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北欧諸国の高校・大学とオンラインで海外との連携を継続 明治大学国際日本学部 鈴木賢志ゼミナールの取り組み

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、多くの日本人学生が、海外留学・研修・インターンシップへの参加中止を余儀なくされています。また、日本への留学・研修を希望する海外の学生にとっても同様のことが起きています。こうした状況の中、明治大学国際日本学部 鈴木賢志ゼミナールでは、日本に興味を持ち、日本語を学んでいる北欧の高校・大学生たちとオンラインで交流を継続しています。

鈴木ゼミは「日本と北欧の社会システムの比較」をテーマに活動しており、例年は北欧諸国での研修を行っています。今年度はこれまで、スウェーデンのトゥンバ高校やノルウェーのベルゲン大学とオンライン交流を続けてきました。WEB会議システム上にて、英語や日本語で現地の様子を伝えあったり、それぞれの社会状況に関して意見交換を行ったりしています。(スウェーデン・ノルウェーが6月から夏休みに入るため、)スウェーデンのトゥンバ高校とはひとまず5月末で終了。ノルウェーのベルゲン大学とは6月末まで、【毎週木曜19:00〜】交流を続けます。夏休み明けの秋以降も定期的に交流を続ける予定です。

【ノルウェー ベルゲン大学との今後の交流(春学期)】
6月11日(木)、18日(木)、25日(木)の日程で、時間はいずれも19:00〜

〜担当教員:鈴木 賢志(国際日本学部 教授)のコメント〜
諸外国の人々とオンラインで交流することが技術的に可能であることは、以前から分かっていたことですが、大学の授業が全面的にオンラインに移行したことで、私たち教員も学生たちも、オンラインを利用することの心理的ハードルがぐっと下がりました。世界が元の状況に戻っても、この経験を活かして、世界の人々との交流がより気軽にできるようになり、お互いの理解を深めることができるようになるといいなと思っています。

〜活動中の鈴木ゼミ 学生コメント〜
国際日本学部3年 岩月 万依(いわつき まい)
この交流会で知ることができた現地の社会状況をさらに日本と比較しながら、学びを深めていきたいです。またこのような機会を大切にし、今後もWEB上での海外交流に力を入れていきたいです。

国際日本学部3年(留学生) ニ ニ (に に)
私は留学生ですが、オンライン交流会を通じて、北欧のことだけでなく、今の生活では見えてこなかった日本の様々な側面を他の日本人学生から学べました。さらに、日本社会に対する北欧の学生たちの新しい視点を手に入れることもできました。

国際日本学部3年 伊東 邦晃(いとう くにあき)
最初はスウェーデン、ノルウェーの学生とオンラインで交流なんてできるのか思っていました。実際にやってみても遠慮がちになってしまったし、とても大変だったというのが正直な感想です。それでも、回を重ねるごとに少しずつ慣れてきて打ち解けたように思えました。好きな映画や漫画などの話で盛り上がったり、真面目にコロナについてその国ごとで対応にどういった違いがあるのかとかを共有できたりして、とても有意義な時間になりました。早く北欧に行ってみたいという気持ちが高まりました。

国際日本学部3年 村田 麻里亜(むらた まりあ)
コロナウイルスで留学やゼミ合宿などが中止になり、国際交流の場が失われてしまったと落ち込んでいたところに、この様な機会を得ることが出来て嬉しかったです。ノルウェーやスウェーデンの学生とは好きな映画の話など、身近な内容で盛り上がって、毎週楽しい時間でした。「今だからこそ出来る」取組みだと思います。

国際日本学部4年 菅野 岳史(かんの たけし)
こういった緊急の状況で世界と日本が物理的に分断されている中、既存のテクノロジーを利用し、こういった取り組みを前向きに行っていくことで、国を超えて皆、今の状況と闘っているのだと強く結びつきを実感できました。私も引き続き前向きに頑張っていこうと思うことができました。
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