― 年末繁忙期消費者動向 ―東京都心高度商業地域マーケット情報(2011年11月期)『成約条件推移・市場動向』を発表!
[11/11/21]
提供元:@Press
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株式会社スペーストラスト(本社:東京都中央区銀座、代表取締役社長:平山 仁)は、都内主要繁華街である銀座、赤坂、新宿歌舞伎町、渋谷地区における2011年11月時点の『成約条件推移、市場動向』(2011年8月〜2011年10月期)を発表しました。(本件に関する詳細は弊社連絡先にお問い合わせください)
成約条件推移一覧: http://www.atpress.ne.jp/releases/23975/1_5.pdf
【成約条件推移(全般)】
今期(11年8月〜11年10月期)の成約賃料全体は、前期(11年5月〜11年7月期)と比較し、大幅な変動は見られなかった。
物件希望者の来店・問い合わせ件数は、飲食店舗であれば例年12月の繁忙期を目前に出店希望者は増加する傾向にあるが、今年においては例年ほどの増加は見られず微増である。市場の賃料相場の割安感・条件の良い物件は早期に成約する動きは以前より見られていた傾向だが、繁忙期への期待感も薄れているように伺え、来店・問い合わせ・案内件数からも見て取れる。
また、全体を通じて解約申入れが増加しており、内装の状態によっては空室になってしまうと新たな成約が難しい状況であるため、貸手として如何に解約を防ぐ手段を素早く判断できるかが重要である。
賃料減額や保証金一部返還等の対策を早期に検討して解約引き止めに策を講じる、内装費用の一部負担など、貸主側として対策を検討する事も肝要である。
焼肉レストランで発生した腸管性出血性大腸菌O-157とO-111による集団食中毒や放射性物質の影響による食に対する不信感は外食産業に少なからず影響を与えており、飲食業の新規展開にブレーキをかけている。それに加え急激な円高による企業業績の悪化、タイでの大規模洪水による製造業への打撃、ギリシャ・イタリア国債問題を抱える欧州連合(EU)の財政懸念など、東日本大震災後は企業業績の悪化材料が目立っており、先行不安が払拭され繁華街の相場・需要の回復がなされる事を期待したい。
【各地区の市場動向】
≪銀座地区≫
○出店希望に関しては、飲食店については繁忙期である12月のオープンを目指した物件希望者からの問い合わせ・内見等が多くあった。また、今まで動きの少なかった事務所物件についても東日本大震災から一段落し、耐震対応のビルへの移転希望や、東日本大震災の影響による減収による事業の統廃合・賃料の見直しによる移転希望などの要因によっての物件希望者が多く見られた。
○空室に関しては、繁忙期を間近に控え、前期と比較すると増加傾向は落ち着きがみられ、解約申入れの相談も増えており、貸主側として解約引き止めに策を講ずる動きが定着しつつある。
○需要の中心は、前期に引き続きバー・クラブで小規模物件(10坪前後)に需要が見られるが、中規模物件(20〜50坪前後)の出店希望者も増加しており、需要傾向としては出店希望の面積増加も伺える。また、飲食店舗の需要も徐々にではあるが増加している。
○相場に関しては、前期比較で横ばいからやや上昇傾向が見られ、リース物件は坪2万円後半〜3万円
前半、店舗物件で坪1万円後半〜2万円半ば、事務所は坪1万円半ば(全て管理費込・基準階)であった。
≪赤坂地区≫
○出店希望に関しては、和食店・居酒屋・レストランバー・中華料理等、飲食
店舗の出店希望が多くなっている。また、20坪以下の物件での増店・移転希望も目立った。
○空室に関しては、繁忙期である12月のオープンに向け、居抜き店舗は空室が出てもすぐに成約する状況であるが、スケルトン物件においては空室の解消には至っていない。また、既に解約申入れも目立っており、来年早々には空室の増加が予想される。
○需要に関しては、カウンターをメインとした10〜15坪前後の小規模飲食店の物件希望者が中心となっている。事務所物件については、赤坂エリア以外からの移転希望の法人が時期を見つつ検討している様子で、30〜40坪前後が中心となっている。
○相場に関しては、リース物件は坪2万円前後、店舗物件で坪1万円後半、事務所で坪1万円前半であった。リース店舗と居抜き店舗での条件に差が無くなってきている。
≪新宿歌舞伎町地区≫
○出店希望に関しては、例年の様な12月の繁忙期のオープンに向けた勢いは見られず停滞状態が続いている。また、マッサージ店の出店を希望する物件希望者が増えているが、低予算で物件の状態が良いものがあれば検討するというスタンスであり、意欲は乏しいといえる。
○空室に関しては、バー・クラブ・飲食店共に店舗物件の空室増加が続いているが、内装状態の良い小規模居抜き物件は比較的ニーズがあり、空室物件の二極化が目立っている。
○需要に関しては、飲食店舗では1階・20〜40坪前後、バー・クラブでは10〜20坪前後の居抜き物件・リース物件の需要が多い。スケルトン物件においては、立地が良い場合であっても初期費用面が負担となり、需要に乏しい状況が続いている。
○相場に関しては、リース物件で坪2万円半ば、店舗物件で坪1万円後半、事務所で坪1万円半ばであった。
≪渋谷地区≫
○出店希望に関しては、12月の繁忙期のオープンに向けた物件希望者は昨年と比較し増加しており、低層階限定・居抜き飲食店舗の出店希望が中心であった。
○空室に関しては、店舗物件は解約が減っており、空室も減少傾向にある。但し、大型物件や高額物件に関しては空室期間が長期化している状況に変わりはない。事務所物件は小規模物件の需要は徐々に高まりつつあるが、以前として厳しい状況が続いている。
○需要に関しては、10坪〜20坪前後の路面・専用階段付きの地下1階及び2階の飲食店舗に需要が多くみられる。比較的、賃料の安価な物件であれば路面店でなくても反響は見られるが、30坪を超えるスケルトン物件については好立地であっても需要が少ない。
○相場に関しては、店舗物件で坪2万円前後、事務所で坪1万円半ばであった。
【各種成約状況データについて】
弊社仲介部門を通して契約をした成約条件を基に、3ヶ月毎にそれ以前の6ヶ月間に成約した賃貸条件の移動平均(除外割合20%)にて集計しております。
【株式会社スペーストラスト(旧社名:平山企画株式会社)について】
東京の主要商業地区である銀座、赤坂、新宿、渋谷、六本木、上野を中心に400棟以上の商業ビルを管理しております。とりわけソシアルビル(飲食店舗ビル)の管理を事業の中心に据え、都内主要商業地区(銀座、赤坂、新宿、渋谷、六本木)各地に営業所及び管理センターを配置しネットワークを構築しております。
【会社概要】
商号 : 株式会社スペーストラスト
代表者: 代表取締役社長 平山 仁
本社 : 東京都中央区銀座8-8-5 陽栄銀座ビル
創業 : 昭和30(1955)年10月20日
創立 : 昭和53(1978)年3月1日
資本金: 1億円
URL : http://www.spacetrust.co.jp
成約条件推移一覧: http://www.atpress.ne.jp/releases/23975/1_5.pdf
【成約条件推移(全般)】
今期(11年8月〜11年10月期)の成約賃料全体は、前期(11年5月〜11年7月期)と比較し、大幅な変動は見られなかった。
物件希望者の来店・問い合わせ件数は、飲食店舗であれば例年12月の繁忙期を目前に出店希望者は増加する傾向にあるが、今年においては例年ほどの増加は見られず微増である。市場の賃料相場の割安感・条件の良い物件は早期に成約する動きは以前より見られていた傾向だが、繁忙期への期待感も薄れているように伺え、来店・問い合わせ・案内件数からも見て取れる。
また、全体を通じて解約申入れが増加しており、内装の状態によっては空室になってしまうと新たな成約が難しい状況であるため、貸手として如何に解約を防ぐ手段を素早く判断できるかが重要である。
賃料減額や保証金一部返還等の対策を早期に検討して解約引き止めに策を講じる、内装費用の一部負担など、貸主側として対策を検討する事も肝要である。
焼肉レストランで発生した腸管性出血性大腸菌O-157とO-111による集団食中毒や放射性物質の影響による食に対する不信感は外食産業に少なからず影響を与えており、飲食業の新規展開にブレーキをかけている。それに加え急激な円高による企業業績の悪化、タイでの大規模洪水による製造業への打撃、ギリシャ・イタリア国債問題を抱える欧州連合(EU)の財政懸念など、東日本大震災後は企業業績の悪化材料が目立っており、先行不安が払拭され繁華街の相場・需要の回復がなされる事を期待したい。
【各地区の市場動向】
≪銀座地区≫
○出店希望に関しては、飲食店については繁忙期である12月のオープンを目指した物件希望者からの問い合わせ・内見等が多くあった。また、今まで動きの少なかった事務所物件についても東日本大震災から一段落し、耐震対応のビルへの移転希望や、東日本大震災の影響による減収による事業の統廃合・賃料の見直しによる移転希望などの要因によっての物件希望者が多く見られた。
○空室に関しては、繁忙期を間近に控え、前期と比較すると増加傾向は落ち着きがみられ、解約申入れの相談も増えており、貸主側として解約引き止めに策を講ずる動きが定着しつつある。
○需要の中心は、前期に引き続きバー・クラブで小規模物件(10坪前後)に需要が見られるが、中規模物件(20〜50坪前後)の出店希望者も増加しており、需要傾向としては出店希望の面積増加も伺える。また、飲食店舗の需要も徐々にではあるが増加している。
○相場に関しては、前期比較で横ばいからやや上昇傾向が見られ、リース物件は坪2万円後半〜3万円
前半、店舗物件で坪1万円後半〜2万円半ば、事務所は坪1万円半ば(全て管理費込・基準階)であった。
≪赤坂地区≫
○出店希望に関しては、和食店・居酒屋・レストランバー・中華料理等、飲食
店舗の出店希望が多くなっている。また、20坪以下の物件での増店・移転希望も目立った。
○空室に関しては、繁忙期である12月のオープンに向け、居抜き店舗は空室が出てもすぐに成約する状況であるが、スケルトン物件においては空室の解消には至っていない。また、既に解約申入れも目立っており、来年早々には空室の増加が予想される。
○需要に関しては、カウンターをメインとした10〜15坪前後の小規模飲食店の物件希望者が中心となっている。事務所物件については、赤坂エリア以外からの移転希望の法人が時期を見つつ検討している様子で、30〜40坪前後が中心となっている。
○相場に関しては、リース物件は坪2万円前後、店舗物件で坪1万円後半、事務所で坪1万円前半であった。リース店舗と居抜き店舗での条件に差が無くなってきている。
≪新宿歌舞伎町地区≫
○出店希望に関しては、例年の様な12月の繁忙期のオープンに向けた勢いは見られず停滞状態が続いている。また、マッサージ店の出店を希望する物件希望者が増えているが、低予算で物件の状態が良いものがあれば検討するというスタンスであり、意欲は乏しいといえる。
○空室に関しては、バー・クラブ・飲食店共に店舗物件の空室増加が続いているが、内装状態の良い小規模居抜き物件は比較的ニーズがあり、空室物件の二極化が目立っている。
○需要に関しては、飲食店舗では1階・20〜40坪前後、バー・クラブでは10〜20坪前後の居抜き物件・リース物件の需要が多い。スケルトン物件においては、立地が良い場合であっても初期費用面が負担となり、需要に乏しい状況が続いている。
○相場に関しては、リース物件で坪2万円半ば、店舗物件で坪1万円後半、事務所で坪1万円半ばであった。
≪渋谷地区≫
○出店希望に関しては、12月の繁忙期のオープンに向けた物件希望者は昨年と比較し増加しており、低層階限定・居抜き飲食店舗の出店希望が中心であった。
○空室に関しては、店舗物件は解約が減っており、空室も減少傾向にある。但し、大型物件や高額物件に関しては空室期間が長期化している状況に変わりはない。事務所物件は小規模物件の需要は徐々に高まりつつあるが、以前として厳しい状況が続いている。
○需要に関しては、10坪〜20坪前後の路面・専用階段付きの地下1階及び2階の飲食店舗に需要が多くみられる。比較的、賃料の安価な物件であれば路面店でなくても反響は見られるが、30坪を超えるスケルトン物件については好立地であっても需要が少ない。
○相場に関しては、店舗物件で坪2万円前後、事務所で坪1万円半ばであった。
【各種成約状況データについて】
弊社仲介部門を通して契約をした成約条件を基に、3ヶ月毎にそれ以前の6ヶ月間に成約した賃貸条件の移動平均(除外割合20%)にて集計しております。
【株式会社スペーストラスト(旧社名:平山企画株式会社)について】
東京の主要商業地区である銀座、赤坂、新宿、渋谷、六本木、上野を中心に400棟以上の商業ビルを管理しております。とりわけソシアルビル(飲食店舗ビル)の管理を事業の中心に据え、都内主要商業地区(銀座、赤坂、新宿、渋谷、六本木)各地に営業所及び管理センターを配置しネットワークを構築しております。
【会社概要】
商号 : 株式会社スペーストラスト
代表者: 代表取締役社長 平山 仁
本社 : 東京都中央区銀座8-8-5 陽栄銀座ビル
創業 : 昭和30(1955)年10月20日
創立 : 昭和53(1978)年3月1日
資本金: 1億円
URL : http://www.spacetrust.co.jp