2012年11月期は、大幅な経常増益(165百万円/46.6%増)を実現
アサヒ衛陶株式会社の2012年11月期業績は、売上高3,184百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益149百万円(前年同期比 27.9%増)、経常利益165百万円(前年同期比46.6%増)、当期純利益202百万円(前年同期比87.7%増)となりました。
アサヒ衛陶株式会社(代表取締役社長 町元孝二 大証2部)の2012年11月期業績は、売上高3,184百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益149百万円(前年同期比 27.9%増)、経常利益165百万円(前年同期比46.6%増)、当期純利益202百万円(前年同期比87.7%増)となりました。東日本大震災の復興需要等による増収要因のあった前期に比べ、若干の減収にはなっておりますが、営業利益ベース/経常利益ベースでの大幅な増益を達成することができました。
尚、2012年11月期決算においては、税効果会計処理による繰延税金資産の純増が48.64百万円計上されており(損益計算上は法人税等調整額に反映)、当期純利益は2億円を超える結果となっております。当社の当期純利益が2億円を超えたのは、平成元年(売上高87.2億円/当期純利益2.5億円)以来となります。
当社は、「第2の創業」を旗印に、3本部(営業本部/開発本部/管理本部)が一丸となり、『過去の“当たり前”は新生アサヒ衛陶の“当たり前”ではない』を徹底してまいりました。
営業本部では、従来の強みであった簡易水洗トイレ等の商品群の再強化/徹底した目標管理と東西営業部間の協調と競争/リフォームや介護福祉・省エネ分野への注力/製販の徹底した議論による効率・効果的な営業推進活動/カバーしきれていないエリア・チャネル・分野への人材の投入・・・などをこの2年間で強力に推進してまいりました。
開発本部では、企画購買部が当社事業の心臓部門として、海外中心の購買における徹底したコストとリスクの削減に取り組んでおります。営業本部との議論・情報共有を受けた国内外のサプライヤー・協力工場の発掘・調査及び交渉・管理が、過去2年間の円高の進行という追い風も受け、順調な業績回復に大きく貢献してきました。顧客・市場の声を聴くお客様サービスセンターの在り方や海外現地及び国内での品質保証・管理などにおいても日々創意工夫をしております。
また、香川及び大阪で行っております組立加工においても、2年間の創意工夫の結果、大幅な生産性の向上を実現しております。こういった積み重ねの結果が、売上高総利益率と営業キャッシュフローの大幅な改善という結果につながっております。
営業及び企画購買の意思を形にすべく、企画開発部は、中国・ベトナム・タイなどに張り付き、アサヒ衛陶及び日本市場のニーズにあった製品を、確実に安定的に日本及び海外(ベトナム/台湾等)に届けるための技術指導を日々行っております。衛生陶器の生産は、非常に難易度が高いものとなりますが、自社大阪工場で養った技術・ノウハウ/他社での重厚な経験を有する人材の参画/優秀かつロイヤリティーの高い現地人材のぶつかり合いと協力が、大きな成果につながってきております。
管理本部では、システムサポートによる経理・財務機能の再構築/採用力を中心とした人事機能の強化/法務機能の充実などに取り組んできております。借入金の整理・見直しを実施することもでき、メガバンク(みずほ銀行/三井住友銀行)、地方銀行(京都銀行/近畿大阪銀行)、政府系銀行(日本政策金融公庫)各行の全面的な支援を頂戴できるようになっております。また、バランスシートの更なる改善に努めており、投資有価証券の見直しや固定資産を賃貸に供する(栃木倉庫の賃貸等)など細かい改善も日々実施してきております。
企画物流部では、倉庫・物流機能の再構築を実施し、倉庫・物流コストの削減と購買・営業機能へのサポート力の向上を実現してまいりました。営業−企画購買−企画物流の相互信頼と協調が、当社の第2の創業を下支えしています。
成長するアセアン市場を見据えた国際事業ですが、ベトナムでの認知度の向上や主要潜在顧客・チャネルとの協力関係の構築は着実に進んでおりますが、ベトナムでの不動産市況の大低迷を受け、ベトナム販社(ビナアサヒ)の業績の立ち上げスピードは上がっておりません。ベトナムの金融・不動産市況改善のタイミングで、業績をあげるための準備期間と位置付けております。一方、温水洗浄便座等に関しましては、台湾を初め相当数の国より引き合いを頂戴しており、国際事業室の方で対応に追われている状況となっております。
日本全体の人口減少傾向を受けて、国内市場の縮小傾向は間違いない中で、アセアン等の成長市場への布石を打っておくことは、当社の3年後〜5年後にとって非常に重要であるという考えの下、リスクを十分に勘案しつつ必要な資金・人・製品の投入を今後も行っていく方針でおります。
当期(2013年11月期)に関しましては、第2の創業の第一フェーズ(3年)の最終年として、過去2年間行ってきた改革・改善をさらに推し進める決意でおります。次の3年間の飛躍につなげるための非常に大事な一年となりますので、外部人材の登用(リーダー/マネジャー)を積極的に行い、2年間の改革を実現してきた人材との協調と競争の中で、「黒字体質の強化」、「売上総利益率の更なる改善」、「組織と人員の強化」を強力に推し進めてまいります。
当期の見通しに関しましては、円安への為替トレンドの大転換という厳然たる事実や、安部自民党政権のデフレからの脱却という強い意志を踏まえ、
・売上高32億円/営業利益1.65億円/経常利益1.6億円
という予想を開示させていただきました。当期利益に関しましては、税効果会計の影響がなくなるため1.38億円の予想となっております。
《関連URL》
平成25年1月18日発表のプレスリリースの詳細につきましては下記をご参照下さい。
・平成24年11月期決算短信
http://www.asahieito.co.jp/application/upload/ir_closing/balance_sheet_20130118.pdf
・資本金および資本準備金の額の減少ならびに剰余金の処分に関するお知らせ
http://www.asahieito.co.jp/application/upload/ir_tradepaper/shouken_20130118_2.pdf
・定款一部変更に関するお知らせ
http://www.asahieito.co.jp/application/upload/ir_tradepaper/shouken_20130118_1.pdf
【本件に関するお問い合わせ先】
アサヒ衛陶株式会社
常務取締役社長室長 福森/企画管理部長 丹司/社長室広報IRチーム 槇谷
電話番号(072)362-5235
アサヒ衛陶Info:asahi@asahieito.co.jp
アサヒ衛陶株式会社(代表取締役社長 町元孝二 大証2部)の2012年11月期業績は、売上高3,184百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益149百万円(前年同期比 27.9%増)、経常利益165百万円(前年同期比46.6%増)、当期純利益202百万円(前年同期比87.7%増)となりました。東日本大震災の復興需要等による増収要因のあった前期に比べ、若干の減収にはなっておりますが、営業利益ベース/経常利益ベースでの大幅な増益を達成することができました。
尚、2012年11月期決算においては、税効果会計処理による繰延税金資産の純増が48.64百万円計上されており(損益計算上は法人税等調整額に反映)、当期純利益は2億円を超える結果となっております。当社の当期純利益が2億円を超えたのは、平成元年(売上高87.2億円/当期純利益2.5億円)以来となります。
当社は、「第2の創業」を旗印に、3本部(営業本部/開発本部/管理本部)が一丸となり、『過去の“当たり前”は新生アサヒ衛陶の“当たり前”ではない』を徹底してまいりました。
営業本部では、従来の強みであった簡易水洗トイレ等の商品群の再強化/徹底した目標管理と東西営業部間の協調と競争/リフォームや介護福祉・省エネ分野への注力/製販の徹底した議論による効率・効果的な営業推進活動/カバーしきれていないエリア・チャネル・分野への人材の投入・・・などをこの2年間で強力に推進してまいりました。
開発本部では、企画購買部が当社事業の心臓部門として、海外中心の購買における徹底したコストとリスクの削減に取り組んでおります。営業本部との議論・情報共有を受けた国内外のサプライヤー・協力工場の発掘・調査及び交渉・管理が、過去2年間の円高の進行という追い風も受け、順調な業績回復に大きく貢献してきました。顧客・市場の声を聴くお客様サービスセンターの在り方や海外現地及び国内での品質保証・管理などにおいても日々創意工夫をしております。
また、香川及び大阪で行っております組立加工においても、2年間の創意工夫の結果、大幅な生産性の向上を実現しております。こういった積み重ねの結果が、売上高総利益率と営業キャッシュフローの大幅な改善という結果につながっております。
営業及び企画購買の意思を形にすべく、企画開発部は、中国・ベトナム・タイなどに張り付き、アサヒ衛陶及び日本市場のニーズにあった製品を、確実に安定的に日本及び海外(ベトナム/台湾等)に届けるための技術指導を日々行っております。衛生陶器の生産は、非常に難易度が高いものとなりますが、自社大阪工場で養った技術・ノウハウ/他社での重厚な経験を有する人材の参画/優秀かつロイヤリティーの高い現地人材のぶつかり合いと協力が、大きな成果につながってきております。
管理本部では、システムサポートによる経理・財務機能の再構築/採用力を中心とした人事機能の強化/法務機能の充実などに取り組んできております。借入金の整理・見直しを実施することもでき、メガバンク(みずほ銀行/三井住友銀行)、地方銀行(京都銀行/近畿大阪銀行)、政府系銀行(日本政策金融公庫)各行の全面的な支援を頂戴できるようになっております。また、バランスシートの更なる改善に努めており、投資有価証券の見直しや固定資産を賃貸に供する(栃木倉庫の賃貸等)など細かい改善も日々実施してきております。
企画物流部では、倉庫・物流機能の再構築を実施し、倉庫・物流コストの削減と購買・営業機能へのサポート力の向上を実現してまいりました。営業−企画購買−企画物流の相互信頼と協調が、当社の第2の創業を下支えしています。
成長するアセアン市場を見据えた国際事業ですが、ベトナムでの認知度の向上や主要潜在顧客・チャネルとの協力関係の構築は着実に進んでおりますが、ベトナムでの不動産市況の大低迷を受け、ベトナム販社(ビナアサヒ)の業績の立ち上げスピードは上がっておりません。ベトナムの金融・不動産市況改善のタイミングで、業績をあげるための準備期間と位置付けております。一方、温水洗浄便座等に関しましては、台湾を初め相当数の国より引き合いを頂戴しており、国際事業室の方で対応に追われている状況となっております。
日本全体の人口減少傾向を受けて、国内市場の縮小傾向は間違いない中で、アセアン等の成長市場への布石を打っておくことは、当社の3年後〜5年後にとって非常に重要であるという考えの下、リスクを十分に勘案しつつ必要な資金・人・製品の投入を今後も行っていく方針でおります。
当期(2013年11月期)に関しましては、第2の創業の第一フェーズ(3年)の最終年として、過去2年間行ってきた改革・改善をさらに推し進める決意でおります。次の3年間の飛躍につなげるための非常に大事な一年となりますので、外部人材の登用(リーダー/マネジャー)を積極的に行い、2年間の改革を実現してきた人材との協調と競争の中で、「黒字体質の強化」、「売上総利益率の更なる改善」、「組織と人員の強化」を強力に推し進めてまいります。
当期の見通しに関しましては、円安への為替トレンドの大転換という厳然たる事実や、安部自民党政権のデフレからの脱却という強い意志を踏まえ、
・売上高32億円/営業利益1.65億円/経常利益1.6億円
という予想を開示させていただきました。当期利益に関しましては、税効果会計の影響がなくなるため1.38億円の予想となっております。
《関連URL》
平成25年1月18日発表のプレスリリースの詳細につきましては下記をご参照下さい。
・平成24年11月期決算短信
http://www.asahieito.co.jp/application/upload/ir_closing/balance_sheet_20130118.pdf
・資本金および資本準備金の額の減少ならびに剰余金の処分に関するお知らせ
http://www.asahieito.co.jp/application/upload/ir_tradepaper/shouken_20130118_2.pdf
・定款一部変更に関するお知らせ
http://www.asahieito.co.jp/application/upload/ir_tradepaper/shouken_20130118_1.pdf
【本件に関するお問い合わせ先】
アサヒ衛陶株式会社
常務取締役社長室長 福森/企画管理部長 丹司/社長室広報IRチーム 槇谷
電話番号(072)362-5235
アサヒ衛陶Info:asahi@asahieito.co.jp