2009年ゴルフ用品市場総括 ゴルフ用品市場は約10%の減少ながらも、プレーヤーの参加状況が底固いことから消耗品は好調であった
[10/03/25]
提供元:@Press
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ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:朝比奈 進)は、2009年のゴルフ用品店頭販売動向を発表した。
【概要】
・2009年のゴルフ用品市場は、低単価商品が販売を牽引したものの、上半期の低迷が響き10%減となった。
・ドライバーやセットアイアンなど高額カテゴリーは苦戦したが、ボールやグローブなど消耗品は好調に推移した。
・増加基調にあると言われる女性や若年層ゴルファーの定着が、今後のゴルフ用品市場の成長を左右する。
【2009年におけるゴルフ用品市場の動向】
2009年のゴルフ用品店頭販売市場規模(注)は、前年比9.5%減の1,351億円となった。消費低迷が続く中、ゴルフ用品販売も初売り効果が期待できる1月、シーズンイン時期である3月の販売が落ち込み、上半期(1月-6月期)は前年同期比11.9%減と二桁以上の販売停滞に直面した。しかし下半期(7月-12月期)は、前年の販売ベースが低かったことに加え、上位メーカーの値下げ販売の効果もあり、同7.1%減と落ち幅が改善した。なお約10%の落ち込みとなったゴルフ用品市場であるが、数量ベースでは前年実績を上回るカテゴリーもある。
つまりゴルフ用品市場も低単価商品が販売を牽引し、市場規模の減少に歯止めをかけていると言える。
(注)全国有力ゴルフ用品取扱店の実店舗における販売実績を基に推計した市場規模。調査対象品目は、ゴルフクラブ、ボール、ゴルフシューズ、キャディバッグ、ゴルフグローブ(ゴルフアパレル、小物などのアクセサリは含まれていない)。
なお、カスタムフィッティングの商品、プライベートブランド商品、並行輸入品、中古品は含まれていない。
【主要カテゴリーの販売動向】
ゴルフクラブでは、ドライバーが金額ベースで前年比24%減、セットアイアンが同15%減と、高額カテゴリーが特に苦戦を強いられた。これに対してボール(ラウンドボール)は同4%増、グローブは同7%増という結果となった。消耗品の好調な販売状況は、参加状況が底固いと言われるゴルファーの実情を如実に物語っている。
上記以外のカテゴリーでは、フェアウェイウッドが同5%減、ユーティリティーが1%減、ウェッジおよびパターがそれぞれ同8%減、シューズが7%減、キャディバッグが5%減という結果であった。
【2010年のゴルフ用品市場展望】
経済産業省の「特定サービス産業動態調査」によれば、2009年におけるゴルフ場の利用者数は前年同期比1.9%減と微減で留まり、ゴルフ練習場の利用者数になると3.1%増と上昇している。プレーヤーが成人中心であるゴルフでは、少子高齢化の影響を受けにくいこともあり、参加者数は近年安定した動向にあると言われている。だが一方で今後は、シニアゴルファーにおけるプレー頻度の減少やリタイアがマイナス要素として表れてくることは間違いない。そこで近年増加していると言われている女性や比較的若いゴルファーのエントリーを今後も活性化させ、さらには将来的なコアプレーヤーとして定着させていくことが、ゴルフ用品市場の成長には欠かせない。
≪ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンについて≫
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社は、家電製品などの耐久消費財実売データ、その他総合マーケティングサービスを提供する調査会社、GfKグループの関連会社である。オプティックス製品に特化した市場調査及びサービスを提供するべく、2007年10月にジーエフケー・オプティックス・ジャパン株式会社として設立された。対象とする事業分野の拡大に伴い、ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社に社名を変更し、POSデータ・店舗監査データを基に推計した、市場代表性の高いマーケットデータと関連サービスを提供している。
【概要】
・2009年のゴルフ用品市場は、低単価商品が販売を牽引したものの、上半期の低迷が響き10%減となった。
・ドライバーやセットアイアンなど高額カテゴリーは苦戦したが、ボールやグローブなど消耗品は好調に推移した。
・増加基調にあると言われる女性や若年層ゴルファーの定着が、今後のゴルフ用品市場の成長を左右する。
【2009年におけるゴルフ用品市場の動向】
2009年のゴルフ用品店頭販売市場規模(注)は、前年比9.5%減の1,351億円となった。消費低迷が続く中、ゴルフ用品販売も初売り効果が期待できる1月、シーズンイン時期である3月の販売が落ち込み、上半期(1月-6月期)は前年同期比11.9%減と二桁以上の販売停滞に直面した。しかし下半期(7月-12月期)は、前年の販売ベースが低かったことに加え、上位メーカーの値下げ販売の効果もあり、同7.1%減と落ち幅が改善した。なお約10%の落ち込みとなったゴルフ用品市場であるが、数量ベースでは前年実績を上回るカテゴリーもある。
つまりゴルフ用品市場も低単価商品が販売を牽引し、市場規模の減少に歯止めをかけていると言える。
(注)全国有力ゴルフ用品取扱店の実店舗における販売実績を基に推計した市場規模。調査対象品目は、ゴルフクラブ、ボール、ゴルフシューズ、キャディバッグ、ゴルフグローブ(ゴルフアパレル、小物などのアクセサリは含まれていない)。
なお、カスタムフィッティングの商品、プライベートブランド商品、並行輸入品、中古品は含まれていない。
【主要カテゴリーの販売動向】
ゴルフクラブでは、ドライバーが金額ベースで前年比24%減、セットアイアンが同15%減と、高額カテゴリーが特に苦戦を強いられた。これに対してボール(ラウンドボール)は同4%増、グローブは同7%増という結果となった。消耗品の好調な販売状況は、参加状況が底固いと言われるゴルファーの実情を如実に物語っている。
上記以外のカテゴリーでは、フェアウェイウッドが同5%減、ユーティリティーが1%減、ウェッジおよびパターがそれぞれ同8%減、シューズが7%減、キャディバッグが5%減という結果であった。
【2010年のゴルフ用品市場展望】
経済産業省の「特定サービス産業動態調査」によれば、2009年におけるゴルフ場の利用者数は前年同期比1.9%減と微減で留まり、ゴルフ練習場の利用者数になると3.1%増と上昇している。プレーヤーが成人中心であるゴルフでは、少子高齢化の影響を受けにくいこともあり、参加者数は近年安定した動向にあると言われている。だが一方で今後は、シニアゴルファーにおけるプレー頻度の減少やリタイアがマイナス要素として表れてくることは間違いない。そこで近年増加していると言われている女性や比較的若いゴルファーのエントリーを今後も活性化させ、さらには将来的なコアプレーヤーとして定着させていくことが、ゴルフ用品市場の成長には欠かせない。
≪ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンについて≫
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社は、家電製品などの耐久消費財実売データ、その他総合マーケティングサービスを提供する調査会社、GfKグループの関連会社である。オプティックス製品に特化した市場調査及びサービスを提供するべく、2007年10月にジーエフケー・オプティックス・ジャパン株式会社として設立された。対象とする事業分野の拡大に伴い、ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社に社名を変更し、POSデータ・店舗監査データを基に推計した、市場代表性の高いマーケットデータと関連サービスを提供している。