『ふうせん宇宙撮影』の岩谷技研、有人による成層圏飛行旅行を目指した初期実験となる「生物打ち上げ実験プロジェクト」を成功
[18/06/29]
提供元:@Press
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株式会社 岩谷技研(本社:福島県郡山市、ラボ:北海道苫小牧市、代表取締役社長:岩谷 圭介、以下「岩谷技研」)は、同社のバルーン(ガス気球)による『ふうせん宇宙撮影』事業のノウハウを活かした新しい技術分野への挑戦として、5年以内の『有人による成層圏飛行』を目指しています。今回はその初期実験として、沖縄県宮古島上空25,000mの宇宙の入り口となる成層圏へ水生生物(魚)を打ち上げ、無事帰還させることに成功しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/160003/LL_img_160003_1.jpg
上空25,000m付近の様子(3)
また、宇宙撮影のみを目的とした従来の機体とは異なり、居住環境として必要な気密型専用キャビンを設け大型化を進めたことで、生物を打ち上げることができるようになったほか、地上から成層圏までの気温や、気圧、気流、放射線、など様々なデータの取得も行いました。
今後はこの実験の成功、成果をもとに、さらなる気球・機体の大型化技術の開発、安全・確実な飛行と回収技術の確立を目指して、有人による成層圏飛行旅行の実現に向けた次の技術開発に取り組んでまいります。
【今回の打ち上げの目的と成果について】
岩谷技研では、有人による成層圏飛行旅行の実現に向けた最初の生物実験として今回のプロジェクトを立ち上げました。本プロジェクトでは、『高度25,000mまでの気球飛行をコントロールしながら行い、生物を安全に帰還させること』を目的とするほか、実際の生物が宇宙観光を体験することで、有人化へのデモンストレーションとしての意義も持つと考えています。
今回の打ち上げに採用した生物は、淡水観賞魚の「ベタ」で、水槽を用いて水生生物を採用することで、打ち上げから成層圏環境、着水時の影響を抑えることができるという目論見がありました。そして、気密型専用キャビンとして水槽を用いるということは、機体の大型化、重量化を調整しやすいという利点もありました。
さらに機体の大型化(一辺45cmの立方体の機体を製作)により、従来の機体では搭載できなかった様々な環境測定装置を搭載することが可能となりました。
結果として、「ベタ」は約1時間30ほどの飛行を通じ、成層圏空間で優雅に泳ぎ回り、無事に帰還、回収することができました。一方で今まで取得できていなかった成層圏までの、気圧、温度、高度、気流状態、および放射線や加速度といった生物の行動に影響を与える環境データも数多く取得することができました。
同時に気球の大型化する際の技術課題も習得できました。これらは今後のさらなる開発に向けて大変貴重なデータとなりました。
今後は、同実験の拡張版実験を重ね、さらなる技術要件をまとめ上げてゆくほか、岩谷技研で『テンクウ』シリーズと名付ける気球・機体の開発を通じ、気球・機体の上昇・下降・係留の制御実験、大気球打上システムの構築、まずは高度1,000m程度の有人飛行のサンプル機の開発へと進み、有人飛行に向けたさらなるデータの入手を目指しています。
【『テンクウ』シリーズのプロジェクトとは】
1931年より、スイスの科学者「オーギュスト・ピカール」により行われた大気球による人類初の成層圏飛行をモデルとし、段階的な気球・機体の開発を通じ、最終的には50m級の大気球を開発・制作、25,000mの成層圏へ5人乗り程度の有人機体を打ち上げ、安全に帰還させるというプロジェクトで、岩谷技研の第二段階からの実験にあたります。
【打ち上げ、回収の様子】
https://www.atpress.ne.jp/releases/160003/img_160003_4.jpg
【宇宙の入り口、25,000m上空の成層圏での魚「ベタ」の様子】
https://www.atpress.ne.jp/releases/160003/img_160003_1.jpg
※動画映像につきましては、岩谷技研のホームページ( http://fusenucyu.com/ )にて今後準備ができ次第公開予定です。
【ふうせん宇宙撮影について】
『ふうせん宇宙撮影』は、ロケットや宇宙船とも違う、巨大なバルーン(ガス気球)を利用した地球と宇宙を観測できる世界一安全な宇宙開発方式で、岩谷技研代表の岩谷 圭介が独自に日本国内での打ち上げに最適化した宇宙撮影方法を確立しています。すでに90回を超える気球の打ち上げと宇宙撮影を成功させ、打ち上げから回収に至る技術を有し、国内法律課題のクリア、安全かつ確実な技術ノウハウを持っています。
【岩谷 圭介(いわや けいすけ)について】
自然科学者、宇宙工学技術者、成層圏気球研究者。
1986年、福島県生まれ。北海道大学卒業。大学時代の2011年から風船を使った宇宙撮影に挑戦。2012年に上空30,000mからの撮影に成功し、脚光を浴びる。現在は企業からなどからの依頼や研究協力による宇宙撮影を事業として行う。「情熱大陸」、「クレイジージャーニー」(TBS)などテレビ出演も多数。著書に『宇宙を撮りたい、風船で。』(キノブブックス)、『うちゅうはきみのすぐそばに』(絵本:福音館書店)がある。
【会社概要】
会社名 : 株式会社 岩谷技研
代表者 : 代表取締役社長 岩谷 圭介
所在地 : 本社:福島県郡山市静町13-29
ラボ:北海道苫小牧市
設立 : 2016年4月11日
URL : http://fusenucyu.com/
事業内容: 1. ガス気球(バルーン)による宇宙撮影事業
2. 成層圏研究事業
3. 宇宙映像コンテンツの製作・販売事業
4. 児童向け教育コンテンツの作成・指導、講演事業
※このプレスリリースに掲載されている会社名、商品名は各社の商標および登録商標です。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/160003/LL_img_160003_1.jpg
上空25,000m付近の様子(3)
また、宇宙撮影のみを目的とした従来の機体とは異なり、居住環境として必要な気密型専用キャビンを設け大型化を進めたことで、生物を打ち上げることができるようになったほか、地上から成層圏までの気温や、気圧、気流、放射線、など様々なデータの取得も行いました。
今後はこの実験の成功、成果をもとに、さらなる気球・機体の大型化技術の開発、安全・確実な飛行と回収技術の確立を目指して、有人による成層圏飛行旅行の実現に向けた次の技術開発に取り組んでまいります。
【今回の打ち上げの目的と成果について】
岩谷技研では、有人による成層圏飛行旅行の実現に向けた最初の生物実験として今回のプロジェクトを立ち上げました。本プロジェクトでは、『高度25,000mまでの気球飛行をコントロールしながら行い、生物を安全に帰還させること』を目的とするほか、実際の生物が宇宙観光を体験することで、有人化へのデモンストレーションとしての意義も持つと考えています。
今回の打ち上げに採用した生物は、淡水観賞魚の「ベタ」で、水槽を用いて水生生物を採用することで、打ち上げから成層圏環境、着水時の影響を抑えることができるという目論見がありました。そして、気密型専用キャビンとして水槽を用いるということは、機体の大型化、重量化を調整しやすいという利点もありました。
さらに機体の大型化(一辺45cmの立方体の機体を製作)により、従来の機体では搭載できなかった様々な環境測定装置を搭載することが可能となりました。
結果として、「ベタ」は約1時間30ほどの飛行を通じ、成層圏空間で優雅に泳ぎ回り、無事に帰還、回収することができました。一方で今まで取得できていなかった成層圏までの、気圧、温度、高度、気流状態、および放射線や加速度といった生物の行動に影響を与える環境データも数多く取得することができました。
同時に気球の大型化する際の技術課題も習得できました。これらは今後のさらなる開発に向けて大変貴重なデータとなりました。
今後は、同実験の拡張版実験を重ね、さらなる技術要件をまとめ上げてゆくほか、岩谷技研で『テンクウ』シリーズと名付ける気球・機体の開発を通じ、気球・機体の上昇・下降・係留の制御実験、大気球打上システムの構築、まずは高度1,000m程度の有人飛行のサンプル機の開発へと進み、有人飛行に向けたさらなるデータの入手を目指しています。
【『テンクウ』シリーズのプロジェクトとは】
1931年より、スイスの科学者「オーギュスト・ピカール」により行われた大気球による人類初の成層圏飛行をモデルとし、段階的な気球・機体の開発を通じ、最終的には50m級の大気球を開発・制作、25,000mの成層圏へ5人乗り程度の有人機体を打ち上げ、安全に帰還させるというプロジェクトで、岩谷技研の第二段階からの実験にあたります。
【打ち上げ、回収の様子】
https://www.atpress.ne.jp/releases/160003/img_160003_4.jpg
【宇宙の入り口、25,000m上空の成層圏での魚「ベタ」の様子】
https://www.atpress.ne.jp/releases/160003/img_160003_1.jpg
※動画映像につきましては、岩谷技研のホームページ( http://fusenucyu.com/ )にて今後準備ができ次第公開予定です。
【ふうせん宇宙撮影について】
『ふうせん宇宙撮影』は、ロケットや宇宙船とも違う、巨大なバルーン(ガス気球)を利用した地球と宇宙を観測できる世界一安全な宇宙開発方式で、岩谷技研代表の岩谷 圭介が独自に日本国内での打ち上げに最適化した宇宙撮影方法を確立しています。すでに90回を超える気球の打ち上げと宇宙撮影を成功させ、打ち上げから回収に至る技術を有し、国内法律課題のクリア、安全かつ確実な技術ノウハウを持っています。
【岩谷 圭介(いわや けいすけ)について】
自然科学者、宇宙工学技術者、成層圏気球研究者。
1986年、福島県生まれ。北海道大学卒業。大学時代の2011年から風船を使った宇宙撮影に挑戦。2012年に上空30,000mからの撮影に成功し、脚光を浴びる。現在は企業からなどからの依頼や研究協力による宇宙撮影を事業として行う。「情熱大陸」、「クレイジージャーニー」(TBS)などテレビ出演も多数。著書に『宇宙を撮りたい、風船で。』(キノブブックス)、『うちゅうはきみのすぐそばに』(絵本:福音館書店)がある。
【会社概要】
会社名 : 株式会社 岩谷技研
代表者 : 代表取締役社長 岩谷 圭介
所在地 : 本社:福島県郡山市静町13-29
ラボ:北海道苫小牧市
設立 : 2016年4月11日
URL : http://fusenucyu.com/
事業内容: 1. ガス気球(バルーン)による宇宙撮影事業
2. 成層圏研究事業
3. 宇宙映像コンテンツの製作・販売事業
4. 児童向け教育コンテンツの作成・指導、講演事業
※このプレスリリースに掲載されている会社名、商品名は各社の商標および登録商標です。