Nordic Semiconductor、nRF52/nRF53シリーズ向けRFフロントエンドモジュールnRF21540のサンプル提供を開始
[19/12/19]
提供元:DreamNews
提供元:DreamNews
2019年12月19日 【参考日本語訳】
RFフロントエンドモジュールnRF21540は、NordicのnRF52およびnRF53シリーズの先進的なマルチプロトコル無線SoCのリンクバジェット向上に最適化されたレンジエクステンダーです。nRF52シリーズのSoCと組み合わせることにより、nRF21540 RF FEMの+21dBmのTX出力パワーと13dBのRXゲインにより、最大16倍距離を拡張できる優れたリンクバジェットを実現
ノルウェー、オスロ - 2019年12月18日 - 超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、同社初のパワーアンプ/低ノイズアンプ(PA/LNA)製品であるRFフロントエンドモジュール(FEM)nRF21540を発表しました。nRF21540は、NordicのnRF52およびnRF53シリーズのマルチプロトコルSystem-on-Chip (SoC)を完全にサポートするために開発されました。RF FEMのPAは、TXパワーを最大+21dBmまで調整可能で、LNAは+13dBのRXゲインを実現します。また、わずか2.5dBというLNAの低い雑音指数(NF)によって、NordicのBluetooth 5/Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE)、Thread、Zigbee、2.4GHz RFの低消費電力無線ソリューション向けにRX感度を高められます。たとえば、1MbpsでBluetooth LEを実行中のnRF52840 SoCと組み合わせると、nRF21540はRX感度を5dBmまで高めます。出力パワーの向上に伴い、コネクションリンクバジェットは18dBmに上昇します。+8dBm未満のTXパワーの他のデバイスでは、この数値はさらに向上します。コネクションリンクバジェットの向上により、距離が大幅に拡張し、エラーパケットによる再送信回数を削減できます。nRF21540は、距離の向上や堅牢なカバレッジが求められるあらゆるアプリケーションにとって有益な追加製品です。アプリケーションの例として、アセットトラッキング、オーディオ、スマートホーム、産業用途が挙げられます。
nRF21540は、Nordicの短距離無線SoCと一緒に使用する「プラグアンドプレイ」の補完デバイスです。nRF21540は、SoCのアンテナ出力に接続し、追加の2つのアンテナポートによりアンテナの様々な機能に対応します。このデバイスの利得制御、アンテナスイッチング、パワーモードは、GPIO、SPI、またはこの両方の組み合わせにより制御されます。他の無線機と組み合わせて使用することもできますが、NordicのnRF5 SDK、ThreadおよびZigbee向けnRF5 SDK、nRF Connect SDKの今後のリリースの一部としてドライバーサポートが展開されるため、NordicのSoCと組み合わせた場合使いやすさはさらに向上します。
nRF21540のTXパワーは動的に調整可能であり、出力パワーは最大21dBmまで細かく設定できます。これにより、あらゆる地域と動作条件で許容範囲の1dBm以内の出力パワーで設計を実行できます。使用中、現在の接続の要件を考慮に入れてSoCから出力設定を動的に制御できます。たとえば、受信信号強度表示(RSSI)などのパラメータを監視し、特定の接続の電力要件を決定してTXパワーの増減を行い、消費電力を管理できます。温度による変動を緩和できるので、希望するレベルで出力パワーを安定させられます。
1.7〜3.6Vの供給電圧範囲で動作するnRF21540は、+20dBmに調整したTXで115mA、RXモードで4.1mA、電力ダウンモードで30nAという優れた電力数値を達成しています。動作温度範囲は-40〜105°Cのため、プロ仕様の照明などの用途でNordicの高温定格のnRF52833およびnRF5340をサポートします。チップは、4x4mm QFN16パッケージで提供され、nRF21540のIC本体のリリースをサポートするため、Nordicは、ラボの機器を用いたRF FEMのパフォーマンスの評価、さらにはnRF52シリーズのデバイスと組み合わせた実際のアプリケーションのパフォーマンスの評価を行える開発ボードを提供します。
Nordic のプロダクトマネジメントのディレクターであるKjetil Holstadは次のように述べています。
「多くのアプリケーションで、外部RFフロントエンドモジュールによる大幅な距離向上の恩恵を受けられますが、重要なのは、FEMが無線のパフォーマンスの他の機能を損なわないことやバッテリー寿命に大きな影響を与えることです。低消費電力無線設計におけるNordicの何十年にも及ぶ経験を踏まえ、Nordicのエンジニアリングチームは、BOMと基盤面積への影響を最小限に抑えた価格とサイズで、先進的なマルチプロトコルSoCに最適化された、競争力のあるRF FEMを設計しました」
RFフロントエンドモジュールnRF21540は主要な顧客にサンプル提供を行っています。詳細については、Nordicの販売代理店にお問い合わせください。
nRF21540について(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/Low-power-short-range-wireless/nRF21540
Nordic Semiconductor ASAについて(英語)
https://www.nordicsemi.com/About-us
【本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします】
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社ブラッド・スウェット アンド ビアーズ
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6809-2301
E-mail: hayata@bsbeers.com
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000207458&id=bodyimage1】
配信元企業:Nordic Semiconductor
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ
RFフロントエンドモジュールnRF21540は、NordicのnRF52およびnRF53シリーズの先進的なマルチプロトコル無線SoCのリンクバジェット向上に最適化されたレンジエクステンダーです。nRF52シリーズのSoCと組み合わせることにより、nRF21540 RF FEMの+21dBmのTX出力パワーと13dBのRXゲインにより、最大16倍距離を拡張できる優れたリンクバジェットを実現
ノルウェー、オスロ - 2019年12月18日 - 超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、同社初のパワーアンプ/低ノイズアンプ(PA/LNA)製品であるRFフロントエンドモジュール(FEM)nRF21540を発表しました。nRF21540は、NordicのnRF52およびnRF53シリーズのマルチプロトコルSystem-on-Chip (SoC)を完全にサポートするために開発されました。RF FEMのPAは、TXパワーを最大+21dBmまで調整可能で、LNAは+13dBのRXゲインを実現します。また、わずか2.5dBというLNAの低い雑音指数(NF)によって、NordicのBluetooth 5/Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE)、Thread、Zigbee、2.4GHz RFの低消費電力無線ソリューション向けにRX感度を高められます。たとえば、1MbpsでBluetooth LEを実行中のnRF52840 SoCと組み合わせると、nRF21540はRX感度を5dBmまで高めます。出力パワーの向上に伴い、コネクションリンクバジェットは18dBmに上昇します。+8dBm未満のTXパワーの他のデバイスでは、この数値はさらに向上します。コネクションリンクバジェットの向上により、距離が大幅に拡張し、エラーパケットによる再送信回数を削減できます。nRF21540は、距離の向上や堅牢なカバレッジが求められるあらゆるアプリケーションにとって有益な追加製品です。アプリケーションの例として、アセットトラッキング、オーディオ、スマートホーム、産業用途が挙げられます。
nRF21540は、Nordicの短距離無線SoCと一緒に使用する「プラグアンドプレイ」の補完デバイスです。nRF21540は、SoCのアンテナ出力に接続し、追加の2つのアンテナポートによりアンテナの様々な機能に対応します。このデバイスの利得制御、アンテナスイッチング、パワーモードは、GPIO、SPI、またはこの両方の組み合わせにより制御されます。他の無線機と組み合わせて使用することもできますが、NordicのnRF5 SDK、ThreadおよびZigbee向けnRF5 SDK、nRF Connect SDKの今後のリリースの一部としてドライバーサポートが展開されるため、NordicのSoCと組み合わせた場合使いやすさはさらに向上します。
nRF21540のTXパワーは動的に調整可能であり、出力パワーは最大21dBmまで細かく設定できます。これにより、あらゆる地域と動作条件で許容範囲の1dBm以内の出力パワーで設計を実行できます。使用中、現在の接続の要件を考慮に入れてSoCから出力設定を動的に制御できます。たとえば、受信信号強度表示(RSSI)などのパラメータを監視し、特定の接続の電力要件を決定してTXパワーの増減を行い、消費電力を管理できます。温度による変動を緩和できるので、希望するレベルで出力パワーを安定させられます。
1.7〜3.6Vの供給電圧範囲で動作するnRF21540は、+20dBmに調整したTXで115mA、RXモードで4.1mA、電力ダウンモードで30nAという優れた電力数値を達成しています。動作温度範囲は-40〜105°Cのため、プロ仕様の照明などの用途でNordicの高温定格のnRF52833およびnRF5340をサポートします。チップは、4x4mm QFN16パッケージで提供され、nRF21540のIC本体のリリースをサポートするため、Nordicは、ラボの機器を用いたRF FEMのパフォーマンスの評価、さらにはnRF52シリーズのデバイスと組み合わせた実際のアプリケーションのパフォーマンスの評価を行える開発ボードを提供します。
Nordic のプロダクトマネジメントのディレクターであるKjetil Holstadは次のように述べています。
「多くのアプリケーションで、外部RFフロントエンドモジュールによる大幅な距離向上の恩恵を受けられますが、重要なのは、FEMが無線のパフォーマンスの他の機能を損なわないことやバッテリー寿命に大きな影響を与えることです。低消費電力無線設計におけるNordicの何十年にも及ぶ経験を踏まえ、Nordicのエンジニアリングチームは、BOMと基盤面積への影響を最小限に抑えた価格とサイズで、先進的なマルチプロトコルSoCに最適化された、競争力のあるRF FEMを設計しました」
RFフロントエンドモジュールnRF21540は主要な顧客にサンプル提供を行っています。詳細については、Nordicの販売代理店にお問い合わせください。
nRF21540について(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/Low-power-short-range-wireless/nRF21540
Nordic Semiconductor ASAについて(英語)
https://www.nordicsemi.com/About-us
【本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします】
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社ブラッド・スウェット アンド ビアーズ
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6809-2301
E-mail: hayata@bsbeers.com
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000207458&id=bodyimage1】
配信元企業:Nordic Semiconductor
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ