ISID、佐賀バルーンフェスタ会場でネット対応エリア・ワンセグの実証実験を実施
−サガテレビに協力、熱気球競技映像やイベント情報を広範囲に配信−
株式会社電通国際情報サービス(以下ISID)は、10月30日から11月3日まで佐賀県佐賀市で開催された「2009佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」(以下佐賀バルーンフェスタ)会場で、株式会社サガテレビ(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役社長:平山 耕三、以下STS)が実施したエリア・ワンセグ※1)実証実験に協力し、実験放送を行いました。
【実験の概要】
この実験は、ISIDと朝日放送株式会社(以下ABC)が共同で開発したネットワーク対応型エリア・ワンセグ・システムである「ワンセグ・ボックス.Net(ワンセグ・ボックス・ドットネット)」を活用し、STSが実験試験局「STSバルーンch」を開局して熱気球競技の映像やイベント情報などを放送したもので、会場内の電波伝搬状況やワンセグによる携帯コンテンツ提供の有効性を調査するとともに、一般来場者に対してワンセグの利便性を周知するために行われました。
実験ではSTS本社に設置した「ワンセグ・ボックス.Net」のサーバから、インターネットVPN網を経由して、佐賀バルーンフェスタ会場に設置した2台の電波送信ユニットに向けてワンセグ・コンテンツをマルチキャスト※2)伝送しました。このマルチキャスト・データを受信した電波送信ユニットは、それぞれの地点からワンセグ電波を会場に向けて送信します。この2台の電波送信ユニットは、STSが九州総合通信局より実験試験局免許を取得してそれぞれ5mWの出力で送信するため、会場一帯で受信することが可能でした。
【実験の成果】
従来のエリア・ワンセグは、電波を送出できる範囲が限定されるため、半径数メートルから数百メートル程度の比較的狭い範囲での利用に限られていました。今回の実験では、2台の電波送信ユニットを会場に設置して同一内容の電波を送信したことにより、南北約1Kmにわたる会場全体でワンセグ放送を視聴可能とし、また「電波の影」と呼ばれる建造物などによる受信不可能エリアを大幅に削減することに成功しました。
また今回の実験にはインターネットVPN網を利用しており、一般に普及している回線でネットワーク対応型エリア・ワンセグ・システムが問題なく利用できることが実証されました。
さらに実験では「ワンセグ・ボックス.Net」の機能を活用して、気象条件に左右されやすい熱気球競技の映像に、当日の気象情報などのデータを組み合わせることで、視聴者にとってより臨場感のあるコンテンツとして放送することに成功しました。
【今後の展望】
ISIDは、ワンセグ本放送が開始された2006年4月から、ABCとともにワンセグ関連技術の研究開発に取り組んでまいりました。今後もこのような実証実験に協力することで技術課題を解消するとともに、エリア・ワンセグ技術の普及・促進に努めてまいります。
※1)エリア・ワンセグは、放送波の空きチャンネルとワンセグ技術を利用して、半径数メートルから数百メートル程度の限定されたエリアで視聴が可能な映像・情報配信サービス。市販のワンセグ携帯電話などでの受信が可能で、エリアに関連した情報をタイムリーに双方向で届けることのできる新しい形の放送通信融合サービスとして期待されている。
※2)1つの送信点から複数の受信点に同一内容のパケットを送信する場合に利用する技術。
<参考情報>
「ワンセグ・ボックス.Net」について
「ワンセグ・ボックス.Net」は、ISIDとABCが共同で開発したネットワーク対応型エリア・ワンセグ・システムです。ワンセグ放送に必要な全てのハードウェアとソフトウェアを小型のボックスの中に搭載し、さらに複数台のボックスをネットワークで接続可能としました。ワンセグの利用分野に新たな可能性をもたらす技術として注目を集めており、2009年6月にはネットワーク関連で日本最大のイベントであるInterop Tokyo 2009において、Best of Show Award プロダクト部門モバイル・ワイヤレス製品の特別賞を受賞いたしました。
佐賀バルーンフェスタについて
1980年から始まった熱気球の国際大会で、国内外から100機を超える熱気球が集まる一大イベントです。今年は30周年の記念大会で、大会の歴史やバルーンの仕組みなどを紹介する特別イベントなども実施されました。
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
【社名】株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
【代表者】代表取締役社長 水野 紘一
【本社】東京都港区港南2-17-1
【U R L】http://www.isid.co.jp/
【設立】1975年
【資本金】81億8,050万円
【連結従業員】2,269人(2009年3月31日現在)
【連結売上額】751億4,800万円(2009年3月期)
【事業内容】1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営/連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティングなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コミュニケーションIT事業部コミュニケーションIT営業部 佐藤眞平
TEL:03-6217-8824E-Mail:oneseg-info@group.isid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 広報担当 森、李、入佐
TEL:03-6713-6100E-Mail:g-pr@isid.co.jp
《関連URL》
http://www.isid.co.jp/
http://www.isid.co.jp/news/2009/0615.html
http://www.sagatv.co.jp/automake/htm/20091022_1.htm
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kyushu/press/091020-1-1.html
【実験の概要】
この実験は、ISIDと朝日放送株式会社(以下ABC)が共同で開発したネットワーク対応型エリア・ワンセグ・システムである「ワンセグ・ボックス.Net(ワンセグ・ボックス・ドットネット)」を活用し、STSが実験試験局「STSバルーンch」を開局して熱気球競技の映像やイベント情報などを放送したもので、会場内の電波伝搬状況やワンセグによる携帯コンテンツ提供の有効性を調査するとともに、一般来場者に対してワンセグの利便性を周知するために行われました。
実験ではSTS本社に設置した「ワンセグ・ボックス.Net」のサーバから、インターネットVPN網を経由して、佐賀バルーンフェスタ会場に設置した2台の電波送信ユニットに向けてワンセグ・コンテンツをマルチキャスト※2)伝送しました。このマルチキャスト・データを受信した電波送信ユニットは、それぞれの地点からワンセグ電波を会場に向けて送信します。この2台の電波送信ユニットは、STSが九州総合通信局より実験試験局免許を取得してそれぞれ5mWの出力で送信するため、会場一帯で受信することが可能でした。
【実験の成果】
従来のエリア・ワンセグは、電波を送出できる範囲が限定されるため、半径数メートルから数百メートル程度の比較的狭い範囲での利用に限られていました。今回の実験では、2台の電波送信ユニットを会場に設置して同一内容の電波を送信したことにより、南北約1Kmにわたる会場全体でワンセグ放送を視聴可能とし、また「電波の影」と呼ばれる建造物などによる受信不可能エリアを大幅に削減することに成功しました。
また今回の実験にはインターネットVPN網を利用しており、一般に普及している回線でネットワーク対応型エリア・ワンセグ・システムが問題なく利用できることが実証されました。
さらに実験では「ワンセグ・ボックス.Net」の機能を活用して、気象条件に左右されやすい熱気球競技の映像に、当日の気象情報などのデータを組み合わせることで、視聴者にとってより臨場感のあるコンテンツとして放送することに成功しました。
【今後の展望】
ISIDは、ワンセグ本放送が開始された2006年4月から、ABCとともにワンセグ関連技術の研究開発に取り組んでまいりました。今後もこのような実証実験に協力することで技術課題を解消するとともに、エリア・ワンセグ技術の普及・促進に努めてまいります。
※1)エリア・ワンセグは、放送波の空きチャンネルとワンセグ技術を利用して、半径数メートルから数百メートル程度の限定されたエリアで視聴が可能な映像・情報配信サービス。市販のワンセグ携帯電話などでの受信が可能で、エリアに関連した情報をタイムリーに双方向で届けることのできる新しい形の放送通信融合サービスとして期待されている。
※2)1つの送信点から複数の受信点に同一内容のパケットを送信する場合に利用する技術。
<参考情報>
「ワンセグ・ボックス.Net」について
「ワンセグ・ボックス.Net」は、ISIDとABCが共同で開発したネットワーク対応型エリア・ワンセグ・システムです。ワンセグ放送に必要な全てのハードウェアとソフトウェアを小型のボックスの中に搭載し、さらに複数台のボックスをネットワークで接続可能としました。ワンセグの利用分野に新たな可能性をもたらす技術として注目を集めており、2009年6月にはネットワーク関連で日本最大のイベントであるInterop Tokyo 2009において、Best of Show Award プロダクト部門モバイル・ワイヤレス製品の特別賞を受賞いたしました。
佐賀バルーンフェスタについて
1980年から始まった熱気球の国際大会で、国内外から100機を超える熱気球が集まる一大イベントです。今年は30周年の記念大会で、大会の歴史やバルーンの仕組みなどを紹介する特別イベントなども実施されました。
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
【社名】株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
【代表者】代表取締役社長 水野 紘一
【本社】東京都港区港南2-17-1
【U R L】http://www.isid.co.jp/
【設立】1975年
【資本金】81億8,050万円
【連結従業員】2,269人(2009年3月31日現在)
【連結売上額】751億4,800万円(2009年3月期)
【事業内容】1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営/連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティングなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コミュニケーションIT事業部コミュニケーションIT営業部 佐藤眞平
TEL:03-6217-8824E-Mail:oneseg-info@group.isid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 広報担当 森、李、入佐
TEL:03-6713-6100E-Mail:g-pr@isid.co.jp
《関連URL》
http://www.isid.co.jp/
http://www.isid.co.jp/news/2009/0615.html
http://www.sagatv.co.jp/automake/htm/20091022_1.htm
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kyushu/press/091020-1-1.html