%と、2割にも満たないことがわかりました。
企業によって違いがありますが、ほとんどのママが、産休・育休、時短勤務でボーナスがカット、もしくはダウンしている現状が明らかになりました。
育児、家事労働に対し、「ママボーナス」が出るとしたら…?みんなの自己評価は?
Q:育児や家事などに対しボーナスが出るとしたら、1年間でどれくらいの金額だと思いますか? (単回答)
<ママのボーナス希望額>
1位:10万円以内 (27.1%)
2位:21〜40万円(18.0%)
3位:11〜20万円(17.9%)
世の中の多くのママが、当たりまえのように日々おこなっている育児や家事。仕事とは違い、給与や賞与が出ることはありませんが、もし、いつもがんばっているごほうびとして「ボーナス」が支給されるとしたら、1年間でいくらが妥当でしょう。
そんな問いを投げかけたところ、27.1%でもっとも多かったのが「10万円以内」と控えめな回答。
みなさんから寄せられたコメントでは
「育児も家事も、するのが当たりまえなので、10万円でも多すぎる」
「子どもや家族のためにしていることだから、もらえるならおこづかい程度で満足」
との声がたくさん挙がっていました。また、「育児や家事をお金に換算すること自体がむずかしい」との回答も目立ち、育児や家事に「お金」という見返りを求めない、ストイックな考えを持つママが多い印象でした。
次点では「21〜40万円(18.0%)」、僅差で「11〜20万円(17.9%)」と続き、40万円以下でじゅうぶんとする声が63.0%を占めています。
一方で、8.3%と少数ではありますが、101万円以上を希望したママも。その理由をみてみると
「家事育児と、仕事は場所が違うだけで労力は一緒なので、フルタイムで働いていたときと同じ100万円くらいはあってもいい」
「24時間休みなしだから、時間外手当ても含めて200万円くらい」
などが挙がっていました。
単純に「たくさんほしい」というわけではなく、外での仕事と照らし合わせて考えた結果、101万円以上の額が算出されたようです。
「ママボーナス」10万円が支給されたら…!気になるみんなの使い道
Q:もし、【自分ひとりのために、使い切ること】を前提とした「ママボーナス」10万円が支給されたら、なにに使いますか?(単回答)
<「ママボーナス10万円」の使い道>
1位:マッサージ・エステ(42.8%)
2位:食事・グルメ(39.9%)
3位:服(36.9%)
では、たとえば政府がおこなう「一時給付金」のようなかたちで、10万円が支給されたらどんな使い方をしますか?
今回は、生活費や貯蓄、子ども、だんなさまへのプレゼントではなく、あえて「自分のために、使い切ること」を前提として、お聞きしました。
結果は、「マッサージ・エステ」が42.8%で1位にランクイン。2位に「食事・グルメ(39.9%)」と、モノよりも自分だけの時間が過ごせる「体験」の費用にあてたいとするママが多くいらっしゃいました。
寄せられたコメントでは
「産後、ゆっくり眠れないので、エステを受けながら熟睡したい」
「日頃の疲れをいやすために、マッサージに行きたい」
「子連れでは入れないお店で贅沢な食事をしたい」
と、子育て中のママならではの声がたくさん。
3位以降の「服」や「コスメ類」、「靴・バッグ」を選んだママからは、憧れブランドのアイテムなど「産後、手が出せなかった高級なもの」を購入したいとのコメントが目立ちました。
ちなみに、その他では
「家事サービスを利用して、なにもしなくていい自分だけの休日をつくりたい」
「キャリアアップのための習いごとの費用にあてたい」
「好きなアーティストのライブに行きたい」
なども挙がりました。
独身時代であれば、自分へのごほうびにおもいきって10万円くらい使うことがあったかもしれませんが、みなさんのコメントをみるかぎり、ママになると、お金は「家族のため」に使う傾向にあり、自分のための体験やモノは二の次になっている様子が伝わってきました。
日々、子育てに家事にがんばっているママ。無償の愛があるからなせることではありますが、未来を担う子どもたちを育てるという、尊い役目を果たしているママへの見えるかたちのねぎらいとして、ときにはボーナスが支給されるような制度があっても、よさそうですね。
なお、本アンケートの詳細は、「家計の時間」ウェブサイト内(https://www.kakeinojikan.com/3774)に掲載しています。あわせてご参照ください。
▼会社概要
社名:株式会社ほけんの時間
住所:〒112-0012 東京都文京区大塚5-9-2 新大塚プラザ3F
代表取締役 植山 章博
▼取材など問い合わせ先
電話番号:03-6902-2513
URL:https://www.kakeinojikan.com/contact
担当:家計の時間 編集部
・アンケート期間:2016年5月16日〜20日
・調査方法:インターネットログイン式アンケート
・有効回答数:20代以上の既婚女性829名
<アンケート結果まとめ>
・産休・育休・時短勤務で約7割が「ボーナスカット」または「ボーナスダウン」に
・育児や家事労働のボーナス額、約3割のママが「10万円以下」と回答。「無償が当たりまえ」の考えも多数
・モノより体験に使いたいママが多数。「ママボーナス10万円」の使い道
産休・育休・時短勤務はボーナス額にも影響?約3割が「ボーナスなし」に
Q:2015年冬のボーナスの手取り額を教えてください。(単回答)
多くの会社で夏のボーナスが支給される季節を迎えました。大手企業では、2016年夏のボーナスが前年比3.74%増との景気のよいニュースもありましたが、妊娠・出産で休職を経験した女性のボーナス事情は、どうなっているのでしょう。
アンケートにお答えいただいた既婚女性のなかから、なんらかのかたちで仕事をしている(産休・育休含む)みなさんに、昨年冬のボーナスの金額を教えていただきました。
最初に「正社員(フルタイム)」ママでみていくと、もっとも多かったのが「50万円以上(18.9%)」。
次に「25〜30万円(15.6%)」、「30〜35万円(11.5%)」と続きます。
同じ正社員でも、現在時短勤務中のママでは「10万円以下(23.5%)」が首位に。また、フルタイムでは少数だった「年俸制のためボーナスはない」「そもそもボーナスは出ない」との回答が、時短勤務中ではともに17.6%と大きく割合を増やしています。ボーナスが50万円以上支給された人はわずか2.9%にとどまりました。
派遣社員、パート・アルバイトは「そもそもボーナスは出ない」が70%以上と多数派になり、支給されたとしても「10万円以下」がほとんどでした。
Q:現在、産休・育休・時短勤務中の方は、フルタイムのときに比べ、ボーナス額はどうなりましたか?(単回答)
次に、現在産休・育休、時短勤務中のママに、フルタイム時と比べボーナス額に変化があったかどうかをお聞きしました。
結果は、「ボーナスがなくなった」が35.7%を占めました。
また、支給はされたもののフルタイム時に比べ「〜20%程度下がった」から「61%以上下がった」の合計は33.0%。
産休や育休、時短勤務中でも、フルタイムのときと同じくらいボーナスが支給されている、むしろ上がった人は全体の14.3%と、2割にも満たないことがわかりました。
企業によって違いがありますが、ほとんどのママが、産休・育休、時短勤務でボーナスがカット、もしくはダウンしている現状が明らかになりました。
育児、家事労働に対し、「ママボーナス」が出るとしたら…?みんなの自己評価は?
Q:育児や家事などに対しボーナスが出るとしたら、1年間でどれくらいの金額だと思いますか? (単回答)
<ママのボーナス希望額>
1位:10万円以内 (27.1%)
2位:21〜40万円(18.0%)
3位:11〜20万円(17.9%)
世の中の多くのママが、当たりまえのように日々おこなっている育児や家事。仕事とは違い、給与や賞与が出ることはありませんが、もし、いつもがんばっているごほうびとして「ボーナス」が支給されるとしたら、1年間でいくらが妥当でしょう。
そんな問いを投げかけたところ、27.1%でもっとも多かったのが「10万円以内」と控えめな回答。
みなさんから寄せられたコメントでは
「育児も家事も、するのが当たりまえなので、10万円でも多すぎる」
「子どもや家族のためにしていることだから、もらえるならおこづかい程度で満足」
との声がたくさん挙がっていました。また、「育児や家事をお金に換算すること自体がむずかしい」との回答も目立ち、育児や家事に「お金」という見返りを求めない、ストイックな考えを持つママが多い印象でした。
次点では「21〜40万円(18.0%)」、僅差で「11〜20万円(17.9%)」と続き、40万円以下でじゅうぶんとする声が63.0%を占めています。
一方で、8.3%と少数ではありますが、101万円以上を希望したママも。その理由をみてみると
「家事育児と、仕事は場所が違うだけで労力は一緒なので、フルタイムで働いていたときと同じ100万円くらいはあってもいい」
「24時間休みなしだから、時間外手当ても含めて200万円くらい」
などが挙がっていました。
単純に「たくさんほしい」というわけではなく、外での仕事と照らし合わせて考えた結果、101万円以上の額が算出されたようです。
「ママボーナス」10万円が支給されたら…!気になるみんなの使い道
Q:もし、【自分ひとりのために、使い切ること】を前提とした「ママボーナス」10万円が支給されたら、なにに使いますか?(単回答)
<「ママボーナス10万円」の使い道>
1位:マッサージ・エステ(42.8%)
2位:食事・グルメ(39.9%)
3位:服(36.9%)
では、たとえば政府がおこなう「一時給付金」のようなかたちで、10万円が支給されたらどんな使い方をしますか?
今回は、生活費や貯蓄、子ども、だんなさまへのプレゼントではなく、あえて「自分のために、使い切ること」を前提として、お聞きしました。
結果は、「マッサージ・エステ」が42.8%で1位にランクイン。2位に「食事・グルメ(39.9%)」と、モノよりも自分だけの時間が過ごせる「体験」の費用にあてたいとするママが多くいらっしゃいました。
寄せられたコメントでは
「産後、ゆっくり眠れないので、エステを受けながら熟睡したい」
「日頃の疲れをいやすために、マッサージに行きたい」
「子連れでは入れないお店で贅沢な食事をしたい」
と、子育て中のママならではの声がたくさん。
3位以降の「服」や「コスメ類」、「靴・バッグ」を選んだママからは、憧れブランドのアイテムなど「産後、手が出せなかった高級なもの」を購入したいとのコメントが目立ちました。
ちなみに、その他では
「家事サービスを利用して、なにもしなくていい自分だけの休日をつくりたい」
「キャリアアップのための習いごとの費用にあてたい」
「好きなアーティストのライブに行きたい」
なども挙がりました。
独身時代であれば、自分へのごほうびにおもいきって10万円くらい使うことがあったかもしれませんが、みなさんのコメントをみるかぎり、ママになると、お金は「家族のため」に使う傾向にあり、自分のための体験やモノは二の次になっている様子が伝わってきました。
日々、子育てに家事にがんばっているママ。無償の愛があるからなせることではありますが、未来を担う子どもたちを育てるという、尊い役目を果たしているママへの見えるかたちのねぎらいとして、ときにはボーナスが支給されるような制度があっても、よさそうですね。
なお、本アンケートの詳細は、「家計の時間」ウェブサイト内(https://www.kakeinojikan.com/3774)に掲載しています。あわせてご参照ください。
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担当:家計の時間 編集部