ベトナム人転職実態調査『ベトナムでは20代後半で3回目の転職検討が一般的』
ICONIC Co.,Ltd.(本社:ベトナム・ホーチミン市、代表取締役社長:安倉宏明)は、22 歳〜45 歳までの191 人のベトナム人ビジネスパーソンを対象に、これまでの転職回数についてアンケート調査を行いました。
◎調査結果
■平均転職回数 : 『20代後半で3回目の転職を検討するのが一般的』
今回調査対象となったベトナム人ビジネスパーソン全体の平均年齢は28.7歳、これまでの平均転職回数は2.02回という結果でした。また調査対象者が次の転職を検討しつつ弊社へ面談にくるビジネスパーソンということもあり、2.02回という数字は、20代後半で3回目の転職を視野に入れて働いているのが平均的なベトナム人ビジネスパーソンの姿と捉えることができます。
■年齢別 : 『転職ピークは20代後半、30代以降は頻回転職者以外の転職検討割合が急減』
年齢別のこれまでの平均転職回数を見ると、22−25歳(N*=45)で1.04回、26−30歳(N=93)で1.90回、31−35歳(N=34)で2.82回、36−40歳(N=10)で3.00回、41−45歳(N=5)で5.40回という結果となりました。41歳以上で転職回数が急増しているのは、サンプル数の少なさも影響していると思われますが、逆に考えると、5回以上の頻回転職者以外は40代以降に転職をあまり考えない(=人材紹介会社へ面談にこない)、とも考えられます。ベトナム人の転職バイオリズムの全体像としては、20代前半で既に2社での勤務経験(=転職1回)があり3社目への転職検討 、20代後半では3社での勤務経験(=転職2回)があり4社目への転職検討をしながら働いており、30代以降は4社以上の勤務経験(=転職3回以上)がある頻回転職者が転職検討者の6割以上を占めるなど、「転職慣れ」している人以外での転職検討割合は急減する傾向が見られました。<図表1 参照>
(*『N』とはサンプル数のこと。)
■学歴別 : 『高学歴になるほど、平均転職回数は増加』
学歴別の平均転職回数は、大学院卒で2.39回、大学卒で2.01回、短大卒で1.64回、専門学校卒で1.56回と、高学歴になればなるほど、転職回数が増える傾向が明らかとなりました。<図表2参照>
■地域別 : 『南部ビジネスパーソンの平均転職回数が北部を上回る』
地域別では、南部ビジネスパーソンの平均転職回数が2.07回であるのに対し北部は1.84回と、南部ビジネスパーソンの方が北部よりも平均転職回数が多くなる傾向が窺えました。<図表3参照>
■職位別 : 『職位が高い人ほど、平均転職回数は増加』
職位別に見ると、役員職の平均転職回数は3.00回、課長職は3.04回、係長職は2.05回、スタッフ職は1.48回と職位が上がるにつれ、転職回数が増加する傾向が明らかになりました。これは、新卒からの生え抜き人材が昇格していくという日本的人事とは一線を画し、ベトナムでは転職マーケットから経験者を管理職人材として中途採用するのが一般化していることの表れと捉えることができます。<図表4参照>
■業種別 : 『製造業か非製造業かで平均転職回数の傾向に優位差はあまり無い』
業種別に見ると、製造業従事者の平均転職回数が2.00回、非製造業が2.03回と、取り立てて転職傾向に優位差は見受けられませんでした。一方で、より詳しく業種別傾向を見ると、平均転職回数が多いのは1位から順に、建設・不動産(3.00回)、化学・薬品・石油・ゴム・プラスチック(2.86回)、逆に転職回数が少ないのは1位から順に、機械(1.36回)、教育(1.50回)、金融・証券・保険(1.90回)という結果となりました。<図表5参照>
■職種別 : 『オフィススタッフ系職種の転職回数が技術系職種を上回る傾向が明らかに』
職種別では、オフィススタッフ系職種の平均転職回数が2.17回であるのに対し技術系職種は1.74回に留まるなど、オフィススタッフ系職種における転職傾向の高さが明らかになりました。詳しい職種別では、平均転職回数が多いのは1位から順に、金融業務(3.67回)、オペレーター(3.33回)、会計・経理(2.75回)、少ないのは1位から順に、製造(0.80回)、品質管理・品質保証・ISO(1.33回)、デザイン・編集(1.50回)という結果となりました。<図表6参照>
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◎調査概要
対象:ベトナム南部・北部在住の22歳〜45歳のベトナム人ビジネスパーソン、 有効回答数:191人(南部:143人、北部:48人)
調査期間:2011年7月1日〜31日、 調査方法:弊社に面接にくるベトナム人ビジネスパーソンに対し記入式アンケートを実施
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◎本件に関する問い合わせ先
広報担当:長浜(ながはま)
TEL:(84-8)3821-5122
FAX:(84-8)3821-1294
E-mail:jp@iconic-intl.com
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◎会社概要
【会社名】ICONIC CO.,LTD. <www.iconic-intl.com>
【所在地】4F Avenis Building, 145 Dien Bien Phu, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
【設立】2008年5月22日
【代表者】代表取締役社長 安倉宏明 <社長ブログ:http://ameblo.jp/skhiroaki>
【ICONICについて】
世の中のボーダレス化がより一層進行する中で、「国境を超えて挑戦する企業や個人がそれぞれ気持ちよく活躍するための土壌を作りたい。」という想いから、ICONICは始まりました。ICONICはそんな企業と個人の最適な人材面でのマッチングを実現するベトナム発の日系ベンチャーです。
【サービスラインナップ】
・ベトナムにおいて人材紹介、就職・転職支援サービス
・ベトナム語通訳者の短期紹介・派遣
・ベトナムにおける人事・労務に関する調査・コンサルティング
■平均転職回数 : 『20代後半で3回目の転職を検討するのが一般的』
今回調査対象となったベトナム人ビジネスパーソン全体の平均年齢は28.7歳、これまでの平均転職回数は2.02回という結果でした。また調査対象者が次の転職を検討しつつ弊社へ面談にくるビジネスパーソンということもあり、2.02回という数字は、20代後半で3回目の転職を視野に入れて働いているのが平均的なベトナム人ビジネスパーソンの姿と捉えることができます。
■年齢別 : 『転職ピークは20代後半、30代以降は頻回転職者以外の転職検討割合が急減』
年齢別のこれまでの平均転職回数を見ると、22−25歳(N*=45)で1.04回、26−30歳(N=93)で1.90回、31−35歳(N=34)で2.82回、36−40歳(N=10)で3.00回、41−45歳(N=5)で5.40回という結果となりました。41歳以上で転職回数が急増しているのは、サンプル数の少なさも影響していると思われますが、逆に考えると、5回以上の頻回転職者以外は40代以降に転職をあまり考えない(=人材紹介会社へ面談にこない)、とも考えられます。ベトナム人の転職バイオリズムの全体像としては、20代前半で既に2社での勤務経験(=転職1回)があり3社目への転職検討 、20代後半では3社での勤務経験(=転職2回)があり4社目への転職検討をしながら働いており、30代以降は4社以上の勤務経験(=転職3回以上)がある頻回転職者が転職検討者の6割以上を占めるなど、「転職慣れ」している人以外での転職検討割合は急減する傾向が見られました。<図表1 参照>
(*『N』とはサンプル数のこと。)
■学歴別 : 『高学歴になるほど、平均転職回数は増加』
学歴別の平均転職回数は、大学院卒で2.39回、大学卒で2.01回、短大卒で1.64回、専門学校卒で1.56回と、高学歴になればなるほど、転職回数が増える傾向が明らかとなりました。<図表2参照>
■地域別 : 『南部ビジネスパーソンの平均転職回数が北部を上回る』
地域別では、南部ビジネスパーソンの平均転職回数が2.07回であるのに対し北部は1.84回と、南部ビジネスパーソンの方が北部よりも平均転職回数が多くなる傾向が窺えました。<図表3参照>
■職位別 : 『職位が高い人ほど、平均転職回数は増加』
職位別に見ると、役員職の平均転職回数は3.00回、課長職は3.04回、係長職は2.05回、スタッフ職は1.48回と職位が上がるにつれ、転職回数が増加する傾向が明らかになりました。これは、新卒からの生え抜き人材が昇格していくという日本的人事とは一線を画し、ベトナムでは転職マーケットから経験者を管理職人材として中途採用するのが一般化していることの表れと捉えることができます。<図表4参照>
■業種別 : 『製造業か非製造業かで平均転職回数の傾向に優位差はあまり無い』
業種別に見ると、製造業従事者の平均転職回数が2.00回、非製造業が2.03回と、取り立てて転職傾向に優位差は見受けられませんでした。一方で、より詳しく業種別傾向を見ると、平均転職回数が多いのは1位から順に、建設・不動産(3.00回)、化学・薬品・石油・ゴム・プラスチック(2.86回)、逆に転職回数が少ないのは1位から順に、機械(1.36回)、教育(1.50回)、金融・証券・保険(1.90回)という結果となりました。<図表5参照>
■職種別 : 『オフィススタッフ系職種の転職回数が技術系職種を上回る傾向が明らかに』
職種別では、オフィススタッフ系職種の平均転職回数が2.17回であるのに対し技術系職種は1.74回に留まるなど、オフィススタッフ系職種における転職傾向の高さが明らかになりました。詳しい職種別では、平均転職回数が多いのは1位から順に、金融業務(3.67回)、オペレーター(3.33回)、会計・経理(2.75回)、少ないのは1位から順に、製造(0.80回)、品質管理・品質保証・ISO(1.33回)、デザイン・編集(1.50回)という結果となりました。<図表6参照>
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◎調査概要
対象:ベトナム南部・北部在住の22歳〜45歳のベトナム人ビジネスパーソン、 有効回答数:191人(南部:143人、北部:48人)
調査期間:2011年7月1日〜31日、 調査方法:弊社に面接にくるベトナム人ビジネスパーソンに対し記入式アンケートを実施
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◎本件に関する問い合わせ先
広報担当:長浜(ながはま)
TEL:(84-8)3821-5122
FAX:(84-8)3821-1294
E-mail:jp@iconic-intl.com
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◎会社概要
【会社名】ICONIC CO.,LTD. <www.iconic-intl.com>
【所在地】4F Avenis Building, 145 Dien Bien Phu, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
【設立】2008年5月22日
【代表者】代表取締役社長 安倉宏明 <社長ブログ:http://ameblo.jp/skhiroaki>
【ICONICについて】
世の中のボーダレス化がより一層進行する中で、「国境を超えて挑戦する企業や個人がそれぞれ気持ちよく活躍するための土壌を作りたい。」という想いから、ICONICは始まりました。ICONICはそんな企業と個人の最適な人材面でのマッチングを実現するベトナム発の日系ベンチャーです。
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