ビクトレックス、世界最大のプラスチック産業展K 2019に出展
[19/10/15]
提供元:@Press
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超高性能PEEKポリマーの分野で世界をリードするビクトレックス(本社:英国ソーントン・クリーブリーズ)は、明日10月16日から23日までの8日間、ドイツ・デュッセルドルフで開催されるK 2019に出展します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/196049/LL_img_196049_1.jpg
K 2019 ビクトレックスブース
PEEKが発明されてから40年を迎えた、今回の出展ハイライトは以下のとおりです:
・3Dプリンティング向けPAEKの新ポリマーグレード
・自動車パワートレイン向け高精度ポリマーギヤとモータ内絶縁用PEEKフィルム
・航空機部品用熱可塑性コンポジット
・次世代エレクトロニクス用極薄フィルム
・食品接触用新ポリマーグレード
【3DプリンティングでPAEKの可能性を解き放つ】
ビクトレックスは、3Dプリンティング用に開発されたフィラメントやレーザー焼結用パウダーの新しいPAEKグレードを紹介します。新グレードでは成形後の機械強度が向上され、加工性も改善されています。ビクトレックスはPAEKポリマーグレードの開発のみならず、3Dプリンターのメーカー、部品メーカーやエンドユーザーと連携してPAEKポリマーによる3Dプリンティングの統合的ソリューション開発を進めています。
【自動車】パワートレイン用高精度PEEKポリマーギヤ
自動車パワートレイン(エンジン、トランスミッションやその内部のポンプ、アクチュエーターなど)の金属製摺動部品は樹脂化できれば燃費向上やコスト削減などのメリットがある一方、技術的な難易度が高いことが知られています。本展ではポリマーギヤ用グレード VICTREX HPG (HPG=High Performance Gear)によるギヤを紹介します。本年8月にはビクトレックスのギヤ設計および製造施設(米国、グランツバーグ)がIATF16949認定を取得、完成車メーカーやティア1から信頼されるギヤ開発のワン・ストップ・ソリューションパートナーとして、ポリマーグレード選定、ギヤ・デザイン、試作ギヤの製造とその評価を含めた総合的なサービスを提供しています。
【電気自動車】モータ内絶縁用PEEKフィルム
モータ・ソリューションとしてPEEKフィルムの電気絶縁材の採用例をご紹介します。自動車業界が電気自動車に移行する中、モータ効率とコストの追及は年々厳しくなっています。現在普及している永久磁石同期電動機(PMSM)採用モータにおいて、PEEKフィルムは以下のメリットを発揮します:
(PMSM採用の80kWモーターについて、著名な第三者調査機関が行ったコンピュータ・シミュレーションによる)
・従来の絶縁フィルムより40%薄いため占積率の増加(+2%)
・トルク出力が最大5%増加
・従来ラミネートと比較してコイル最高温度を2〜3°C低下
【JEC国際コンポジット展のイノベーションアワード受賞航空機部品】
今後20年間で35,000機の需要拡大が見込まれている民間航空機製造において、機体の軽量化と機体製造の高効率化に貢献するコンポジット材料のさらなる普及が注目されています。本展では、本年4月のJEC国際コンポジット展のイノベーションアワードを受賞したドライブシャフト部品をご紹介します。本部品はHerone社、TU Dresden社とビクトレックスの共同開発品で、航空機用途に開発されたPAEKグレード(VICTREX AE250)によるコンポジットUDテープ、PEEKポリマーと新規成形技術によって製造されています。主軸パイプとギヤが一体化された複雑形状部品でありながら、量産時の高い製造効率を実現しているのが特徴です。
【次世代エレクトロニクス用極薄PEEKフィルム:APTIVフィルム】
ビクトレックスによるPEEK製フィルム、APTIVフィルムは3〜6μmと極薄にしても超高性能を誇るPEEKポリマーのすべての特性を備えています。機械強度、耐摩耗性、高い耐熱性、耐薬品性、安定した電気特性や低吸水性を兼ね備えていることにより、マイクロスピーカー、5G無線アンテナの基材、バッテリー断熱、半導体およびディスプレイ製造など、様々な製品で性能向上を発揮します。本展ではマイクロスピーカー向けの新製品APTIV DBXをご紹介します。
【食品接触用専用グレード VICTREX FG】
食品・飲料業界では、次世代の製造機器開発にあたって規制当局、業界団体や消費者が求める健康、安全、衛生に関わる数多くの高度な要件に直面しています。これら多くの要件に対処できるようビクトレックスは、食品接触用途の専用ポリマーグレードVICTREX FGを発売しました。本製品は各国の食品医薬品局 FDA, EU, KTW, WRAS, NSF, 3-Aの認可取得済みで、リサイクルも可能です。食品を焼き上げるオーブン向け装置では金属製よりも40%耐用年数を延長、金属の切削加工品に対しては部品製造コストを最大80%削減しています。本展ではその他の製造装置向け部品も含めてVICTREX PEEK射出成形ブッシング、ベアリング、スクロール圧縮機、PEEKベースのZYEXファイバーを用いた乾燥機用ベルトコンベヤをご紹介します。
【ビクトレックス社について】
ビクトレックス社(Victrex plc)は英国に本社をおく、VICTREX PEEKを中心とした超高性能ポリマー製造開発におけるリーディング・カンパニーです。40年以上にわたって航空宇宙、自動車、エレクトロニクス、エネルギーおよび医療の各産業に向けて最先端ポリマーソリューションを提供し続けており、スマートフォン、航空機や自動車の構造部品、石油・ガスの採掘現場からインプラント用医療機器にいたるまで世界中で広く使用されています。詳細については当社ウェブサイト http://www.victrex.com/jp をご覧ください。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/196049/LL_img_196049_1.jpg
K 2019 ビクトレックスブース
PEEKが発明されてから40年を迎えた、今回の出展ハイライトは以下のとおりです:
・3Dプリンティング向けPAEKの新ポリマーグレード
・自動車パワートレイン向け高精度ポリマーギヤとモータ内絶縁用PEEKフィルム
・航空機部品用熱可塑性コンポジット
・次世代エレクトロニクス用極薄フィルム
・食品接触用新ポリマーグレード
【3DプリンティングでPAEKの可能性を解き放つ】
ビクトレックスは、3Dプリンティング用に開発されたフィラメントやレーザー焼結用パウダーの新しいPAEKグレードを紹介します。新グレードでは成形後の機械強度が向上され、加工性も改善されています。ビクトレックスはPAEKポリマーグレードの開発のみならず、3Dプリンターのメーカー、部品メーカーやエンドユーザーと連携してPAEKポリマーによる3Dプリンティングの統合的ソリューション開発を進めています。
【自動車】パワートレイン用高精度PEEKポリマーギヤ
自動車パワートレイン(エンジン、トランスミッションやその内部のポンプ、アクチュエーターなど)の金属製摺動部品は樹脂化できれば燃費向上やコスト削減などのメリットがある一方、技術的な難易度が高いことが知られています。本展ではポリマーギヤ用グレード VICTREX HPG (HPG=High Performance Gear)によるギヤを紹介します。本年8月にはビクトレックスのギヤ設計および製造施設(米国、グランツバーグ)がIATF16949認定を取得、完成車メーカーやティア1から信頼されるギヤ開発のワン・ストップ・ソリューションパートナーとして、ポリマーグレード選定、ギヤ・デザイン、試作ギヤの製造とその評価を含めた総合的なサービスを提供しています。
【電気自動車】モータ内絶縁用PEEKフィルム
モータ・ソリューションとしてPEEKフィルムの電気絶縁材の採用例をご紹介します。自動車業界が電気自動車に移行する中、モータ効率とコストの追及は年々厳しくなっています。現在普及している永久磁石同期電動機(PMSM)採用モータにおいて、PEEKフィルムは以下のメリットを発揮します:
(PMSM採用の80kWモーターについて、著名な第三者調査機関が行ったコンピュータ・シミュレーションによる)
・従来の絶縁フィルムより40%薄いため占積率の増加(+2%)
・トルク出力が最大5%増加
・従来ラミネートと比較してコイル最高温度を2〜3°C低下
【JEC国際コンポジット展のイノベーションアワード受賞航空機部品】
今後20年間で35,000機の需要拡大が見込まれている民間航空機製造において、機体の軽量化と機体製造の高効率化に貢献するコンポジット材料のさらなる普及が注目されています。本展では、本年4月のJEC国際コンポジット展のイノベーションアワードを受賞したドライブシャフト部品をご紹介します。本部品はHerone社、TU Dresden社とビクトレックスの共同開発品で、航空機用途に開発されたPAEKグレード(VICTREX AE250)によるコンポジットUDテープ、PEEKポリマーと新規成形技術によって製造されています。主軸パイプとギヤが一体化された複雑形状部品でありながら、量産時の高い製造効率を実現しているのが特徴です。
【次世代エレクトロニクス用極薄PEEKフィルム:APTIVフィルム】
ビクトレックスによるPEEK製フィルム、APTIVフィルムは3〜6μmと極薄にしても超高性能を誇るPEEKポリマーのすべての特性を備えています。機械強度、耐摩耗性、高い耐熱性、耐薬品性、安定した電気特性や低吸水性を兼ね備えていることにより、マイクロスピーカー、5G無線アンテナの基材、バッテリー断熱、半導体およびディスプレイ製造など、様々な製品で性能向上を発揮します。本展ではマイクロスピーカー向けの新製品APTIV DBXをご紹介します。
【食品接触用専用グレード VICTREX FG】
食品・飲料業界では、次世代の製造機器開発にあたって規制当局、業界団体や消費者が求める健康、安全、衛生に関わる数多くの高度な要件に直面しています。これら多くの要件に対処できるようビクトレックスは、食品接触用途の専用ポリマーグレードVICTREX FGを発売しました。本製品は各国の食品医薬品局 FDA, EU, KTW, WRAS, NSF, 3-Aの認可取得済みで、リサイクルも可能です。食品を焼き上げるオーブン向け装置では金属製よりも40%耐用年数を延長、金属の切削加工品に対しては部品製造コストを最大80%削減しています。本展ではその他の製造装置向け部品も含めてVICTREX PEEK射出成形ブッシング、ベアリング、スクロール圧縮機、PEEKベースのZYEXファイバーを用いた乾燥機用ベルトコンベヤをご紹介します。
【ビクトレックス社について】
ビクトレックス社(Victrex plc)は英国に本社をおく、VICTREX PEEKを中心とした超高性能ポリマー製造開発におけるリーディング・カンパニーです。40年以上にわたって航空宇宙、自動車、エレクトロニクス、エネルギーおよび医療の各産業に向けて最先端ポリマーソリューションを提供し続けており、スマートフォン、航空機や自動車の構造部品、石油・ガスの採掘現場からインプラント用医療機器にいたるまで世界中で広く使用されています。詳細については当社ウェブサイト http://www.victrex.com/jp をご覧ください。