「コロナ禍で日本人留学生の数が大きく減少。オンライン留学は定着の傾向。〜『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』調査レポート〜」
留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙を目的として、民間の留学事業者や海外政府機関等の 66団体で構成されるJAOSは、2022年 2月にJAOS会員である留学事業者42社を対象に日本人の留学生数の調査、『海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』を実施しました。その結果、JAOS加盟の留学事業者42社からの2021年の年間留学生数は15,083人(オンライン留学含む)であること、オンライン留学数が現地に渡航する従来型の留学(オフライン留学)数を大きく上回っていたことが明らかになりました。※JAOS正会員である留学事業者は42団体
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【調査背景】
留学生数の調査は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)や、文部科学省のOECD等をもとにした『日本人の海外留学者数』などがありますが、海外の大学や大学院等の高等教育機関に留学した日本人の人数や、日本国内の大学経由などで留学をした学生の人数しか計測されていない側面があります。JAOSは『海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』を毎年実施し、社会人や小中高校生などを含む留学生数統計データを提供しています。これにより、日本人の留学生数をより明らかなものとし、留学業界全体を正しく発展させていくことを目的とします。
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*本調査では、JAOS加盟留学事業者42社の2021年の留学生数を第三者機関に委託し調査を実施しました。JAOS非加盟の留学事業者の数値は含まれておりません。
1)オンライン留学数が従来型オフライン留学数を大きく上回る
今回のJAOS統計調査では、海外の教育機関の授業を日本で受講するオンライン留学に参加した日本人留学生数が8,974人、一方海外渡航型のオフライン留学数が6,109人であった。コロナ禍でも留学をあきらめず、オンラインを利用して留学体験をした学生が多かったことを表している。また、アメリカ、カナダ、イギリス、マルタなどWithコロナ政策を進め、留学生の受け入れを行っている国へオフライン留学(従来型の留学)をする日本人学生も一定数(6,109人)いたことがわかる。
2)オンライン留学はフィリピンが他の国を圧倒
オンライン留学ではフィリピン発のプログラムを利用した日本人学生数が全体の約半数にあたる47.6%になっていて、2番目に多かった中国の13.3%を大きく上回る結果となった。コロナ前には日本の中でも一般化していたフィリピン留学が、他の国のオンライン留学プログラムにたいして、時差関係やプログラム費用などの点で優位性があったと思われる。
3)従来型オフライン留学はアメリカとカナダの数が多い
オフライン留学先として一番留学生の数が多かったのが、アメリカで全体の35.9%であった。アメリカは以前から、常に日本人留学生の海外大学進学先として一番人気のある国で、今回も大学に進学をした日本人学生が110人と突出して多かった。2番目に日本人留学生が多かった国は、コロナ禍でも早くから留学生受け入れを開始したカナダで、29.5%の日本人学生がオフライン留学をしている。この2か国にオフライン留学をした日本人学生の数が3位のイギリス(11.8%)と4位のマルタ(6.5%)の数を大きく上回っている。
以上
【統計調査概要】
調査対象期間:2021年1月1日〜2021年12月31日
調査対象:JAOS加盟留学事業者42団体
■一般社団法人海外留学協議会(JAOS)とは
1991 年に留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙のために組織された機関。現在、留学サービス事業者を中心に60以上の団体が加盟、パートナー会員として、オーストラリア大使館マーケティング事務所、ブリティッシュ・カウンシルなど公的機関も会員になっている。コロナ以前の2019年にはJAOS 会員留学事業者から年間約8万人の日本人が留学している。
・設立: 1991 年(2008 年に一般社団法人格を取得)
・理事長: 加藤 ゆかり
・所在地: 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6−46ロベール神楽坂7F
・URL: www.jaos.or.jp
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【調査背景】
留学生数の調査は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)や、文部科学省のOECD等をもとにした『日本人の海外留学者数』などがありますが、海外の大学や大学院等の高等教育機関に留学した日本人の人数や、日本国内の大学経由などで留学をした学生の人数しか計測されていない側面があります。JAOSは『海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』を毎年実施し、社会人や小中高校生などを含む留学生数統計データを提供しています。これにより、日本人の留学生数をより明らかなものとし、留学業界全体を正しく発展させていくことを目的とします。
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*本調査では、JAOS加盟留学事業者42社の2021年の留学生数を第三者機関に委託し調査を実施しました。JAOS非加盟の留学事業者の数値は含まれておりません。
1)オンライン留学数が従来型オフライン留学数を大きく上回る
今回のJAOS統計調査では、海外の教育機関の授業を日本で受講するオンライン留学に参加した日本人留学生数が8,974人、一方海外渡航型のオフライン留学数が6,109人であった。コロナ禍でも留学をあきらめず、オンラインを利用して留学体験をした学生が多かったことを表している。また、アメリカ、カナダ、イギリス、マルタなどWithコロナ政策を進め、留学生の受け入れを行っている国へオフライン留学(従来型の留学)をする日本人学生も一定数(6,109人)いたことがわかる。
2)オンライン留学はフィリピンが他の国を圧倒
オンライン留学ではフィリピン発のプログラムを利用した日本人学生数が全体の約半数にあたる47.6%になっていて、2番目に多かった中国の13.3%を大きく上回る結果となった。コロナ前には日本の中でも一般化していたフィリピン留学が、他の国のオンライン留学プログラムにたいして、時差関係やプログラム費用などの点で優位性があったと思われる。
3)従来型オフライン留学はアメリカとカナダの数が多い
オフライン留学先として一番留学生の数が多かったのが、アメリカで全体の35.9%であった。アメリカは以前から、常に日本人留学生の海外大学進学先として一番人気のある国で、今回も大学に進学をした日本人学生が110人と突出して多かった。2番目に日本人留学生が多かった国は、コロナ禍でも早くから留学生受け入れを開始したカナダで、29.5%の日本人学生がオフライン留学をしている。この2か国にオフライン留学をした日本人学生の数が3位のイギリス(11.8%)と4位のマルタ(6.5%)の数を大きく上回っている。
以上
【統計調査概要】
調査対象期間:2021年1月1日〜2021年12月31日
調査対象:JAOS加盟留学事業者42団体
■一般社団法人海外留学協議会(JAOS)とは
1991 年に留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙のために組織された機関。現在、留学サービス事業者を中心に60以上の団体が加盟、パートナー会員として、オーストラリア大使館マーケティング事務所、ブリティッシュ・カウンシルなど公的機関も会員になっている。コロナ以前の2019年にはJAOS 会員留学事業者から年間約8万人の日本人が留学している。
・設立: 1991 年(2008 年に一般社団法人格を取得)
・理事長: 加藤 ゆかり
・所在地: 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6−46ロベール神楽坂7F
・URL: www.jaos.or.jp