「印刷データとしてのPDF利用状況」ネットアンケート結果を公開
DTP・印刷関係者向けのDTPサイト「DTPサポート情報blog」を運営する株式会社吉田印刷所(本社:新潟県五泉市 代表取締役社長:吉田 和久)は、主に弊社DTPサイトの閲覧者を対象に「印刷用データとしてのPDF入稿状況」についてのネットアンケートの結果を公開しました。
■PDF入稿を常時行っているユーザーは1/3に。しかし全く使わないユーザーも1/4。
PDF形式のデータは1993年にAdobe Acrobatの販売が開始され、約15年の歴史を持つデータ形式になります。このPDFデータは1996年のAcrobat 3.0の登場とともに、印刷向けの機能が充実してきており、印刷用途として利用されることも多くなってきました。
現在においてプロフェッショナル向けのDTPソフトウェア( InDesign・IllustratorやQuarkXPressなど)で印刷向けのPDFデータを作成できることは当たり前の状況になってきました。
こうした状況において実際の現場ではPDFデータが印刷用のデータとして活用されているかどうかの実態調査するためアンケートを行いました。
結果は以下の通りとなりました。
■PDF入稿の割合はどのくらいですか? …投票数:250票
・多い (70〜100%) … 32.4%
・少ない (〜30%) … 30.0%
・なし … 24.8%
・半分くらい(40〜60%) … 12.8%
1位は「多い(70〜100%)」という方が約32%でした。
約32%の方が、PDFでのワークフローに移行しているという結果が出ました。
ただ、これをもってPDF入稿が進んできていると考えるのは難しいと考えます。2位の「少ない(〜30%)」、3位の「なし」の割合を合わせると、約53%とわずかですが過半数を超えますので、DTPの現場で積極的にPDFが利用されているとは言いづらいのではないでしょうか。また、欧米では60〜70%がPDF入稿を行っているといわれていますので、その割合からしてもPDF入稿が促進されている状況にあるとは言い難い状況といえます。
2位は「少ない(〜30%)」という方が30%でした。
3位は「なし」という方が約25%でした。
2位の「少ない(〜30%)」と回答頂いた方は、部分的な導入と見られ、すべての仕事をPDF入稿に移行しないで、例えば定型の定期物だけPDF入稿に移行して取り組んでいる方と考えられます。すべてをPDFのワークフローに移行するには多くの検証の時間が掛かりますから、まずは部分的な導入・実験的な導入を行って、検証を進めていくという方法は現実的な移行方法となるでしょう。
また、比較的先進的な取り組みを行っている人たちからの回答が多いと言われるネットでのアンケートではありますが、「PDF入稿を行っていない」といった回答が約25%にもなったことは、PDF入稿のメリットの理解が少ない、またはPDF入稿という新しいデータ形式への不信感がまだ多くあるといったことを表しているのではないでしょうか。
吉田印刷所では今後もPDFのメリットや不信感を払拭できるようなコンテンツをブログや小冊子などを通じてお客様に提供し、よりPDF入稿を促進できる環境作りを構築していく所存です。
【アンケート概要】
アンケート期間:2009年9月10日〜2009年9月30日
アンケート対象:主として「DTPサポート情報blog」閲覧者
アンケート方法:以下のページのウェブサービスによる回答(無記名回答)
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20090910/130000.html
【吉田印刷所について】
株式会社吉田印刷所ではIT技術を活用し環境貢献できる印刷を目指す活動を行っております。インターネットを活用したPDFでのデータ入稿では営業マンやバイク便などを介在させない仕組みによって、人やモノの移動を極力抑え、環境の負荷を低減させる環境印刷を実現しています。また印刷工場ではグリーンプリンティング認定を取得して、環境負荷を抑える印刷を実行しております。DTP・印刷に関するブログは既に350万ページビューを超えるアクセスがあり、DTP・印刷関係者に幅広い支持を頂いております。
[この件に関する問い合わせ先]
株式会社 吉田印刷所(代表取締役社長:吉田 和久)
■担当者:CSS部 笹川( info@ddc.co.jp )
〒959-1852 新潟県五泉市今泉902-1 TEL.0250-43-6144 FAX.0250-43-2918
■関連 URL:
吉田印刷所 : http://www.ddc.co.jp/
DTPサポート情報blog : http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/
PDF形式のデータは1993年にAdobe Acrobatの販売が開始され、約15年の歴史を持つデータ形式になります。このPDFデータは1996年のAcrobat 3.0の登場とともに、印刷向けの機能が充実してきており、印刷用途として利用されることも多くなってきました。
現在においてプロフェッショナル向けのDTPソフトウェア( InDesign・IllustratorやQuarkXPressなど)で印刷向けのPDFデータを作成できることは当たり前の状況になってきました。
こうした状況において実際の現場ではPDFデータが印刷用のデータとして活用されているかどうかの実態調査するためアンケートを行いました。
結果は以下の通りとなりました。
■PDF入稿の割合はどのくらいですか? …投票数:250票
・多い (70〜100%) … 32.4%
・少ない (〜30%) … 30.0%
・なし … 24.8%
・半分くらい(40〜60%) … 12.8%
1位は「多い(70〜100%)」という方が約32%でした。
約32%の方が、PDFでのワークフローに移行しているという結果が出ました。
ただ、これをもってPDF入稿が進んできていると考えるのは難しいと考えます。2位の「少ない(〜30%)」、3位の「なし」の割合を合わせると、約53%とわずかですが過半数を超えますので、DTPの現場で積極的にPDFが利用されているとは言いづらいのではないでしょうか。また、欧米では60〜70%がPDF入稿を行っているといわれていますので、その割合からしてもPDF入稿が促進されている状況にあるとは言い難い状況といえます。
2位は「少ない(〜30%)」という方が30%でした。
3位は「なし」という方が約25%でした。
2位の「少ない(〜30%)」と回答頂いた方は、部分的な導入と見られ、すべての仕事をPDF入稿に移行しないで、例えば定型の定期物だけPDF入稿に移行して取り組んでいる方と考えられます。すべてをPDFのワークフローに移行するには多くの検証の時間が掛かりますから、まずは部分的な導入・実験的な導入を行って、検証を進めていくという方法は現実的な移行方法となるでしょう。
また、比較的先進的な取り組みを行っている人たちからの回答が多いと言われるネットでのアンケートではありますが、「PDF入稿を行っていない」といった回答が約25%にもなったことは、PDF入稿のメリットの理解が少ない、またはPDF入稿という新しいデータ形式への不信感がまだ多くあるといったことを表しているのではないでしょうか。
吉田印刷所では今後もPDFのメリットや不信感を払拭できるようなコンテンツをブログや小冊子などを通じてお客様に提供し、よりPDF入稿を促進できる環境作りを構築していく所存です。
【アンケート概要】
アンケート期間:2009年9月10日〜2009年9月30日
アンケート対象:主として「DTPサポート情報blog」閲覧者
アンケート方法:以下のページのウェブサービスによる回答(無記名回答)
http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20090910/130000.html
【吉田印刷所について】
株式会社吉田印刷所ではIT技術を活用し環境貢献できる印刷を目指す活動を行っております。インターネットを活用したPDFでのデータ入稿では営業マンやバイク便などを介在させない仕組みによって、人やモノの移動を極力抑え、環境の負荷を低減させる環境印刷を実現しています。また印刷工場ではグリーンプリンティング認定を取得して、環境負荷を抑える印刷を実行しております。DTP・印刷に関するブログは既に350万ページビューを超えるアクセスがあり、DTP・印刷関係者に幅広い支持を頂いております。
[この件に関する問い合わせ先]
株式会社 吉田印刷所(代表取締役社長:吉田 和久)
■担当者:CSS部 笹川( info@ddc.co.jp )
〒959-1852 新潟県五泉市今泉902-1 TEL.0250-43-6144 FAX.0250-43-2918
■関連 URL:
吉田印刷所 : http://www.ddc.co.jp/
DTPサポート情報blog : http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/