コンサルティング、内部統制・監査職の求人が昨対比で約7割増 2021年4月〜6月 ミドル・管理職・スペシャリスト採用動向
[21/07/16]
提供元:@Press
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[2021年7月16日 東京]
人材紹介事業を展開する業界大手の株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント(代表取締役社長:松園 健)は、この度、2021年4月〜6月(第2四半期)の日本国内におけるミドル・管理職・スペシャリスト人材の採用(※)動向を纏めましたのでお知らせいたします。
(※)日本国内の年収600万円以上の求人が対象
●コロナ禍で停滞していたコンサルティング職はIT/DX関連ビジネス需要の増加にともない採用活動が急速に活発化し、求人が前年同期比で66%増加
●国内企業および海外子会社のガバナンス改革・強化、IPOの活発化などを背景に、内部統制・監査関連職種の求人が前年同期比で66%増加
●専門技術者の高齢化や風力等の再生可能エネルギー開発および保守などの回復により、建築・土木系専門職の求人が61%増加
2021年4〜6月期の求人動向は、2020年4月に発出された緊急事態宣言の影響により停滞していた反動を受け、前年同期比で大きく回復しました。ほぼ全ての職種において求人が増加し、各企業はコロナ禍においても次の成長基盤を整える姿勢であることがうかがえます。
【2021年4月〜6月 職種別新規求人数の増減】(2020年4月〜6月期比)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/267641/LL_img_267641_1.jpg
グラフ
●コンサルティング・アドバイザリー系専門職 - 66%増
コンサルティング関連職種は、IT/DX関連のビジネス需要の増加に伴い継続的に求人を受けていたものの、2020年第2四半期はコロナ禍により海外本国で大きな影響を受けた欧米系外資企業を中心に急速に採用活動が停滞しました。その後、2020年末頃から採用活動が活発化し、2021年4-6月期には前年同期比66%増と急速に回復しました。
(求人の平均年収:801万円〜1,470万円)
●内部統制・監査職 - 66%増
内部統制・監査関連の求人は、コロナ禍によりIPOの準備や外資系を中心に減少していたものの、コロナ禍からの正常化に加え、昨今のガバナンス改革、IPOブーム、海外子会社管理を含むガバナンス強化などを背景に、前年同期比66%増、コロナ前と比較しても32%増と大幅に回復しました。(求人の平均年収:773万円〜1,138万円)
●建築・土木系専門職 - 61%増
建築・土木分野ではコロナ前の水準の回復には至ってはいないものの、以前から専門技術者の高齢化と風力等をはじめとする再生可能エネルギー開発・保守といった長期トレンド、他に海外関連の案件の回復により、求人は61%増となりました。
(求人の平均年収:733万円〜1,074万円)
●Web・IT・クリエイティブ系職種
コロナ禍の消費市場は外出自粛に伴う販売eコマース化など、消費の変化にともない企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化や企業リモートワーク環境の整備の必要性などのニーズを受け、Web関連の求人が35%増、ITが35%増、クリエイティブ系(広告・デザイン・放送関連)が57%増と、デジタル関連の職種の求人が増加しました。なかでも、IT系の求人はコロナ前から増加傾向にあり、コロナ前の2020年1-3月期に比べても17%増となりました。
(IT関連求人の平均年収:735万円〜1,145万円)
●ライフサイエンス系専門職
コロナ禍などに影響を受けにくい産業であるライフサイエンス関連(医薬品・医療機器)関連の専門職での求人ニーズは、26%増と回復しました。
●総務・広報系職種
管理系専門職(特に「総務・広報」(8%増)等)のニーズは相対的に回復のペースが鈍化しています。しかし、2020年4-6月期の減少幅は限定的であり、求人数は安定しています。
●秘書・アシスタント・顧客対応職種
コロナ下での対面営業からネット等への急速な意向を背景に、カスタマーサービス職を中心に求人は一時的に増加しましたが、現在はコロナ前よりも低い水準に減少しています。その理由として、急速に必要になる時期を過ぎ少数の人員補充あるいは社内異動で対応しているケースが多いことが挙げられます。
■解説者プロフィール■
ジェイ エイ シー リクルートメント プリンシパルアナリスト 黒澤 敏浩
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/267641/LL_img_267641_2.jpg
JAC黒澤
ジェイ エイ シー リクルートメントの日本国内およびアジア各国から集計したグローバルな中途採用関連データに基づく分析を行っている。リクルートメントコンサルタントを経て人事・事業企画などを担当し、現職。(般社)人材サービス産業協議会 外部労働市場賃金相場情報提供研究会委員。早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員、日本証券アナリスト協会認定アナリスト。
■株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント
1988年設立。人材紹介専業では国内最大の東証一部上場企業であり、人材と企業を一人のコンサルタントが同時に担当する「両面型」スタイルの人材紹介会社としては国内最大の規模です。国際ビジネス経験をもつ人材の紹介を強みとしており、外資系企業、日系企業の海外事業を中心とするグローバル領域の売上が全体の50%以上を占めています。海外における人材採用については、英国・ドイツおよびアジア8ヵ国の拠点でサポートしています。より詳しい情報は、以下ホームページをご参照ください。
[URL] http://corp.jac-recruitment.jp (コーポレートサイト)
http://www.jac-recruitment.jp (転職サイト)
人材紹介事業を展開する業界大手の株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント(代表取締役社長:松園 健)は、この度、2021年4月〜6月(第2四半期)の日本国内におけるミドル・管理職・スペシャリスト人材の採用(※)動向を纏めましたのでお知らせいたします。
(※)日本国内の年収600万円以上の求人が対象
●コロナ禍で停滞していたコンサルティング職はIT/DX関連ビジネス需要の増加にともない採用活動が急速に活発化し、求人が前年同期比で66%増加
●国内企業および海外子会社のガバナンス改革・強化、IPOの活発化などを背景に、内部統制・監査関連職種の求人が前年同期比で66%増加
●専門技術者の高齢化や風力等の再生可能エネルギー開発および保守などの回復により、建築・土木系専門職の求人が61%増加
2021年4〜6月期の求人動向は、2020年4月に発出された緊急事態宣言の影響により停滞していた反動を受け、前年同期比で大きく回復しました。ほぼ全ての職種において求人が増加し、各企業はコロナ禍においても次の成長基盤を整える姿勢であることがうかがえます。
【2021年4月〜6月 職種別新規求人数の増減】(2020年4月〜6月期比)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/267641/LL_img_267641_1.jpg
グラフ
●コンサルティング・アドバイザリー系専門職 - 66%増
コンサルティング関連職種は、IT/DX関連のビジネス需要の増加に伴い継続的に求人を受けていたものの、2020年第2四半期はコロナ禍により海外本国で大きな影響を受けた欧米系外資企業を中心に急速に採用活動が停滞しました。その後、2020年末頃から採用活動が活発化し、2021年4-6月期には前年同期比66%増と急速に回復しました。
(求人の平均年収:801万円〜1,470万円)
●内部統制・監査職 - 66%増
内部統制・監査関連の求人は、コロナ禍によりIPOの準備や外資系を中心に減少していたものの、コロナ禍からの正常化に加え、昨今のガバナンス改革、IPOブーム、海外子会社管理を含むガバナンス強化などを背景に、前年同期比66%増、コロナ前と比較しても32%増と大幅に回復しました。(求人の平均年収:773万円〜1,138万円)
●建築・土木系専門職 - 61%増
建築・土木分野ではコロナ前の水準の回復には至ってはいないものの、以前から専門技術者の高齢化と風力等をはじめとする再生可能エネルギー開発・保守といった長期トレンド、他に海外関連の案件の回復により、求人は61%増となりました。
(求人の平均年収:733万円〜1,074万円)
●Web・IT・クリエイティブ系職種
コロナ禍の消費市場は外出自粛に伴う販売eコマース化など、消費の変化にともない企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化や企業リモートワーク環境の整備の必要性などのニーズを受け、Web関連の求人が35%増、ITが35%増、クリエイティブ系(広告・デザイン・放送関連)が57%増と、デジタル関連の職種の求人が増加しました。なかでも、IT系の求人はコロナ前から増加傾向にあり、コロナ前の2020年1-3月期に比べても17%増となりました。
(IT関連求人の平均年収:735万円〜1,145万円)
●ライフサイエンス系専門職
コロナ禍などに影響を受けにくい産業であるライフサイエンス関連(医薬品・医療機器)関連の専門職での求人ニーズは、26%増と回復しました。
●総務・広報系職種
管理系専門職(特に「総務・広報」(8%増)等)のニーズは相対的に回復のペースが鈍化しています。しかし、2020年4-6月期の減少幅は限定的であり、求人数は安定しています。
●秘書・アシスタント・顧客対応職種
コロナ下での対面営業からネット等への急速な意向を背景に、カスタマーサービス職を中心に求人は一時的に増加しましたが、現在はコロナ前よりも低い水準に減少しています。その理由として、急速に必要になる時期を過ぎ少数の人員補充あるいは社内異動で対応しているケースが多いことが挙げられます。
■解説者プロフィール■
ジェイ エイ シー リクルートメント プリンシパルアナリスト 黒澤 敏浩
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/267641/LL_img_267641_2.jpg
JAC黒澤
ジェイ エイ シー リクルートメントの日本国内およびアジア各国から集計したグローバルな中途採用関連データに基づく分析を行っている。リクルートメントコンサルタントを経て人事・事業企画などを担当し、現職。(般社)人材サービス産業協議会 外部労働市場賃金相場情報提供研究会委員。早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員、日本証券アナリスト協会認定アナリスト。
■株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント
1988年設立。人材紹介専業では国内最大の東証一部上場企業であり、人材と企業を一人のコンサルタントが同時に担当する「両面型」スタイルの人材紹介会社としては国内最大の規模です。国際ビジネス経験をもつ人材の紹介を強みとしており、外資系企業、日系企業の海外事業を中心とするグローバル領域の売上が全体の50%以上を占めています。海外における人材採用については、英国・ドイツおよびアジア8ヵ国の拠点でサポートしています。より詳しい情報は、以下ホームページをご参照ください。
[URL] http://corp.jac-recruitment.jp (コーポレートサイト)
http://www.jac-recruitment.jp (転職サイト)