M&S、三東工業社第63期定時株主総会に対し株主提案及び委任状勧誘書類を送付
[17/09/20]
提供元:@Press
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合同会社M&S(所在地:東京都中央区、代表社員:内藤 昌弘)は、発行済株式総数の1%以上を6カ月以上の期間保有し、2017年7月31日時点での株式558,000株、発行済株式総数の約8.13%を保有する大株主名簿第二位の株式会社三東工業社(本社:滋賀県栗東市、代表取締役社長:奥田 克実、以下「三東工業社」)に対し、2017年9月27日開催予定の三東工業社第63期定時株主総会において、2017年7月31日付けで議案提案権の行使をいたしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/138223/LL_img_138223_1.jpg
合同会社M&S
1.提案内容
剰余金の配当として1株当たりの配当金29円で株主提案を行っております。
2.提案理由
(1)三東工業社は2017年8月10日発行の決算短信によると今期純利益が120,862千円と大幅な黒字を出しておりますが、2017年8月25日発行の剰余金の配当に伴うプレスリリースによると1株当たりの配当金4円(総額27百万円)の利益剰余金の配当額を決定しております。三東工業社の配当金決定の理由としては「安定的な利益還元と経営体質の強化」としておりますが、配当金の決定金額が抽象的であいまいな表現となっており、具体的なものとは考えられません。
(2)当社が三東工業社に対して株主提案を行った背景としては、2017年5月12日発行の第3四半期報告書によると、2017年3月31日時点で、17.5億円の現預金を保有しており、うち8億円は定期預金として保有している一方で銀行借入が6億円あります。自己資金が潤沢であることが明白な、かかる状況下で銀行借入の必要はなく、定期預金を解約して弁済すべきであり、その結果発生する2億円の現金は利益剰余金でありますから配当に回すべきであると考えます。
上記融資返済後の定期預金2億円を1株当たりに割り振った場合の配当可能金額は以下の通りです。
2億円(利益剰余金)÷6,860千株(発行済株式数)
=29.15円(1株当たりの配当可能金額)
(3)2016年、三東工業社IR責任者兼取締役の矢森様とのご面談の際、三東工業社の売上の多くが官公庁に対するものであること、2017年度の工事未収入金(売掛金)は15.1億円あり、対して工事支払金(買掛金) が7.7億円となっており、かかる売掛金の支払いは2017年4月から順次支払われるとの説明を受けております。このように売掛金は大半が官公庁から振り込まれるものであること、過去に支払いが遅れたこともないとの説明も考慮すると、今後も売掛金の回収は正常に行われるものと考えられ、不測の事態に備えて現預金を大量に保有する必要がないと考えております。
(4)上記6億円の借入金は三東工業社のメインバンクである滋賀銀行からの短期借り入れですが、かかる借入に対しては3,868千円の利息支払いが発生しています(金利は借り入れ時期での固定金利)が、これは2016年の配当金支払総額34,210千円の約11.3%に相当する多額の金額であり、株主に対する配当を犠牲にして滋賀銀行への利息支払いを行っていると言わざるを得ないものです。
ちなみに上記利息支払い金額3,868千円を1株当たりに割り振った場合の金額は、以下の通りです。
3,868千円(利息)÷6,860千株(発行済株式数)
=0.56円(1株当たり負担額)
以上のことから借入金の返済により1株当たり0.5円程度の増配が可能であることになります。
上記4点の事項により、定期預金の解約を行い滋賀銀行に融資を返済することによって得られる2億円のキャッシュフローを配当に回すことが可能となり、1株当たりの配当金29円となります。直近使い道のない利益剰余金を配当として株主還元することは、当社以外の株主様にもご賛同いただける提案であると考えます。
以上のご提案は、三東工業社にとって容易に実行できるものであり、資本利益率の向上に大いに貢献するものであります。かかる当社のご提案を株主総会において上程、可決することにより三東工業社の株主重視の姿勢を市場に強くアピールすることができるものと考えます。
今回の当社株主提案については、今期の利益剰余金の取扱いではなく、直近使い道のない現預金を処分するために行った提案となります。現状、三東工業社より明確な回答をいただけておらず、当社及び株主に対しての建設的な対話ができていない状況となっており、コーポレートガバナンスの不透明性及び株主価値を軽視していると言えます。この度、当社では今回の株主提案を可決するため委任状勧誘を行い、当社以外の株主様にもご賛同をいただき、過大に膨れ上がってしまった内部留保を当社含めた株主様へ還元し、三東工業社を企業本来の価値へ戻し、軽薄化している株主価値の向上をうながすよう努めていく所存です。
■会社概要
商号 : 合同会社M&S
代表者 : 代表社員 内藤 昌弘
所在地 : 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-9-1 日本橋室町ビル8階
設立 : 2016年5月
事業内容: M&Aに関する仲介業務
経営コンサルティング業務
有価証券の保有、運用及び投資業務
URL : http://ms-llc.net/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/138223/LL_img_138223_1.jpg
合同会社M&S
1.提案内容
剰余金の配当として1株当たりの配当金29円で株主提案を行っております。
2.提案理由
(1)三東工業社は2017年8月10日発行の決算短信によると今期純利益が120,862千円と大幅な黒字を出しておりますが、2017年8月25日発行の剰余金の配当に伴うプレスリリースによると1株当たりの配当金4円(総額27百万円)の利益剰余金の配当額を決定しております。三東工業社の配当金決定の理由としては「安定的な利益還元と経営体質の強化」としておりますが、配当金の決定金額が抽象的であいまいな表現となっており、具体的なものとは考えられません。
(2)当社が三東工業社に対して株主提案を行った背景としては、2017年5月12日発行の第3四半期報告書によると、2017年3月31日時点で、17.5億円の現預金を保有しており、うち8億円は定期預金として保有している一方で銀行借入が6億円あります。自己資金が潤沢であることが明白な、かかる状況下で銀行借入の必要はなく、定期預金を解約して弁済すべきであり、その結果発生する2億円の現金は利益剰余金でありますから配当に回すべきであると考えます。
上記融資返済後の定期預金2億円を1株当たりに割り振った場合の配当可能金額は以下の通りです。
2億円(利益剰余金)÷6,860千株(発行済株式数)
=29.15円(1株当たりの配当可能金額)
(3)2016年、三東工業社IR責任者兼取締役の矢森様とのご面談の際、三東工業社の売上の多くが官公庁に対するものであること、2017年度の工事未収入金(売掛金)は15.1億円あり、対して工事支払金(買掛金) が7.7億円となっており、かかる売掛金の支払いは2017年4月から順次支払われるとの説明を受けております。このように売掛金は大半が官公庁から振り込まれるものであること、過去に支払いが遅れたこともないとの説明も考慮すると、今後も売掛金の回収は正常に行われるものと考えられ、不測の事態に備えて現預金を大量に保有する必要がないと考えております。
(4)上記6億円の借入金は三東工業社のメインバンクである滋賀銀行からの短期借り入れですが、かかる借入に対しては3,868千円の利息支払いが発生しています(金利は借り入れ時期での固定金利)が、これは2016年の配当金支払総額34,210千円の約11.3%に相当する多額の金額であり、株主に対する配当を犠牲にして滋賀銀行への利息支払いを行っていると言わざるを得ないものです。
ちなみに上記利息支払い金額3,868千円を1株当たりに割り振った場合の金額は、以下の通りです。
3,868千円(利息)÷6,860千株(発行済株式数)
=0.56円(1株当たり負担額)
以上のことから借入金の返済により1株当たり0.5円程度の増配が可能であることになります。
上記4点の事項により、定期預金の解約を行い滋賀銀行に融資を返済することによって得られる2億円のキャッシュフローを配当に回すことが可能となり、1株当たりの配当金29円となります。直近使い道のない利益剰余金を配当として株主還元することは、当社以外の株主様にもご賛同いただける提案であると考えます。
以上のご提案は、三東工業社にとって容易に実行できるものであり、資本利益率の向上に大いに貢献するものであります。かかる当社のご提案を株主総会において上程、可決することにより三東工業社の株主重視の姿勢を市場に強くアピールすることができるものと考えます。
今回の当社株主提案については、今期の利益剰余金の取扱いではなく、直近使い道のない現預金を処分するために行った提案となります。現状、三東工業社より明確な回答をいただけておらず、当社及び株主に対しての建設的な対話ができていない状況となっており、コーポレートガバナンスの不透明性及び株主価値を軽視していると言えます。この度、当社では今回の株主提案を可決するため委任状勧誘を行い、当社以外の株主様にもご賛同をいただき、過大に膨れ上がってしまった内部留保を当社含めた株主様へ還元し、三東工業社を企業本来の価値へ戻し、軽薄化している株主価値の向上をうながすよう努めていく所存です。
■会社概要
商号 : 合同会社M&S
代表者 : 代表社員 内藤 昌弘
所在地 : 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-9-1 日本橋室町ビル8階
設立 : 2016年5月
事業内容: M&Aに関する仲介業務
経営コンサルティング業務
有価証券の保有、運用及び投資業務
URL : http://ms-llc.net/