女子高生が建設現場で舗装工事体験!ブルーカラー業界を若い力で照らす講座レポート
[16/09/08]
提供元:@Press
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建設専門の求人情報誌『POWER WORK(パワーワーク)』を運営する株式会社WINNERS(本社:東京都中央区、代表取締役:高橋 明宏)は、学校法人立教女学院中学校・高等学校の生徒を対象に建設職人の仕事を体験する「舗装工事体験講座」を開催いたしました。
参加した女子高生が職人さんの技術力や現場での取り組みに直に触れることで、各自が「働く」ということや、将来のキャリアを考えるきっかけづくりを目的とした本講座の様子をお伝えします。
■開催背景
本講座は、建築・建設業の求人情報「POWER WORK(パワーワーク)」の創刊当初から携わり、約5年間ブルーカラー業界を盛り上げる活動を行ってきた株式会社WINNERSの中根 千里と、立教女学院中学校・高等学校 理科教員の清水 亨祐さん、ガイズカンパニー株式会社 代表取締役の仲本 純さんの3名が、それぞれの想いをクロスさせて実現した企画です。
<中根 千里 コメント〜企画について〜>
私の夢は建設業を人気の職業にすることです。そして私が思うキャリア教育とは、職業の上下をなくし、すべての職業が大事で必要だということを伝えることです。今回の企画は建設業を通じて仕事とは何かを感じてもらうために考えました。建設業は、あまり人気のある職業とは言えません。私は今回の企画で、建設の仕事を体験することで建設業の本当の魅力を伝え、見方が変わることで職業の上下観をなくすことにもつながると考えています。仕事は『つながり』で成り立っています。1人欠けても建物は建たないし、どんな仕事に置き換えても、1人で為し得ることはありません。『つながり』を一番分かりやすく感じられるのが建設業の仕事と考えています。
<清水 亨祐さん コメント〜企画について〜>
女子中高生の中には、建築学科への進学を希望している生徒や不動産やゼネコンへ就職を希望している生徒がいます。その生徒たちにとって、キャリアを考える上でとても有用な機会になります。中学理科や高校化学の無機材料分野では、生徒が主体となって「無機材料の実社会での利用方法」を学ぶ機会がない状況です。本講座では、生徒が建設現場で使われているコンクリートやセメントなどの材料に触れたり、扱ったりすることで、実社会の利用方法を直に学び、材料に興味をもち、既習の知識の定着を期待しています。
さらに上記の思いに加え、“活気ある若者が溢れてほしい”と建設職人を養成する学校「一般社団法人クラフツメンスクール」を立ち上げた代表理事の仲本さんが、中根と清水さんの熱い想いを具体化し、構想半年を経て講座開催に至りました。
■本講座の目的
(1) キャリア教育の観点と理科教育という2つの教育的意義
(2) 高齢者への配慮という社会貢献への概念
(3) 人材不足である建設職人のイメージ改善
(4) 未知の職業体験を通して、将来や社会に向けた視野を広げること
(5) いつも歩いている舗装通路がどんな構造で、どんな理屈で、どんな努力で作られているのかを体験すること
(6) 建設業職人体験を通じて、「働くこと」や「学び」を続けて、自分が自分らしく生きるために必要な能力や態度を身に付けること
■実施内容
【8月23日(火) 1日目】
≪猫車(ねこぐるま)体験≫
手押し式の運搬台車である“猫車”に重い生コンクリートを入れ、コンクリートミキサー車から目的ポイントまで運んでもらいました。最初は段差や流し込みに職人さんの手を借りていましたが、作業が進むにつれてうまく猫車を操って生コンクリートを現場に流し入れていました。
≪コンクリート打設体験≫
人が安全に歩けるようにするため、コンクリートブロックの一種である“インターロッキング”の下地として生コンクリートを打ち、平らになるようにならしてもらいました。
≪左官体験≫
平らにした生コンクリートを、さらに専用のコテでならして表面を綺麗に仕上げる「左官体験」。なかでも自ら左官体験を希望した生徒さんは、他の生徒さんが休憩にいっても熱心に作業していました。「こういうことがすごく楽しい。はまりそうです。将来は、体力を使う仕事がしたいと思っています。」と話してくれました。
≪コンクリート硬化体験(コンクリートアート製作)≫
A5サイズ程の木枠にモルタルを入れ、その中に手形を付けたり絵を書いて、ビー玉、おはじきなどで装飾してもらいました。
【8月24日(水) 2日目】
≪珪砂(けいしゃ)敷き体験≫
固まったコンクリートの上に珪砂を敷き詰め、高さを調節する「珪砂敷き」を体験してもらいました。
≪インターロッキング敷き詰め体験≫
敷き詰めた珪砂の上にインターロッキングを並べてもらいました。また、生徒たちの意欲や興味を刺激するような作業メニューとなるようにと仲本 純さんのアイディアで、敷き詰めたブロックの裏には名前、日付、メッセージを入れてもらいました。生徒たちの記念に残るものになったと思います。
■2日間の講座を終えて
【主体的に動く姿に職人さんも認める仕事ぶり】
女子高生たちは最初はすべての体験を順番に行っていましたが、教わっていないにも関わらず、いつのまにか「猫車で運ぶ人」や「ブロックを敷き詰める人」など分業を行っていました。自ら「これはどうすれば良いですか?」「この作業やってみても良いですか?」と聞いて行動するほど主体性を発揮し、用意していた珪砂やブロックが足りなくなるほどのスピーディさで、予定時間より早く終える程でした。また、最後には使い終わったブルーシートを重ねて返すなど、丁寧な仕事をしてくれました。
現場で指導をしていた株式会社丸舗建設の安井 正さんは、「手直しも必要なく、むしろ直すところがないくらいだった。自ら今やるべきことを考える姿勢が頼もしく、素晴らしい。結局一番学んだのはこちらでした」と感動していた様子でした。職人さんたちも、「とても上手」「筋が良い」「反応が良くて、教えがいがある」と、満足の表情を浮かべていました。職人さんも認める仕事ぶりや、夢をイキイキと語る表情から、女子高生たちは将来有望な未来の女性職人の姿にも見えました。
【ブルーカラー業界へ若い力を取り込む一歩に】
職人さんの中には、「いま、建設業に若い人たちが全然入ってこない」と嘆く声もあります。しかし、今回の講座で「女子高生が工事現場で作業をした」ことは、ブルーカラー業界の歴史に残る出来事に違いありません。彼女たちのように優秀で一生懸命で、自主的に働く若い力が日本の将来に必要であると感じたと同時に、これからの日本の将来を担う建設業の新たな一歩を踏み出した出来事であると実感しました。
本講座で特に印象的だったのが、職人さんに作業手順を教わりながら、生徒たちがコテを手に生コンクリートをならして「あ、なるほど!」「職人さんってスゴイ」「かっこいい」とキラキラした表情で声をあげていたことです。今回の体験講座で、大変な思いをしながら道路作りを経験した立教女学院の女子高生たち。今後、社会に出た時に活かせる考え方や仕事に対しての姿勢を体験したことで、「これからどういう人生を歩んでいこうか」「将来自分は何をしたいか」というキャリアデザインを考えるきっかけになったと感じています。
本講座で仕上げた道路は、これから多くの人々が利用します。もしかしたら100年後には、今回参加された15名の女子高生たちのお孫さんが、通る道となるかもしれません。
■中根 千里 コメント〜本講座を終えて〜
講座後のアンケートでは、「普段歩いている道は、誰かの努力によってできていることに気が付けた」「見ている分には簡単な作業なのに、やってみると非常に難しく、職人さんの技術がすごくてかっこよかったです」「何気なく歩く道もどこかの職人さんが作っていることを知り、職人さんを尊敬しました」という女子高生からの言葉があり、非常に感動しました。本当に企画して良かったです。これまで「建設業ってかっこいい、職人ってすごい」ということを知ってもらいたくて、ブルーカラー業種の魅力を伝えてきました。今回の企画を体験した女子高生だけでなく、我々にとっても非常に学び多い良い経験になりました。今後もこのような取り組みを積極的に行っていきたいと思います。
【舗装工事体験講座 概要】
日時 :2016年8月23日(火)、24日(水) 9:00〜12:00
場所 :立教女学院中学校・高等学校
参加者 :立教女学院中学校・高等学校に通う高校1年生、2年生の全15名
工事現場:学校敷地内にある礼拝堂へ行くための通路
企画 :中根 千里(株式会社WINNERS 経営企画部
WINNERSブランディンググループ ブランディングプロモーター、
一般社団法人日本ゆめ教育協会 協会認定講師
ドリームファシリテーター)
清水 亨祐さん(立教女学院中学校・高等学校 理科教員・化学担当)
仲本 純さん(ガイズカンパニー株式会社 代表取締役、
一般社団法人クラフツメンスクール代表理事)
【会社概要】
商号 :株式会社WINNERS( http://winners.jp/ )
POWER WORK( http://powerwork.jp/ )
代表者 :代表取締役 高橋 明宏
所在地 :〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-2 4F
設立 :2010年8月11日
資本金 :10,000,000円
事業内容:出版、広告代理、ホームページ制作
ポータルサイト運営、求人情報サイト運営
前記項目に付帯するすべての事業
参加した女子高生が職人さんの技術力や現場での取り組みに直に触れることで、各自が「働く」ということや、将来のキャリアを考えるきっかけづくりを目的とした本講座の様子をお伝えします。
■開催背景
本講座は、建築・建設業の求人情報「POWER WORK(パワーワーク)」の創刊当初から携わり、約5年間ブルーカラー業界を盛り上げる活動を行ってきた株式会社WINNERSの中根 千里と、立教女学院中学校・高等学校 理科教員の清水 亨祐さん、ガイズカンパニー株式会社 代表取締役の仲本 純さんの3名が、それぞれの想いをクロスさせて実現した企画です。
<中根 千里 コメント〜企画について〜>
私の夢は建設業を人気の職業にすることです。そして私が思うキャリア教育とは、職業の上下をなくし、すべての職業が大事で必要だということを伝えることです。今回の企画は建設業を通じて仕事とは何かを感じてもらうために考えました。建設業は、あまり人気のある職業とは言えません。私は今回の企画で、建設の仕事を体験することで建設業の本当の魅力を伝え、見方が変わることで職業の上下観をなくすことにもつながると考えています。仕事は『つながり』で成り立っています。1人欠けても建物は建たないし、どんな仕事に置き換えても、1人で為し得ることはありません。『つながり』を一番分かりやすく感じられるのが建設業の仕事と考えています。
<清水 亨祐さん コメント〜企画について〜>
女子中高生の中には、建築学科への進学を希望している生徒や不動産やゼネコンへ就職を希望している生徒がいます。その生徒たちにとって、キャリアを考える上でとても有用な機会になります。中学理科や高校化学の無機材料分野では、生徒が主体となって「無機材料の実社会での利用方法」を学ぶ機会がない状況です。本講座では、生徒が建設現場で使われているコンクリートやセメントなどの材料に触れたり、扱ったりすることで、実社会の利用方法を直に学び、材料に興味をもち、既習の知識の定着を期待しています。
さらに上記の思いに加え、“活気ある若者が溢れてほしい”と建設職人を養成する学校「一般社団法人クラフツメンスクール」を立ち上げた代表理事の仲本さんが、中根と清水さんの熱い想いを具体化し、構想半年を経て講座開催に至りました。
■本講座の目的
(1) キャリア教育の観点と理科教育という2つの教育的意義
(2) 高齢者への配慮という社会貢献への概念
(3) 人材不足である建設職人のイメージ改善
(4) 未知の職業体験を通して、将来や社会に向けた視野を広げること
(5) いつも歩いている舗装通路がどんな構造で、どんな理屈で、どんな努力で作られているのかを体験すること
(6) 建設業職人体験を通じて、「働くこと」や「学び」を続けて、自分が自分らしく生きるために必要な能力や態度を身に付けること
■実施内容
【8月23日(火) 1日目】
≪猫車(ねこぐるま)体験≫
手押し式の運搬台車である“猫車”に重い生コンクリートを入れ、コンクリートミキサー車から目的ポイントまで運んでもらいました。最初は段差や流し込みに職人さんの手を借りていましたが、作業が進むにつれてうまく猫車を操って生コンクリートを現場に流し入れていました。
≪コンクリート打設体験≫
人が安全に歩けるようにするため、コンクリートブロックの一種である“インターロッキング”の下地として生コンクリートを打ち、平らになるようにならしてもらいました。
≪左官体験≫
平らにした生コンクリートを、さらに専用のコテでならして表面を綺麗に仕上げる「左官体験」。なかでも自ら左官体験を希望した生徒さんは、他の生徒さんが休憩にいっても熱心に作業していました。「こういうことがすごく楽しい。はまりそうです。将来は、体力を使う仕事がしたいと思っています。」と話してくれました。
≪コンクリート硬化体験(コンクリートアート製作)≫
A5サイズ程の木枠にモルタルを入れ、その中に手形を付けたり絵を書いて、ビー玉、おはじきなどで装飾してもらいました。
【8月24日(水) 2日目】
≪珪砂(けいしゃ)敷き体験≫
固まったコンクリートの上に珪砂を敷き詰め、高さを調節する「珪砂敷き」を体験してもらいました。
≪インターロッキング敷き詰め体験≫
敷き詰めた珪砂の上にインターロッキングを並べてもらいました。また、生徒たちの意欲や興味を刺激するような作業メニューとなるようにと仲本 純さんのアイディアで、敷き詰めたブロックの裏には名前、日付、メッセージを入れてもらいました。生徒たちの記念に残るものになったと思います。
■2日間の講座を終えて
【主体的に動く姿に職人さんも認める仕事ぶり】
女子高生たちは最初はすべての体験を順番に行っていましたが、教わっていないにも関わらず、いつのまにか「猫車で運ぶ人」や「ブロックを敷き詰める人」など分業を行っていました。自ら「これはどうすれば良いですか?」「この作業やってみても良いですか?」と聞いて行動するほど主体性を発揮し、用意していた珪砂やブロックが足りなくなるほどのスピーディさで、予定時間より早く終える程でした。また、最後には使い終わったブルーシートを重ねて返すなど、丁寧な仕事をしてくれました。
現場で指導をしていた株式会社丸舗建設の安井 正さんは、「手直しも必要なく、むしろ直すところがないくらいだった。自ら今やるべきことを考える姿勢が頼もしく、素晴らしい。結局一番学んだのはこちらでした」と感動していた様子でした。職人さんたちも、「とても上手」「筋が良い」「反応が良くて、教えがいがある」と、満足の表情を浮かべていました。職人さんも認める仕事ぶりや、夢をイキイキと語る表情から、女子高生たちは将来有望な未来の女性職人の姿にも見えました。
【ブルーカラー業界へ若い力を取り込む一歩に】
職人さんの中には、「いま、建設業に若い人たちが全然入ってこない」と嘆く声もあります。しかし、今回の講座で「女子高生が工事現場で作業をした」ことは、ブルーカラー業界の歴史に残る出来事に違いありません。彼女たちのように優秀で一生懸命で、自主的に働く若い力が日本の将来に必要であると感じたと同時に、これからの日本の将来を担う建設業の新たな一歩を踏み出した出来事であると実感しました。
本講座で特に印象的だったのが、職人さんに作業手順を教わりながら、生徒たちがコテを手に生コンクリートをならして「あ、なるほど!」「職人さんってスゴイ」「かっこいい」とキラキラした表情で声をあげていたことです。今回の体験講座で、大変な思いをしながら道路作りを経験した立教女学院の女子高生たち。今後、社会に出た時に活かせる考え方や仕事に対しての姿勢を体験したことで、「これからどういう人生を歩んでいこうか」「将来自分は何をしたいか」というキャリアデザインを考えるきっかけになったと感じています。
本講座で仕上げた道路は、これから多くの人々が利用します。もしかしたら100年後には、今回参加された15名の女子高生たちのお孫さんが、通る道となるかもしれません。
■中根 千里 コメント〜本講座を終えて〜
講座後のアンケートでは、「普段歩いている道は、誰かの努力によってできていることに気が付けた」「見ている分には簡単な作業なのに、やってみると非常に難しく、職人さんの技術がすごくてかっこよかったです」「何気なく歩く道もどこかの職人さんが作っていることを知り、職人さんを尊敬しました」という女子高生からの言葉があり、非常に感動しました。本当に企画して良かったです。これまで「建設業ってかっこいい、職人ってすごい」ということを知ってもらいたくて、ブルーカラー業種の魅力を伝えてきました。今回の企画を体験した女子高生だけでなく、我々にとっても非常に学び多い良い経験になりました。今後もこのような取り組みを積極的に行っていきたいと思います。
【舗装工事体験講座 概要】
日時 :2016年8月23日(火)、24日(水) 9:00〜12:00
場所 :立教女学院中学校・高等学校
参加者 :立教女学院中学校・高等学校に通う高校1年生、2年生の全15名
工事現場:学校敷地内にある礼拝堂へ行くための通路
企画 :中根 千里(株式会社WINNERS 経営企画部
WINNERSブランディンググループ ブランディングプロモーター、
一般社団法人日本ゆめ教育協会 協会認定講師
ドリームファシリテーター)
清水 亨祐さん(立教女学院中学校・高等学校 理科教員・化学担当)
仲本 純さん(ガイズカンパニー株式会社 代表取締役、
一般社団法人クラフツメンスクール代表理事)
【会社概要】
商号 :株式会社WINNERS( http://winners.jp/ )
POWER WORK( http://powerwork.jp/ )
代表者 :代表取締役 高橋 明宏
所在地 :〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-2 4F
設立 :2010年8月11日
資本金 :10,000,000円
事業内容:出版、広告代理、ホームページ制作
ポータルサイト運営、求人情報サイト運営
前記項目に付帯するすべての事業